
目次
一建設の分譲戸建住宅
一建設の分譲戸建住宅は年間約8,000棟以上を供給、国内トップクラスの販売戸数を誇ります。また住宅性能表示制度4分野6項目の最高等級取得を標準化。
お客さまとご家族に安心して住んでいただける住まいをお届けします。
地域から新築一戸建てを探す
マイホームを検討し始めると、多くの方が最初に悩むのが「マンションと戸建て、どちらを選ぶべきか」ではないでしょうか。どちらも一長一短があり、それぞれのライフスタイルや価値観、資金計画によって最適な選択肢は異なります。
この記事ではメリット・デメリットから費用、資産価値、住環境、周辺環境まで、両者を多角的に比較します。あなたのライフスタイルに合った答えを見つける参考にしてください。
1. マンションと戸建て(一軒家)はどっちがいい?

マンションと戸建て、どちらの暮らしが自分に合っているのかを判断するには、まず両者の違いを整理することが出発点です。ここでは特徴を比較表でまとめたうえで、それぞれに向いている方の傾向を確認していきます。
1.1. マンションと戸建ての違い【比較表】
まずは、マンションと戸建てのおおまかな違いを一覧で確認しておきましょう。
なお、ここでの戸建ては、土地と建物がセットで販売されている建売住宅(分譲住宅)を想定しています。それぞれの項目は、費用・資産価値・住環境・周辺環境の4つの観点から、記事の後半で詳しく解説します。
| 比較項目 | マンションの傾向 | 戸建て(建売住宅)の傾向 |
|---|---|---|
| 暮らし方で重視されやすい価値 | 利便性を優先し、 日々の手間を減らしたい方向き | 自分たちのペースで自由度高く暮らしたい方向き |
| 立地のイメージ | 駅前や商業エリアに多い傾向がある | 住宅街や郊外エリアに多い傾向がある |
| 毎月かかる固定費 | 管理費・修繕積立金に加え、 駐車場を利用する場合は駐車場代が発生することが多い | 敷地内駐車場があれば、 駐車場代がかからないことが多い |
| 維持管理のスタイル | 管理組合・管理会社に任せられることが多い | 建物の手入れは所有者自身が担うことが多い |
| リフォーム・増築の自由度 | 専有部分でも管理規約の制約があり、 大きな変更は難しい傾向がある | 建物・土地とも法令の範囲内であれば、 所有者の裁量で変更しやすい |
表で見たとおり、マンションと戸建てにはそれぞれ異なる特徴があります。続いて、どのような方にどちらが向いているのかを見ていきましょう。
1.2. マンションが向いている方の特徴
マンションは以下のような方に向いています。
- セキュリティを重視したい方
- 駅近など利便性の高さを優先したい方
- 将来的な住み替えを見据えている方
- 建物の維持管理に手間をかけたくない方
- 掃除のしやすいコンパクトな室内を求める方
- 老後の暮らしやすさを考えている方
- ご近所づきあいを最低限に抑えたい方
- 車を持たず、電車やバスでの移動が中心の方
管理や防犯を管理会社・管理組合に任せられる点は、忙しい共働き世帯や単身者にとって大きな魅力です。
1.3. 戸建て(一軒家)が向いている方の特徴
戸建ては以下のような方に向いています。
- 将来的にリフォームやリノベーションを楽しみたい方
- 庭や専用駐車場を持ちたい方
- 上下階への足音などの騒音を気にせず暮らしたい方
- 小さな子どもがいる、またはこれからペットを迎えたい方
- 広い居住スペースを求める方
- 月々の固定費を抑えたい方
- 将来的に両親との同居を検討している方
- 閑静な環境や地域とのつながりを大切にしたい方
自分たちのペースで暮らしをカスタマイズしたい方は、戸建てを選ばれる傾向にあります。
2. マンションのメリット・デメリット
ここでは、マンションならではの魅力を掘り下げるとともに、事前に把握しておくべき注意点やデメリットについて解説します。
2.1. マンションのメリット
マンションを選ぶことで得られる主なメリットは、利便性や管理の手軽さ、防犯性などがあります。
2.1.1. 立地条件が良く利便性が高い
多くのマンションは、駅周辺や商業施設が充実した市街地・幹線道路沿いなどの利便性が高いエリアに建設されます。駅から徒歩10分圏内などの物件も多く、通勤・通学や買い物など日常の移動が便利です。
2.1.2. 購入時の諸費用を抑えやすい
購入にともなう税金や手数料など諸費用を比較してみると、一般的に、物件価格に対する割合はマンションの方が低く抑えられる傾向があります。
ただし物件価格自体はマンションの方が高い傾向にあるため、諸費用の実額まで含めて確認しておきましょう。
2.1.3. 共用施設のメンテナンスを任せられる
廊下やエントランス、エレベーター、ゴミステーションなど共用部分の清掃・管理は、管理会社や専門業者が担ってくれます。自分で庭の草むしりや外壁の掃除をする必要がなく、いつでも整った環境で暮らすことができます。
2.1.4. セキュリティ面で安心できる
オートロックや防犯カメラの設置、日中の管理人・コンシェルジュの駐在など、強固なセキュリティ体制が整っている物件が多く、防犯面での安心感を得やすいのが特徴です。
2.1.5. 光熱費を抑えやすい
マンションは平均床面積がコンパクトで気密性・断熱性に優れる傾向があり、光熱費を抑えやすいとされています。ただし、高気密・高断熱仕様を採用した戸建てであれば、同等以上の性能の確保が十分可能です。
2.2. マンションのデメリット
一方で、集合住宅ならではの制約やランニングコストには注意が必要です。
2.2.1. 管理費・修繕積立金の支払いが発生する
共用部分の維持管理や大規模修繕に備え、管理費と修繕積立金の支払いが毎月継続的に発生します。これらは物価高騰や大規模修繕工事の実施にともない、値上げされる可能性もあるため、長期的な資金計画に組み込んでおく必要があります。
2.2.2. ペット飼育やリフォームが管理規約で制限される
マンションには管理規約と呼ばれる独自のルールがあり、ペットの飼育可否、飼育頭数やサイズが決められています。ペット可でも大きさや頭数が制限されていることが多いです。また、リフォームではフローリング張替えで使用できる素材が定められるなど、自由なカスタマイズには一定の制約があります。
2.2.3. 隣近所との騒音トラブルが起こることもある
壁や床を隔てて多くの世帯が暮らしているため、上階からの足音やドアの開閉音、隣の部屋からの話し声などが気になる場合があります。特に小さな子どもがいるご家庭では、下階への音の響きに気を配り続けるストレスを感じるケースも少なくありません。
3. 戸建て(一軒家)のメリット・デメリット

次に、戸建ての魅力と留意すべきポイントを見ていきましょう。戸建ては、自分たちならではの暮らしを実現できる自由度と独立性が最大の魅力です。
3.1. 戸建てのメリット
戸建てを選択することで、どのような生活のゆとりや利便性が手に入るのかをご紹介します。
3.1.1. 暮らしの自由度が高い
マンションのような管理規約がないため、ペットの制限もなく、家族のライフスタイルに合わせた暮らしが実現できます。
管理規約による制限がないため、将来的なリフォームや増改築、外観の変更なども所有者の自由な判断でおこなうことができます。(建ぺい率・容積率など法令上の制限は受けます。)
3.1.2. 庭でガーデニングや家庭菜園を楽しめる
敷地内に庭を持てるのは戸建てならではの醍醐味です。ガーデニングや家庭菜園を楽しんだり、子どもやペットを安全に遊ばせたり、BBQを楽しんだりと、プライベートな屋外空間を自由に活用できます。
3.1.3. 月々の管理費・修繕積立金がかからない
マンションのような毎月強制的に引き落とされる管理費や修繕積立金はありません。修繕費は自分で計画的に積み立てて管理するため、収入の増減に合わせて毎月の出費を調整できる柔軟性があります。
3.1.4. 駐車場の費用がかからない
敷地内に駐車スペースを確保しておけば、駐車場代は不要です。車の出し入れもスムーズで、重い荷物を車から部屋へ運び込む際の手間もかかりません。車を複数台所有したいご家庭にとっても大きな強みです。
3.1.5. 土地の資産価値が安定している
戸建て住宅の価格は、建物と土地に分かれています。建物部分は経年劣化によって価値が低下しますが、土地の資産価値は年数が経過しても大きく下がりにくい傾向があります。
将来的に建物の価値が低下したとしても、資産として残しやすい点がメリットです。
3.2. 戸建てのデメリット
自由度が高い反面、自己管理が必要になる部分や立地条件の偏りなどがデメリットとして挙げられます。
3.2.1. 立地条件が悪い住宅もある
戸建ての分譲地や建売住宅は、ある程度の敷地面積を確保するために郊外や駅から離れた閑静な住宅街に建てられるケースが多く、公共交通機関の便が良くない場合があります。
3.2.2. 建物のメンテナンスは自分でする必要がある
修繕や清掃、庭の手入れなど、維持管理をすべて自己責任でおこなう必要があり、マンションより手間がかかります。
3.2.3. セキュリティ対策が必要になる
不審者の侵入防止やセキュリティ対策は自己責任でおこなう必要があります。防犯砂利の敷設、人感センサーライトの設置、防犯フィルムの貼付など、防犯性を高めるための工夫と費用が求められます。
3.2.4. 2階建ては特にバリアフリー化が欠かせない
マンションは一般的にワンフロアで階段がありませんが、2階建ての戸建ては高齢期を迎えた際に階段の上り下りが負担となる可能性があります。
そのため、手すりの設置や1階中心の生活を見据えたバリアフリー対策・間取り設計を考慮しておく必要があります。
4. 【①費用】マンションと戸建て(一軒家)のどっちが安い?
ここまで見てきた違いを、費用・資産価値・住環境・周辺環境の4つの観点から詳しく比較していきます。すべての項目で優劣がつくわけではないため、自分たちが優先したい観点を絞りながら読み進めると判断しやすくなります。
マイホーム選びで多くの方が気になるのが費用面です。物件の購入価格だけでなく、税金や維持費まで含めたトータルの負担を見ていきましょう。
| 比較項目 | マンション | 戸建て(建売住宅) |
|---|---|---|
| 物件の購入価格 | 戸建てより高くなりやすい | マンションより抑えやすい |
| 固定資産税 | 建物評価が下がりにくく、高めが続く傾向がある | 土地部分の負担が大きくなりやすい |
| 維持管理費 | 管理費・修繕積立金が毎月かかることが多い | 大規模修繕はまとまった出費になることが多い |
| 駐車場代 | 別途かかることが多い | 敷地内にあれば不要なことが多い |
| 光熱費 | 気密性・断熱性で抑えやすい傾向 | 高断熱仕様なら差は大幅に縮まる |
| 火災保険 | 耐火性が高く保険料は低めになる傾向がある | 木造は保険料がやや高めだが構造級別により軽減可能 |
| 税金や手数料などの購入諸費用 | 取得時の税負担は低く抑えやすい | 取得時の税負担は高くなりやすい |
4.1. 物件の購入価格
住宅金融支援機構「2025年度 フラット35利用者調査」によると、全国の平均所要資金は建売住宅が約4,215万円、マンションが約5,882万円です。
中古では中古戸建てが約2,783万円、中古マンションが約3,602万円となっており、新築・中古のいずれでもマンションの方が高い水準にあります。
ただし立地や築年数、設備水準によって価格差は大きく、一概に比較しきれない面もある点は押さえておきましょう。
一軒家の値段相場に関して詳しく知りたい方は下記のコラムをご覧ください。
>>新築一戸建てにかかる費用は?内訳やエリア別の相場、資金計画のポイントについて解説
4.2. 固定資産税
マンションは、土地の所有権が専有面積に応じた区分所有となるため、1戸あたりの土地部分の税負担は軽くなりやすい一方、建物部分は減価償却期間が長く評価が下がりにくいため、固定資産税が高い状態が長く続く傾向があります。
戸建ては逆に、土地全体を単独で所有する分、土地部分の税負担が重くなりやすいのが特徴です。
| 項目 | マンション | 戸建て |
|---|---|---|
| 土地部分の固定資産税 | 敷地を戸数で按分するため、1戸あたりの土地面積が小さく、 税額そのものが低くなりやすい | 土地を単独所有するため、 税額はマンションより高くなりやすい |
| 建物部分の固定資産税 | 鉄筋コンクリート造は木造より経年による評価の下がり方が緩やかなため、 評価額が下がりにくく税額が高い状態が長く続く | 木造の場合は法定耐用年数が短いため(22年)、 評価額が年数経過で下がりやすく税額の高い期間が短い |
| 新築時の税額軽減措置 | 5年間(長期優良住宅は7年間)、 税額が1/2に軽減される | 3年間(長期優良住宅は5年間)、 税額が1/2に軽減される |
参考:国土交通省「新築住宅に係る税額の減額措置」
一戸建てや新築戸建ての固定資産税に関して詳しく知りたい方は下記のコラムをご覧ください。
>>新築の固定資産税はいくら?シミュレーションや計算方法、最新の軽減措置を解説
>>一戸建ての固定資産税はいくら?計算式や軽減措置、シミュレーションも紹介
4.3. 維持管理費
戸建ては大規模修繕の際に一時的に大きな出費が必要になりますが、マンションは毎月の管理費・修繕積立金の支払いが続くのが一般的です。
どちらのタイプの住宅を選ぶかは、ライフスタイルや資金計画など、個人の事情によって異なります。長期的な維持費用を見越して、あなたに合った選択をすることが重要です。
一戸建てで毎月かかるお金に関して詳しく知りたい方は下記のコラムをご覧ください。
>>一戸建てで毎月かかるお金はどれくらい?維持費を抑えるコツも併せて紹介
4.4. 駐車場代
戸建ては自宅の敷地内に駐車スペースを確保できるため、駐車場代は原則不要です。駐車スペースの費用は、住宅ローンの返済や固定資産税に含まれています。
一方、マンションでは、敷地内であっても毎月の駐車場代がかかり、駐車スペースが敷地内にない場合は、月極駐車場代が別途必要で、その分固定費用が高くなります。
物件選びの際は、駐車スペースの有無や月極駐車場代など、固定費用の違いを十分に検討することが大切です。
4.5. 光熱費
マンションは平均床面積がコンパクトで気密性・断熱性に優れる傾向にあり、光熱費を抑えやすいとされています。
しかし、近年の一戸建て住宅も、一次エネルギー消費量実質ゼロを目指す「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」仕様や高気密・高断熱性能が標準化されつつあります。高断熱な戸建てを選ぶことで、マンションと同等の省エネ性能を実現し、電気代を抑える効果が期待できます。
ZEHについて詳しく知りたい方は下記のコラムをご覧ください。
>>ZEH(ゼッチ)住宅とは?義務化?種類やメリット・デメリット、補助金制度をわかりやすく紹介
4.6. 火災保険
火災保険料は、主に以下の3つに分類される建物の構造級別によって算出されます。
- M構造(マンション構造): コンクリート造などのマンション
- T構造(耐火構造): 鉄骨造や省令準耐火構造の戸建てなど
- H構造(非耐火構造): 一般的な木造戸建て
耐火性の高い構造ほど保険料が低くなる仕組みで、一般的にコンクリート造のマンション(M構造)は燃えにくいため火災保険料が最も安くなります。
木造戸建て(H構造)は保険料が高めになりますが、木造住宅でも省令準耐火構造の仕様を満たしていればT構造として認定され、火災保険料が割安になるケースがあります。
4.7. 税金や手数料などの購入諸費用
不動産を購入する際には、各種税金や手数料などの購入諸費用が発生します。物件種別ごとの主な費用内訳と、物件価格に対する割合の目安は以下のとおりです。
| 費用項目 | 新築マンション | 中古マンション | 新築一戸建て (建売) | 中古一戸建て |
|---|---|---|---|---|
| 印紙税 (契約書収入印紙代) | ● | ● | ● | ● |
| ローン借入費用 (事務手数料・保証料等) | ● | ● | ● | ● |
| 保険料 (火災保険・地震保険代) | ● | ● | ● | ● |
| 登記費用 (登録免許税・司法書士報酬) | ● | ● | ● | ● |
| 仲介手数料 | △ | △ | △ | △ |
| 不動産取得税 | △ | △ | △ | △ |
| 固定資産税清算金 | △ | ● | △ | ● |
| 修繕積立基金・水道負担金等 | ● (修繕積立基金) | ― | △ (水道負担金) | ― |
※仲介手数料の有無は取引態様によって決まります。
新築マンションは売主直販や販売代理で取引されることが多く、買主に仲介手数料が発生しないケースが一般的です。
新築の建売住宅も、売り主から直接購入する場合は発生しません。
※上記の表は一般的な目安であり、実際の税額や諸費用は物件の価格・所在地・床面積、取引態様などによって異なります。
不動産取得税や固定資産税、登録免許税には、要件を満たす場合に適用される軽減措置があり、適用の有無によって負担額は大きく変わります。
また各種の軽減措置には適用期限が設けられているため、購入時点の最新の情報をご確認ください。
不動産を購入する際にかかる費用の内訳は、物件や購入方法によって異なります。新築マンションでは修繕積立基金として数十万円が別途必要になるケースがあります。
なかでも金額が大きくなりやすいのが仲介手数料です。物件価格が400万円を超える場合、物件価格の3%+6万円(税別)が上限と定められています。
ただし仲介手数料は建物の種別で決まるものではなく、売り主から直接購入するか、仲介会社を通すかによって決まります。
一建設の「リーブルガーデン」のように売り主が直接販売している分譲住宅であれば、一建設から直接ご購入いただく場合は仲介手数料がかかりません。
このほか戸建てでは、土地の評価額が高い物件ほど、土地の所有権移転登記にかかる登録免許税が大きくなる場合があります。
また、新たに水道を引き込む場合には水道負担金が必要になることなども、諸費用がかさむ要因になります。物件を探す段階で、取引態様とあわせて諸費用の内訳も確認しておくとよいでしょう。
4.8. トータルで見るとどっちが安い?費用のまとめ
ここまで見てきたように、費用の内訳はマンションと戸建てで大きく異なります。
マンションは管理費・修繕積立金や駐車場代といった月々の固定費が発生しやすい一方、戸建ては修繕が必要になったタイミングでまとまった出費が生じます。
どちらが安く済むかは、物件の価格やエリア、車の所有の有無、修繕の進め方によって変わるため、一概にはいえません。気になる物件が見つかったら、購入価格だけでなく、月々の固定費と将来の修繕費まで含めて比較してみましょう。
5. 【②資産価値】マンションと戸建て(一軒家)のどっちが高い?

将来的に住み替えや売却を検討する可能性を考えると、資産価値がどちらに残るのかも重要です。
| 比較項目 | マンション | 戸建て(建売住宅) |
|---|---|---|
| 土地の資産価値 | 持分は小さいが立地次第で維持されやすい | 土地を単独所有するため資産として残りやすい |
| 建物の資産価値 | 減価償却期間が長く下落が緩やかな傾向がある | 減価償却期間が短く下落が早い傾向がある |
5.1. 土地の資産価値
土地は建物のように経年劣化しないため、一般的に資産価値が下がりにくい傾向があります。戸建ては土地と建物を所有するため、土地の資産価値を保有できる点がメリットです。
ただし、土地の価値は立地や需要によって大きく異なります。人口が増加している地域や交通アクセスの良い地域などは価値が維持されやすい一方、人口減少が進む地域や災害リスク、交通アクセス、周辺環境などによっては、需要の低下などにより、将来的に価値が下がる可能性もあります。
5.2. 建物の資産価値
建物の資産価値は、法定耐用年数に左右されます。国税庁の資料によると、木造の住宅用建物の耐用年数は22年、鉄筋コンクリート造の住宅用建物は47年と定められています。木造中心の戸建ては減価償却期間が短い分、税務上・市場評価上ともに建物の価値が下がりやすいのが実情です。
ただし、22年で住めなくなるわけではありません。あくまで税務上の目安であり、実際の建物の寿命は日々のメンテナンス次第で十分に延ばすことができます。
木造住宅の耐用年数について詳しく知りたい方は下記のコラムをご覧ください。
>>木造住宅の耐用年数は何年?実際の寿命との違いや長く住むためのコツも解説
6. 【③住環境】マンションと戸建て(一軒家)のどっちがいい?
日々の暮らしやすさに直結する住環境についても、マンションと戸建てでは特徴が異なります。ここでは9つの項目に分けて比較します。
| 比較項目 | マンション | 戸建て(建売住宅) |
|---|---|---|
| 間取り | コンパクトだが動線がシンプルになりやすい | 部屋数や庭など自由度が高くなりやすい |
| 将来的な住み替え・リフォームの選択肢 | ライフステージに応じて住み替えやすい | リフォームで住み続けながら対応しやすい |
| 設備 | 共用設備や標準装備が充実していることが多い | 好みに合わせてカスタマイズしやすい |
| ペット | 管理規約で種類・大きさに制限がある場合が多い | 制限がなく、 飼いやすい傾向がある |
| インターネット環境 | 共有回線で費用を抑えやすい | 個別契約でやや割高になりやすい |
| 維持・管理 | 管理会社に任せられることが多い | 所有者自身で管理する必要がある |
| 家事・生活動線 | コンパクトでシンプルになりやすい | 部屋数が多く工夫が必要な場合がある |
| 耐震性・地震時の避難 | 新築は現行の耐震基準を満たすが、 高層階はエレベーター停止時に避難しにくい | 新築は現行の耐震基準を満たし、 低層のため避難しやすい |
| 日当たりや風通し | 窓の位置は建物の設計に左右される | 窓の配置を工夫しやすい |
6.1. 間取り
マンションは戸建てに比べて床面積が狭い傾向にありますが、階段のスペースが少ないため、同じ面積でも有効活用できる空間が多くつくれます。
戸建ては広い敷地に建てられ、部屋数や庭など、より自由な間取りを設計できます。家族構成の変化に合わせて、柔軟に空間を活用できるのが特徴です。
どちらを選ぶかは、ライフスタイルや予算、家族構成など、自身のニーズに合わせて検討することが大切です。空間の使い方次第で、両者ともに快適な住まいを実現できるでしょう。
6.2. 将来的な住み替え・リフォームの選択肢
マンションは、ライフステージの変化に合わせて柔軟に住み替えができるのが特徴です。例えば、結婚や出産、子育て、老後の生活など、状況に応じて住み替えることで、より快適な暮らしを実現できます。
戸建ては規約による制限がないため、間取り変更や水回りの移動といった大きなリフォームにも比較的対応しやすくなっています。(建築基準法や構造上の制約は受けます。)
6.3. 設備
完成済みの分譲住宅では設備は決まっていますが、入居後に自分の判断で交換・追加できる範囲は広く、管理規約による制限もありません。
一方、マンションは管理組合の規定により、一部の設備に制限があることがあります。しかし、宅配ボックスや24時間利用できるゴミ置き場など、マンションならではの便利な設備も備わっているのが特徴です。
6.4. ペット
マンションでは、管理規約によってペットの種類や大きさ、頭数などに制限が設けられている場合があります。新築分譲マンションでも、体長40~50cm・体重10kgまで、1~2頭までなど、細かく定められているケースも少なくありません。
こうした規定は、共用スペースの利用や他の住民への配慮から設けられています。すでにペットを飼っている方や飼育を予定している方は、購入前に管理規約を確認しておきましょう。
一方、戸建てでは管理規約による制限がないため、飼育する種類や頭数を自分たちの判断で決められます。庭やドッグランを設けやすい点も特徴ですが、鳴き声や臭気については近隣への配慮が必要です。
6.5. インターネット環境
マンションでは建物全体で光回線を一括導入しているケースが多く、月々の利用料を抑えやすいメリットがあります。
戸建ては電柱から戸別に回線を直接引き込むため、共有回線のマンションと比較すると月々の料金がやや割高になる傾向があります。
6.6. 維持・管理
マンションは、管理会社が専門的な知識と経験を活かして、設備管理や修繕、メンテナンスなどを一括しておこなってくれます。そのため、居住者は毎月一定の管理費と修繕積立金を支払うだけで、大きな出費を気にする必要がなく、手間もありません。(ただし修繕積立金の値上げや一時金が生じる場合もあります。)
戸建ては、個別の修繕が必要になる箇所や時期が異なるため、その都度メンテナンスをおこなうことになります。例えば、屋根の修繕、外壁の塗り替え、設備の交換など、さまざまな修繕が必要になり、その度に費用と手間が発生するので注意しなくてはなりません。戸建ての居住者は、定期的な修繕費用を見積もり、準備しておく必要があります。
6.7. 家事・生活動線
マンションは、部屋の広さが比較的コンパクトです。キッチン、リビング、寝室などの主要な生活空間が近接しており、動線がシンプルになります。日常の家事や移動がスムーズなため、高齢者や子育て世帯にも便利です。
戸建ては部屋数が多く、動線がやや複雑になる傾向にあります。しかし、リフォームやリノベーションをおこなえば、動線の改善や効率的な家事動線の設計が可能です。
例えば、キッチンと洗濯室を近接させたり、玄関から廊下の動線を最適化したりするなど、居住者のライフスタイルに合わせて柔軟に対応できます。
6.8. 耐震性・地震時の避難
新築の戸建て・マンションは、いずれも現行の建築基準法の耐震基準を満たしており、震度6強から7程度の地震でも倒壊・崩壊しないことが求められています。
中古住宅の場合は、建築された時期によって適用される耐震基準が異なるため、購入前に建築年や耐震診断の有無を確認しておきましょう。なお、高層階のマンションに住む場合、地震発生時に速やかに外部に避難するのが難しくなります。エレベーターの停止などにより、避難に時間がかかることもあるでしょう。
戸建てのように1階または2階に住んでいれば、地震発生時に外部に素早く避難できるため、高層階のマンションに比べ、より安心感が高いといえます。
耐震基準や、耐震等級に関して詳しく知りたい方は下記のコラムをご覧ください。
>>耐震基準とは?新旧基準の違いや改定の流れ、確認方法などをわかりやすく解説
>>建売住宅の耐震等級とは?耐震強度の調べ方や購入前の注意点も紹介
6.9. 日当たりや風通し
戸建ては注文住宅であれば、窓の数や位置を自由に調整できるため、風や日差しを取り入れやすくなります。例えば、南向きの窓を多く設置すれば、日光を十分に取り入れられ、冬季の暖房費の節約にもつながります。また、窓の配置を工夫すれば、自然の風を取り入れて室内を快適に保てるでしょう。分譲住宅を選ぶ際は、前面道路の方角や隣家との距離を現地で確認しておきましょう。
一方、マンションは、窓の数や位置は建物の設計によって左右されるため、日当たりや風通しが戸建てほど自由に調整できません。しかし、高層階に住むことで、眺望の良さを得られるのがマンションならではの魅力です。
7. 【④周辺環境】マンションと戸建て(一軒家)のどっちがいい?

住まいそのものだけでなく、周辺環境も暮らしの満足度を左右する重要な要素です。ここでは4つの視点から比較します。
| 比較項目 | マンション | 戸建て(建売住宅) |
|---|---|---|
| 利便性 | 駅や商業施設に近い物件が多い | 住宅街や郊外に多く落ち着いた環境 |
| 近隣との付き合い | 管理組合を通じた適度な距離感 | 地域コミュニティとの関わりが深くなりやすい |
| 騒音トラブル | 上下左右の生活音に配慮が必要 | 独立した建物のため音を気にしにくい |
| セキュリティ面 | オートロックなど共用設備が充実 | 自身での防犯対策が必要 |
7.1. 利便性
マンションは駅周辺に建てられることが多く、通勤や買い物に便利な立地が特徴です。交通アクセスの良い人気エリアでは、資産価値が維持されやすい傾向があります。
一方、戸建ては駅から離れた住宅街に立地するケースが多く、マンションと比べて交通の利便性は劣るものの、静かで落ち着いた雰囲気が感じられます。子育てや趣味の庭いじりなど、ゆとりのある生活を送りたい方にとって、戸建ての立地は魅力的です。
7.2. 近隣との付き合い
戸建ての場合、ご近所との交流が比較的密になりやすい傾向にあります。隣近所との付き合いが深くなり、地域のイベントにも積極的に参加することが多いです。このように、戸建ての住民は地域コミュニティに深く関わっていくことが一般的です。
マンションでは、管理組合や自治会などの活動を通じて、適度な距離感を保ちながらコミュニティに参加できます。自治会への参加は任意なので、個人の意向に合わせて関わり方を選べます。
7.3. 騒音トラブル
集合住宅であるマンションやアパートでは、隣近所と壁や床を共有することから、騒音トラブルに発展するケースがあります。例えば、足音などの生活音や楽器の演奏、子どもが走り回る音などです。このような場合、管理会社や管理組合に相談するなどして、適切な対応を求めることが重要です。
その点、戸建ては隣接する住戸がないため、マンションと比べて、隣人の生活音を気にする場面が少なくなります。また、楽器や子どもの遊びなど、ある程度の音を出しやすい点も戸建てのメリットです。ただし、戸建てでも近隣住宅への音漏れには配慮が必要です。
7.4. セキュリティ面
マンションはオートロックや防犯カメラなどのセキュリティ設備が整っており、防犯性の高さが魅力です。これらの設備は不審者の侵入を効果的に防ぎ、管理人が常駐する物件なら見回りによる抑止効果や緊急時の対応も期待できます。
一方、戸建てはマンションほど充実したセキュリティ設備を備えていないケースが多いのが実情です。実際に、警察庁の統計でも、侵入窃盗の発生場所別認知件数は一戸建て住宅が最も多く、2025(令和7)年は全体の29.1%を占めました。
もっとも近年は戸建ての防犯対策も進化しており、センサーライトや防犯カメラの設置、鍵の工夫など、自身でできる対策の幅は着実に広がっています。
8. マンションと戸建て(一軒家)に関するQ&A
マンションと戸建ての検討に関して、よくある疑問をQ&A形式でまとめました。
8.1. マンションと戸建てはどっちが多い?
総務省「令和5年住宅・土地統計調査」によると、居住世帯のある住宅を建て方別に見ると、一戸建てが2,931万9千戸(52.7%)、共同住宅が2,496万8千戸(44.9%)となっています。
一戸建ての方が多いものの、共同住宅は1993年からの30年間で約1.8倍に増加しており、割合は過去最高を更新しました。都市部を中心に、共同住宅の存在感は着実に高まっています。
8.2. マンションか戸建てか以前に、賃貸と持ち家はどっちがいいの?
賃貸は初期費用を抑えやすく、引っ越しの自由度が高い一方、資産形成にはつながりません。持ち家は資産となり自由にリフォームできる反面、初期費用や固定資産税、修繕費用がかかります。
若い単身者は賃貸、子育て世帯は持ち家が向いているケースが多いものの、ライフステージや経済状況を踏まえた総合的な判断が大切です。
賃貸か持ち家がいいのかに関して詳しく知りたい方は下記のコラムをご覧ください。
>>持ち家と賃貸どっちがお得?メリット・デメリットや生涯コスト、向いている方の特徴を比較
8.3. マンションと戸建てはどっちが売りやすい?
流動性の高さや将来の売却しやすさで見ると、一般的には都市部の駅近マンションが売りやすい傾向にあります。
駅近くにあるマンションは、単身者・ファミリー・高齢夫婦など幅広い層からの需要が高く、築年数が経過しても買い手や借り手が見つかりやすいのが特徴です。
戸建てでも「人気の学区内にある」「整形地で日当たりが良い」「周辺の住環境が良い」などの条件を満たしていれば、高い需要を維持できます。どちらを選ぶにしても、将来的な売却や賃貸への転用も視野に入れるなら、立地や管理状態を重視して選ぶことが重要です。
9. 自由度がより高い生活を楽しむならリーブルガーデン
マンションと戸建てのどちらが良いかは、優先したいものによって答えが変わります。駅近の利便性と管理の手軽さを重視するならマンション、庭やペット、月々の固定費の抑えやすさを重視するなら戸建てが、それぞれ選ばれています。
戸建てを検討される方は、一建設が手掛ける「リーブルガーデン」をおすすめします。
庭でのガーデニングやペットとの暮らし、月々の管理費・修繕積立金がかからない家計面のゆとりなど、戸建てならではの魅力を詰め込んだ物件を全国で多数取り扱っています。マンションと戸建て、両方の視点から住まい選びを検討したうえで、理想の暮らしを求めるなら、ぜひリーブルガーデンサーチで物件をチェックしてみてください。
>>リーブルガーデン|一建設の新築一戸建て(分譲住宅・建売)
>>リーブルガーデンサーチで物件を検索してみる
※記事の内容は2026年8月現在の情報に基づいています。制度や法律は今後変更・廃止される可能性がありますので、最新の情報をご確認ください。














