建売住宅は恥ずかしい?安いから?おすすめする理由を紹介

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一建設の分譲戸建住宅
一建設の分譲戸建住宅は年間約9,000棟以上を供給、国内トップクラスの販売戸数を誇ります。また住宅性能表示制度5分野7項目の最高等級取得を標準化。
お客さまとご家族に安心して住んでいただける住まいをお届けします。
建売住宅は、一般的に安価で手に入りやすいことから、多くの方に選ばれています。しかし、一部の方からは「建売は恥ずかしい」といった偏見もあるようです。
果たして建売住宅は本当に恥ずかしいのでしょうか?この記事では建売住宅を選ぶメリットや、おすすめの理由を詳しく説明します。
建売住宅は、予算が限られている方や手間をかけたくない方にとって、とても魅力的な選択肢です。もちろんデメリットもありますが、上手に活用すれば、理想の住まいを手に入れられるかもしれません。建売住宅の購入後に後悔しないためのポイントも解説しているのでぜひ参考にしてください。
1. 建売住宅は恥ずかしい?
建売住宅はあらかじめ設計や施工が決まっているため、個性的な外観や間取りを希望するのは難しいことがあります。
さらに注文住宅に比べて、自分好みの仕様を選べないことから、「個性がない」と感じられるかもしれません。また、近隣に同じような家が並んで建つことで、「画一的」だと思われがちです。建売住宅は恥ずかしいと感じる方もいますが、実際にはメリットが多数あります。
2. 建売住宅は恥ずかしいといわれる理由

「建売住宅は恥ずかしい」といわれる理由として、以下の3つが挙げられます。ここではそれぞれどのような内容なのかを解説します。
- 外観に個性がない
- ステータスが気になる
- 安っぽく見える場合がある
2.1. 外観に個性がない
建売住宅は設計や建材の規格化によって低価格を実現していますが、その結果としてオリジナリティーに欠けるという課題があります。建売住宅はあらかじめ設計が決まっているため、外観や間取りなどを自由に変更することが難しく、近隣に同じような家が並んで建つことが多いです。
そのため、個性的な住まいを求める方からは「画一的」「個性がない」と感じるかもしれません。その一方で、建売住宅にはコストパフォーマンスの良さや工期の短さなどのメリットがあり、予算や工期に制約がある方にとっては魅力といえます。
また、自分や家族のライフスタイルや嗜好に合わせてできる限りオリジナリティーを出せるよう、間取りや設備の変更などが可能なケースもあります。どうしても気になるなら不動産会社の担当者に相談すると良いでしょう。
2.2. ステータスが気になる
「建売住宅はステータスが低い」と感じる方が存在するのは事実です。建売住宅は土地と建物がセットで販売されるため、自分で土地を選べない点も、注文住宅に比べて自由度が低いと感じられる要因となっています。
さらに、建売住宅は注文住宅に比べて価格が低めに設定されており、一部の方からは「安い=質が低い」といったイメージを持たれることもあるでしょう。このように、建売住宅に対して注文住宅よりも劣るというステータスの差を感じる方がいるのが現状です。
ただし、近年では建売住宅の品質が向上し、注文住宅との差が縮まってきているのも事実です。また、予算や工期の制約から建売住宅を選択する方も多く、必ずしも劣等感を感じる必要はないと考えられます。
2.3. 安っぽく見える場合がある
建売住宅は同じ建物が並んでおり、一目でわかる外観なので、安っぽく見える場合があります。注文住宅と比べると建売住宅は量産型として見られ、建材や設備の質が劣っていると感じられることがあるでしょう。建売住宅は標準的な設計が多いことから、安く見えてしまうといわれています。
また、建売住宅と注文住宅の違いを下記のコラムで詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
>>建売と注文住宅の違いは?価格差や特徴の比較から選び方の目安までをご紹介
3. 建売住宅は恥ずかしくない理由
建売住宅が恥ずかしくない理由、メリットとして以下の項目が挙げられます。
- 実際に物件を見ることができる
- 土地と建物セットで購入できる
- コストパフォーマンスが良い
- 購入までの手続きが簡単
- 購入から入居までの期間が短い
- 効率よくマイホームを手に入れることができる
- 間取りがコンパクトで掃除がしやすい
また、建売住宅のメリットやデメリットを下記で紹介しているので、参考にしてください。
>>建売住宅のメリット・デメリットとは?購入時の注意点や向いている方の特徴も紹介
3.1. 実際に物件を見ることができる
建売住宅の大きな魅力の一つは、実際に完成した物件を内覧できることです。建売住宅はすでに設計・施工が完了している状態のため、内覧時に実際の建材や設備、日当たり、間取りなどを確認できます。注文住宅と比べて入居後の生活イメージがしやすいです。
また建売住宅の内覧では、物件の住環境も確認でき、立地条件や近隣の様子など、入居後の生活を具体化できます。このように、建売住宅は完成した物件を実際に見られるため、注文住宅と比べて入居後のイメージがしやすく、安心して購入できるメリットがあるでしょう。
下記では建売住宅を見学する際の注意点・ポイントを解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。
>>建売住宅を見学する際の注意点・ポイントは?当日のチェックリストもご紹介
3.2. 土地と建物セットで購入できる
注文住宅の場合、土地探しから始める必要がありますが、建売住宅は土地付きで販売されているため、その手間が省けます。また、建売住宅は土地と建物がセットで販売されているため、融資の手続きが簡単です。注文住宅のように、土地と建物の融資を別々におこなう必要がありません。
さらに建売住宅の価格には土地代が含まれているため、注文住宅と比べて予算を立てやすくなります。購入までの流れをスムーズに進められるのが大きな魅力といえるでしょう。
3.3. コストパフォーマンスが良い
建売住宅は大手ハウスメーカーが大量生産することで、コストを抑えつつ高品質な物件を提供できるのが特徴です。
建売住宅の値段相場が知りたい方は下記をご覧ください。
3.4. 購入までの手続きが簡単
注文住宅の場合、土地購入時の「土地売買契約」や住宅建設時の「建築工事請負契約」などの手続きが別々に必要となりますが、建売住宅では不要です。建売住宅の場合は物件決定後に売買契約時に手付金を払い、残金を住宅ローンで賄えば、手続きが完了します。
さらに建物のみに適用される住宅ローンも活用できるため、資金繰りがしやすくなります。このように建売住宅は注文住宅に比べて物件選択から購入手続きまでがシンプルで、資金面でも有利な点が多いのが特徴です。
3.5. 購入から入居までの期間が短い
建売住宅は完成済みなので、購入後すぐに入居できるのも利点の一つです。このように、建売住宅は注文住宅に比べて物件選択から購入手続きまでがシンプルかつ即入居が可能なのが大きなメリットといえます。忙しい現代人にとって、こうした利便性は大きな魅力でしょう。
また、建売住宅を購入するまでの流れを下記で紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。
>>建売を購入する際の流れとは?契約から入居までの期間や注意点も紹介
3.6. 効率よくマイホームを手に入れることができる
建売住宅の場合、外観、間取り、設備などを実際に確認できるため、工務店との打ち合わせが数回で済みます。一方、注文住宅では、設計段階から完成まで何度も打ち合わせが必要です。
建売住宅は土地探しの手間が省けるのも大きなメリットといえるでしょう。これらの理由から、建売住宅は注文住宅に比べて効率的にマイホームを手に入れられます。
3.7. 間取りがコンパクトで掃除がしやすい
建売住宅では多くの方が使いやすい仕様が標準になっており、扱いやすい人工大理石にしたり、汚れにくい間取りの設計をしたりなど、掃除のしやすさも考慮されています。
キッチンや浴室、収納スペースなどが掃除しやすいよう工夫されています。長年住み続けていくうえで、手入れのしやすさは大きなメリットといえるでしょう。
4. 建売住宅は恥ずかしいと感じて注文住宅と迷ったら

建売住宅と注文住宅のどちらを選択すれば良いのか迷った場合は、自分や家族にとってどちらがメリットになるかを見てみましょう。
4.1. 建売住宅がおすすめの方
建売住宅は、以下のような方におすすめです。
- 予算が限られている
- すぐに入居したい
- 手入れのしやすさを重視したい
- デザインにこだわらない
- 大手ハウスメーカーの商品を検討したい
建売住宅は、注文住宅に比べて比較的リーズナブルな価格設定が特徴です。さらに建築中から販売されることが多く、短期間で入居できるのがポイントです。
また、建売住宅は標準仕様が多く、キッチンや浴室、収納スペースなどが掃除しやすいよう設計されています。大手ハウスメーカーの建売住宅は、品質や性能が注文住宅に匹敵するものもあります。
4.2. 注文住宅がおすすめの方
注文住宅は、以下のような方におすすめです。
- 家族や自分の理想の家を建てたい
- お金や時間に余裕がある
- こだわりの設備や機能を取り入れたい
注文住宅なら、設計から施工まで時間がかかりますが、間取りや外観、設備などを自由にカスタマイズできます。また工事の過程を見られるのが利点です。
注文住宅について詳しく知りたい方は、併せて下記のページをご覧ください。
>>注文住宅とは?どのような意味?メリット・デメリットもわかりやすく解説
5. 建売住宅購入後に後悔しないために抑えるべきポイント
建売住宅を購入した後に後悔しないためには、下記のポイントを抑えておきましょう。
- 事前に希望条件の優先順位を決めておく
- 余裕のある資金計画を立てる
- 複数の業者を比較する
- アフターサービスが充実しているか確認しておく
- コミュニケーションを密に図る
- 間取りや生活動線を細かくチェックする
下記では建売住宅でよくある後悔について解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。
>>建売住宅で後悔したことは?失敗しないための確認ポイントを解説
5.1. 事前に希望条件の優先順位を決めておく
建売住宅を購入する際は、家族構成や将来的なライフプランを見据えて慎重に検討し、希望条件の優先順位を明確にしておくことが重要です。さらに子どもの数や年齢、高齢者の有無など、家族の生活スタイルに合った間取りや設備も必要です。
その他のポイントとして、現在の仕事場所や通勤時間、子どもの通学環境など、ライフスタイルに合った立地条件を選ぶようにしましょう。建売住宅の購入は家族全員に関わる重要な決断です。家族の意見を十分に聞き、コミュニケーションを図ることで、失敗のない選択につながります。
5.2. 余裕のある資金計画を立てる
建売住宅を購入する際は慎重に検討し、余裕を持った資金計画を立てることが重要です。建売住宅の購入価格に加えその他の初期費用として、申込金、登記費用、引っ越し費用など総額で購入価格の10~12%が必要となります。これらの費用を事前に把握しておくことが大切です。
さらに月々の住宅ローン返済はもちろん、固定資産税、修繕費、光熱費などの長期的なランニングコストを見積もる必要があります。自分の財務状況に合った物件を選ぶことが重要です。予算オーバーを避けるため、余裕を持った資金計画を立てましょう。
下記では建売住宅にはいくら頭金が必要なのかを解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。
5.3. 複数の業者を比較する
建売住宅を選ぶ際は、複数の業者を比較し、自分に合った業者を見つけることが重要です。それぞれの特徴や実績を比較し、自分のニーズに合った業者を見つけましょう。
また、業者に直接相談し、間取りや設備、価格など、自分の疑問点を解消してもらうことも大切です。信頼できる業者と良好な関係を築くようにしましょう。
5.4. アフターサービスが充実しているか確認しておく
建売住宅のアフターサービスには、無料の修理サービスや定期的なメンテナンスなどが含まれます。サービスの内容や期間は業者によって異なるため、事前に確認しましょう。
建売住宅の購入後も、ハウスメーカーや工務店から長期にわたるサポートを受けられることが重要です。修理対応の迅速さや、住まい方のアドバイスなど、サポート体制を確認します。アフターサービスの内容が手厚いほど、長期的に快適に住み続けられます。
特に人気の高い建売住宅メーカーは、充実したアフターサービスを提供していることが多いため、そうした業者を選ぶのがおすすめです。また、実際にサポートを受けている方の口コミを参考にするのも一つの手段といえます。
5.5. コミュニケーションを密に図る
建売住宅を選ぶ際は担当者と直接話し合い、自分のニーズや要望を丁寧に伝えることが重要です。担当者は専門家なので、建物の特徴や注意点などを詳しく説明してくれます。
建売住宅は一度購入すると変更が難しいため、自分に合った物件かどうか、十分に検討する必要があります。担当者と密に話し合い、納得いくまで物件の詳細を確認しましょう。
5.6. 間取りや生活動線を細かくチェックする
「生活動線」とは、家の中で寝室から浴室や台所など、日常的に移動する経路のことです。この動線が適切であるかを確認することで、家事の効率化や快適な生活につながります。間取りが適切でないと、台所と玄関が離れていて荷物の運搬や作業が大変になり、日常生活に支障をきたす可能性があります。
建売住宅であればモデルハウスを見学でき、実際の生活動線や間取りを確認できます。動線の流れや部屋の配置など、細かいところまで確認しましょう。また、内覧の際に気になる点があれば、担当者に直接質問して解消することが大切です。
6. 建売住宅は恥ずかしいに関するQ&A

建売住宅に関するよくある質問をまとめました。これから購入する際に役立ててください。
6.1. 売れ残った建売住宅はどうなる?
新築物件がそのまま1年間売れずにいると、「未入居の中古物件」に切り替わります。新築物件には「瑕疵担保責任保険」が適用されますが、中古物件では適用されなくなります。中古物件になれば安く入手できますが、瑕疵担保責任保険がないため万が一瑕疵が発見されても中古住宅としての保証になります。
下記では未入居の中古物件を購入する際のメリットや注意すべきポイントを解説しているので、気になる方はぜひご覧ください。
>>建売住宅が売れ残る理由は?購入するメリットやチェックポイントを紹介
6.2. 建売住宅は何年もつ?
建売住宅の寿命は一般的に20〜30年程度といわれていますが、適切なメンテナンスを行えば、50年以上持続することができます。建物の構造によって異なり、耐用年数の目安は木造22年、軽量鉄骨造27年、重量鉄骨造34年です。
高品質な材料や施工が行われていたり、定期的なメンテナンスを行ったりすれば寿命を伸ばせます。購入を検討する際は、建物の品質や立地条件、ライフサイクルコスト(LCC)などを総合的に検討することが重要です。
また、建売住宅の寿命に関して以下のコラムで解説しています。併せてご覧ください。
>>建売住宅の寿命は?注文住宅より短いのは誤解?長持ちの方法も紹介
7. 建売住宅は恥ずかしいわけではない
建売住宅は「個性がない」「安い」といったイメージがありますが、決して恥ずかしいわけではありません。建売住宅は注文住宅に比べて価格が手頃で、入居までの期間も短いなどメリットが多いことから人気が高まっています。
また、すぐに入居できるため予定が立てやすく、引っ越しの手間も少なくて済みます。
建売住宅は、注文住宅に比べて個性的ではありません。しかし予算や入居時期などの条件に合わせて選択できます。自分に合った住宅を見つけるためには、建売住宅のメリットを理解し、注文住宅との違いを比較検討することが重要です。