お役立ち情報

建売住宅はやめたほうがいい?その理由と後悔しないためのポイントを紹介

建売住宅はやめたほうがいい?その理由と後悔しないためのポイントを紹介」のアイキャッチ画像

目次

建売住宅は、良い物件に出会えれば理想の家を比較的低価格で手に入れられる有効な選択肢の一つです。しかし一方で、「建売住宅はやめたほうがいい」という声も聞かれます。果たしてその意見は正しいのでしょうか。

この記事では、建売住宅と注文住宅の違いや、建売住宅はやめたほうがいいといわれる理由、建売住宅のメリットと後悔しない選び方などを解説します。

1. 建売住宅とは?注文住宅との違い

建売住宅とは、土地と建物がセットで売られている住宅のこと。住宅会社が同一規格で複数棟をまとめて工事するため、建物価格を低コストに抑えられる点が大きなメリットです。また、すでに完成している物件であれば契約後1ヵ月程度で入居できることもメリットといえるでしょう。

一方、建売住宅は注文住宅と違い、購入者の希望で間取りやデザインを決めることはできません。希望の設備を設置できるかどうかも間取りや構造によるため、自由度の低さがデメリットとなります。

とはいえ、プロの建築士がデザインした住宅であるため、使い勝手が著しく悪いとは考えにくいでしょう。逆に、住宅に詳しくない購入者の希望ばかりを反映した注文住宅の場合、長く住むうえでは不便になることも考えられます。

生活スタイルや希望条件に合った物件を見つけることができれば、注文住宅よりも低予算で理想的なマイホームを手にすることも可能です。

2. 建売住宅はやめたほうがいい・やめとけと言われる理由

では、「建売住宅はやめたほうがいい」といわれるのはどのような理由からなのでしょうか。例を挙げながら解説します。

2.1. 外観に個性を出しにくい

たいていの建売住宅は、他の建物と同じ建材をまとめて購入して施工されます。そのため似たような外観の家が多く、個性が出しにくいデメリットがあります。外観に強いこだわりを持つ方や他の家と被らない個性を求める方には、自分の希望のデザインで建築できる注文住宅がおすすめです。

2.2. 間取りを自由に選べない

建売住宅はすでに間取りの決まった住宅を購入するため、間取りを自由に決めることはできません。建売住宅の複数の選択肢のなかで比較するにしても、多くはごく一般的な、シンプルで使い勝手の良い間取りで設計されている可能性が高いです。

そのため、間取りにこだわりたい方や家族構成に合わせて自由な空間を作りたい方にとって、建売住宅は不自由だと感じる可能性があります。間取りの自由度をマイホーム選びのポイントと考えるなら注文住宅がおすすめです。

2.3. 品質や地盤が確認できない

建物の品質や地盤を確認するのが難しいことも建売住宅のデメリットとなります。

品質に関しては、すでに建物が完成し施工過程を確認するのが困難なため、建築会社に現場写真を提供してもらうなどの方法でチェックするしかありません。また、土地と住宅をセットで購入するため、直接地盤の強度を確認することも困難です。地盤に関しては地盤調査資料を見せてもらうことで確認できる場合もあります。

2.4. 妥協点が生まれる

建売住宅ですべてが希望どおりの物件を見つけることは難しいでしょう。間取りや外観、壁紙などを自由に選べないため、何かしら妥協しなければいけない部分が出てきてしまいます。妥協しても良い点と優先すべき点を洗い出し、優先順位の高い条件をどれだけ満たしているかで判断しましょう。

3. 建売住宅のメリット

ご紹介したとおり、建売住宅には「やめたほうがいい」といわれるデメリットも確かに複数存在しますが、建売住宅ならではのメリットも数多くあります。続いて建売住宅のメリットを解説します。

3.1. 価格が手頃である

建売住宅は、注文住宅と比べて手頃な価格で土地と建物を購入できます。予算を抑えながら一般的に住みやすいスタンダードなデザインの住宅を購入できるのは大きなメリットです。

3.2. すぐに入居が可能

建売住宅は購入してから短期間で入居できます。購入までの流れがスムーズに進むことが多く、建物が完成済みの物件であれば1ヵ月から3ヵ月程度で引渡しが可能です。一方、注文住宅の場合は打ち合わせから施工まで時間がかかるため、新しい家に住めるようになるまでは長い時間を要します。

3.3. 購入前に完成した状態の物件を確認できる

建売住宅は購入前と入居後のギャップが少なく、安心して購入できます。購入前に完成した物件を確認できるため、実際に住んだ場合の生活をイメージしやすいためです。注文住宅の場合、図面上で話を進めるため、実際に完成した物件が設計段階で「想像していたものと違った」と後悔する可能性があります。

3.4. 打合せも少なく購入手続きが簡単

建売住宅は購入までの打ち合わせが少なく、簡単な手続きで購入できます。注文住宅の場合はまず売買契約や建築請負契約を結び、そのあと間取りや設備、内装などの打合せを一つずつおこないます。一方、建売住宅は住宅と土地を一回の契約で同時に購入でき、間取りやデザインも打ち合わせる必要がありません。

また支払いに関しても、契約時に手付金を支払い残金は住宅ローンで支払うといったシンプルな形で進められるため手続きも少なく、忙しい方でも比較的スムーズに購入が可能です。

4. 建売住宅購入で後悔しないためのポイント

満足できる建売住宅を購入するためには、ポイントを押さえて物件を探す必要があります。そのポイントを4つご紹介します。

建売住宅購入で後悔したくないという方は、以下の記事も併せてご覧ください。
>>建売住宅で後悔したことは?失敗しないための確認ポイントを解説

4.1. 周辺環境は問題ないか

周辺環境は、物件そのものと同等といっても過言ではないほど重要です。住宅の不満はリフォームや工夫で解消できるかもしれませんが、周辺環境は自力で変えることは困難です。駅や周辺施設へのアクセス、騒音、安全面などが自分のライフスタイルに適しているかを事前に確認しましょう。

4.2. 間取りに満足できるか

間取りがなるべく満足できる建物を選択しましょう。間取りはリフォームでも大幅な変更は難しく、カスタマイズの自由度が低い要素です。あとから不満を抱かないよう、一定以上の水準で満足できることを物件選びの条件にすることをおすすめします。

間取りの検討においては、部屋の構成や部屋数だけでなく、各部屋の広さも考慮しましょう。家具が入る前の状態だと広く見えますが、リビング・ダイニング・キッチンは家具が多くなるため、十分な広さがあるかを慎重に検討する必要があります。

4.3. 土地や品質に問題ないか

災害時にリスクのある立地ではないか、地盤に問題がないか、完成した物件に欠陥がないかなどは、家を決めるうえで重要なポイントです。建売住宅では確認しにくい部分もありますが、可能な限り事前に調査したうえで購入を検討しましょう。地盤調査報告書やハザードマップ、可能であれば建築過程の写真を見せてもらうなどして、土地や品質に問題がないかを確認することが重要です。

4.4. 施工会社を確認

販売会社と施工会社が異なる場合、施工会社の確認も欠かせません。販売会社が信用できる会社だったとしても、家を実際に建てるのは施工会社です。悪質な施工会社であればSNSや口コミサイトに情報がある場合も多いので、悪い評判もきちんと目を通したうえで検討するようにしましょう。

5. 建売住宅が向いている方

建売住宅にはメリットもデメリットもありますが、購入に際してどのような条件を重視しているかによって考慮すべきポイントは変わります。以下の条件に当てはまる場合は、建売住宅が向いているといえるでしょう。

  • すぐに入居したい方
  • 土地と建物を住宅ローンで一括払いしたい方
  • 打ち合わせや手続きを簡単にしたい方
  • 手頃な値段で購入したい方

マイホームに対して具体的なこだわりがある場合は、注文住宅を選んだほうが満足度が高いかもしれません。現状でどちらにするか迷っている方はまず建売住宅を検討し、良い住宅が見つからなかった場合は具体的なプランを持って注文住宅を検討するのがおすすめです。

6. まとめ

建売住宅は間取りやデザインを自由にカスタマイズすることはできませんが、比較的低予算で購入できるうえ、入居までの期間や手続きがスムーズに進みます。特別なこだわりが少ない方にとってはメリットが多い選択でしょう。

建売住宅を購入するか悩んでいる場合は、ぜひこの記事を参考に、自分や家族にとって理想的な住まいに関して考えてみてください。
>>「リーブルガーデン」の詳細はこちら

リーブルガーデンで物件を探す

地域から新築一戸建てを探す

よく読まれている人気記事

おすすめ記事

「建売住宅のメリット・デメリットとは?購入時の注意点や向いている方の特徴も紹介」のアイキャッチ画像

建売住宅のメリット・デメリットとは?購入時の注意点や向いている方の特徴も紹介

建売住宅のメリット・デメリットを知っていますか?今回は、建売住宅のメリット・デメリットを、建売住宅が向いている人の特徴とともに紹介します。建売住宅を購入する際に後悔しないための注意点も紹介するので、建売住宅を購入を検討している方は参考にしてみてください。

新着記事

リーブルガーデン会員 募集中

物件の「今」を
いち早くメールで受け取れます!

無料で会員登録する