マンションと戸建て(一軒家)はどっちがいい?資産価値・住み心地など比較
目次
一建設の分譲戸建住宅
一建設の分譲戸建住宅は年間約9,000棟以上を供給、国内トップクラスの販売戸数を誇ります。また住宅性能表示制度5分野7項目の最高等級取得を標準化。
お客さまとご家族に安心して住んでいただける住まいをお届けします。
マンションと戸建ては、それぞれメリットとデメリットがあります。マンションは比較的手頃な価格から高額な物件まで選択肢が幅広くあり、管理人がいるため手入れが楽ですが、資産価値の上昇は戸建てに比べて低く、騒音トラブルが気になるかもしれません。
一方、戸建ては自由度が高くリフォームしやすい反面、購入価格が高く、管理・修繕費がかかります。このように、マンションと戸建ては異なるメリットやデメリットが存在します。
この記事ではマンションと戸建て、どちらを購入するか迷っている方のためにそれぞれを徹底的に比較しました。
1. マンション・戸建て(一軒家)はどっちがいいかを比較【メリット・デメリット】
以下ではマンションまたは戸建てのメリットとデメリットを紹介します。
1.1. マンションのメリット
マンションのメリットは以下のとおりです。
- 手頃な価格で購入できる
- 日常の手入れが楽
- セキュリティ面で安心
- 交通の便が良い
- 生活利便性が高い
マンションは戸建てに比べて初期投資が低く、手軽に住まいを手に入れられるのがメリットです。さらに共用施設の管理や修繕は管理組合がおこなうため、手入れが最小限で済みます。
また、マンションは都心部に立地することが多く、通勤や買い物など日常の移動が便利です。特に共用施設の充実した物件では、フィットネスクラブやコンビニエンスストアなどが物件内にあり、快適な生活が送れるでしょう。その他にもマンションに管理人がいることで、防犯面での安心感が得られるといったことがメリットとして挙げられます。
1.2. マンションのデメリット
マンションのデメリットは以下のような項目が挙げられます。
- 管理費・修繕積立金の支払い
- 管理規約の制限
- 隣近所との騒音トラブル
マンションでは共用部分の維持管理や修繕のため、毎月の管理費や修繕積立金などのランニングコストが発生します。
また、マンションには管理規約があり、ペットの飼育や内装の変更など、自由度が制限されることも考慮しなくてはなりません。その他に、密集した環境でのマンション生活では隣人との音の問題が起こりやすい傾向にあります。
1.3. 戸建てのメリット
戸建てのメリットは以下のとおりです。
- 広々とした空間
- 庭付きも可能
- 自由度が高い
- 資産形成に役立つ
- プライバシーの確保
戸建ては一戸一戸が独立しているため、マンションに比べて広い敷地と室内空間を確保できるのが特徴です。戸建ては庭付きが一般的で、ガーデニングや家庭菜園など、自然を身近に感じられる生活を楽しめます。
戸建ては管理規約の制限が少ないため、内装や外観の変更、ペットの飼育など、自由度が高い生活が送れます。また土地を所有しているため、年数の経過とともに建物の価値が下がっても、全体的な資産価値が保たれやすいでしょう。
1.4. 戸建てのデメリット
戸建てのデメリットは以下のような項目が挙げられます。
- 維持管理の負担
- アクセスの悪さ
- セキュリティ対策が必要
- 高齢化への対応
戸建てはすべて自己責任で修繕や清掃、庭の手入れなどの維持管理が必要で、マンションに比べて手間がかかります。また、戸建ては郊外に立地することが多く、公共交通機関の便が悪い可能性があり、通勤や買い物の際の移動に不便さを感じるかもしれません。
さらに戸建ては独立した建物のため、防犯対策が重要になります。不審者の侵入防止や防災対策など、マンションに比べて自己対応が大きくなることも念頭におきましょう。
2. マンションと戸建て(一軒家)どっちがいい?【資産価値】
マンションと戸建て物件を購入する際は、資産価値について知っておくことが大切です。以下では、土地の資産価値と建物の資産価値の違いをそれぞれ詳しく解説します。
2.1. 土地の資産価値
土地の資産価値は、需要が高いかどうかによって左右されます。建物とは異なり、土地は時間の経過とともに劣化することがないため、価値が下がりにくくなるのが基本です。
戸建ては土地と建物が一体となっているため、資産価値が下がりにくいという土地の恩恵を受けやすいとされています。
ただし、人口が増加傾向にある地域や、交通アクセスが良好な地域、観光地の近くなど、需要が高い土地は価値が維持されやすい一方、人口減少や災害リスクの高い地域など、需要が低下する可能性のある土地は、将来的に価値が下がる可能性があります。
土地は建物に比べて資産価値の維持が容易で、長期的な投資対象として魅力的ですが、立地条件や需要動向を慎重に検討する必要があります。
2.2. 建物の資産価値
新築の建物は時間が経過するにつれ、価値が下がります。新築物件でも築年数の経過により価値が下落するのが一般的です。中古住宅が新築時の価格と比べて購入価格が安くなるのは、建物の経年劣化にともなう価値の減少を反映しているためです。
例えば、東京圏の中古戸建ての平均価格を見ると、新築から10年経過すると価格が半分近くまで下落する傾向にあります。中古住宅を購入する場合は、建物の価値は時間とともに減少していくため、新築と比べて割安な価格で取得できるというメリットがあります。ただし、物件の状態や耐用年数などを慎重に検討することが必要です。
戸建ては木造が多いため耐用年数は短く設定されていますが、メンテナンス次第では良い状態を維持し寿命を延ばすことが可能です。
3. マンションと戸建て(一軒家)どっちが安い?【費用】
ここからは費用に関して、マンションと戸建てを比較します。以下の項目に分けているので、参考にしてください。
- 物件の購入価格
- 固定資産税
- 維持管理費
- 駐車場代
- 光熱費
- 火災保険
- 税金
3.1. 物件の購入価格
全国平均で見ると、新築の戸建ては土地付きで約4,455万円、建売住宅で約3,605万円となっています。一方、新築マンションの平均価格は約4,528万円です。
中古マンションでは平均価格が3,026万円と、中古戸建ての2,614万円前後と比べてやや高くなります。
ただし、立地や築年数、設備水準などによって大きな価格差が生じるため、一概に比較するのは難しい面もあるでしょう。購入時は自身のニーズや予算に合わせて、物件の条件を慎重に検討することが大切です。
一軒家の値段相場に関して詳しく知りたい方は下記のコラムをご覧ください。
>>一軒家の値段相場はいくら?購入にかかる諸費用や頭金の目安まで解説
参考:2021年度 フラット35利用者調査|住宅金融支援機構
https://www.jhf.go.jp/files/400361622.pdf
3.2. 固定資産税
マンションでは、土地の所有権は専有面積に応じた区分所有のため、1戸あたりの土地面積が小さくなります。
戸建ては土地全体の固定資産税を負担するため、同じ敷地面積の物件であっても土地部分の税額が高くなります。例えば、同じ200平方メートルの土地に建つ物件を比べると、マンションは専有面積に応じて土地部分の税額が分散され、戸建てに比べて土地部分の固定資産税の負担が低く抑えられます。
一方、建物部分については構造の違いにより減価償却期間が長いマンションの方が、固定資産税の税額が減りにくいといえます。
マンションと戸建ての固定資産税の差異は、土地の所有形態の違いや構造の違いが大きな要因となっています。購入検討時はこの点も考慮に入れて、自身の予算に合った物件を慎重に選んでください。
一戸建てや新築戸建ての固定資産税に関して詳しく知りたい方は下記のコラムをご覧ください。
>>新築の固定資産税の額は?いつから?減税の申請方法を解説
>>一戸建ての固定資産税はいくら?計算式や減額の方法も紹介
3.3. 維持管理費
戸建ては、修繕が必要になった際は都度支払わなくてはなりません。大規模な修繕工事には数百万円単位の費用がかかり、予期せぬタイミングで大きな出費が発生することもあります。
戸建ては大規模修繕の際に一時的に大きな出費が必要になりますが、マンションは毎月の管理費・修繕積立金の支払いが続くのが一般的です。
どちらのタイプの住宅を選ぶかは、ライフスタイルや資金計画など、個人の事情によって異なります。長期的な維持費用を見越して、あなたに合った選択をすることが重要です。
一戸建てで毎月かかるお金に関して詳しく知りたい方は下記のコラムをご覧ください。
>>一戸建てで毎月かかるお金はどれくらい?維持費を抑えるコツも併せて紹介
3.4. 駐車場代
戸建ては自宅の敷地内に駐車スペースを確保できるため、駐車場代は原則不要です。駐車スペースの費用は、住宅ローンの返済や固定資産税に含まれています。一方、マンションでは、敷地内であっても毎月の駐車場代がかかり、駐車スペースが敷地内に無い場合は、月極駐車場代が別途必要で、その分固定費用が高くなります。
物件選びの際は、駐車スペースの有無や月極駐車場代など、固定費用の違いを十分に検討することが大切です。
3.5. 光熱費
一般的にマンションは気密性と断熱性が優れているため、光熱費を抑えやすいといわれています。これはマンションの外壁や窓などが共有部分として設計されており、外気の侵入を防げるためです。 一戸建ては、外壁や窓などが直接外気に触れるため外気の侵入を防ぐことが難しく、気密性や断熱性が低くなりがちで結果的に光熱費が高くなる傾向にあります。
ただし、近年では省エネ住宅の設計技術が進歩し、一戸建てでも高い気密性と断熱性を実現できるようになってきています。つまり、性能によって光熱費の差は徐々に小さくなってきているのが現状です。
3.6. 火災保険
一般的に木造の一戸建ては火災に対する耐性が低いため、火災保険料が高くなる傾向にあります。これは、木材が燃えやすい素材であり、火災発生時の被害が大きくなりやすいからです。
一方、鉄筋コンクリート造のマンションは、主要構造部がコンクリートや鉄骨でつくられているので、木造に比べて耐火性が高くなります。そのため、火災保険料は一戸建てに比べて低く抑えられる傾向にあります。
なお、建物の構造分類は、木造が「M構造」、鉄骨が「T構造」と呼ばれ、これによって保険料が異なるのが基本です。つまり、同じ建物でも主要構造部の材質によって火災保険料が変わってきます。
3.7. 税金
マンションを購入する際は、不動産取得税や登録免許税などの税金が発生します。 また、マンションを所有している間は、固定資産税や都市計画税も考慮しなくてはなりません。
一戸建ての場合も、購入時に印紙税などの税金がかかります。さらに、所有中はマンションと同様、固定資産税や都市計画税の支払いが必要です。共通して建物部分には消費税も課されますが、一部の税金には軽減措置もあるため、購入前に必要な税金と減免制度を確認することが重要です。
4. マンションと戸建て(一軒家)どっちがいい?【住環境】
長く住み続けるには住環境も重視することが大切です。以下の項目を参考にしてください。
- 広さ
- 選択肢(将来的な住替え・リフォーム)
- 設備
- ペット
- ネット環境
- 維持・管理
- 家事・生活動線
- 耐久性
- 日当たりや風通し
4.1. 広さ
マンションは戸建てに比べて床面積が狭い傾向にありますが、階段のスペースが少ないため、同じ面積でも有効活用できる空間が多くつくれます。戸建ては広い敷地に建てられ、部屋数や庭など、より自由な間取りを設計できます。家族構成の変化に合わせて、柔軟に空間を活用できるのが特徴です。
どちらを選ぶかは、ライフスタイルや予算、家族構成など、自身のニーズに合わせて検討することが大切です。空間の使い方次第で、両者ともに快適な住まいを実現できるでしょう。
4.2. 選択肢(将来的な住替え・リフォーム)
マンションは、ライフステージの変化に合わせて柔軟に住み替えができるのが特徴です。例えば、結婚や出産、子育て、老後の生活など、状況に応じて住み替えることで、より快適な暮らしを実現できます。
戸建てはリフォームをおこなうことで、住み替えることなく家族や自分好みの空間に変えることが可能です。例えば窓の位置や水回りなど、建物全体を自由にカスタマイズできます。
4.3. 設備
戸建てもマンションも有料オプションで設備を選べますが、戸建ては好みに合わせて自由に設備をカスタマイズできます。外観、内装、省エネ機能、キッチン、バスルーム、トイレなど、あらゆる部分を理想の仕様に変更することができます。
一方、マンションは管理組合の規定により、一部の設備に制限があることがあります。しかし、無料のインターネット接続やゴミ出しの24時間対応など、マンションならではの便利な設備も備わっているのが特徴です。
4.4. ペット
マンションでペットを飼う場合、管理規約によりペットの種類、大きさ、頭数などに制限を設けていることがあります。新築分譲マンションではペットの大きさが体長40-50センチメートル、体重10キログラムまで、飼育できる頭数は1~2頭など、細かく定められていることもあります。
これはマンション内の共有スペースの利用や他の住民への配慮から設けられています。すでにペットがいる、新しくペットを飼う予定がある方は、必ず管理組合の規定を確認し、ペットの飼育に関する情報を収集しておく必要があります。
4.5. ネット環境
戸建てでインターネットを利用する場合は、マンションに比べて3割~7割ほど高い料金設定になります。理由は戸建てでは個別に光回線を引く必要があるのに対し、マンションでは共有の回線を利用でき、コストが安くなるからです。
マンションの場合、物件によっては無料のインターネット回線が付帯サービスとして提供されていることもあります。
4.6. 維持・管理
マンションは、管理会社が専門的な知識と経験を活かして、設備管理や修繕、メンテナンスなどを一括して行ってくれます。そのため、居住者は毎月一定の管理費と修繕積立金を支払うだけで、大きな出費を気にする必要がなく、手間もありません。
戸建ては、個別の修繕が必要になる箇所や時期が異なるため、その都度メンテナンスをおこなうことになります。例えば、屋根の修繕、外壁の塗り替え、設備の交換など、さまざまな修繕が必要になり、その度に費用と手間が発生するので注意しなくてはなりません。戸建ての居住者は、定期的な修繕費用を見積もり、準備しておく必要があります。
4.7. 家事・生活動線
マンションは、部屋の広さが比較的コンパクトです。キッチン、リビング、寝室などの主要な生活空間が近接しており、動線がシンプルになります。日常の家事や移動がスムーズなため、高齢者や子育て世帯にも便利です。
戸建ては部屋数が多く、動線がやや複雑になる傾向にあります。しかし、リフォームやリノベーションを行えば、動線の改善や効率的な家事動線の設計が可能です。例えば、キッチンと洗濯室を近接させたり、玄関から廊下の動線を最適化したりするなど、居住者のライフスタイルに合わせて柔軟に対応できます。
4.8. 耐久性
戸建てやマンションは、多くの物件が「耐震等級1」以上の強度を有しており、大地震でも倒壊するリスクは低くなっています。
なお、高層階のマンションに住む場合、地震発生時に速やかに外部に避難するのが難しくなります。エレベーターの停止などにより、避難に時間がかかることもあるでしょう。
戸建てのように1階または2階に住んでいれば、地震発生時に外部に素早く避難できるため、高層階のマンションに比べ、より安心感が高いといえます。
建売住宅の耐震等級に関して詳しく知りたい方は下記のコラムをご覧ください。
>>建売住宅の耐震等級とは?耐震強度の調べ方や購入前の注意点も紹介
4.9. 日当たりや風通し
戸建ては注文住宅であれば、窓の数や位置を自由に調整できるため、風や日差しを取り入れやすくなります。例えば、南向きの窓を多く設置すれば、日光を十分に取り入れられ、冬季の暖房費の節約にもつながります。また、窓の配置を工夫すれば、自然の風を取り入れて室内を快適に保てるでしょう。
一方、マンションは、窓の数や位置は建物の設計によって左右されるため、日当たりや風通しが戸建てほど自由に調整できません。しかし、高層階に住むことで、眺望の良さを得られるのがマンションならではの魅力です。
5. マンションと戸建て(一軒家)どっちがいい?【周辺環境】
住み心地の良いマイホームを手に入れるためには、周辺環境も見ておく必要があります。下記では4つのポイントを紹介します。
- 利便性
- 近隣との付き合い
- 騒音トラブル
- セキュリティ面
5.1. 利便性
マンションは駅の近くに建設されていることが多いです。駅から近いマンションは、通勤や買い物に便利で生活の質を高められます。さらに交通の利便性が高く、人気のある地域に立地することで、資産価値が高くなります。
一方、戸建ては、駅から少し離れた住宅街に建てられることが多いです。駅から離れた場所に建つ戸建ては、マンションほど交通の便は良くありませんが、代わりに静かな環境を得られます。戸建ての住宅街は、マンションが立ち並ぶ駅前エリアに比べ、緑が多く、落ち着いた雰囲気が感じられます。子育てや趣味の庭いじりなど、ゆとりのある生活を送りたい方にとって、戸建ての立地は魅力的です。
5.2. 近隣との付き合い
戸建ての場合、ご近所との交流が比較的密になりやすい傾向にあります。隣近所との付き合いが深くなり、地域のイベントにも積極的に参加することが多いです。このように、戸建ての住民は地域コミュニティに深く関わっていくことが一般的です。
マンションでは、管理組合や自治会などの活動を通じて、適度な距離感を保ちながらコミュニティに参加できます。自治会への参加は任意なので、個人の意向に合わせて関わり方を選べます。
5.3. 騒音トラブル
集合住宅であるマンションやアパートでは、隣近所と壁や床を共有することから、騒音トラブルに発展するケースがあります。例えば、足音などの生活音や楽器の演奏、子どもが走り回る音などです。このような場合、管理会社や管理組合に相談するなどして、適切な対応を求めることが重要です。
その点、戸建ては隣接する部屋がないため、隣人の生活音を気にする必要がありません。ある程度自由に音を出せて、近隣への配慮が相対的に少なくて済みます。
5.4. セキュリティ面
マンションは、オートロック、防犯カメラなどのセキュリティ設備が整っているため、防犯性が高いといえます。これらの設備により、不審者の侵入を効果的に防げます。また、管理人が常駐しているマンションでは、監視の効果と緊急時の対応も期待できるでしょう。
戸建てはマンションほど充実したセキュリティ設備を導入していないことが多いです。しかし、近年では戸建ての防犯対策も進化しており、センサーライトや防犯カメラの設置、鍵の工夫など、さまざまな対策が取られるようになってきています。
6. マンションと戸建て(一軒家)は結局どっちがいい?
マンションと戸建て(一軒家)の違いを紹介してきましたが、結局どちらが良いのかわからない方も多いでしょう。ここでは、具体的にマンションが向いている方と戸建が向いている方を紹介します。
6.1. マンションが向いている方
マンションのほうが向いている方は以下のとおりです。
- 防犯セキュリティが高い方が良い
- 利便性が高い方が良い
- 将来住み替えたい
- 維持、管理に手間をかけたくない
- 掃除がしやすい室内がいい
- 老後の生活を考えたい
- ご近所づきあいは最低限に抑えたい
- 電車やバスの利用が多く駐車場が必要ない
マンションは利便性や管理の面で手間がかからず、セキュリティも高いため、さまざまなニーズに対応が可能です。
6.2. 戸建て(一軒家)が向いている方
戸建てのほうが向いている方は以下のとおりです。
- ライフスタイルに応じてリフォームやリノベーションをしたい
- 庭や駐車場を所有したい
- 騒音を気にしたくない
- 小さな子どもがいる
- これからペットを飼いたい
- 広い家に住みたい
- 月々の出費を抑えたい
- 両親と住む可能性がある
- 閑静な街で暮らしたい
- ご近所や地域での交流を楽しみたい
自分の家を大切にし、資産形成や家族の成長を重視する方に戸建てがおすすめです。
7. マンションと戸建て(一軒家)はどっちがいいに関するQ&A
これから家を買う際に考えておきたい項目をまとめました。ぜひ参考にしてください。
7.1. マンションと戸建てはどちらの住居が多い?
総務省が調べた「平成 30 年住宅・土地統計調査」全国の住宅数の推移を見ると、戸建て住宅が多数を占めていることがわかります。
統計データによると、2018年時点の全国の住宅総数は約3510万戸です。その内訳を見ると、一戸建ての住宅数は2876万戸と、全体の約8割を占めています。一方で、6階建以上のマンションやアパートなどの共同住宅の数は約830万戸です。30年間で2倍以上に増加しているものの、戸建てに比べると依然として少ない状況です。
戸建ては広い敷地と空間を持ち、自由なリフォームや庭の手入れなどが可能なため、家族で長期的に住みたい方に適しています。一方で、マンションは都市圏を中心に需要が高まっています。
このように、住宅形態の選択には複数の要因が関係しており、個人の価値観に合わせて考えるのが良いでしょう。
参考:総務省|平成 30 年住宅・土地統計調査
https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/pdf/g_gaiyou.pdf
7.2. マンションか戸建てか以前に賃貸か持ち家かで悩む…
賃貸のメリットは初期費用が抑えられ、引っ越しがしやすいことです。ただし、資産形成ができず、家賃が上がる可能性があります。一方、持ち家のメリットは、資産となり、ある程度自由にリフォームができることです。しかし、初期費用が高く、固定資産税や修繕費用がかかります。
ライフステージや家族構成、経済状況などを総合的に考えることで、持ち家か賃貸かが決められます。例えば、若い単身者なら部屋を借りるのがおすすめです。一方、子育て世帯なら持ち家が良いかもしれません。自分に合った住まいを見つけるためには、メリット・デメリットを慎重に検討することが大切です。時間やお金に余裕があれば専門家に相談して探すのが良いでしょう。
賃貸か持ち家がいいのかに関して詳しく知りたい方は下記のコラムをご覧ください。
>>一生賃貸は賢い?後悔する?メリットやデメリットや持ち家との比較を紹介
8. マンションと戸建て(一軒家)のどっちがいいか比較しよう
マンションと戸建ての選択は、ライフスタイルや財務状況など、さまざまな要素を総合的に検討する必要があります。住まいの選択は大きな決断ですが、焦らず最適な選択ができるようしっかりと検討しましょう。一建設では、戸建てだけではなくマンションも扱っております。お悩みの方はぜひご相談ください。
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