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建売を購入する際の流れとは?契約から入居までの期間や注意点も紹介

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目次

念願のマイホームとして建売住宅の購入を検討している方も多いのではないでしょうか。建売住宅は注文住宅に比べてコストが抑えられるほか、購入に際しての手間が少なくて済むのが魅力です。

この記事では、そんな建売住宅を購入する際の流れを段階ごとに解説します。契約から入居までにかかる期間や購入にあたっての注意点もご紹介するので、マイホーム検討時の参考にしてください。

1. 建売住宅購入の流れは?

建売住宅とは、建物と土地がセットで販売されている住宅のことをいいます。建物が建築中もしくは建設予定の時点で販売されるものもありますが、多くは建物が完成した状態で販売されるのが特徴です。

建売住宅は注文住宅に比べてコストや手間がかからないことから、手軽に新築のマイホームを手に入れたい方を中心に人気です。また、購入手続きがスムーズな点も魅力ですが、具体的にどのような流れで購入が進んでいくのか見ていきましょう。

なお、建売住宅の特徴などはこちらの記事でも解説しています。併せてご覧ください。
>>建売住宅とは? 魅力や注意点、注文住宅や分譲住宅との違いまで解説!

1.1. 契約前

まず、建売住宅の売買契約締結に至るまでの流れを以下の段階ごとに見ていきます。

1. 予算の計画を立てる
2. 物件を見つける
3. 物件の見学
4. 物件購入の申し込み
5. 住宅ローンの事前審査

1.1.1. 予算の計画を立てる

マイホームは一生のなかでも数少ない大きな買い物であり、予算計画をしっかり立てる必要があります。多くの方は住宅ローンの利用が前提となるので、こちらのシミュレーションを使って、自分の年収や毎月の返済可能額から予算を試算してみましょう。
>>「ローンシミュレーション」で住宅購入予算を試算してみる

新築住宅の取得時には、各種補助金や助成金が利用できます。詳しい制度内容はこちらの記事で解説しています。併せてご覧ください。
>>新築住宅を購入した際に利用できる補助金・助成金・減税制度をご紹介!

またこちらの記事では、一戸建てのマイホーム購入にかかる費用の目安を解説しています。
>>一軒家の購入にいくら必要?購入のポイントと注意点を解説!

1.1.2. 物件を見つける

予算計画が固まったら次に希望条件を決め、物件探しを始めます。まずは住みたいエリアや沿線から探してみるのがおすすめです。エリアの大まかな相場を確認したうえで、予算に収まらないようであれば、範囲を広げたり、ほかのエリアも候補に加えたりしましょう。

建売住宅の探し方はこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
>>建売住宅の探し方とは?選ぶポイントや探す手段を解説!

1.1.3. 物件の見学

気になる物件があったら、実際に内覧してみましょう。完成済みの物件を現地で事前に見学できるのは建売住宅の大きな魅力です。内外装はもちろんのこと、設備の有無や仕様、周辺環境なども併せてチェックし、その家での生活シーンをイメージすることが大切です。

1.1.4. 物件購入の申し込み

内覧を経て欲しい物件が決まったら、物件の購入申し込みをおこないます。申し込みは「購入したい」という意思表示にすぎず、この時点では購入が確定したわけではない点に注意が必要です。物件によっては、購入申し込みの際に10万円程度の申込証拠金(申込金、予約金)を求められることがあります。購入に至らなかった場合、申込証拠金は全額返還されます。

1.1.5. 住宅ローンの事前審査

住宅ローンを利用したい場合、融資を受けられることが購入の前提条件になります。そのため、物件の購入申し込みと並行して住宅ローンを申し込み、金融機関による事前審査を受けなければなりません。

住宅ローンには「事前審査(仮審査)」と「本審査」があり、事前審査では次の書類が必要です。

  • 本人確認書類
  • 収入証明書類(源泉徴収票、課税証明書など)
  • 物件確認書類

1.2. 売買契約~入居

住宅ローンの事前審査が通れば、いよいよ売買契約へと進んでいきます。契約締結から入居までの流れは以下のとおりです。

1. 重要事項説明を受ける
2. 売買契約を締結する
3. 住宅ローンの本審査
4. 登記申請
5. 立会検査
6. 引き渡し
7. 入居

1.2.1. 重要事項説明を受ける

売買契約締結にあたっては、宅地建物取引士から事前に重要事項説明を受けます。重要事項には、法令上の制限やインフラの整備状況などの物件に関する事項、契約解除や瑕疵担保責任(契約不適合責任)などの取引条件に関する事項などが含まれます。住宅を購入するうえで文字どおり重要な内容が書かれているため、不明点や懸念点があればその場で確認しましょう。

1.2.2. 売買契約を締結する

通常、購入申し込みから1週間〜10日程度のうちに売買契約を締結する必要があります。また、契約締結に合わせて手付金を支払います。手付金とは「売買する意思があること」を示す目的で買い主が支払うお金で、物件購入費用の一部に充当されます。すでに完成している建売住宅では、代金の5〜10%程度が相場となっています。

なお、売買契約書には「住宅ローン特約」を設けるのが一般的です。売買契約締結時にはまだ住宅ローンが組めるかどうかが確定していません。そのため、買い主が住宅ローンを借り入れられなかった場合に違約金を支払わなくても無条件で契約を解除できる旨の特約を設けます。

1.2.3. 住宅ローンの本審査

売買契約を締結したら、確定した物件代金で住宅ローンの本審査に進みます。本審査には金融機関のほか信用保証会社も加わり、事前審査よりも厳密な審査がおこなわれます。審査には1週間程度かかるのが一般的です。

本審査を無事に通過すればローン契約を締結し、融資が実行されます。ローン契約に際しては手数料をはじめとした諸費用がかかるため注意しましょう。

住宅ローンにかかる手数料の詳細はこちらの記事で解説しています。併せてご覧ください。
>>住宅ローンの手数料ってなに?相場や保証料を解説

1.2.4. 登記申請

引き渡し・入居の前に、各種登記をおこなう必要があります。登記は自分でおこなうこともできますが、手間や時間がかかるため、司法書士に依頼するケースが大半です。建売住宅購入にともなって必要なのは次の登記です。

  • 建物表題登記
  • 所有権移転登記
  • 所有権保存登記
  • 抵当権設定登記(住宅ローンを利用する場合)

1.2.5. 立会検査

引き渡しの前には、物件に汚れや損傷などの不具合がないか、不動産会社と買い主双方で確認する立会検査がおこなわれます。完成済みの建物を購入する建売住宅では、建設中の状況を確認できません。そのため、不備や気になるところがないかを立会検査で入念にチェックすることが大切です。

1.2.6. 引き渡し

立会検査で特に問題がなければ、不動産会社から買い主へ物件の引き渡しがおこなわれます。住宅ローンを利用する場合は、融資を受ける金融機関の店舗で実施されるのが一般的です。買い主、売り主である不動産会社の担当者ら関係者が集まり、必要な手続きをおこないます。

通常、住宅ローンの融資実行後、その資金で同日に残金を決済。決済の確認が取れたら物件の鍵を買い主に渡し、物件の引き渡しが完了となります。

1.2.7. 入居

引き渡し完了後、引っ越しして入居すると新たなマイホームでの生活がスタートします。資金計画を立てる際は引っ越し代も支出として見込んでおきましょう。

2. 建売住宅を購入してから入居までの期間は?

ここまで、建売住宅の購入の流れを見てきましたが、購入に向けた検討を始めてから新居へ入居するまでには、どれくらいの期間がかかるのでしょうか。

通常、建売住宅の購入検討開始から入居までにかかる期間の目安は約1年です。このうち、売買契約を締結してから入居までは3ヵ月程度のケースが多くなっています。つまり、約1年の多くを検討期間が占めています。したがって、物件の検討から契約締結までがスムーズに進めば、トータルの期間も短縮できるでしょう。

また、賃貸物件に住んでいる方は新居の入居時期にあわせて、住んでいる物件の契約を終了させる必要があります。賃貸借契約書に目を通し、契約更新の時期や退去の事前告知に要する期間をチェックしておきましょう。

3. 建売住宅を購入する際に気をつけたいポイント

建売住宅を購入するにあたっては、以下に挙げる4つのポイントに気をつけましょう。

3.1. 周辺環境を実際に見る

暮らしやすさは物件の居住性だけで決まるわけではありません。周辺環境の良し悪しも日々の生活の快適性を大きく左右する要素です。近隣住民の様子やマナー、学校・病院・スーパーなど生活に欠かせない施設の状況など、生活に直接関係する周辺環境を事前にチェックしておきましょう。物件周辺を実際に歩くなどして自分の目で確かめるのがおすすめです。

3.2. 重要事項説明をきちんと聞く

前述のとおり、売買契約締結の前には宅地建物取引士から重要事項が説明されます。その名のとおり、重要事項には今後の生活に大きな影響を及ぼす可能性のある重要な内容が含まれています。宅地建物取引士の説明をしっかり聞いたうえで、不明点や疑問点を解消しておくことが大切です。

特に、川や海が近かったり地震の発生確率が高かったりするエリアでは、ハザードマップでの所在地の災害時の被害想定や避難経路をチェックしておきましょう。

3.3. 立会検査で物件の状態を確認する

これも前述のとおり、引き渡し前には現地で立会検査がおこなわれます。立会検査は、所有権が移る前に物件の状態をすみずみまで確認できる最後の機会です。内外装の仕上げだけでなく、設備や構造部に不具合がないかもしっかりとチェックしましょう。

3.4. アフターサービスの内容を確認する

建売住宅は比較的手頃な価格で購入できるとはいえ、長く住み続ける大切なマイホームです。将来にわたって快適に暮らせるよう、契約した不動産会社のアフターサービスの内容も事前に確認する必要があります。どのようなサービスを何年間受けられるのか、サービス内容に不足はないかなどの点を確かめておきましょう。

4. まとめ

建売住宅は物件が完成済みの状態で購入するため、購入までの流れは比較的スムーズです。検討を始めてから入居するまでには約1年かかるのが一般的ですが、順調に検討が進めば期間を短縮できます。購入にあたって最後にご紹介した4つのポイントを意識し、後悔なくマイホームを手に入れられるようにしましょう。

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