一軒家の間取りで人気・おしゃれなのは?決め方や実例も紹介

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一建設の分譲戸建住宅
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一軒家は、間取りによって住みやすさに大きな差があります。しかし、一軒家の間取りの決め方がわからないとお困りの方もいらっしゃるでしょう。
今回は、一軒家で人気のある間取りや間取りの決め方を解説します。一軒家の間取りをおしゃれにする方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 一軒家の間取りを決めるときの考え方は?

一軒家の間取りを決める際は、希望のイメージや条件をあらかじめ固めておくことがポイントです。また自分が住みやすい間取りになるよう、あらゆる視点から考えるようにしましょう。
一軒家の間取りを決めるときの具体的な考え方を、家族構成やライフステージの変化、生活・家事動線、収納スペース、家具のサイズの観点から解説します。
1.1. 家族構成
一軒家のベストな間取りは、家族構成によって異なります。厚生労働省が発表した住生活基本計画における居住面積水準を参考に、家族構成別に一軒家に適した面積や間取りを表にまとめました。都市居住型は、都心とその周辺での共同住宅居住を想定しています。一般型は、郊外や都市部以外での戸建て住宅居住を想定しています。
世帯人数:2人 | 世帯人数:3人 | 世帯人数:4人 | |
---|---|---|---|
都市居住型 | 55㎡ | 75㎡ | 95㎡ |
一般型 | 75㎡ | 100㎡ | 125㎡ |
間取り | 1LDKから2LDK | 2LDKから3LDK | 3LDKから4LDK |
これを見ると、一戸建てを建築するエリアによっても、生活に適した住宅の面積が異なるのがご理解いただけるでしょう。
家族構成が同じでも、必要な部屋の数など、間取りはそれぞれ異なります。ワークスペースを設けたり、子どもに個室を用意したりすることは、家族それぞれの価値観に左右されます。家族のライフスタイルに合わせた間取りを選択しましょう。
1.2. ライフステージの変化に対応できるか
一軒家は、ライフステージの変化に対応できる間取りにすることで住みやすい家になります。10年後、20年後、30年後の暮らしにあらかじめ対応しておくことも必要な視点です。子どもが増えるだけでなく、成長・独立して子ども部屋が空いてしまうケースも考えられるため、使わなくなったときを考慮して子ども部屋を小さくするのもおすすめです。その部屋を夫婦の趣味の部屋や書斎にしても良いでしょう。
その他、加齢によりバリアフリー機能が必要になるケースもあります。家の中の段差をなくす、玄関やトイレに手すりを取り付けるなどの対策も、一軒家を建てるときからイメージしておくことでスムーズに進められます。
1.3. 生活動線に沿っているか
快適な生活を送るためには、生活動線を意識したつくりであることも求められます。リビングやキッチン、トイレを移動するときに移動しやすいかがポイントになります。生活動線が悪いと家族同士でぶつかる可能性もあり、大変危険です。
朝、身支度をするときにスムーズに準備できるかも確認してみてください。一人分しかスペースのない水回りだと、トイレや洗面所で渋滞になり、ストレスを感じる場合もあるでしょう。洗面所には広い鏡を設置し、トイレは2ヶ所作るなどの対策で解決できます。
1.4. 家事動線に沿っているか
家事動線に沿った設計になっているかどうかで、家事のしやすさは大きく変わります。家事動線とは、家事に取り組むときに通るルートです。家の中をぐるぐると回れるような行き止まりのない回遊性を取り入れると、家事がスムーズにおこなえ、家事の時短につながります。特にキッチンやリビング、洗面所に回遊性を取り入れるのがポイントです。
家事の種類のなかでも、洗濯は特に重労働です。もし、洗濯機が1階にあり洗濯物を干す場所が2階にある場合、階段をのぼらなければなりません。また、クローゼットが1階にあると、洗濯物を取り込んだあとに1階まで運ばなければなりません。しかし、洗濯機や洗濯物を干す場所、片付ける場所が同じ階にあれば、体力を使わずに済みます。
1.5. 十分な収納スペースがあるか
収納スペースは予算の関係などで減らされがちですが、収納スペースが少ないと後悔する可能性があります。十分な収納スペースがあるかどうかを確かめましょう。取り入れるべき収納スペースは、パントリーやシューズクロークです。
パントリーは、食材を収納するスペースとして便利です。自然災害に備えて水やレトルト食品なども収納でき、キッチンが散らからずスッキリして見えます。
シューズクロークは、靴だけでなくベビーカーやガーデニンググッズなども収納できると便利です。玄関は人が家に来るときに最初に目に入る部分ですが、シューズクロークがあると散らかりやすい玄関をきれいに保てます。
1.6. 置きたい家具のサイズから考える
一軒家の間取りは、置きたい家具のサイズから考えるのも良いでしょう。置きたい家具があるにも関わらずサイズを測らずに間取りを決めてしまうと、家具が搬入すらできないケースもあります。置きたい家具が明確にある場合、事前に家具のサイズを測っておくと必要なスペースがわかるでしょう。
2. 一軒家の間取りでおしゃれなのは?

せっかくの一軒家なら、機能性や住みやすさに加えてデザインにもこだわったおしゃれな間取りにしたいものです。次に、デザイン性の高い間取りに仕上げるアイデアをご紹介します。
2.1. 対面キッチン・アイランドキッチン
一軒家でぜひ取り入れたいのが、対面キッチン・アイランドキッチンです。
対面キッチンとは、リビングやダイニングに向いて設置されたキッチンです。一方のアイランドキッチンは、壁にキッチンが接しておらず、調理台やシンクが独立しているタイプのキッチンです。キッチンの周りを回遊できる特徴があります。
対面キッチンもアイランドキッチンも、家族とのコミュニケーションが取りやすいスタイルのキッチンです。
2.2. 吹き抜け・天窓
一軒家に吹き抜けや天窓があると、部屋が広く見え、明るい部屋を演出できます。
吹き抜けとは、1階の天井と2階の床を抜いた空間で、空間を広く感じやすい特徴があります。天窓はトップライトとも呼ばれており、屋根に設置する窓です。採光や通風などに優れています。晴れた日は部屋が明るくなり、快適な空間になるでしょう。
2.3. オープン階段
オープン階段は、圧迫感を与えにくい特徴があります。スケルトン階段とも呼ばれます。階段の両側面や片側に壁がなく、桁など構造材を使用して階段を支えます。光を遮らず、狭いリビングでも開放感が生まれます。
2.4. 面積の大きい窓
面積の大きい窓は光や風が入りやすく、空間の広さを感じられます。外の景色もよく見え、開放的な空間でリラックスできるでしょう。窓が大きいと断熱性を心配に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、最近は技術が進化し、高断熱・高機能の窓ガラスも登場しています。
2.5. 小上がり
リビングの一角に小上がりがあると和モダンなアクセントをプラスできます。洋室のお部屋でも違和感なくまとまります。赤ちゃんがいる世帯なら、おむつを交換するのにも便利でしょう。また、趣味やお昼寝スペースにも活用できます。
2.6. 和室
近年は一軒家に和室を設けないケースも増えていますが、リビングとつながる形で和室を作ると、生活しやすくおしゃれな雰囲気になります。リビングと色味を合わせれば部屋全体に統一感が生まれ、開放的な空間になるでしょう。
2.7. 中庭(パティオ)
建物や塀で囲われたオープンスペースの中庭(パティオ)があると、生活のなかで自然を感じることができ、リラックスできます。中庭に面した部屋は光が入りやすく、開放感が得られます。
3. 一軒家の間取りおすすめ・人気なのは?

一軒家の間取りは数多くの要素で構成されます。間取りはあとから変更しにくいものであり、一軒家の間取りで人気の要素を知っておくと、後悔せずに済みます。
ここでは、一軒家で人気の間取りをご紹介します。
3.1. 対面キッチン
一軒家で人気のある間取りといえば、対面キッチンです。キッチンで家事をしているときでも家族の様子が見られるため、孤独を感じずに家事ができますし、小さい子どもにも常に目が行き届いて安心です。キッチンの周辺に収納スペースを確保すると、より使いやすいキッチンスペースになります。
3.2. ワークスペース
新型コロナウイルスの感染拡大以降、リモートワークを導入する企業が増えたことで、一軒家の間取りにワークスペースを取り入れる方が増えました。ワークスペースがあれば、リモート会議の際も家族の声を気にする必要はありませんし、子どもの学習スペースとしても活用できます。
3.3. ウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットは、服や荷物を収納するだけでなく、収納したものを探す際にも便利です。クローゼット内に照明を設置し、より物を探しやすいスペースにすることもできます。
3.4. ロフト
ロフトは、部屋がおしゃれに、また奥行きがあるように見えます。季節によって使わないものを収納するスペースとしても便利です。ロフトの利用頻度によって取り外し可能な梯子か固定階段かを選ぶと良いでしょう。
3.5. 独立洗面台
洗面室は収納スペースが少なくなりがちですが、独立洗面台は洗面台の下や鏡の裏などに収納スペースがあり、水回りで使うものやお風呂場で使用するものをしまっておけます。化粧や身支度もしやすいでしょう。
3.6. ランドリールーム
ランドリールームは、洗濯機や乾燥機、アイロン台、物干し竿などを設置でき、洗濯に関する一連の作業を快適にできます。洗面台の続きのスペースにランドリールームを設ければ、家事動線的にも使いやすいスペースとなります。
3.7. 吹き抜け
吹き抜けは開放感が魅力です。2階から1階を見下ろせ、声も届きやすいので、コミュニケーションが取りやすいでしょう。小さい子どもにもしっかりと目が行き届きます。
4. まとめ
一軒家の間取りを考える際は、将来のライフスタイルも想像しつつ、さまざまな視点から決めるのがポイントです。
ここでご紹介したように、一軒家の間取りをおしゃれにする方法はさまざまあります。自分が理想とするお部屋も参考にしながら、長く住みたくなる、また自慢したくなるような間取りをぜひ考えてみましょう。