こんな建売住宅は買うな!避けるべき物件や失敗しない方法を紹介

目次
一建設の分譲戸建住宅
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お客さまとご家族に安心して住んでいただける住まいをお届けします。
建売住宅の購入は、一生に一度の大きな買い物ともいわれます。しかし、買うべきではない住宅を購入して「こんなはずではなかった!」と後悔する方も少なからずいらっしゃるようです。
この記事では、買うのを避けるべき建売住宅や、住宅購入で失敗しない方法をご紹介します。理想のマイホームを手に入れるためにも、ぜひ最後までご覧ください。
1. こんな建売住宅は買うな!【建物】
まずは建物に関して、購入の際に注意すべき、またチェックすべきポイントを6つご紹介します。
1.1. 価格が見合っていない
お手頃な価格帯であっても、周囲の相場と比べて大きく価格が異なる物件は避けるべき物件です。
住宅が安いのには、必ず何らかの理由があります。例えば、設備のグレードが低い、道路が狭くて駐車しづらい、使いにくい間取りになっているなどが挙げられます。事前に周囲の相場を調べ、価格がかけ離れていないか確認しましょう。
1.2. 点検口がない
床下や天井裏などをチェックするための点検口が付いていない家は、購入すべきではありません。
点検口は、購入前のホームインスペクションや入居後の保守点検などで使用します。点検口がない場合、床下などの見えない部分に不具合が発生した際に発見が遅れて劣化が進むためです。
点検口によりチェックできるのは以下の場所です。
- 床下
- 天井
- 屋根裏
上記の場所を点検できるようになっているか確認しておきましょう。
1.3. 建物に関する書類が揃っていない
建売住宅を購入する際は、以下の3つの書類が揃っているか確認してください。
- 建築確認済証
- 検査済証
- 地盤調査報告書
これらの書類が揃っていない場合、建物や土地に瑕疵がある、違法建築であるなどの可能性があります。建築確認済証があっても検査済証がないケースもあるため、3つの書類が揃っているかを必ず確認してください。
1.4. 日当たりが良くない
明るい室内で生活するには、日当たりが重要です。しかし、建売住宅は周囲に同じような住宅が立ち並ぶことが多く、日当たりが悪くなってしまうケースがあります。また、北向きの建売住宅も日当たりが悪くなります。
日当たりは洗濯物の乾きやすさにも影響するため、日々の生活で不便な思いをするかもしれません。カビが発生しやすいなど、建物の耐久性に影響を及ぼす場合もあります。建売住宅を購入する際は、日中の明るい時間にも内見をして、日当たりを確かめてください。
1.5. 間取りが不自由
建売住宅は間取りを自由に決められないため、実際に住んでから不自由を感じることがあります。動線や収納の数などは、生活をしてみないと判断が難しいためです。
間取りに不自由を感じると、購入後にリフォームが必要になるケースもあります。内見で実際の生活をイメージし、不自由だと思ったら購入は避けましょう。
なお、建売住宅のリフォームに関しては以下の記事で解説しています。
>>建売住宅を購入直後にリフォームするメリット・デメリットやリフォーム例をご紹介
1.6. 低品質の材料が使われている
建材の仕入価格が年々高くなっているため、コストを抑えるために低品質な材料が使われている建売住宅があります。質が低い材料は劣化しやすく、ゆがみやヒビが発生し、雨漏りや水漏れにつながる危険性があります。
2. こんな建売住宅は買うな!【土地】

続いて、建売住宅の土地に関してチェックすべきポイントを4つご紹介します。
2.1. 災害リスクが高い場所にある
もともと日本は災害の多い国ですが、建売住宅の立地によっては災害リスクが高い可能性があります。山の斜面が近い場合は土砂崩れ、川が近い場合は氾濫などの発生が想定されます。
災害リスクは、市町村が公開しているハザードマップで確認できます。リスクの高い土地は赤色で示されており、危険な土地は一目瞭然です。ぜひチェックしておきましょう。災害発生時の避難経路が記された防災マップも確認しておくと安心です。
2.2. 地盤が弱い
地盤が弱い土地は、災害時に以下のような被害が発生する恐れがあります。
- 建物自体の重みで傾く
- 地震で液状化現象が発生する
- 大雨で土砂災害が発生する
こうした被害に見舞われると、住宅として機能せず、住めなくなってしまうかもしれません。耐震性の高い住宅を購入したとしても、地盤が弱ければ意味をなさない可能性もあります。地盤調査報告書などで地盤の強さを確認してから購入しましょう。
2.3. 土地の境界が曖昧
土地の境界が曖昧なためにトラブルに発展するケースは少なくありません。それは建売住宅でも同様です。フェンスや塀などの外構が隣家へはみ出すなど、越境している事案もあります。外構工事が始まる前に境界線を確認して、隣人とのトラブルを未然に防ぎましょう。
2.4. 周辺環境に問題がある
建売住宅を購入する際は、建物や土地だけでなく周辺環境もチェックしましょう。周辺環境が悪いと日常生活に支障が出る可能性があるためです。
周辺環境をチェックする際は、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 繁華街が近く治安が悪くないか
- 駅までのアクセスは良好か
- 病院や役所などの公共機関が近いか
- 幹線道路が近く騒音がないか
3. こんな建売住宅は買うな!【建築会社】
建売住宅の品質は、立地や建物の構造、建材の質などだけで決まるものではなく、建築会社によっても違いが生まれます。以下のような会社の物件には十分に注意しましょう。
3.1. 品質管理が行き届いていない
業務の忙しさや管理体制の不備などにより、品質管理が行き届いていない建売住宅があります。品質管理ができていないと、重大な欠陥や施工不良が発生して、建築会社とトラブルに発展する恐れがあります。
しかし、一般の方が住宅の品質を正しく見極めるのは難しいです。住宅が完成すると壁や天井の中などが見えなくなってしまうため、確認はより困難となります。建設途中の現場を訪れてチェックするのがおすすめですが、すでに建物が完成していたり時間がなくて現場を訪問できなかったりする場合は、建築会社から建築中の写真を提供してもらい確認しましょう。
3.2. アフターサービスが良くない
建売住宅を購入する際は、建築会社のアフターサービスの充実度も重要なチェックポイントとなります。住宅は時間が経つにつれて劣化し、修繕が必要になるためです。
新築住宅では、構造上の主要な部分や屋根、外壁に関しては法律で10年間の保証が定められていますが、建築会社によっては法律で義務付けられているよりも手厚いアフターサービスが受けられます。購入前にアフターサービスの内容を確認し、納得してから購入しましょう。
3.3. 追加工事に対応しない・オプション工事が多い
建売住宅の本体価格が安価であっても、オプション工事が多く、結果的に高額になるケースがあります。また、一般的に標準仕様に含まれるものをオプション扱いにしている会社もあります。
何がオプションになるのかの確認はとても大切です。なかには追加工事やオプションに対応していない建築会社もあり、その場合は設備や外構などを希望の仕様にできない可能性もあるため、注意してください。
3.4. 一般的な施工期間より短い
建売住宅に必要な施工期間は一般的に4ヵ月ほどですが、スケジュールが詰まっている、早く販売したいなどの都合から短い期間で施工されるケースもあります。しかし、急いで作業をすると、重要な工程を飛ばしたり漏れが発生したりします。施工期間が短すぎると感じたら、その物件には注意が必要です。
4. 買わないほうが良いとされる建売住宅が販売される原因は?

品質に不安のある建売住宅は、残念ながら少なからず市場に出回っています。ではなぜ、そうした住宅が生まれてしまうのでしょうか。その3つの原因を解説します。
4.1. 過剰な工期短縮やコスト削減をしている
利益を重視するあまり、工期やコストを過剰に削減したり、安くて質の悪い建材を使用したりする建築会社があります。そうした住宅は不具合が発生しやすく、長く安心して生活できない可能性があります。
4.2. 価格を重視して購入する方がいる
人生で最も高い買い物といわれる住宅。少しでも安く購入したいと考えるのは当然のことです。なかには多少品質が低く欠陥のある家でも価格が安ければ購入したいと考える方もいますが、消費者側が価格だけでなく品質を重視するようにならなければ、低品質な建売住宅は減らないでしょう。
4.3. 業者の技術不足
住宅を建てる業者が必ずしも十分な建築技術を持っているとは限らないのも事実です。技術力の低い業者は価格が安い傾向にあり、結果的に質の悪い住宅ができあがってしまいます。
5. 建売住宅の購入で失敗を避ける方法は?
建売住宅を購入する際は、土地の情報収集や周辺の相場を知ることが大切です。ここでは、建売住宅の購入で失敗を避ける方法を解説します。
以下の記事では建売住宅の探し方に関して詳しく解説しています。併せてご覧ください。
>>建売住宅の探し方とは?選ぶポイントや探す手段を解説!
5.1. 土地の情報収集・ハザードマップの確認
末永く安全に暮らすには、災害の少ない場所に住宅を購入する必要があります。地盤に問題はないか、情報を収集しましょう。
また、ハザードマップで災害に巻き込まれやすい立地でないか確認することも重要です。ハザードマップをインターネットで公開している自治体も多く、すぐに危険度を調べられます。安全な地域を確認し、その地域の中から建売住宅を探してみましょう。
5.2. 相場に適した建売住宅を購入する
同じエリアの建売住宅の相場を調べ、検討している住宅の価格が相場とかけ離れていないかチェックしましょう。相場と比べて安すぎる場合は、品質が低い、地盤が軟弱など、何かしらの理由があるはずです。価格だけで判断すると、購入後に重大な欠陥が発見される場合もあります。
建物の相場に関しては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
>>建売住宅の相場・値段は?かかる費用や安い理由をご紹介
5.3. ライフスタイルに適しているか考える
家族構成や生活で重視するポイントなど、住宅がライフスタイルに適しているかをチェックしましょう。例えば、子どもがいる場合は病院や学校が近くにあることが大切です。塾や部活などで帰宅が遅くなる子どもがいる場合は、通学路に暗い道や死角の多い公園などがないかも確認すべきです。
駅や生活に必要な施設へのアクセスが良いかも、ライフスタイルと照らし合わせながら確認しましょう。
5.4. 建築会社の口コミを確認する
建売住宅の良し悪しは、十分な知識がなければ判断が難しいです。問題ないように思える住宅でも、見えない箇所に不具合があるかもしれません。
少しでも品質の良い住宅を購入するためには、建築会社の口コミも確認してください。どの建築会社の口コミにも多少は悪い評判がありますが、なるべく高評価が多い建築会社を選びましょう。建築棟数など、会社としてのこれまでの実績確認も大切です。
5.5. 見学・下見をして設備を確かめる
建売住宅は、チラシやインターネットの情報だけで購入してはいけません。内見で住居内や外観のチェックをしてから購入してください。
内見をする際は、以下のポイントをチェックします。
- ドアや窓の動きはスムーズか
- コンセントの位置は適切か
- 床鳴りはないか
- 水回りの動作は正常か
- 照明で十分な明るさが確保されているか
- 外壁にキズやひび割れがないか
これらに不具合を発見した場合、購入を控えるか補修をしてもらい、問題のない状態で入居しましょう。
また、日当たりは時間帯により変わりますし、昼間と夜間では周辺環境が大きく変わる地域もあります。朝・昼・夜など時間ごとに下見をするのがおすすめです。
建売住宅の見学に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
>>建売住宅を見学する際の注意点・ポイントは?当日のチェックリストもご紹介
6. 買わないほうが良いとされる建売住宅を購入した場合の対処法は?

万が一、購入した建売住宅に問題が発生したらどうすれば良いのでしょうか。その対処法を解説します。
6.1. 契約書を確認する
住宅の不具合に気がついたら、まずは契約書を確認します。契約書には、不具合があった場合の建築会社の対応が記載されているためです。建築会社には、契約に則り購入者をフォローする義務があります。契約書の内容をしっかり把握し、内容に反する対応がないか確認しておきましょう。
6.2. 建築会社に連絡する
建売住宅によっては、法律で定められた保証以外に無償でアフターサービスを提供してくれる場合もあります。ただし多くの場合、アフターサービスには期限が設定されているので、不具合を発見したら早めに建築会社に連絡しましょう。
6.3. 専門家に相談する
建築会社に連絡しても誠実に対応してくれない、反論できず言いなりになってしまうなど、問題が解決しない可能性もあります。自分だけで対応するのが難しいと感じたら、以下のような機関や専門家に相談してください。
- 不動産適正取引推進機構
- 国民生活センター
- 全国宅地建物取引業保証協会
- 弁護士
6.4. 再販を検討する
さまざまな対策を施しても問題が解決せず、住み続けるのが難しいと感じたら、住宅を売却するのも一つの方法です。売却した資金は、新しい住宅の購入に充てることができます。
ただし、住宅を買い替える場合は、同じ失敗をしないよう、前回の反省を必ず活かしましょう。
7. 建売住宅の購入ならリーブルガーデン
建売住宅を購入する際は、建物、土地、建築会社などの要素ごとにチェックすべきポイントを押さえましょう。地盤や周囲の相場などを知り、ライフスタイルに適しているかを検討したうえで、しっかりと品質を見極められれば、失敗は避けられます。自分だけでの判断が難しいと感じたら、早めに専門家に相談するのがおすすめです。
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