建売住宅で後悔したことは?失敗しないための確認ポイントを解説

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一建設の分譲戸建住宅
一建設の分譲戸建住宅は年間約9,000棟以上を供給、国内トップクラスの販売戸数を誇ります。また住宅性能表示制度5分野7項目の最高等級取得を標準化。
お客さまとご家族に安心して住んでいただける住まいをお届けします。
マイホームを購入するときの選択肢の一つに建売住宅があります。比較的購入しやすいことから人気が高い建売住宅ですが、なかには「買って後悔した……」と嘆く方々も。
なぜ、建売住宅の購入を後悔したのでしょうか?この記事ではその理由と、後悔しないためのポイントを解説します。
1. 建売住宅の購入で後悔したこと

はじめに、「建売住宅を購入して後悔した」と感じる理由を見ていきましょう。
なお、購入することをおすすめしない建売住宅の特徴については以下の記事でも詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。
>>こんな建売住宅は買うな!避けるべき物件や失敗しない方法を紹介
1.1. 間取りが合わなかった
建売住宅を選んだ場合、ハウスメーカーがデザインした住宅を土地とセットで購入することになります。自分や家族の希望でデザインを決められるわけではありません。
間取りに関しても同様です。購入した時点ですでに決まっていることから、実際に生活してみたら「イメージしていたよりも生活スタイルに合っていない」「過ごしにくい」などと感じ、ストレスになるケースがあります。
1.2. 日当たりが良くない
住む家を決めるうえで大事なポイントの一つが日当たりです。日当たりの良い住宅は洗濯物が乾きやすかったり、昼間は電気を点けなくても明るかったり、さまざまなメリットがあります。
しかし、日当たりの良さとは時間帯によって変わってくるものです。内見のときは日当たりが良いと思って購入を決めたはずが、いざ生活をしてみたら本当に日差しが欲しい時間帯に日が入らず「日当たりが悪い」と感じることがあります。
1.3. 断熱性能が悪い・寒い
断熱性能とは、外の熱が入りにくく中の熱が逃げにくいといった、熱の出入りを遮断する性能のことです。一般的に、断熱性能が高い住宅ほど部屋の中が快適な温度(室温)に保たれやすいというメリットがあります。
最近の住宅は断熱性能を考慮してデザインされるようになっていますが、それでも住宅によっては断熱性能が悪く、特に冬の寒さが厳しいと感じるケースも。
暑さや寒さに悩まされるだけではなく、冷房や暖房の電気代まで負担が大きくなりやすいです。
1.4. 収納スペースが少なかった
季節外れの洋服や布団、上着類、外出用のバッグなどをしまっておける収納スペースは、意外とたくさん利用する設備の一つです。そんな収納スペースが少ないと、“普段は使わないけどとっておきたいもの”をしまう場所に困ってしまいます。
また、収納スペースに関する悩みとしては「使いにくい場所にある」というものも。例えばメインの収納スペースが2階以上にあるような住宅は、重い荷物や大きな布団をしまうのに不便です。
1.5. 立地条件が良くない
住みやすさは家の中の要因だけではなく、外の要因によっても変わります。
駅はもちろん、スーパーやコンビニのような周辺施設へのアクセスが不便な場合や、騒音がする、治安の関係で安全面に不安がある場合などは、立地条件に問題があると感じやすくなるため、立地条件についても注意する必要があります。
1.6. 内外装・設備に不満
費用面に魅力がある建売住宅ですが、ハウスメーカーによっては内外装や設備のグレードを下げてコストを抑えることで価格を下げているケースもあります。この場合、住宅自体の機能性が低く「暮らしにくい」と感じるかもしれません。
1.7. 施工の質が低い
建売住宅の難点として、「工事過程を確認できない」ことが挙げられます。
工事過程を確認できないということは、施工の質が判断できないということ。一見問題ないように思える住宅なのに、見えない部分の施工品質が低いなどという事態が起こり得ます。
施工に問題がある場合、修正やリフォームが必要となって余計なコストが嵩み、費用面で建売住宅を選んだ意味がなくなってしまうため注意が必要です。
1.8. デザインが似ている
住宅価格を下げるために、シンプルなデザインで建築するケースもあります。
この場合、似たような外観が多くなりがちであることから個性が出しにくい、来客を招いたときに来客者が判別しにくいなどの難点があります。
デザインの指定ができないからこそ起こりやすい問題といえるでしょう。
1.9. 個性が強くて売却しにくい
デザイン面の問題としては、「個性が強い」ことも挙げられます。
他の建売住宅と差別化できて一見すると良いように思えますが、個性が強い住宅は、万が一将来売却したいときに、資産価値が減少する恐れがあります。
また、売却ではなく賃貸として運用したい場合も、なかなか入居者が見つからない可能性が。将来のことを考えるならば、個性が強い建売住宅の購入は慎重になるべきといえます。
1.10. アフターサービスが不十分
新築の建売住宅でも、住み続ければ経年劣化していきます。「安全に住み続けられるか?」を判断するにあたって重要になるのが点検をはじめとしたアフターサービスです。
また、点検時はもちろんそれ以外のタイミングでも、メンテナンスが発生した場合にフォローしてくれるようなハウスメーカーなら、住宅の購入後、安心して住み続けることができます。このため、アフターサービスの有無や内容はしっかりとチェックしておきましょう。
アフターサービスが不十分なメーカーで建売住宅を購入してしまうと、点検や修繕が必要な際に、自分で業者を探して契約しなければならないため、大きな負担がかかります。
1.11. 即決してしまった
引っ越しまでの期間に余裕がないときに起こりやすいのは、実際の物件を見ることなく購入を即決したことによる問題です。
「イメージした家と違う」「実際に住んでみたら暮らしにくかった」など、後悔に繋がる可能性も高いため、即決は避けるべきといえます。
建売住宅を購入する前に周辺環境も含めてよく下調べしたり、現地へ見学に行ったりすることをおすすめします。
>>建売住宅を見学する際の注意点・ポイントは?当日のチェックリストもご紹介
2. 建売住宅の購入で後悔しないための確認ポイント
では、建売住宅の購入で後悔しないためにはどうすれば良いのでしょうか?
確認のポイントをまとめましたので参考にしてください。
その際は、以下の記事もあわせてご覧いただくことをおすすめします。
>>建売住宅の探し方とは?選ぶポイントや探す手段を解説!
2.1. 生活をイメージして間取りを確認する

自宅の中で「住みやすさ」「暮らしやすさ」を左右するのが間取りです。生活動線やライフスタイルに合わない間取りだと何をするにも手間取ってしまい、ストレスになる可能性が。
物件の購入後に後悔することがないよう、生活動線・ライフスタイルに合った間取りかどうかを事前にしっかりチェックしましょう。
その場合は家具の配置も考慮することで、より自分や家族に合った間取りを選びやすくなります。
2.2. 時間ごとに日当たりを確認する
日当たりは時間によって変化します。このため、希望の時間にきちんと部屋に日が当たるか、時間を変えて確認することが大切です。
また、場所によっても日当たりは違うのでリビング、各個室、ベランダなど複数の場所でも確認するようにしましょう。
2.3. 収納スペースは十分か確認する
収納スペースは、普段使いに加え、季節ごとに不要なものをすべてしまえるかどうかをイメージしながら確認します。十分なスペースが確保できる物件を選びましょう。
使いやすい位置にあることもマスト。いくつか収納がある場合は、「使いやすい収納スペースに持ち運びの負担が大きいものをしまえるか」という観点で考えてみてください。
2.4. 立地条件が悪くないか確認する
立地条件を確認するなら、実際に歩いてみるのが一番です。
絶対にチェックしておきたいのは駅や周辺施設へのアクセス。歩いて行ける距離にあるか、距離が遠い場合はバスを使えるか、必要な本数が運行しているかなどを、内見のついでに見ておきましょう。
騒音や安全面に問題がないかは、平日・休日、昼・夜など条件を変えて確認するのがベストです。
2.5. 見えにくい箇所も確認する
ほとんどのハウスメーカーは、工事過程が見えなくてもきちんと質・安全性に配慮した施工をしています。
しかし、ときにはなんらかのミスが起こってしまったり、依頼したのが問題のあるハウスメーカーだったりする可能性も否めません。
時間が経ってからだと対処が難しくなるため、施工が終わった後は窓やドアの建て付け、床下など、目には見えづらい部分も不備がないか、チェックすることをおすすめします。
2.6. 将来的な資産価値を考慮する
売却や賃貸運用の予定がある場合は、資産価値が落ちにくい物件を購入することが大切です。設備はもちろん、デザイン面でも多くの人が「住みたい」と思える物件を購入しておくと良いでしょう。
今は売却する予定がなくても、将来は事情によって売却することになる可能性もあります。迷った際には無難な物件を購入するのがおすすめです。
2.7. 施工の不具合を確認する
物件の購入後は、施工品質に問題がないかを徹底的に確認することが推奨されます。そのために利用するのがホームインスペクション(住宅診断)です。
ホームインスペクションとは、ホームインスペクター(住宅診断士)と呼ばれる専門家に住宅の状態を見てもらうこと。具体的には、住宅の状況や欠陥の有無、改修すべき箇所、改修時期、およその費用などを、第三者かつプロの目線から診断してもらえます。
可能であれば契約前に申し込みをするのがベストです。契約してしまった後に申し込む場合は、引渡し前のタイミングをおすすめします。
3. 建売住宅の利点
建売住宅は、きちんとポイントを押さえて購入すればさまざまな利点があります。最後に、建売住宅の利点もチェックしましょう。
なお、以下の記事でも建売住宅のメリット・デメリットを解説しているので、あわせてご覧ください。
>>建売住宅のメリット・デメリットとは?購入時の注意点や向いている方の特徴も紹介
3.1. お手頃な価格で購入できる
建売住宅の一番の利点といえるのが、手頃な価格で購入できることです。
比較対象の注文住宅は発注されてから施工を始める都合上、間取りや設備、デザインの自由度が高いケースが多いですが、その分価格もかなり上がります。
建売住宅は同一デザインの建物のため、ハウスメーカーが一括で資材を購入し施工することで、個別で建設する注文住宅より価格が安く、費用を抑えたマイホームの購入が叶います。
3.2. すぐに入居できる
建売住宅の多くはすでに施工が完了しています。完成した建物を購入できるため引渡しまでの時間が短く、早ければ1ヵ月程度で入居することができます。
異動や幼稚園・保育園の入園、賃貸住宅の更新時期などに合わせて、すぐに引っ越しがしたいという方には購入しやすいでしょう。
3.3. 購入前に完成した状態の建物を確認できる
施工が完了しているということは、購入前に建物の状態を確認できるということでもあります。
事前に間取りや外観を見て、納得したうえで物件を購入できるので、住み始めてから「イメージと違う」などといった事態が起こりにくいです。
3.4. 住宅ローンで土地と建物を同時に購入できる
建売住宅は土地と建物がセットになっています。住宅ローンで土地と建物を一括支払いで購入できるので、手続きが少なく返済計画を立てやすいのも利点といえるでしょう。
4. まとめ

この記事では建売住宅の購入を後悔してしまった理由と、後悔しないためのポイント、建売住宅の利点を解説しました。
建売住宅はすでに完成した建物を購入するケースがほとんどです。間取りやデザインが決まっているため、ポイントを押さえておかないと住み始めてから「暮らしにくい」と感じてしまうかもしれません。
そんな建売住宅にも、「お手頃な価格で購入できる」「すぐに入居できる」といった利点はたくさんあります。事前の確認を徹底し、本当に自分や家族に合う物件を選ぶことができれば、楽しいマイホーム生活を送れることでしょう。
費用面の魅力や入居までの期間の短さを重視して建売住宅を購入しようと考えている方は、ぜひこの記事を参考に、後悔のない物件選びをしてください。
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