公開日:2024.10.28 | 更新日: 2026.08.20 | 費用・制度

注文住宅の相場は?坪数・価格帯別の目安と費用を抑えるコツを解説

はじめの費用・制度

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「注文住宅を建てたいけど、一体どれくらいお金が必要なんだろう……。」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、注文住宅の費用の内訳や広さ別の相場、価格帯別に実現できる家のイメージを解説します。

記事の後半では、予算内で理想の家づくりを実現するコツも紹介しますので、これから注文住宅を建てようと検討している方は参考にしてください。

1. 【2026年最新】注文住宅の相場はいくら?

国土交通省の令和6年度住宅市場動向調査によると、注文住宅の全国平均は面積約113.8m2、建築費は土地購入費用を除いた場合約4,695万円、含めると約6,777万円でした。

地域差はあるものの、一般的に約110m2(33坪)の注文住宅では、建築費に4,500万円程度かかると想定できます。

また、同調査によると、注文住宅の平均建築費は全国で6,188万円(土地購入資金含む)となっています。一方、三大都市圏での調査では、分譲戸建て住宅が4,214万円、分譲集合住宅が4,679万円、中古戸建て住宅が2,917万円、中古集合住宅が2,919万円でした。注文住宅が最も高額ですが、これは土地購入費用も含まれているためです。新築物件は中古物件より高額となり、集合住宅は戸建て住宅より高額な傾向が見られます。

さらに、住宅金融支援機構の2024年度フラット35利用者調査から、注文住宅建物費用のみの相場を見てみましょう。

区分延べ床面積建築費坪単価
全国平均118.5㎡(約35.85坪)約3,932万円約109.7万円
首都圏117.6㎡(約35.57坪)約4,253万円約119.6万円

土地取得費を含めるか含めないかで数百万〜数千万円単位の差が出るため、相場を確認する際は「建物だけの金額なのか」「土地込みの金額なのか」を意識しましょう。

ただし、希望条件や地域特性、素材の選択などにより実際の費用は変動するため、プランニングの際はより詳細な見積もりが必要です。

2. 注文住宅の費用相場の内訳

注文住宅を建てる際は、土地や建築費用、諸費用などさまざまな費用がかかります。ここからは注文住宅がいくらかかるのか、それぞれの内訳を解説します。

2.1. 注文住宅の土地取得費用の相場

注文住宅の土地取得費用には、土地代金だけでなく仲介手数料や印紙税などの諸経費も含まれます。内訳は手付金、残代金、購入諸費用などで、購入諸費用は総額の10~12%程度が目安です。

ただし、土地条件や工事スケジュール、住宅ローンの借り入れ方法によってはさらに高額になる可能性があります。スムーズな進行のためには、施工会社を先に決定し、助言を得ながら土地探しをおこなうことも効果的です。

なお、2024年度フラット35利用者調査によると、土地付きで注文住宅を建てる場合の平均所要資金は5,007万円(前年比104万円増加)でした。地域別のデータを見ると、首都圏とその他地域では所要資金に顕著な差が見られます。

所要資金建設費土地取得費頭金(手持金)
全国平均5,007.1万円3,512.0万円(70.1%)1,495.1万円(29.9%)460.7万円(10.1%)
首都圏5,790.5万円3,505.6万円(60.5%)2,285.0万円(39.5%)663.5万円(12.9%)
近畿5,192.7万円3,366.7万円(64.8%)1,826.0万円(35.2%)512.5万円(11.0%)
東海4,975.5万円3,615.7万円(72.7%)1,359.8万円(27.3%)372.6万円(8.1%)
その他地域4,534.2万円3,549.1万円(78.3%)985.0万円(21.7%)355.1万円(8.5%)

2.2. 注文住宅の建築費用の相場

なお、2024年に実施された国土交通省の調査によると、新築注文住宅の建築費用の全国平均価格は4,588万円で、延べ床面積は112.8㎡、坪単価約134.5万円でした。前年度と比較して550万円上昇しており、建築コストの増加傾向が顕著に表れています。

参照:国土交通省「令和6年度 住宅市場動向調査報告書」

注文住宅の建築費の内訳は、本体工事費・別途工事費に分けられます。注文住宅の本体工事費は建築費全体の約70〜80%を占め、以下の費用が含まれます。

  • 基礎
  • 土台
  • 構造体
  • 内外装
  • 屋根
  • 設備など

別途工事費とは、建物本体以外の屋外設備にかかる費用を指し、建築費用全体の約15〜20%を占めます。施工会社によっては、別途工事費を関連工事費や付帯工事費など、異なる名称で呼ぶこともあります。

別途工事費には主に地盤調査、塀や門・庭などの外構工事、電気の配線、給排水・ガスの引き込み工事などが含まれます。また、土地の状態次第では地盤改良工事をおこなうこともあり、これらも別途工事費に該当します。

注文住宅の予算を立てる際には、本体工事費だけでなく、これらの別途工事費も考慮に入れることが不可欠です。しっかり計画を立てることで、予想外の出費を抑え、理想の住まいを実現できます。

2.3. 注文住宅の諸費用の相場

住宅購入時には、工事費用以外にも以下のような税金や手数料が発生します。

  • 不動産取得税
  • 登録免許税
  • 不動産会社仲介手数料
  • 住宅ローン手数料
  • 火災保険料
  • 表示登記費用
  • 印紙代など

注文住宅の場合、これらの諸費用は通常、土地代と建築費用の合計額の10〜12%程度を見込む必要があります。建築総額ごとの目安は以下のとおりです。

建築総額諸費用の目安
2,500万円250万〜300万円
3,000万円300万〜360万円
4,000万円400万〜480万円
5,000万円500万〜600万円

上記に加え、住宅ローンを利用する場合は、印紙税やローン保証料、団体信用生命保険料、抵当権設定登記費用などの追加費用も考慮しなければなりません。

これらの諸経費は、住宅購入の全体的な予算に大きな影響を与えるため、事前に十分な計画と準備が重要です。

注文住宅の諸費用をもっと知りたい方は、下記をご覧ください。

>>注文住宅の諸費用の内訳や相場の目安はいくら?シミュレーションや節約方法も紹介

3. 【坪数別】注文住宅にかかる費用の相場

注文住宅の建築費は、1平方メートルあたり平均約30万円と想定されます。ただし、この金額は施工会社や地域、時期によって大きく変動する可能性があります。

実際の費用は条件や要望に応じて変わるため、具体的な見積もりは専門家に相談するのがおすすめです。

3.1. 30坪の注文住宅でかかる費用の相場

30坪(約100平方メートル)の土地に家を建てる場合、建築費の相場は1平方メートルあたり30万円として計算すると、約3,000万円となります。

これは3〜4人のファミリー向けの新築戸建て住宅として一般的な広さです。ただし、この金額は建物の本体価格のみで、土地取得費用は別途必要となります。また、3,000万円はあくまで平均値であり、ローコストのパワービルダーを選択すれば費用を抑えられる可能性があります。

そのため、3〜4人のファミリー向けの注文住宅を検討する際は、30坪を目安に居住面積を考えるのが良いでしょう。30坪あると家族の成長や生活スタイルの変化にも対応しやすい余裕のある空間を得られます。

3.2. 35坪の注文住宅でかかる費用の相場

35坪(約115平方メートル)の土地に家を建てる場合、建築費の相場は1平方メートルあたり30万円として計算すると、約3,500万円となります。

35坪は3〜4人家族がゆとりをもって暮らせるスペースがあり、LDKや個室を広めに確保可能です。また、家族それぞれの個室に加え、ウォークインクローゼット(WIC)や土間収納、パントリーなどの収納スペースを充実させやすいでしょう。

30坪の家より間取りの自由度や収納力が増す一方、40坪の家よりコストを抑えられるため、バランスの良い広さといえます。

3.3. 40坪の注文住宅でかかる費用の相場

40坪(約132平方メートル)の土地に家を建てる場合、建築費の相場は1平方メートルあたり30万円として計算すると、約4,000万円となります。

40坪になると5人家族でもゆとりある空間となり、4人家族でも寝室や子ども部屋以外に趣味のための専用スペースを設けることが可能です。さらに、二世帯住宅の建築も視野に入れられます。

一人ひとりのプライバシーを確保しつつ、共有スペースも広々と設計できるため、家族の好みやライフスタイルに合わせたこだわりの空間や、オリジナリティあふれる部屋を実現しやすい広さです。

3.4. 45坪の注文住宅でかかる費用の相場

45坪(約149平方メートル)の土地に家を建てる場合、建築費の相場は1平方メートルあたり30万円として計算すると、約4,500万円となります。

注文住宅の全国平均の延べ床面積は約38坪であるため、45坪はそれよりもゆとりのある広さです。大人4〜5人での暮らしにも対応しやすく、各個室に加えて書斎やファミリークローゼットなど、プラスアルファの空間を設けやすくなります。

また、リビングを広めに確保したり、対面キッチンとダイニングを一体化させたりと、家族が集まる共有スペースを充実させたい方にも適しています。40坪では手狭に感じる、かといって50坪までは広すぎるという方にとって、ちょうど良い選択肢といえるでしょう。

3.5. 50坪の注文住宅でかかる費用の相場

50坪(約165平方メートル)の土地に家を建てる場合、建築費の相場は1平方メートルあたり30万円として計算すると、約5,000万円となります。

50坪クラスになると、居室数を増やすだけでなく、ホームシアタールームや広々とした主寝室、大容量のウォークインクローゼットなど、趣味やこだわりを反映した空間づくりが可能になります。親世帯・子世帯それぞれの生活空間を確保しやすいため、二世帯住宅を検討している方にも適した広さです。

一方で、延べ床面積が広くなるほど建築費だけでなく固定資産税や光熱費などのランニングコストも上がる傾向があるため、必要な広さを見極めたうえで検討することが大切です。

4. 【価格帯別】実現できる注文住宅と間取り例

4.1. 1,000万円台の注文住宅

1,000万円台の注文住宅では、コスト効率を重視したシンプルな設計がされていることがほとんどです。例えば、ビニールクロスや基本的な内装材を使用し、間取りも簡素化されています。

シンプルだからこそ、家具やファブリックの変更で容易にインテリアの雰囲気を変えられるメリットがあります。一建設のようなパワービルダーは基本設計プランの活用や大量仕入れ、一貫した自社管理などでコストを抑えつつ、性能を維持しているので、1,000万円台でも十分に快適なマイホームが手に入るでしょう。

例えば、一建設では3LDK(26.9坪)の2階建て住宅を建築することも可能です。(参考価格1,660万円)

コンパクトでありながら、大型のウォークインクローゼット(WIC)やテレワーク用の書斎など、ライフスタイルに合った機能が充実したプランです。

>>間取り・家づくりのシミュレーション|2階建て 3LDK+D+WIC 間口:西

また、一建設の価格設定に関して詳しく知りたい方は下記をご覧ください。

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4.2. 2,000万円台の注文住宅

2,000万円台の注文住宅は、予算の配分次第で多様にできる可能性を秘めています。

すべての希望を実現することは難しいかもしれませんが、優先順位をつけるなどの工夫で、理想の要素を取り入れることができます。例えば、内装を控えめにし、システムバスはグレードアップするなど、メリハリのある予算配分が可能です。

さらに、建築費だけでなく、家具や設備など家全体にかかるコストを総合的に考えることも重要です。内装にはコストをかけず質の良い家具を購入したり、既存の家具を活用してドアや窓に予算を振り分けたりするなど、柔軟な発想で予算を最大限に活用できます。

予算内で満足のいく家づくりを実現するには、希望条件の優先順位を家族で話し合い、総合的な視点で家づくりを進めることが重要です。

例えば、一建設では4LDK(37.3坪)の2階建て住宅を建築することも可能です。(参考価格2,100万円)

家族が集まるLDKは、約20畳の広さに吹き抜け天井をつくり、贅沢な空間に。2階の洋室2部屋と屋上にはバルコニーを設置するなど、予算配分にメリハリをつけることで理想の家づくりを実現しています。

>>間取り・家づくりのシミュレーション|2階建て 4LDK+WIC+SIC 間口:東

4.3. 3,000万円台の注文住宅

3,000万円台の家は幅広い選択肢が得られます。3,000万円前半では標準的なグレードと広めの家が建てられ、3,000万円台後半ではより高品質な設備や自由度の高いデザイン・間取りを実現できるでしょう。

予算内で理想の家を建てるには、お金をかける項目とコストを抑える項目のバランスが重要です。例えば、壁材を部屋によって使い分けたり、外観と内装でグレードを調整したり、LDKと他の部屋で床材を変えたりするなど、優先順位をつけて選択できます。

予算内でできること・できないことを選ぶ必要があるため、プラン決定に時間はかかりますが、家族での話し合いを通じて、自分たちが本当に望む住まいの姿を明確にして家づくりに臨みましょう。

4.4. 4,000万円台の注文住宅

全国の注文住宅の平均建築費用は4,695万円です。そのため4,000万円台の予算をかければ、希望条件に応じた自由なプランニングが可能です。

例えば、ハイグレードの設備を導入したり、漆喰などの自然素材をふんだんに使用したりと、さまざまなこだわりを反映できます。さらに、中庭のあるコの字型の家など、空間設計に工夫を凝らした大胆なプランも選択可能です。

また、間取りの自由度も高くなり、広々LDK+3〜4部屋、LDK+2〜3部屋+土間収納やウォークインクローゼット(WIC)など、家族構成やライフスタイルに合わせてゆとりある住まいを実現できます。

4.5. 5,000万円台の注文住宅

5,000万円台になると、デザイン性・住宅性能・快適性のすべてにこだわった注文住宅を実現しやすくなります。

例えば、無垢材や天然石など上質な素材を随所に採用したり、グレードの高い設備や高断熱・高気密仕様など快適性を高める設備を導入したりと、細部まで品質と性能を高めた家づくりが可能です。デザイン面でも、吹き抜けや大きな窓を活かした開放的な空間、造作家具を組み込んだオーダーメイドの内装など、自由度の高いプランを実現できます。

間取りも、広々としたLDKに加えて書斎やシアタールーム、ウォークインクローゼットを複数設けるなど、家族それぞれのこだわりを詰め込んだ空間づくりがしやすい価格帯です。二世帯住宅や趣味を楽しむための専用スペースを希望する方にも適しています。

5. 注文住宅の費用を抑える5つのコツと注意点

家づくりの過程では、こだわりと費用のバランスに悩むことも少なくありません。そこで、ここからは予算内で理想の家づくりを目指すために、注文住宅の費用を抑える5つのコツと注意点を解説します。

5.1. コツ①:建物の形や間取りをシンプルにする

建物の形や間取りを可能な限りシンプルにすることで、建築費用を抑えられます。使用する材料が少なく、簡単な施工で工期を短縮できるためです。

例えば、外観は凸凹が少ないキューブ型にする、屋根は片流れ屋根や切妻屋根にするなど、なるべくシンプルな形状を選びましょう。

また、部屋数を減らす、廊下など部屋以外のスペースを減らすなど、可能な限りコンパクトな間取りにするのもおすすめです。延べ床面積を小さくすると、材料費や施工費を抑えられます。

5.2. コツ②:平屋ではなく2階建てとする

同じ床面積でも、平屋は2階建てに比べて建築費が高くなる傾向があります。広い土地を必要とするほか、屋根・外壁が面積も大きいぶん材料費や施工費がかかるためです。

そのため費用を抑えたいなら、平屋よりも低コストで同じ延べ床面積を確保できる2階建てがおすすめです。特に、1階と2階の床面積がほとんど同じ総二階の建物にすると外観がキューブ状になり、材料費と施工費を削減できます。

また、地震の揺れが均等に分散されるため、耐震性に優れているのもキューブ状のメリットです。

平屋と2階建てのどちらにすべきか迷っている方は、下記も併せてご覧ください。

>>平屋か2階建てか?どちらを建てるか悩む方へ選ぶポイントを解説

5.3. コツ③:水回りをまとめる

キッチンや浴室、洗面所やトイレなどの水回りは、なるべく近くに配置するのがおすすめです。水回りをまとめることで配管の数を減らせるため、材料費や工事費を削減できます。同様の理由で、2階建てでトイレを2箇所設置する場合は、上下階で位置を揃えると良いでしょう。

水回りをまとめると移動距離が短縮できるため、家事動線が効率的になるのもうれしいポイントです。

5.4. コツ④:窓や扉の数・サイズを減らす

窓や扉の設置にも材料費や施工費がかかるため、これらを見直すことでコストダウンを図れます。窓は日差しやプライバシーに配慮したうえで、必要最低限の数・サイズを設置しましょう。収納場所など空間を隠したいときは、扉ではなくロールスクリーンで代用する方法もあります。

開口部を減らすと、住まいの断熱性能が向上するため、光熱費の削減にもつながります。

5.5. コツ⑤:南道路の土地以外も候補に入れる

日当たりが良く人気の高い南道路の土地は、需要が集中するぶん価格が高くなりやすい傾向があります。そのため、土地選びの段階で南道路以外も候補に入れることで、費用を抑えられる可能性があります。

例えば、北道路や東西道路の土地でも、間取りや窓の配置を工夫すれば十分な採光を確保可能です。なかでも、リビングを2階に配置する「2階リビング」は、周囲の建物に光を遮られにくく、南道路以外の土地でも明るく開放的な空間を実現しやすい方法として注目されています。

2階リビングについて詳しく知りたい方は、下記も参考にしてください。

>>2階リビングの魅力とは?メリット・デメリットと後悔しないためのポイントを解説

5.6. 注意点:削ってはいけない費用を明確にする

万が一予算オーバーした場合でも、断熱性や耐震性、セキュリティ設備に関するコストカットはおすすめしません。

これらは、住まいの快適性や安全性に関わる重要な部分です。家は本来、家族の命や財産を守り、心の安らぎを提供する場所であることを考えると、安易にこれらの予算を削るべきではありません。

住宅の性能は、第三者機関による評価制度である「住宅性能評価」で表されます。評価される主な項目としては、耐震性や耐久性、省エネルギー性や防犯・バリアフリー性などが挙げられます。

一建設の注文住宅は、住宅性能評価の4分野6項目で最高等級取得を標準化しています。そのため家族構成やライフスタイルに合わせて間取りを調整しても、安全で快適な住まいを実現可能です。

注文住宅を安く建てるコツや注意点は、下記も併せて参考にしてください。

>>安く家を建てる方法は?注文住宅で費用を抑えるコツや注意点も紹介

>>注文住宅は高い?理由は?コストを抑える方法や対策を紹介

>>新築注文住宅で予算オーバーの原因|平均額や後悔なしで削る方法を紹介

6. 注文住宅の予算を決めるポイント

注文住宅の予算計画では、床面積と土地の面積も考慮する必要があります。ここでは注文住宅における予算の決め方や注意点を解説します。

6.1. 床面積と部屋の数を決める

注文住宅の予算計画において、家族構成とライフスタイルに合わせた部屋数と床面積の決定はとても重要なポイントです。30坪と40坪の注文住宅では、費用が1,000万円以上の差が出ることが多いため、慎重に検討してください。

そのためには、現在の家族構成だけでなく、将来的な変化も考慮しましょう。子どもの誕生や成長、独立など、家族のライフステージの変化に応じて必要な空間が異なります。

長期的な視点で必要な部屋数と床面積を計算し、将来的なニーズにも対応できる柔軟性のある住宅設計を心がけることが、満足度の高い家づくりにつながります。

6.2. 土地の広さを決める

床面積や部屋数を決定したあとは、土地の広さを考えましょう。土地の広さは建物の床面積だけでなく、法律で定められた建ぺい率や容積率、そしてライフスタイルにも大きく影響されます。

例えば、30坪の総2階建ての家を建てる際、建ぺい率50%の地域では最低でも30坪の敷地が必要です。さらに玄関回りやガーデンスペースなど屋外の生活空間も考慮しなくてはなりません。

また、将来的な増築や建て替えの可能性、日当たりや風通しの良さを確保するためのスペースも検討しましょう。憧れの暮らしを実現するためには、建物と土地のバランスを慎重に考え、総合的な視点でイメージすることが大切です。

建ぺい率・容積率について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

>>建ぺい率・容積率とは?家を建てる前に知っておきたい基礎知識

6.3. 家を建てるエリアを決める

家を建てるエリアの選定は、理想と現実的な条件のバランスを取ることが重要です。まず、自分たちが望む生活環境を明確にし、それを実現できる地域を探しましょう。

同時に、通勤や通学にかかる時間も重要な要素です。長時間の通勤・通学は生活の質に大きく関わるため、学校や会社が近くになるように考慮しましょう。

ただし、各エリアの土地価格は異なり、予算との兼ね合いも慎重に検討する必要があります。理想とする環境と予算、そして日々の生活の利便性のバランスを取りながら、長期的な視点で満足できるエリアを探すことが、充実した住まいづくりの第一歩となります。

6.4. 住宅ローンの金額を決める

注文住宅の建築を計画する際、年齢や年収を考慮した無理のない住宅ローンの設定がとても重要です。返済期間は一般的に35年以内とされますが、年齢によって制限されます。

ちなみに月々の返済額は年収の25%以内に抑えることが推奨されているため、具体的な計画を立てる際には、各金融機関が提供するシミュレーションツールを活用すると良いでしょう。

ツールを使用することで、借入可能額や月々の返済額、総返済額などを試算でき、自分の経済状況に合った現実的な住宅ローンプランを立てられます。

なお、一建設のWebサイトにて「ローンシミュレーション」をご用意しており、お手軽にお試しいただけます。ぜひご活用ください。

>>一建設のローンシミュレーション

試算した金額が、実際に他の人たちの返済額と比べてどうなのか気になる方は、下記を参考にしてください。

>>住宅ローンはみんないくら払ってる?平均返済額や借入額、注意点など徹底解説

6.5. 住宅性能やデザインの優先順位を決める

限られた予算のなかですべてを高水準にすることは難しいため、ライフスタイルや将来のニーズを考慮しながら、どの部分を重点的に投資するのか慎重に検討します。

注文住宅の最終的な予算決定には、住宅性能とデザインに関する優先順位づけが重要です。

耐震性、断熱性、省エネ性能などの基本性能と、外壁や内装のデザイン、設備の質など、さまざまな要素の中から最も暮らしやすい項目を選びましょう。

例えば、「長期的な視点でメンテナンスのしやすさに投資するか」「キッチンやリビングなど、日々の暮らしを豊かにするおしゃれな内装デザインに予算を振り分けるか」を決めるのもおすすめです。自分たちの価値観に基づいて判断しましょう。

注文住宅を建てる流れやハウスメーカーの選び方を知りたい方は下記をご覧ください。

>>土地なしの状態から注文住宅を建てる流れは?土地探しの方法や失敗しないためのポイントも解説
>>ハウスメーカーの選び方を知り、理想の住まいを実現しよう!

7. 注文住宅でよくある質問

最後に、注文住宅でよくある質問にお答えします。

7.1. 注文住宅と建売住宅はどちらにすべき?

新築戸建ての購入を検討している場合、注文住宅と建売住宅で迷われている方もいるでしょう。

注文住宅は、自分たちで一から設計を考えられるため、間取りやデザイン、設備のこだわりを反映しやすいのがメリットです。

それに対して建売住宅は、規格化された設計・仕様で販売されるため、間取り・デザインの自由度は低くなります。しかし、そのぶん材料費・施工費が削減できるため、同条件の注文住宅より比較的低価格で手に入るのが魅力です。

注文住宅と建売住宅、どちらが良いかは予算や住まいに対するこだわりによって異なるため、より自分の価値観に合うほうを選択しましょう。

>>【違いを比較】注文住宅と建売(分譲)住宅はどっちがいい?価格差は?

7.2. 注文住宅の平均寿命は何年くらい?

注文住宅の寿命は、住宅の性能や工法によって異なります。目安としては、劣化対策等級2級に相当する住宅で50〜60年(2世代)、長期優良住宅に認定された住宅であれば100年以上の耐久性が期待できるとされています。

ただし、これらはあくまで構造躯体の耐久性の目安であり、実際に長く住み続けられるかどうかは、日頃のメンテナンス次第という面も大きいです。外壁や屋根の防水性能、シロアリ対策、設備の点検・修理など、定期的なメンテナンスを怠らないことで、住宅本来の寿命を延ばすことができます。

家を建てる際は、初期費用だけでなく、長期的なメンテナンス計画やアフターサービスの内容も併せて確認しておくと安心です。

一建設の住宅性能評価とアフターサービスについて詳しくは、こちらをご覧ください

>>住宅性能評価
>>アフターサービス

7.3. 注文住宅で後悔しやすいポイントは?

注文住宅の建築でよくある後悔は以下のとおりです。

  • 生活動線が不便
  • トイレの数や配置を失敗した
  • デザインを優先して機能性が下がった
  • 日当たりがいまいちだった
  • 風通しが悪く、湿気が溜まる

注文住宅は一から自由に設計できるぶん、間取りをよく考えて決めないとストレスの原因になります。図面と実際の居住空間では印象が異なるため、実際の生活や家事動線をよくシミュレーションして間取りを決定しましょう。

また、日当たりや風通しなど立地に起因する後悔も多いです。設計だけではカバーしきれない部分もあるため、時間帯を変えて何度も見学に行くなど、土地選びでも十分にリサーチを重ねましょう。

>>マイホームは後悔ばかり?【新築注文住宅で後悔だらけ】を避けるには?

7.4. 注文住宅の延べ床面積の平均は?

注文住宅の平均床面積は、全国で約113.8m2です。一方、三大都市圏(首都圏・中京圏・近畿圏)では121.5m2と、全国平均をやや上回っています。

これは、三大都市圏の総購入資金が全国平均6,188万円に対し7,364万円と1,000万円以上高く、自己資金の割合も高い(全国32.2%に対し36.8%)ことが背景にあると考えられます。土地価格が高い都市部でも、より多くの資金を投入できるぶん、広い床面積を確保していると推測されます。

7.5. 注文住宅の見積もりは何をチェックすべき?

注文住宅の見積もりを比較する際は、総額だけでなく内訳まで確認することが大切です。特に以下のポイントはチェックしておきましょう。

  • 本体工事費に何が含まれているか(標準仕様の範囲)
  • 別途工事費・付帯工事費として何が計上されているか
  • 概算見積もりか、詳細見積もりか
  • オプション扱いになっている設備・仕様
  • 諸費用や保証内容が明記されているか

同じ「本体価格〇〇万円」でも、会社によって標準仕様に含まれる範囲は異なります。安さだけで判断すると、契約後に追加費用が発生し、想定より総額が膨らんでしまうケースも少なくありません。複数社から見積もりを取り、条件を揃えたうえで比較することが、費用を抑えつつ納得のいく家づくりにつながります。

見積もりの依頼方法や手順を詳しく知りたい方は、下記も併せて参考にしてください。

>>注文住宅の見積もり依頼方法や注意するポイントは?見積もりの手順を紹介

8. まとめ:注文住宅の費用相場を把握して理想の注文住宅を建てよう

注文住宅を建てる際は、まず費用相場を十分に把握することが大切です。地域や規模、仕様によって価格は大きく変動するため、複数のハウスメーカー、工務店に見積もりを依頼し、比較検討をおすすめします。

ただし、単に価格の安さだけでなく、品質やアフターサービス、会社の信頼性なども考慮するのが大事です。契約してから後悔しないように、適正な価格で自分自身に合った注文住宅を建てましょう。

注文住宅の費用相場を把握した上で、予算内で理想の注文住宅を建てるなら、一建設がおすすめです。

一建設株式会社は年間約8,000棟超の住宅を建築・販売しており、その建築ノウハウと圧倒的なスケールメリットを活かし、低価格と高品質を両立しています。また、一建設がご提示する価格は「コミコミ価格」なので、ご契約後はお引渡しまで、請負代金を追加でご請求することは一切ございません。

低価格の理由や、プラン・デザイン、アフターサービスなどが気になった方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

>>一建設の注文住宅「はじめのまじめな注文住宅」
>>一建設の注文住宅「価格について」

※記事の内容は2026年8月現在の情報に基づいています。制度や法律は今後変更・廃止される可能性がありますので、最新の情報をご確認ください。

執筆者情報

一建設株式会社

本コラムは、注文住宅・分譲住宅で豊富な実績を持つ一建設株式会社が監修しています。宅地建物取引士などの有資格者が携わり、家づくりや住宅購入に役立つ正確な情報をお届けしています。
初めての住まい選びでも安心いただけるよう、信頼性の高い情報発信を心がけています。

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