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2024.05.22 | 注文住宅

新築注文住宅で予算オーバーの原因|平均額や後悔なしで削る方法を紹介

はじめの注文住宅

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※1. 出典:日経業界地図2023年版

注文住宅は自由度が高く、自分たちの希望やこだわりを盛り込めるのが大きなメリットです。その反面、こだわり過ぎて予算オーバーになってしまうケースも少なくありません。

なぜ注文住宅の設計では予算オーバーしてしまうことがあるのでしょうか。また、後悔せずに予算を削減する方法はあるのでしょうか。この記事では、注文住宅で予算をオーバーしてしまう主な原因を解説するとともに、上手に予算を削減する方法を項目別にご紹介します。

1. 新築注文住宅で予算オーバーの平均的な額はどのくらい?

注文住宅とは、間取りや設備、内外装のデザインなどを自由に決められる新築住宅のことです。

>>注文住宅とは?どのような意味?メリット・デメリットもわかりやすく解説

注文住宅にかかった費用について不動産情報サイト「SUUMO」が実施した調査によれば、当初の予算からオーバーした平均額は243万円で、なかには500万円以上オーバーした方もいたそうです。

どの範囲までこだわるかで予算感が大きく異なるため一概にはいえませんが、数百万円オーバーしてしまうケースは決して少なくないようです。やりたいことを詰め込んでいった場合には、最終的に1,000万円以上オーバーしてしまうこともありえます。

2. 新築注文住宅で予算オーバーして後悔する原因は?

では、なぜそれほど多くの方が予算をオーバーしてしまうのでしょうか。原因として考えられるのは次のようなものです。

・優先順位が付けられていない

・ローン計画が不十分

・補助金制度を利用していない

・土地の条件を優先している

・付帯工事費・諸費用の見積もりができていない

・住み始めてからのコストの考慮ができていない

以下、それぞれの内容を詳しく見ていきましょう。

2.1. 優先順位が付けられていない

注文住宅では、内外装のデザイン、設備の仕様、間取りなど、何から何まで自由に決められるため、こだわろうと思えばいくらでもこだわれます。しかし、希望する項目をすべて叶えようとすると、どこまでもコストが膨らんでしまいます。

注文住宅の計画時に重要なのは、こだわりに優先順位を付けることです。優先順位が決まっていないと、やりたいことをとにかく詰め込んでしまい、予算を大きくオーバーしてしまいかねません。

予算オーバーを防ぐためにも、家族会議で事前に「できる限り叶えたい条件」と「状況に応じて妥協できる条件」を決めておき、実際に盛り込むかどうかを速やかに判断できるようにしておきましょう。

2.2. ローン計画が不十分

住宅ローンを利用して注文住宅を建てる際、ローン計画が不十分だと、資金不足で予算オーバーに陥る可能性があります。

そもそも住宅ローンは借りたい額を必ず借りられるわけではなく、本人や世帯の年収、勤務先、勤続年数などの属性を金融機関が審査することで借入額が決められます。家を建てる予算を考える際は、まず自身の年収や経済状況ならいくらまで借りられるのかをシミュレーションし、その金額内で予算を組むことが大切です。

また、借入額の上限いっぱいで予算を組むと、新居で暮らし始めてからのローン返済に苦慮するおそれがあります。余裕を持った返済計画を立てることも同様に大切です。

2.3. 補助金制度を利用していない

新築住宅を建築する際、国や自治体の補助金制度や助成金制度を利用できる可能性があります。お得な制度の存在を知っていれば、予算オーバーを防げるかもしれません。

特に、環境性能が高い新築住宅には手厚い補助金制度が設けられているため、注文住宅を建築する際は事前に自分で制度を調べるとともに、施工するハウスメーカーや工務店にも相談しておきましょう。

2.4. 土地の条件を優先している

注文住宅を建築する際は、土地を先行して購入するのが一般的です。土地購入の時点で高い土地を購入してしまうと、建物にかけられる予算が少なくなり、予算オーバーとなるリスクが高まります。土地を購入する際には、周辺エリアの地価や建築費用の相場を確認し、建物と土地の適切な費用バランスを理解しておきましょう。

土地購入から注文住宅づくりをスタートするなら、ハウスメーカーや工務店に土地探しから依頼するのもおすすめです。土地探しを設計・施工と同じ会社に依頼すれば、全体的な費用感を押さえたうえでバランスよく予算を検討できます。

2.5. 付帯工事費・諸費用の見積もりができていない

注文住宅の建築にかかる費用は、建物を建築する本体工事価格だけではありません。土地購入時の仲介手数料、住宅ローン関連費用、登記関連費用、地盤調査費用、外構費用、引っ越し費用、家電や家具の購入費用、付帯工事費などが追加でかかります。これらの費用をすべて合わせるとかなりの金額になるため、予算計画時から大まかに把握し、予算にしっかりと盛り込んでおきましょう。盛り込み忘れると簡単に予算オーバーしてしまいます。

2.6. 住み始めてからのコストの考慮ができていない

マイホームは住み始めてからも費用がかかります。建てるときのことばかり考えて予算を組んでいると、引っ越し後の家計が苦しくなってしまうかもしれません。

住み始めてからかかるコストで代表的なのが、毎年自治体に納める固定資産税や都市計画税、設備や内外装に不具合があったときの補修費用などのメンテナンスコストです。こうしたコストを盛り込まずに予算を組むと、やがて経済的に厳しくなるリスクがあります。

3. 新築注文住宅で予算オーバーした場合、後悔せず削る方法

注文住宅を建築する際に予算オーバーしてしまった場合、単にやりたいことを諦めるだけでは後悔の残る家づくりになってしまいます。一生に一度かもしれない家づくりを満足できるものにするためには、妥協点を見出し、予算内でできる限り理想を叶えることがポイントです。

ここでは、予算オーバーしたときに後悔せず費用を削減する方法を、土地、建物、間取り・内装、設備・その他に分けてご紹介します。

注文住宅を安く建てる方法やコツに関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。

>>安く家を建てる方法・コツは?注文住宅を安くする際の注意点も紹介

3.1. 【土地】

3.1.1. 土地条件を見直す

人気エリアや駅近の好立地など、利便性の高い土地にこだわると、当然ながら購入費用が高くつきます。建物にかける予算とのバランス次第では、土地の希望エリアを広げたり、駅からの距離、土地の形状などの条件で多少妥協したりすれば、トータルの物件価格を抑えられます。

ただし、費用削減ばかりを考えて条件を緩めすぎると住み始めてから後悔する危険もあるため、譲れない条件も設けたうえで探しましょう。

注文住宅のコストを抑える方法や対策に関しては、以下の記事も併せてご覧ください。

>>注文住宅は高い?理由は?コストを抑える方法や対策を紹介

3.1.2. 費用がかからない土地を選ぶ

地盤の状態が悪い土地では地盤改良費用がかかるほか、これまでに建物が建築されたことがない土地では水道やガスの引き込み費用がプラスでかかります。また、既存建物が残っている「古家付き土地」では建物の解体費用を見込まなければなりません。

こうした追加工事が必要ない土地を選ぶようにすれば、費用を抑えることが可能です。

3.2. 【建物】

3.2.1. 床面積を減らす

建築費用は基本的に坪単価(1坪あたりにかかる建築費用)をベースに決まり、「坪単価×床面積」を目安に計算できます。床面積の広さに比例して建築費用も高くなるため、費用を削減するには床面積を減らすことが有効です。

「家は広いほどいい」と考えがちですが、広すぎると掃除が大変だったり、メンテナンスコストが余分にかかったりするなど、デメリットもあります。家族にとって本当に必要な広さを再検討し、可能な範囲で床面積を見直してもいいでしょう。

3.2.2. 屋根をシンプルなデザインにする

切妻屋根や片流れ屋根など、シンプルな形状の屋根にすることでも建築費用の削減は可能です。形状がシンプルだと屋根材の使用量を少なくでき、材料費が抑えられます。施工の人件費も節約できるでしょう。単価の安い屋根材を採用すれば、さらに費用を削減できます。

3.2.3. 外壁の凹凸部分を減らす

建物の形状をシンプルにするのも費用削減に効果的です。外壁の凹凸部分が増えるほど外壁面積が増え、建築に使用する外壁材も増えてしまいます。凹凸を減らし、できる限りシンプルな形状の家にすれば、外壁工事にかかる材料費や人件費の節約につながります。

3.2.4. 総2階にする

1階と2階の形状が等しい「総2階」の家は、外壁の凹凸や柱を少なくできるため、建築費用を抑えられます。形が安定しているので耐震性に優れるというのも大きなメリットです。

一方、形状がシンプルである分、外観デザインや素材選びにこだわらないと、のっぺりとした印象になるため注意しましょう。

3.2.5. 外構はあとから追加する

住み始めてからでも付け足せる外構に関しては、思い切って当初のプランから外すというのも費用削減に有効です。ただし、駐車場や玄関アプローチなど、家全体のデザインに影響を与えるものや、建物本体と一体的に設計したほうが良いものもあります。外構をすべてあと回しにするのではなく、建物とは独立して考えられるものは必要に応じてあとから追加するスタンスで検討しましょう。

3.3. 【間取り・内装】

3.3.1. 収納スペースをなるべく減らす

作り付けの収納スペースを増やせば増やすほど設置費用がかさみ、トータルの建築コストが高くなります。費用削減の観点からいえば、各部屋に収納スペースをつくるより、大きめのファミリークローゼットをどこか1ヵ所に設置し、まとめて収納するほうがお得です。

ファミリークローゼットをランドリールームに隣接して設置すれば、洗ったものをすぐしまえて洗濯動線がスムーズになり、住まいの快適性をアップできます。

3.3.2. 窓を減らす

窓が多いと開放感のある空間を演出できますが、窓の数だけ建築費用が高くなります。費用を抑えるには、できる限り窓の数を減らすのが有効です。

また、室内の空気は窓によって外気の影響を受けるため、窓を減らすと必然的に断熱性が向上します。断熱性が高まれば、夏は涼しく、冬は暖かくなり、冷暖房にかかる電気代・ガス代のカットにも効果が期待できます。

なお、窓を削減するときは、室内の採光性や風通しに悪影響が出ないか十分注意しましょう。

3.3.3. 部屋の数を減らす

部屋数の削減もコストカットに効果的です。部屋が少なくなれば、ドアなどの建具や仕切り壁を減らせるからです。1階部分を大部屋中心にすると、柱が減って耐震性が低くなることもあるので、建物の強度とのバランスも含めて検討しましょう。

3.3.4. 洋室で構成する

多様な使い方ができるために見直されている和室ですが、畳の費用がかかることから、洋室よりも建築コストが高くなる傾向にあります。加えて、和室は畳や障子などのメンテナンスが必要なため、住み始めてからも費用がかかります。居室はすべて洋室にしたほうが、コストは抑えられるでしょう。

3.3.5. カーテンをオーダーしない

新築マイホームの窓にピッタリと合うオーダーカーテンを付ければ見た目の良い部屋になるものの、1枚あたり相当な費用がかかってしまいます。特に窓面積の大きな家では、カーテン代だけで予算を大きく消費してしまうでしょう。

カーテンは、特殊な窓サイズでなければ既製品で十分に対応できるほか、メーカーによっては自分で測ったサイズに合わせてWebサイトからオーダーできることもあります。こうしたサービスを上手に活用してコストを抑えるのもおすすめです。

3.4. 【設備・その他】

3.4.1. 太陽光発電システムの導入は慎重に検討する

省エネやエコへの関心が高まるなか、電気料金の節約や売電収入につながるお得な設備として太陽光発電システムを導入する住宅が増えています。

停電時にも電気を使えるため防災面でも有利な太陽光発電システムですが、導入には大きなコストがかかります。そのため、少しでも建築費用を抑えたい場合には設置を控えたほうがいいでしょう。

なお、設備を設置するには屋根形状や耐荷重の要件を満たしている必要があるため、将来あと付けで設置する可能性がある場合は屋根設計に配慮が必要です。

3.4.2. 費用のシミュレーションをおこなう

何にいくら費用がかかるのかを把握しておくことで、費用を適切に削減できる可能性が高まります。費用の削りどころを正しく判断するためにも、事前に費用をシミュレーションしておきましょう。

注文住宅でかかる諸費用の内訳や相場、シミュレーションの方法などは、以下の記事で詳しく解説しています。

>>注文住宅の諸費用の内訳や相場の目安はいくら?シミュレーションや節約方法も紹介

3.4.3. 費用を抑えられる金融機関を選ぶ

住宅ローンを利用して注文住宅を建てる場合、融資手数料や保証料などの費用設定はローンを組む金融機関によって異なります。初期費用を抑えるには、手数料や保証料の安い金融機関を選ぶのがおすすめです。

また、借入金利の低い金融機関や商品を選ぶことで、将来の返済負担を抑えられる可能性があります。

3.4.4. 複数の業者を比較して検討する

設計・施工を依頼する会社によっても建築にかかるコストは大きく変わってきます。同じ内容の見積もりでも、費用のかけどころや単価は会社によって異なるため、会社選びの際は複数社から相見積もりを取って比較しましょう。大まかな相場感をつかんでおけば費用交渉もしやすくなります。

4. 新築注文住宅の予算で削ると後悔するポイント

後悔せずに注文住宅の費用を減らす方法をご紹介してきましたが、反対に削ると後悔しやすい部分もあります。次のポイントに関しては、できるだけ予算を割くようにしましょう。

4.1. 防犯性

防犯性に関わる設備やオプションを削ると、空き巣や強盗の被害に遭うリスクが高まります。建物や家財の被害はもちろん、最悪の場合、大切な家族の命に関わる危険性もあります。安心して暮らせることを優先し、必要な防犯設備をしっかり整備するよう心がけましょう。

4.2. 断熱性・気密性

断熱性と気密性も予算を削るべきではないポイントです。断熱性や気密性に劣る住宅は外気の影響を受けやすくなるため、夏場は暑く、冬場は寒くなってしまいます。冷暖房の使用頻度が高まって光熱費が高くなるだけでなく、部屋ごとの温度差が大きくなり、ヒートショックなど健康にも悪影響を与えます。

4.3. 優先順位が高い条件を諦めた

予算を組む際、希望条件に優先順位を付けたら、優先順位の高い条件はできる限り実現するようにし、それ以外の部分で費用削減を試みましょう。優先順位の高い要素を削ってしまうと、暮らし始めてからの不満や後悔につながりかねません。

5. 新築注文住宅の予算オーバーに関するQ&A

最後に、注文住宅の予算オーバーに関してよくある質問に回答します。

5.1. 注文住宅が高い理由は?

注文住宅が建売住宅に比べて費用がかかる傾向にある理由としては、自由度が高いこと、土地購入時にも諸費用がかかることが挙げられます。

注文住宅は設計の自由度が高く、物件ごとに個別の部材や設備を用意するケースが多いため、調達にお金がかかりやすいのが特徴です。また、土地購入を先行しておこなうケースが多く、土地と建物をまとめて購入できる建売住宅よりも割高になる可能性があります。

以下の記事では、注文住宅の諸費用の内訳と節約方法を詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

>>注文住宅の諸費用の内訳や相場の目安はいくら?シミュレーションや節約方法も紹介

5.2. 新築注文住宅は契約後に予算オーバーで解約したら違約金はかかる?

予算オーバーなど買い主都合で契約を解除する場合、契約金額に対して10%程度の違約金が発生するのが一般的です。2,500万円の契約をしていた場合、違約金の目安は250万円前後となります。

5.3. 新築注文住宅で追加費用が必要となりやすい項目は?

注文住宅であとから追加費用が発生しやすいのは次のような項目です。

・地盤改良工事関連

・キッチンの細かなオプション

・トイレや浴室などの水回りのオプション

・床材

・玄関設備(宅配ボックスなど)

・外構仕上げ

追加費用で予算オーバーしないよう、上記の内容にも優先順位を付けておくことをおすすめします。

6. 新築注文住宅の予算オーバーを最小限に

注文住宅は自由度が高く、こだわりを盛り込みやすい反面、どうしても予算オーバーになりやすいのが特徴です。予算オーバーにならないためには、希望条件に優先順位を付けるとともに、諸費用なども含めた余裕のあるローン計画、予算計画を立てることが大切です。

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※1. 出典:日経業界地図2023年版

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