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2024.03.26 | 注文住宅

注文住宅は高い?理由は?コストを抑える方法や対策を紹介

はじめの注文住宅

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※1. 出典:日経業界地図2023年版

一般的に注文住宅は、建売住宅(分譲住宅)に比べて価格が高いといわれます。土地・建物を別々に購入する必要があること、自由度が高いゆえに設計・施工に高い技術を要することなどが主な要因ですが、注文住宅でも工夫すればコストを低減できます。

この記事では、注文住宅が高いといわれる理由を解説するとともに、注文住宅づくりで後悔しないためのポイントやコストを抑える方法もご紹介します。

1.注文住宅が高いのは本当?

「注文住宅は建売住宅に比べて高い」のは本当なのでしょうか。住宅金融支援機構の調査から、「注文住宅のみ(土地なし)」「土地付き注文住宅」「建売住宅」の費用をエリア別に比較してみます。

地域注文住宅のみ (土地なし)土地付き注文住宅建売住宅
全国平均3,716.7万円4,694.1万円3,719.0万円
首都圏4,016.8万円5,406.1万円4,342.9万円
近畿圏3,990.5万円4,893.8万円3,713.0万円
東海圏3,798.1万円4,693.9万円3,151.1万円
その他地域3,502.7万円4,151.0万円2,947.5万円

参照:住宅金融支援機構「2022年度 フラット35利用者調査

この比較によると、地域によって差はあるものの、土地も含めた値段では注文住宅が建売住宅よりも900万円〜1,200万円程度高くなっています。土地なしで注文住宅のみ建てる場合(所有地に新築する場合など)でも首都圏以外では建売住宅より高くなっていることから、「注文住宅は高い」のはデータからも明らかといえるでしょう。

注文住宅の特徴やメリット・デメリットについては以下の記事をご覧ください。

>>注文住宅とは?どのような意味?メリット・デメリットもわかりやすく解説

1.1.土地を含む場合の相場

次に、注文住宅の費用相場をより詳しく見ていきます。土地を含む場合の地域ごとの費用相場はどのようになっているのでしょうか。

地域建設費延床面積坪単価
全国平均3,194.6万円111.5m2 (33.73坪)94.7万円
首都圏3,117.9万円107.7m2 (32.58坪)97.5万円
近畿圏3,133.4万円112.5m2 (34.03坪)92.1万円
東海圏3,394.4万円116.0m2 (35.09坪)96.7万円
その他地域3,223.8万円112.5m2 (34.03坪)94.7万円

参照:住宅金融支援機構「2022年度 フラット35利用者調査

地域別に見ると、建設費の坪単価は首都圏が高くなっており、東海圏が続きます。近畿圏は全国平均やその他地域に比べて坪単価が低いものの、全般的には都市部になるほど建設費の単価は高くなる傾向です。

1.2.土地を含まない場合の相場

次に、すでに所有している土地などに注文住宅を建てる場合の地域ごとの相場を比較してみましょう。

地域建設費延床面積坪単価
全国平均3,715.2万円122.8m2 (37.14坪)100.0万円
首都圏4,015.9万円123.4m2 (37.33坪)107.6万円
近畿圏3,990.5万円126.1m2 (38.15坪)104.6万円
東海圏3,788.0万円125.2m2 (37.87坪)100.0万円
その他地域3,502.3万円121.3m2 (36.69坪)95.5万円

参照:住宅金融支援機構「2022年度 フラット35利用者調査

土地ありで注文住宅を建てる場合、土地も購入するケースと比較すると、延べ床面積が全体的に広くなっています。また、建設費の坪単価も100万円前後となっており、都市部では坪あたり10万円程度高くなっているエリアも見られます。

このことから、所有地に新築するケースでは、土地代を考える必要がない分、建物にお金をかける傾向があるといえます。

2.注文住宅が高い理由【建売住宅と比較】

では、なぜ注文住宅は高くなりがちなのか、建売住宅と比較しながらその理由を探っていきましょう。

注文住宅と建売住宅の違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

>>【違いを比較】注文住宅と建売(分譲)住宅はどっちがいい?価格差は?

2.1.土地と建物を別々に購入するため

新たに土地を購入して注文住宅を建てる場合、土地と建物を別々に購入する必要があります。そのため、土地・建物をセットで購入する建売住宅に比べて土地の購入費用が高くなりやすい点がネックです。さらに、建物も一から自由に設計するため、全体的に費用が高額になりやすいと考えられます。

2.2.施工や設計に高い技術が必要であるため

注文住宅は一から設計をおこなうため、施主のこだわりが強く反映される傾向にあります。特殊なデザインや構造を取り入れるほど、施工や設計に高い技術が必要となり、腕の良い職人を多く投入しなければなりません。それによって人件費が高くなり、トータルの建設費用も膨らみやすくなります。

2.3.複数の材料を使用し材料費が高くなるため

注文住宅は一戸ごとに使用する建材や設備がバラバラで、さまざまな材料を少しずつ使用する傾向にあります。無垢材やタイル、グレードの高い設備など、こだわりの強い材料を多く使えば、それだけ材料費も高くつきます。

2.4.材料の単価が高額であるため

建売住宅は、住宅会社が決めた一定の仕様をベースに建設されるため、建材の一括大量購入が可能です。ハウスメーカーからすれば、同じ商品を大量に発注したほうが値下げの交渉がしやすいため、建売住宅のほうが材料費を低く抑えられます。

一方、注文住宅は一戸ごとに仕様が異なるうえ、年間で建築できる住宅数もそれほど多くありません。そのため建材の発注数量が小規模になり、どうしても材料単価は高くなります。

3.注文住宅が高額で後悔したことは?

自由度が高いゆえに高額になりがちな注文住宅ですが、高いコストを負担したにも関わらず後悔するケースも少なからずあります。高額な注文住宅を建てたことでよくある後悔を3つご紹介しましょう。

3.1.外構費用が不足して仕上がりに後悔した

玄関や駐車場、庭、フェンスといった外構部は、外から見た印象を大きく左右する要素です。しかし、外構工事をあと回しにして建物にばかりこだわった結果、外構にかける予算が不足し、満足いく仕上がりにならないという後悔がよくあります。

家の印象を決める大切な部分である外構は当初から予算に組み込んでおき、内外装・設備とともに検討することをおすすめします。

3.2.引っ越し後の生活資金に余裕がなくなった

家づくりに予算を割きすぎた結果、実際に暮らし始めてから生活を切り詰めなくてはならないのもよくある後悔です。

注文住宅は建てて終わりではなく、そのあとの生活こそが本番です。実際の暮らしを見越した余裕のある予算での家づくりが重要です。

3.3.家具や生活用品を購入する費用が不足した

引っ越し後の生活費と同様、家具や生活用品を購入する費用が不足し、暮らしに影響が出てしまったという後悔もよく耳にします。

住まいは、建物だけではただの「箱」にすぎず、家具や家電類、生活用品を配置して初めて生活の場として機能するものです。必要な家具や生活用品はあらかじめリストアップしておき、購入や設置にかかる費用は予算に盛り込んでおきましょう。

4.注文住宅の建築で満足するには?

上記でご紹介したような後悔を防ぎ、満足のいく注文住宅を得るには、どのようなポイントを意識すべきなのでしょうか。順番に解説します。

4.1.希望条件を明確にしておく

満足のいく注文住宅を手に入れるためには、最初に希望条件を明確にしておくことが重要です。間取りや設備、内外装のテイストなど、自分たちが叶えたいイメージを具体的にしておきましょう。それによって、検討過程で多く訪れる決断の場面でも迷わず希望に沿った選択が可能になります。

4.2.希望条件の優先順位を決めておく

希望条件を明確にするとともに、各条件の優先順位も決めておきましょう。注文住宅だからといって希望条件をフルに盛り込もうとすると、予算オーバーで苦しむことになります。優先順位を明確にしておけば、予算上どうしても内容を削らざるを得ないときに無駄なオプション追加を防ぎ、本当に必要なものだけを残すことができるようになるでしょう。

4.3.間取りや収納は家事動線を中心に考える

好みのデザインや設備を盛り込むことも大切ですが、家にとって何より重要なのは快適性や機能性です。間取りや収納の位置・大きさを考える際には、家事動線を中心に検討しましょう。毎日の家事がしやすい家になれば、日々の暮らしの質が上がり、新居の満足度も高まります。

4.4.外観や内装で個性を出す

予算や住みやすさを考えるだけでは、もはや建売住宅と何も変わりません。わざわざコストをかけて注文住宅を建てるなら、内外装にこだわりを盛り込み個性を出しましょう。

採用しやすいのが、部屋の一部だけを異なる色の壁紙にするアクセントクロス。ペンダントライトやスポットライトなど、照明にこだわるのも良いでしょう。外装に関しては、外壁の素材、屋根の形状、照明計画、植栽などにこだわるのがおすすめです。

4.5.完成希望時期から逆算して計画する

土地購入も含めて注文住宅をつくる場合、一般的に土地探しから引渡しまでに1年程度かかります。希望の入居日が明確にあるなら、完成希望時期から逆算してスケジュールを立てましょう。このとき、「1年程度かかる」ことを前提に1年ちょうどで計画するのではなく、1〜2ヵ月程度余裕を見ておくことも大切です。

4.6.適切なハウスメーカーを選ぶ

満足のいく注文住宅を建てるためには、依頼するハウスメーカー選びも重要です。「こちらの要望を正しく汲み取った提案をしてくれるか」「アフターサービスや保証の内容は十分か」など、自分たちの希望に沿った適切なハウスメーカーかどうかを、複数比較したうえで選ぶようにしましょう。

5.注文住宅の価格を抑えて建てるには?

建売住宅に比べて高額になりやすい注文住宅ですが、ポイントを意識すれば費用を抑えて建てることも可能です。注文住宅の価格を抑えて建てるために実践すべきポイントをご紹介します。

注文住宅のコストを安く抑える方法は、以下の記事でも詳しく説明しています。併せてご覧ください。

>>安く家を建てる方法・コツは?注文住宅を安くする際の注意点も紹介

5.1.見積もりを比較する

注文住宅を検討する際は、複数のハウスメーカーや工務店から相見積もりを取るようにしましょう。複数の見積もりを比較すれば、必要な仕様、設備、オプションを見極められると同時に、余分なオプション追加やコストカットの失敗などを防げます。

5.2.土地を探すエリアを広げて土地代を抑える

土地も含めて注文住宅を購入するケースでは、土地代が高くなるほど建物にかけるコストを抑える必要が出てきます。コストを抑えようとすると、床面積を小さくしたり、設備のグレードを下げたりといった妥協が必要になります。

予算が限られているケースでは、建物にかける費用を少しでも確保するため、土地を探すエリアを広げて土地代を安くできないか検討するのがおすすめです。

5.3.建物の面積をコンパクトにして形を単純にする

建物は床面積が小さいほどコストが安くなるのに加え、正方形や長方形といったシンプルな形状になるほど建築単価を抑えられます。シンプルな形だと柱の本数や壁面積を減らせるうえ、設計・施工が簡単になるので、材料費や人件費を抑えることができるからです。

建物の形はあくまでもシンプルにしつつ、内外装や設備でオリジナリティを出してみましょう。

5.4.規格プランを活用する

一から設計する「フルオーダー」の場合、こだわりをふんだんに盛り込んだ結果、建設コストが高額になる恐れがあります。間取りや建材などを住宅会社が指定したもののなかから選ぶ「規格プラン(セミオーダー)」を選べば、一定の自由度を確保しつつ費用を抑えた家づくりが可能です。

5.5.無駄な設備を削減する

注文住宅が高額になる大きな要因の一つが、無駄なオプションの追加です。

住宅の設備には「ないと困るもの」と「あったらいいなと思うもの」があります。希望する設備に優先度をつけ、「ないと困るもの」を優先的に盛り込みましょう。そのうえで、余った予算があれば「あったらいいなと思うもの」を検討するようにしてください。あらためて必要性を吟味すれば、無駄なオプションを減らして費用削減を実現できます。

6.注文住宅が高くても向いている方の特徴

比較的高額になりやすい注文住宅ですが、次のような特徴に当てはまる方は、注文住宅を選ぶと満足のいく家づくりが実現する可能性があります。

  • 相続などですでに土地を所有している方
  • 内外装や設備に譲れないこだわりがある方
  • 時間をかけてでも自分たちの理想の住まいを実現したい方
  • 二世帯住宅や店舗兼住宅などを検討している方

一方、以下の特徴に当てはまる方は、注文住宅よりも建売住宅を検討すべきかもしれません。

  • 土地も購入する必要があり、検討に時間をかけるのが嫌な方
  • 引っ越しのリミットまで時間に余裕がない方
  • 間取りや仕上がりを自分で選ぶのが苦手な方

時間や予算に余裕があり、家づくりにこだわりがある方は、注文住宅がおすすめ。時間や予算が限られており、プロが選定したなかから仕上がりを決めていきたい方は建売住宅がおすすめです。

7.まとめ

注文住宅は、一から設計できる自由度の高さが魅力な反面、建売住宅に比べて費用が高いのが現実です。ただ、希望条件の明確化や優先度の整理、見積もりの比較などのポイントを押さえれば、注文住宅でも比較的コストを抑えて建てられる可能性があります。

年間販売数約一万棟を誇る一建設なら、注文住宅も建売住宅も「ちょうどいい価格」で手に入れることが可能。どちらのメリット・デメリットも理解しているからこそ、お客さまの希望に適した住まいの形を提案できます。

注文住宅にすべきか建売住宅にすべきか悩んでいる方は、どうぞお気軽に一建設までご相談ください。

>>一建設の注文住宅「はじめのまじめな注文住宅」

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