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2024.03.15 | 注文住宅

【違いを比較】注文住宅と建売(分譲)住宅はどっちがいい?価格差は?

はじめの注文住宅

一建設株式会社は、一戸建て住宅販売戸数日本一※1の飯田グループホールディングスの中核企業です。
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リーズナブルにマイホームを建てると安心した将来設計が可能になります。

※1. 出典:日経業界地図2023年版

マイホームの取得を検討するなか、注文住宅にすべきか建売住宅(分譲住宅)にすべきかで迷う方は多いかと思います。設計の自由度が高い一方で費用が高めとされる注文住宅と、費用を低く抑えられるものの自由度は高くないとされる建売住宅(分譲住宅)。果たしてどちらがマイホームに適しているのでしょうか。

この記事では、価格面、設備・間取り面、その他の面から、注文住宅と建売住宅の違いを徹底比較します。それぞれの長所・短所や向いている方の特徴もご紹介します。ぜひ住まいづくりの参考にしてください。

1.注文住宅と建売住宅はどっちが良いか迷う…

戸建てのマイホームを新築で購入する際、選択肢として挙がるのが、注文住宅と建売住宅(分譲住宅)の2つです。

注文住宅とは、自分たちの好きな設計・デザインで一から建てる戸建て住宅のこと。建売住宅とは、土地と完成済みもしくは建築中の建物をセットで購入する戸建て住宅を指します。

戸建て住宅のなかには分譲住宅と呼ばれるものもありますが、これは不動産デベロッパーやハウスメーカーが開発した住宅地に統一したデザインや間取りで戸建て住宅を建て、一棟ずつ販売するタイプの住宅のことです。分譲住宅は建売住宅の一種ととらえられるため、この記事では分譲住宅=建売住宅として扱います。

注文住宅については以下の記事でも詳しく解説しています。

>>注文住宅とは?どのような意味?メリット・デメリットや概要をわかりやすく解説

2.注文住宅と建売住宅(分譲住宅)の違いを比較【価格】

では、注文住宅と建売住宅の違いをさまざまな角度から比較していきましょう。

まずは価格面の違いです。各項目に関して、注文住宅と建売住宅のどちらにメリットがあるかをまとめると、以下のとおりとなります。

注文住宅建売住宅(分譲住宅)
価格
価格のわかりやすさ
ローンの組みやすさ×

これを見る限り、価格面では全体的に建売住宅のほうが優れているように見えますが、具体的な金額ではどの程度の差があるのでしょうか。

2.1.価格差

土地付き注文住宅建売住宅差額
首都圏5,406.1万円4,342.9万円1,063.2万円
近畿圏4,893.8万円3,713.0万円1,180.8万円
東海圏4,693.9万円3,151.1万円1,542.8万円
その他地域4,151.0万円2,947.5万円1,203.5万円
全国4,694.1万円3,719.0万円975.1万円

出典:住宅金融支援機構「2022年度 フラット35利用者調査

住宅金融支援機構の調査(2022年度)のデータをもとに注文住宅・建売住宅の価格差を確認してみると、地域によって差額の大小は異なるものの、全地域で注文住宅が1,000万円〜1,500万円程度上回っています。

注文住宅は、設計から使用する建材、設備、仕上がりまで自由に選択できるため、こだわりを詰め込むほど費用が高くなります。裏を返せば予算の自由度も高く、使用する材料やオプションを調整すれば平均より費用を抑えることも可能でしょう。

一方、建売住宅は土地と建物をセットで購入するため、あらかじめ予算が立てやすい点が特徴です。自由度は低いものの、ハウスメーカーの共通仕様で建てられているケースが多く、一般的には注文住宅よりも価格を抑えられます。

2.2.価格のわかりやすさ

価格のわかりやすさでは建売住宅に軍配が上がります。

注文住宅の場合、あらかじめ予算を決めていても、実際に設計・施工してみなければ厳密な費用はわかりません。建材や設備にこだわった結果、最終的に予算をオーバーするケースもあります。

対して建売住宅は、すでに建物が完成済み、もしくは設計や仕様がある程度決まった状態のため、販売価格が明確です。付帯工事や設計の費用、オプション費用が追加で必要になることもありますが、注文住宅に比べれば価格は見通しやすいでしょう。

2.3.ローンの組みやすさ

住宅ローンの組みやすさに関しても建売住宅に軍配が上がります。

建売住宅は土地と建物のセット販売のため、住宅ローンを1本にまとめて借りることが可能です。その分、住宅ローンに関する負担は少なくなります。

一方、注文住宅は先に土地を購入してから建物を建築するケースが主流です。土地購入代金を先行して支払う必要があるため、住宅ローンを2本組んだり、つなぎ融資を活用したりと手間がかかります。

3.注文住宅と建売住宅(分譲住宅)の違いを比較【設備・間取り】

続いて、設備や間取り面での違いを見ていきましょう。それぞれの優位性を簡単にまとめると以下のようになります。

注文住宅建売住宅(分譲住宅)
内外装の自由度×
設備の自由度×
間取りの自由度×
住宅性能のわかりやすさ
施工過程×
仕上がりのイメージ
リフォームへの備えやすさ

各項目を詳しく見ていきましょう。

3.1.内装や外観の自由度

内外装の自由度では注文住宅に軍配が上がります。

注文住宅には、自分で一から決めていく「フルオーダー」の他に、一定の仕様をベースに自分好みで改良を加える「セミオーダー」があります。セミオーダーはフルオーダーに比べると自由度で劣るものの、建売住宅に比べれば希望や要望を多く反映できます。

一方、建売住宅はすでに仕様が決まっているため、そのなかから自分好みの内外装の物件を選ぶ形となります。

3.2.設備の自由度

設備の自由度も注文住宅に軍配が上がります。キッチンやシステムバス、トイレなどの水回りを中心に、注文住宅であれば一から自分好みのものを選べるでしょう。セミオーダーであっても柔軟に変更できるため、自分たちの好きなテーマに合わせて選んだり、憧れの海外メーカーの設備を入れたりも可能です。

建売住宅はハウスメーカーがすでに設備まで設置しているケースも多く、選択肢があってもせいぜい「同じメーカーの商品の中から選ぶ」「好きな色を選ぶ」程度のものでしょう。

3.3.間取りの自由度

注文住宅は間取りの自由度でも優れています。特にフルオーダーの場合、設計段階からすべてを決めていくため、間取りにも好みやこだわりをふんだんに盛り込むことが可能です。

対する建売住宅は、購入の時点で間取りが決まっている場合がほとんど。選べる余地があっても、間仕切りの有無、一定のスペースでの部屋割り変更程度であるケースが多いでしょう。

3.4.住宅性能のわかりやすさ

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」(品確法)に基づいて定められた「住宅性能表示制度」によれば、新築住宅では10分野・33項目の性能表示事項が決められています。

注文住宅では建築主が希望すれば自由に表示制度を利用できるのに対し、建売住宅で表示制度を利用するか否かは売り主次第です。建売住宅に表示制度を希望するのであれば、最初から評価書のある建売住宅を探さなければなりません。

なお、住宅性能表示制度で定められている評価項目10分野は次のとおりです。

  1. 構造の安定に関すること
  2. 火災時の安全に関すること
  3. 劣化の軽減に関すること
  4. 維持管理・更新への配慮に関すること
  5. 温熱環境・エネルギー消費量に関すること
  6. 空気環境に関すること
  7. 光・視環境に関すること
  8. 音環境に関すること
  9. 高齢者等への配慮に関すること
  10. 防犯に関すること

いずれも安心・安全・快適に暮らすための重要な項目であり、性能表示のある住宅なら安心感が得られます。

出典:住宅性能評価・表示協会「新築住宅の住宅性能表示制度かんたんガイド(令和4年11月7日版)

3.5.施工過程

注文住宅は設計段階から家づくりに関わるため、施工過程を常にチェックできます。一方、建売住宅はすでに建物が完成しているか、着工してから期間が経っている状態のため、基礎や内部構造の工事過程は確認できません。

施工過程を自分の目で確認し、安心してマイホームを取得したい方は、注文住宅のほうが向いているでしょう。

3.6.仕上がりのイメージ

建物がすでに完成していたり、一定の段階まで工事が進んでいたりする状態で販売される建売住宅は、購入前に現地でサイズ感や外観、間取りなどを実際に確認できるのが魅力。購入してからのギャップが少ない点で安心です。

これに対し、注文住宅は工事が進むまで実物を確認できないのがデメリットです。ただし最近は、模型やパソコンによるシミュレーションを駆使して、できる限り具体的なイメージを持てるよう工夫されています。

3.7.リフォームへの備えやすさ

将来、ライフステージやライフスタイルが変化すれば、マイホームをリフォームする可能性もあります。注文住宅なら、そういったリフォームの可能性も考慮した設計が可能です。しかし、すでに間取りや構造が決定している建売住宅では柔軟な対応が難しく、注文住宅に比べるとリフォームへの対応がしづらいでしょう。

4.注文住宅と建売住宅(分譲住宅)の違いを比較【その他】

続いて、建物や設備の面以外で注文住宅と建売住宅の違いを比較してみます。「入居までの流れ・期間」「アフターサービス」の2点に関して簡単に表にまとめました。

注文住宅建売住宅(分譲住宅)
入居までの流れ・期間×
アフターサービス

4.1.入居までの流れ・期間

入居までの流れや期間で比較すると建売住宅に軍配が上がります。

建売住宅はすでに完成済み、または完成間近の住宅を購入するため、購入してから入居までにあまり時間がかかりません。

【建売住宅(建築中の場合)の流れ】

  • 契約(手付金の支払い)
  • 建築期間(3〜6ヵ月)
  • 引渡し・入居

一方、注文住宅は設計からスタートするため、完成して入居できるまでにはある程度の期間がかかります。

【注文住宅の流れ】

  • 契約
  • 建物プランの決定(1〜6ヵ月)
  • 建築期間( 4〜6ヵ月)
  • 引渡し・入居

新居へすぐに入居したい方は建売住宅を選ぶのがおすすめです。

4.2.アフターサービス

アフターサービスに関しては、注文住宅と建売住宅で大きな違いはありません。なぜなら、住宅のアフターサービスは品確法によって10年保証が義務付けられているからです。注文か建売かではなく、売り主であるハウスメーカーなどによってアフターサービスの内容に差が出ます。

5.注文住宅の長所・短所

注文住宅と建売住宅の違いを見てきたところで、あらためてそれぞれの長所と短所を確認しておきましょう。

なお、注文住宅のメリットとデメリットに関しては以下の記事で詳しく解説しています。

>>注文住宅とは?どのような意味?メリット・デメリットや概要をわかりやすく解説

5.1.長所

注文住宅の長所といえば、何といっても自由度の高さです。内外装、間取り、設備など、あらゆる箇所を自分好みで決められるため、理想の家づくりを叶えやすいメリットがあります。また、ライフステージやライフスタイルの変化を考慮した設計や、設計内容の変更による予算の調整がしやすい点も魅力です。

5.2.短所

注文住宅は自由度が高い反面、こだわりを詰め込むとどうしても費用が高くなります。一からつくり上げていく必要があるため、打ち合わせや手続きも多くなります。契約から完成までの期間も必然的に長くなり、手間やコストの負担が大きいことに注意が必要です。

6.建売住宅(分譲住宅)の長所・短所

次に、注文住宅と比較した場合の建売住宅(分譲住宅)の長所と短所を確認していきましょう。

6.1.長所

建売住宅は、土地と完成済み、もしくは建築中の建物をセットで購入できるため、間取りや居住環境、条件などを購入前にチェックできるメリットがあります。注文住宅に比べて入居までの期間も短く済みます。ハウスメーカーの共通仕様で仕上げられている住宅も多く、購入価格を安く抑えられる可能性があるでしょう。

建築に関する手続きも、すでに売り主のハウスメーカーがある程度進めているため、注文住宅に比べて簡単です。

6.2.短所

メリットがある一方、建売住宅では次のような点に注意が必要です。

  • すでに建物の設計や仕様が決まっているため、設計や仕上げに関する自由度が低い
  • 施工過程を直接確認できない
  • 分譲住宅の場合、周りに似たようなデザインの住宅が立ち並び、個性が出しづらい

7.注文住宅と建売住宅(分譲住宅)はどちらが良い?

注文住宅と建売住宅には、それぞれ異なる長所・短所があります。あなたにはどちらが向いているのか、以下の内容からぜひチェックしてみてください。

7.1.注文住宅が向いている方の特徴

注文住宅には次のような特徴があります。

  • 設計の自由度が高い
  • 費用の自由度も高いが、こだわりを詰め込むと費用が高くなりやすい
  • 完成までに手間と時間がかかる

上記を踏まえると、注文住宅は、多少の時間や手間をかけてでも間取りや仕様に徹底的にこだわり、自分好みのマイホームを建てたい方におすすめとなります。

7.2.建売住宅(分譲住宅)が向いている方の特徴

一方、建売住宅では次のような点を特徴としてご紹介しました。

  • 土地と住宅をセットで購入できる
  • 予算が明確で、費用を低く抑えられるケースが多い
  • 入居までの期間が短いものの設計の自由度は低い

こうした特徴を踏まえると、建売住宅は、土地と住宅をセットで購入したい方、コストや手間をできるだけ抑えてマイホームを手に入れたい方に向いているといえるでしょう。

8.予算内で納得の注文住宅を建てたい方は一建設がおすすめ

「注文住宅の自由度の高さは魅力だけど、費用が高くなりそうだから諦めるべき?」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。一建設では、そういった方にも納得の注文住宅を提供しています。

建売住宅で国内トップクラスの供給数を誇っており、そのノウハウを注文住宅にも活かしています。圧倒的なスケールメリットにより資材や設備のコスト圧縮を実現するとともに、施工を自社で直接管理しているため、コストバランスの良い注文住宅の提供が可能です。

注文住宅にすべきか建売住宅にすべきかお悩みなら、まずは一建設へお気軽にご相談ください。お客さまのご希望やライフスタイルに適したマイホームのプランをご提案します。

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