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建売住宅を見学する際の注意点・ポイントは?当日のチェックリストもご紹介

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目次

新築住宅と土地をセットで販売する建売住宅。完成済みの物件であれば、実際に建物を確認してから購入を判断できるのがメリットです。建売住宅の現地見学は購入にあたっての重要な判断材料になるものであり、しっかりとポイントを押さえておく必要があります。

この記事では、建売住宅の現地見学をおこなう意味や見学までの流れ、見学時のチェックポイントや注意点などを詳しく解説します。

1. 建売住宅の見学とは?

現地見学は、建売住宅の購入を具体的に検討するなかで気になる物件があった際におこないます。

マイホーム選びで後悔しないためには、現地見学が重要です。建売住宅の購入を検討する際、折込チラシやWebサイトに掲載されている画像や間取り図だけでは具体的なイメージがしにくいものです。現地見学をおこない、完成済みの物件内部や土地の状況、周辺環境などを実際に確認しておけば、購入前後のギャップを埋められるかもしれません。

なお、不動産会社や住宅メーカーが建売住宅を販売するためには、建築確認申請を受けて確認済証の交付を受けなければなりません。確認済証は設計段階で交付されるため、販売をおこなうタイミングによっては更地や建築中の状態での現地見学、もしくはモデルハウスの見学となる場合もあります。

2. 建売住宅を見学するまでの流れ

では、いざ建売住宅の現地見学をする場合、どのような段取りで進めていけば良いのでしょうか。見学までの流れをみていきます。

2.1. 事前予約をする

現地見学の希望日程を決めたら、販売する不動産会社や住宅メーカーへ事前に予約します。電話やWebなど、販売会社の指定する方法で予約しましょう。物件によっては当日その場で直接見学できる場合もありますが、事前に予約を取っておくとスムーズですし、事前予約により条件の近いほかの住宅を紹介してもらえたり、資料を用意してもらえたりとメリットも期待できます。

2.2. 資料請求をする

事前予約とともに、資料請求をしておくこともおすすめします。資料を事前に取り寄せておくと、見学当日までに確認したいことをまとめておけます。類似した建売住宅の資料も請求しておけば資料上で比較検討できるのもメリットです。

3. 建売住宅の見学までに調べるべきポイント

事前に必要な情報をインプットしておくことで、現地見学はより有意義なものになります。建売住宅の見学までに調べておきたいポイントをご紹介しましょう。

3.1. 価格帯

広告やWebサイトなどで販売価格を事前に調べておきましょう。販売価格から予算に見合った物件なのかチェックできるだけでなく、エリアの大まかな相場感をつかむことができます。複数の物件で販売価格を比較すれば、希望エリアの相場や予算内で購入可能な物件のイメージも見えてくるでしょう。

3.2. 面積・間取りの広さ

土地と建物の面積・間取りも基本的な確認事項です。だいたいの広さや部屋配置を把握しておくと、見学時のチェックをスムーズにできます。

また、駐車場や庭の広さもある程度把握しておきたいところ。マイカーの寸法も把握しておくと、見学時に駐車スペースのサイズや形状を見て駐車が可能か確認できて効率的です。

3.3. 自然災害リスク

自然災害リスクは購入の判断を大きく左右するポイントであり、早めに確認しておくのがおすすめです。物件のある自治体のWebサイトなどでハザードマップをチェックし、洪水や津波の浸水エリアに入っていないか、地震による液状化の心配はないかなど、リスクの有無を確認します。近くの避難場所も併せてチェックしておきましょう。

仮に自然災害リスクがあっても、内容を認識していれば販売担当者に具体的な質問ができて安心です。

3.4. 周辺の環境

生活利便性も家選びの重要な判断基準です。最寄り駅や周辺の商業施設、生活利便施設までのルートや交通の利便性などを、マップや現地で事前に確認しておきましょう。

3.5. 同時に販売されている棟数

分譲地販売の場合、同時に販売されている棟数もチェックしましょう。同時に多くの棟数が販売されている場合、周辺は新たに開発がおこなわれた住宅地です。ほかの入居者も新たに引っ越してくる方が中心と考えられ、同じような年齢層・家族構成の住民が集まる可能性があります。

また、大規模な分譲住宅地は区画が整理されており、道路や公園が整備されるなど暮らしやすい条件が揃っているケースも多いでしょう。

3.6. 用途地域

用途地域とは、都市計画法によって定められた、エリアごとに建設可能な建物の規模や種類を限定するルールのことです。市街化区域(すでに市街化が進んでいるもしくは、今後おおよそ10年以内に優先的・計画的に市街化を図るべきとされる区域)では、用途地域の設定が義務付けられています。

用途地域は大きく住宅系・商業系・工業系に分けられ、合計で13種類存在します。物件の周辺エリアの用途地域を確認すれば、エリアの特性を知ることが可能です。専門のWebサイトや自治体のWebサイトなどで確認できます。

4. 建売住宅の見学当日に持参すると良いもの

続いて、建売住宅の現地見学当日に持参すると便利なアイテムを9つご紹介します。

4.1. カメラ

カメラがあると外観や内装などを帰宅後でも確認できるので便利です。スマートフォンのカメラを使用しても構いません。ただし、物件によっては内部撮影禁止の場合もあるため注意が必要です。担当者に確認してから撮影するようにしましょう。

4.2. メジャー

部屋の広さや窓の大きさを計測するためにメジャーを持参しましょう。現在使用している家具が置けるか、どのサイズのカーテンを準備すれば良いのかも確認できます。これもスマートフォンのアプリでの代用が可能ですが、使い勝手を事前に確かめておくと安心です。

また、引っ越し後も既存の家具を使う予定であれば、手持ち家具のサイズ表を事前に作成し当日持参し、実際に置けそうか確認しても良いでしょう。

4.3. メモ帳

メジャーで計測したサイズや気になったポイントを記録するため、メモ帳とペンを用意しておきましょう。もちろんスマートフォンのメモ帳機能を利用しても構いません。

4.4. 方位磁石

方位磁石を用意しておくと、現地の方角を調べたり日当たりの想定をしたりするのに便利です。こちらもスマートフォンの機能で代用できます。

4.5. 間取り図

間取り図を印刷して持参することをおすすめします。現地の様子と間取り図を比較すれば、部屋の位置や広さなどを全体的に把握できます。見学時に持っておけば気になったことをその場で書き込めるため、後日あらためて検討する際にポイントを再確認できて便利です。

4.6. スリッパ

販売会社で用意していることがほとんどですが、用意されていないことも稀にあるため、持参しておくことをおすすめします。他人との使い回しが気になる方も自分専用のスリッパを持参すれば安心です。

4.7. 懐中電灯

床下や屋根裏など、見えにくい箇所をチェックするために懐中電灯があると便利です。スマートフォンのライトで代用しても構いません。

4.8. 大きめの袋

見学当日は、販売会社や物件に関するパンフレット・資料をたくさん渡されます。何も考えずに小さなカバンで参加すると持ち帰るのに苦労するケースもあるでしょう。パンフレットが入る大きめのエコバッグや袋を持参すると持ち帰るときに便利です。

4.9. ビー玉

見た目はキレイでしっかりとしたつくりに見えても、地盤の状況や施工不良などによって建物が傾いているケースも稀にあります。わずかな傾きを確認するのに有効なのがビー玉です。ビー玉を部屋の中に置き、ある方向へ転がっていくようであれば家が傾いていると判断できます。

5. 建売住宅を見学する際にチェックするポイント

建売住宅購入の重要な判断材料になる現地見学。どのようなポイントをチェックすべきか具体的に見ていきましょう。

5.1. 外観

完成済みの建売住宅を見学する場合は、まず外観の雰囲気やデザインを現地で確認します。また、窓の位置や死角の有無なども確認し、防犯上問題がないかも客観的にチェックしましょう。

5.2. 間取り

部屋数や位置を確認するのはもちろんですが、実際の広さを体感するのも大切です。図面と実際の建物では広さのイメージが異なる場合があります。そこでの生活を想像しながら十分な面積があるかをチェックしましょう。

また、コンセントの位置や数も確かめておきたいところです。家電の置き場所や掃除の利便性に大きく影響します。

5.3. 水回り

キッチンや洗面所、トイレなど水回りの設備の様子や動線は現地でしか確認できません。見学時、使い勝手に問題がないかチェックするのがおすすめです。

5.4. 日当たり

図面やマップで方角は確認できるものの、日当たりの状況は現地で見ないとわかりません。部屋ごとに日当たりは良好かどうか、窓の位置と合わせて確認しておきましょう。

5.5. 収納スペース

収納スペースも間取り図だけでは確認しづらいものです。スペースが十分か、使いやすい場所に設置されているかを現地でチェックします。将来家族が増えるなどして収納する荷物の増加が見込まれる場合は、その余裕があるかを含めて確認しましょう。

5.6. 生活動線

実際に部屋を移動しながら、生活しやすい動線になっているかを確認しましょう。洗濯機置き場とベランダ・バルコニー・室内物干しスペースの間のルートなど、家事動線の良し悪しも見ておきましょう。

5.7. 周辺環境

物件そのものの様子だけでなく、周辺道路の人通りの多さや交通量、街灯の多さなどの防犯面、騒音や振動による影響の有無など、周辺環境も確認しておきたいポイントです。最寄り駅やスーパー、学校までの距離や道路状況も実際に歩いてチェックしましょう。

5.8. 庭や駐車場のスペース

庭や駐車スペースの広さも要チェックです。庭は使いたい用途によって必要な広さが異なるため、想定する用途を踏まえて広さが適切かを確認します。駐車スペースは、マイカーが入る大きさかどうか、車を出し入れする際に不便ではないかをチェックしましょう。

5.9. 点検口

点検口の有無は、見えないところの雨漏りや漏水の確認、メンテナンスのしやすさに大きく関わります。なくても問題はないものの、長く安全に暮らし続けるにはあったほうが安心です。

5.10. 境界

既存の住宅地に接していると、土地境界を巡ってトラブルになるケースがあります。購入後の近隣トラブルを防ぐため、境界標の位置、溝・堀・擁壁などがある場合の境界線はしっかり確認しておきましょう。

5.11. 土地の地盤

地盤が悪いと災害時に大きな被害が生じるリスクがあります。地盤調査をおこなったかどうか、またその結果を販売会社の営業担当に聞いてみましょう。

5.12. 構造

建物構造も重要なチェックポイントです。十分な耐震性を確保した構造になっているか、点検口から屋根構造などが見られるなら確認しましょう。完成住宅は建築過程が見られず、外見ではわからない点も多いため、これも販売会社の営業担当に聞いてみると良いでしょう。

6. 建売住宅の見学当日に注意すること

建売住宅の見学当日は、冷静に建物を判断しようと思っても、営業担当のペースに乗せられるなどしてなかなか難しい場合があります。次にご紹介する点は最低限注意しておきましょう。

6.1. 家族で見学に行く

一部の家族だけで見学に行った場合、同席しなかった家族が重視しているポイントを見逃してしまうかもしれません。実際に生活するイメージや家族の意見を共有し、全員が満足できる家を選ぶため、現地見学は同居する家族全員で行くのがおすすめです。

なお、見学時は細かい部分も確認する必要があるため、動きやすく、多少汚れても良い格好で参加しましょう。

6.2. オプション設備を確認する

建売住宅の仕様は、販売会社の基準で最初から付属している標準仕様と、買い主の希望で別途追加するオプション仕様があります。標準仕様はあくまでも最低限の設備のため、どこまでが標準仕様なのか、オプション仕様で何を選べるのかをチェックしておきましょう。

6.3. 不明点は解消する

現地見学は購入を検討するにあたっての重要な判断材料です。現地で抱いた疑問や不明点はそのままにせず、できる限りその場で営業担当に質問しましょう。質問によって担当者が十分な知識やスキルを有しているか見極めることもできますし、誠実な回答がない場合は、購入後のメンテナンスにも不安が残ります。

6.4. 焦って契約しない

営業担当は、物件を売るためにセールスポイントを巧みに押してくるでしょう。現地を見学するとマイホームへの夢もふくらみます。しかし、建売住宅はとても高価な買い物です。営業担当の言葉に焦ることなく、十分に検討したうえでの契約が大切です。

7. 建売住宅の見学後から契約までにおこなうこと

現地見学を終えたら、購入するかどうかを具体的に検討する段階に入ります。見学後から契約までにおこなうべきことを解説します。

7.1. 家族で話し合う

現地見学で感じたポイントや撮影した画像などをもとに、家族でゆっくりと話し合う機会を設けましょう。一人ひとりの希望や意見を出して、購入すべきかどうかを話し合います。

契約に焦りは禁物ですが、あまり悠長にしていると他の方に先を越されてしまう可能性があります。密に話し合いつつ、早めに結論を出すことも大切です。

7.2. 条件を変えて複数回チェックする

天気や時間帯によって住宅から受ける印象は大きく変わります。さらに、平日か休日かによって周辺環境が変わる場合もあるでしょう。さまざまな天候・時間帯・曜日で現地を複数回チェックすれば、より具体的に生活をイメージでき、購入前後のギャップを小さくできます。

8. まとめ

現地見学は、建売住宅の購入を検討する際、図面や物件情報だけではわからないポイントを実際にチェックできる大きなチャンスです。事前に必要な情報をインプットしておくとともに、ご紹介したポイントを押さえて見学できるよう、持ち物や確認項目を整理しておきましょう。
時間に余裕があれば、複数の物件を見学し、比較検討することをおすすめします。

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