一戸建てで毎月かかるお金はどれくらい?維持費を抑えるコツも併せて紹介
目次
一建設の分譲戸建住宅
一建設の分譲戸建住宅は年間約10,000棟を供給、国内トップクラスの販売戸数を誇ります。また住宅性能表示制度5分野7項目の最高等級取得を標準化。
お客さまとご家族に安心して住んでいただける住まいをお届けします。
一戸建てを購入すると、毎月さまざまなお金の支払いが発生します。安定した生活を送るためには、いくらの出費があるのか把握することが大切です。
しかし、一戸建てを購入した方でも、実際にどれくらいのお金がかかるのかを知らない方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、一戸建てで毎月かかるお金の種類や金額、出費を抑えるコツをご紹介します。
1. 一戸建てで毎月かかるお金は?
一戸建てを所有すると、ランニングコストが発生します。主なランニングコストには、住宅ローンや税金、修繕費、保険料があります。平均的な費用は、年間で30万円~50万円ほどです。月額に換算すると2.5万円~4万円なので、家計にとって小さくない負担となるのではないでしょうか。
一戸建てにかかる費用は、築年数や住んでいる地域、保険会社などの条件により変わります。住宅購入後も余裕のある暮らしができるよう、事前に毎月かかるお金を知っておきましょう。
2. 一戸建ての維持に毎月かかるお金
一戸建てを所有すると、住宅ローンや税金などが発生します。ここでは、一戸建ての維持に毎月かかるお金をご紹介します。
2.1. 住宅ローン
一戸建てを購入する際、一般的には住宅ローンを組んで資金を用意します。住宅ローンの借入期間の最長年数は、一般的には35年間です。国土交通省が発表した令和4年住宅市場動向調査報告書によると、住宅ローンの年間返済額は174万円となっています。月額に換算すると14.5万円です。
(参考:国土交通省「令和4年住宅市場動向調査報告書」)
2.2. 税金
一戸建てにかかる税金には、固定資産税と都市計画税があります。
2.2.1. 固定資産税
固定資産税とは、土地や建物を所有している方に課せられる税金で、市区町村に納める地方税です。固定資産税の税率は1.4%ですが、土地・建物の大きさや居住する地方により異なります。一戸建ての購入価格に税率の1.4%をかけるのではなく、市区町村が算定する固定資産税評価額が基準となります。
例えば、固定資産税評価額が1,000万円の場合、固定資産税の納付額は年間で14万円です。ただし、一戸建ての所有者が自分で計算をする必要はなく、市区町村の担当者が計算をし、納付書が郵送されてきます。
固定資産税の納付は、年4回の分割方式が基本です。ただし、納付書は4回分がまとめて送られてくるため、一括での支払いもできます。
固定資産税は、2024年3月31日までに新築された一戸建ては、3年間は納税額が50%に減額される措置が取られています。その他にも、小規模な土地に適用できる住宅用地の特例や、省エネを目的にリフォームを実施した一戸建てに適用できる省エネ改修促進税制などがあります。
2.2.2. 都市計画税
都市計画税は、市街化区域内に一戸建てを所有している方に課税される税金です。都市計画税の納付額は、最高税率の場合で固定資産税評価額の0.3%となっています。つまり、固定資産税評価額1,000万円の一戸建てを所有している場合は、年間3万円を納税します。自治体によっては税率がもっと低いケースもあります。固定資産税と同じく、年4回に分けて支払います。
都市計画税にも税額を軽減する住宅用地の特例があります。住宅用地の特例を利用すると、土地の面積が200平方メートル以下の場合は税額が1/3になり、200平方メートル超の場合は税額が2/3になります。
2.3. 保険料
住宅ローンは多くの場合、所定の条件を満たす火災保険への加入が条件となっています。火災保険料は、住宅の広さや保険金額などにより大きく変動します。また、地震による被害の補償までカバーをするかも大きなポイントです。
大手損保会社の火災保険に加入するのであれば、地震保険なしで年間保険料は3万円~5万円。地震保険ありの場合は、年間10万円前後です。
2.4. メンテナンス費用
新築時には真新しかった壁やフローリング・設備なども、時が流れるにつれてメンテナンスが必要になります。新築から10年が経過すると、徐々に以下のようなメンテナンス費用がかかってきます。
- キッチンやお風呂などの水回り
- 壁紙やフローリングの張り替え
- 屋根や外壁の再塗装
一戸建てのメンテナンス費用は、新築から30年間で500万円前後が必要とされています。急なメンテナンスが必要になっても慌てないよう、毎月1~2万円を積み立てておくといいでしょう。
3. 一戸建て購入後のシミュレーション
ここでは、一戸建て購入後に発生する固定資産税と都市計画税・各種保険料をシミュレーションします。
3.1. 都内新築6,000万円の一戸建て
東京都の平均的な延べ床面積は、国土交通省の資料によると64.48平方メートルです。この延べ床面積を基準に税金や保険料を簡単に試算すると、以下のようになります。
固定資産税 | 137,900円 |
都市計画税 | 59,100円 |
火災保険料(地震保険あり) | 57,290円 |
3.2. 地方新築3,000万円の一戸建て
地方で新築3,000万円、延べ床面積93.52平方メートルの一戸建てを購入した場合の、年間にかかる費用は以下のとおりです。
固定資産税 | 69,393円 |
都市計画税 | 29,740円 |
火災保険料(地震保険あり) | 29,950円 |
※上記は一例です。実際の納付額はさまざまな条件により変わります。
4. 一戸建てに毎月かかるお金をマンションと比較すると?
マンションの購入を検討している方も、毎月かかるお金の把握は欠かせません。ここでは、一戸建てとマンションにかかる費用を比較します。
4.1. 税金
マンションにも固定資産税と都市計画税は課税され、一戸建てよりも高くなる傾向にあります。固定資産税と都市計画税が高くなる理由には、建物の耐用年数の違いがあります。一戸建て(木造)の耐用年数は22年、マンションの耐用年数は47年で計算され、マンションは評価額が減るのが遅いため、税金が高額になります。
4.2. 保険料
火災保険料は、建物の構造により大きく変化します。木造住宅は火災に弱いため保険料が高くなりますが、マンションのような鉄筋コンクリートの建物は耐火性が高く、保険料は安くなります。そのため、木造が多い一戸建てよりもマンションのほうが火災保険料は安いことが多くなっています。
4.3. メンテナンス費用
一戸建てのメンテナンス費用は、設備が破損した場合などに数十万円~数百万円単位でまとめて支払いが発生します。マンションの場合は、修繕積立金を毎月支払い、時期が来たらマンション全体をまとめて修繕します。マンションは毎月メンテナンス費用を支払う必要があるため、長期的には一戸建てよりも支払金額が多くなります。
4.4. その他かかる費用
マンションの場合は、駐車場代や管理費など、一戸建てにはない費用が発生します。駐車場代は、地域によって大きな差がありますが、月5,000円~3万円ほど。管理費の平均額は1.5万円前後です。管理費はマンション内の清掃や景観維持などに使われますが、一戸建てと比べると、居住者自身の掃除の手間はほぼかかりません。
5. 一戸建てで毎月かかるお金を抑えるコツ
耐久性のある素材を採用して省エネ対策などを実施すると、毎月の費用を減らせます。ここでは、一戸建てで毎月かかるお金を抑えるコツをご紹介します。
5.1. 耐久性のある素材を選ぶ
一戸建ての仕様を決める際は、耐久性の高い素材を選ぶとメンテナンス費用を減らせます。例えば、外壁は直射日光や雨風に晒されるため経年劣化しますが、一戸建ての一般的な素材であるサイディングよりもタイルのほうがメンテナンス費用は少額になります。
その他、フローリングや壁紙、水回りなど、劣化しやすい箇所に耐久性のある素材を選べば、メンテナンス費用を抑えられるでしょう。
5.2. 省エネ対策のある住宅を建てる
家庭で使用されるエネルギーのうち、およそ30%は冷暖房に使用されています。断熱や気密性に優れた省エネ対策の住宅を建てれば、冷暖房を効果的に使用でき、光熱費を抑えられます。
また、屋根に太陽光発電を設置すると毎日の電気代を抑えられるほか、電気が余れば電力会社への売却も可能です。
5.3. こまめにメンテナンスをおこなう
一戸建ては10年が経過するとメンテナンス費用が増えてきますが、こまめなメンテナンスによって劣化を遅らせられます。定期的なメンテナンスには以下のようなものがあります。
- 掃除と換気
- 外壁の劣化をチェックする
- 床下の点検やシロアリ対策
- 屋根やベランダなどの雨漏りチェック
こまめなメンテナンスは、一戸建ての劣化を遅らせるだけでなく、室内外をきれいに保てます。快適に暮らすためにも、メンテナンスの頻度を決め、忘れずに実施しましょう。
5.4. アフターサービスが手厚いハウスメーカーを選ぶ
一戸建てには、ハウスメーカーごとにさまざまなアフターサービスがあります。例えば、住宅の保証期間は10年が一般的ですが、20年や30年などの長期保証が付くケースがあります。また、入居後に定期点検を実施するハウスメーカーもあり、その場合はプロの目線でチェックがおこなわれます。自分で業者に依頼する必要がないため、メンテナンス費用を抑えられるでしょう。
リーブルガーデンでは、お引き渡しから6ヵ月後、2年後、5年後、10年後に定期点検を実施しています。その他、最長35年の延長保証も用意されており、子どもや孫に良好な状態で一戸建てを引き継ぐことも可能です。
アフターサービスが手厚いハウスメーカーをお探しの場合は、ぜひリーブルガーデンにお問い合わせください。
6. まとめ
一戸建てで毎月かかるお金には、税金や保険料・メンテナンス費用などがあります。平均的な費用は、年間30万円~50万円ほどです。マンションと比較すると、税金とメンテナンス費用はマンションが高くなり、保険料は一戸建てが高くなる傾向にあります。
これらのお金を抑えるには、建築時に耐久性のある素材を選び、こまめなメンテナンスが大切です。余裕のある暮らしを継続するためにも、毎月かかるお金を購入の前からしっかりと把握しておきましょう。