公開日:2026.08.25 | 更新日: 2026.08.25 | マイホーム

風水が良い間取りとは?新築で失敗しないためのポイントや鬼門・裏鬼門の対策も解説

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※1. 出典:日経業界地図2025年版

新築の間取りを考えるとき、「風水を取り入れて運気の良い住まいにしたい」と考える方は多くいらっしゃいます。しかし、風水と家相の違いや、鬼門・裏鬼門の正しい意味まで理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。

この記事では風水の基本的な考え方から、玄関・リビング・水回り・寝室など部屋別の吉方位、避けたほうが良い間取りとその対処方法まで、注文住宅で後悔しないためのポイントをわかりやすく解説します。

1. 風水とは?間取りや暮らしに与える影響

風水とは古代中国で生まれた思想であり、陰陽五行の考え方をベースに、住まいや土地を取り巻く環境と運気とのつながりを読み解くものです。もともとは土地選びや都市づくりに用いられてきましたが、現代では住まいの間取りやインテリアにも幅広く応用されています。

方角に合わせて家具の置き場所を工夫するなど、日常生活の中で気軽に取り入れられるのも魅力の一つです。新築の間取りを考える段階から意識しておくと、暮らし始めてからの満足度にもつながるでしょう。

1.1. 家相との違い

家相は、中国から伝わった風水の考え方をベースに、日本の気候風土や生活様式に合わせて独自に発展してきた考え方です。風水が土地や周辺環境から運気を読み解くのに対し、家相は住まいの間取りや方角そのものから吉凶を判断する点が特徴です。

例えば、家相では鬼門・裏鬼門を強く重視し、水回りや玄関の配置を細かくチェックしますが、風水では個人の生まれ年による吉方位も加味するなど、視点に違いがあります。

どちらも「良い住まいをつくりたい」という思いから生まれた知恵といえるでしょう。

1.2. 風水の方角別の意味

風水では、住宅の方角ごとに異なる意味や運気が結びついていると考えられています。八方位にはそれぞれ「木・火・土・金・水」の五行が割り当てられ、間取りやインテリアを考える際の参考にされています。

主な8方位の特徴は、以下のとおりです。

方位五行特徴
朝日が昇る方角。芽吹きや成長を思わせる、若々しく活力に満ちた気の性質を持つ
南東風がよく通り抜ける方位。穏やかで爽やかな気の性質を持つ
陽の気が最も高まる方位。明るく華やかで、才能や魅力を引き出すような気の性質を持つ
南西(裏鬼門)起伏の少ない、広々とした大地にたとえられる方位。ゆったりと落ち着いた気の性質を持つ一方、家相では鬼門と対になる方位でもある
西夕日が沈む方角。1日の実りや満ち足りた気持ちを象徴するような、豊かな気の性質を持つ
北西力強さの象徴とされる方位。八方位のなかでもひときわ気の勢いが強く、他の方位を支えるような性質がある
厳しい冬にあたる方位。冷たく静かな気を持ち、物事をじっくりと蓄える性質がある
北東 (鬼門)高くそびえる山を象徴する方位。物事の変化と結びつきやすい気の性質を持つといわれ、家相でも特別な方位とされる

1.3. 三所三備とは?

風水や家相の考え方には、「三所に三備を設けず」という言葉があります。これは、家の中でも特に重要な3つの場所である「三所」に、3つの重要な設備である「三備」を配置しないという教えです。

三所とは、以下の3つを指します。

  • 鬼門(北東)
  • 裏鬼門(南西)
  • 宅心・太極(家全体の平面的な中心点)

三備とは、以下の3つの設備を指します。

  • 玄関
  • キッチン(台所)
  • トイレ・お風呂(水回り)

風水では、三所に三備を配置することは運気が乱れる凶相とされ、昔から避けられてきました。新築の間取りを考える際は、この三所三備の考え方を一つの目安にすると良いでしょう。

2. 【部屋別】風水で良いとされる間取りと方位

風水を新築の間取りに取り入れる場合は、部屋ごとに適した方位を知っておくと安心です。以下の表に、風水で良いとされる方位と、それぞれに適した部屋・期待できる運気・配置のポイントをまとめました。

方位適した部屋・設備期待できる運気配置のポイント
玄関、リビング、子ども部屋、キッチン発展運・仕事運・健康運朝日が入りやすい方位。玄関を東向きにすると良い気を取り込みやすいとされる
南東玄関、リビング、子ども部屋、キッチン金運・人間関係運東と並んで吉方位とされ、風・香りの入り口として玄関にも好相性とされる
玄関、リビング、書斎、窓・採光スペース美容運・才能運・人気運火気(キッチン)を置くと気が強くなりすぎるとされる
南西(裏鬼門)―(水回り・玄関は避ける)トイレ・浴室・玄関の配置は避けたほうが良いとされる。収納や納戸に充てるのが無難
西リビング、ダイニング金運・恋愛運夕日が入る方位。キッチンを配置すると食材が傷みやすいなど実用面の注意も必要
北西主寝室、書斎、応接室仕事運・信頼運家長の部屋にふさわしいとされる方位。家全体を支える“大黒柱”のイメージ
寝室、子ども部屋、浴室、収納貯蓄運・安定運休息や貯蓄に関わる場所との相性が良いとされる
北東(鬼門)―(トイレ・玄関・水回りは避ける)鬼門とされ、不浄とされる水回りの配置は避けたほうが良いとされる方位。清潔・換気を特に意識したい場所

部屋ごとや設備ごとの理想の間取りを紹介します。

2.1. 玄関

玄関は、東・南・南東に配置すると、日差しや良い運気を取り込みやすくなるとされています。特に南東は気の入り口として好相性とされ、東は朝日とともに上昇運を呼び込む方位とされます。

一方、玄関の正面に階段やトイレがある間取りは、風水的に避けたほうが良いといわれています。これは、玄関から入った気が2階へ逃げてしまったり、トイレの気に打ち消されてしまったりすると考えられているためです。

2.2. リビング

リビングは、東・南東・南に配置すると、家族の関係性を深め、健康運を高めるとされています。朝日や日差しが入りやすい方位であり、リビングに集まった陽の気が家族一人ひとりに行き渡ると考えられているためです。西に配置した場合は、「金」のエネルギーによる金運アップの恩恵を期待できます。

家全体の中心となる場所だからこそ、明るく風通しの良い方角を選ぶことが、風水的にも暮らしやすさの面でもおすすめです。

2.3. キッチン

キッチンは、西や南西を避けて配置すると、清潔感や健康運の向上が期待できるとされています。西日が入る方角は食材が傷みやすく、南西は裏鬼門にあたり、火や水を扱うキッチンとの相性がよくないと考えられているためです。

反対に、東や南東は朝の光が入りやすく、気の巡りが良い方位とされています。

2.4. トイレ

トイレは、風水ではどの方角に配置しても基本的には凶相とされる、数少ない設備の一つです。なかでも鬼門にあたる北東と裏鬼門にあたる南西は、避けたほうが良いといわれています。

不浄の気がこもりやすい場所だからこそ、方角に関わらず、こまめな換気と掃除を心がけることが大切とされています。

2.5. 浴室・洗面所

浴室・洗面所は、東・南東に配置しつつ、窓のある外壁側にするのが望ましいとされています。湿気がこもりやすい水回りだからこそ、採光や通風の良い方角を選ぶことで、悪い気がたまりにくくなると考えられているためです。

トイレと同様、鬼門・裏鬼門にあたる北東・南西への配置は避けたいとされています。

2.6. 寝室

寝室は、西や南西を避けたうえで、トイレ・浴室・玄関の真上にならないよう配置すると良いとされています。西日が入る方角は安眠を妨げやすく、水回りや玄関の真上は気が乱れやすいと考えられているためです。

一日の疲れを癒す場所だからこそ、静かで気が落ち着く北や北西などの方位が向いているといわれています。

2.7. 仕事部屋・書斎

仕事部屋・書斎は、北・東・南東が適しているとされています。東や南東は朝の光とともに発展運をもたらす方位、北は静けさの中で集中力を高める方位と考えられているためです。

在宅ワークが増えた今、書斎の方角を意識することは、仕事のはかどりやすさにもつながるでしょう。

2.8. 子ども部屋

子ども部屋は、東・南東・北が適しているとされています。東は成長や活力を象徴する方位で、子どもの発育や学業運に良いと考えられているためです。

また、机は座ったときに背中がドアを向かないように配置し、日光が左側から入る位置にすると、集中力が高まりやすいといわれています。

2.9. 階段

階段は、家の中心を避け、家の隅や壁沿いに設置すると風水的に良いとされています。中心に階段があると、家全体の気の流れが乱れやすいと考えられているためです。

窓や照明を工夫して階段まわりを明るく保つことも、良い気を循環させるポイントとされています。

3. 風水で避けたほうが良い間取りは?

風水では、方位だけでなく間取りの形状そのものも運気に影響すると考えられています。

ここでは、新築の間取りで注意しておきたい代表的な以下の例を紹介します。

3.1. 階段・トイレが玄関正面にある

玄関の正面に階段がある間取りは、外から入った良い気が、そのまま2階へ逃げてしまうとされていますし、トイレがある場合は玄関から入った陽の気が、トイレの陰の気によって打ち消されてしまうと考えられています。

間取りを検討する際は、玄関を開けたときの正面に何がくるかを意識しておくと良いでしょう。

3.2. 水回りが家の中心にある

家の中心にキッチンやトイレ、浴室などの水回りを配置すると、不浄の気が家全体に広がりやすくなるとされています。

家の中心は、風水において「宅心」と呼ばれる重要な場所であるため、リビングやダイニングなど、家族が集まる空間を配置するほうが良いと考えられています。

3.3. コの字型など、家の中心が外にきてしまう

コの字型や凹凸の多い複雑な形状など、家の中心が建物の外側にきてしまう間取りは、家全体のエネルギーが分散しやすく、かつ耐震性を確保するうえでもシンプルな形状に比べて安定感が損なわれやすいとされています。

開放的でおしゃれな間取りである一方、風水的には注意しておきたい形状といえるでしょう。シンプルな長方形や正方形(総2階)に近い形状が、風水的にも構造的(耐震性)にもおすすめの設計です。

3.4. 張り・欠けがある

外壁から少し出っ張った部分を「張り」、凹んだ部分を「欠け」と呼び、基本的に張りは吉相、欠けは凶相と判断されます。

ただし、張りであっても、その位置が鬼門・裏鬼門にあたる場合は凶相に転じるとされているため、気になる方は方角と併せて確認しておくと安心です。

4. 間取りが鬼門・裏鬼門にあるときの対処方法

間取りの都合上、どうしても鬼門・裏鬼門に玄関や水回りがきてしまうケースもあります。そのような場合に取り入れたい、以下の代表的な対処方法を紹介します。

4.1. 掃除や整理整頓で部屋をきれいに保つ

風水では、家の運気は「気」の巡りによって左右されると考えられており、掃除や整理整頓によって悪い気を取り除き、良い気を招き入れることが開運の基本とされています。

家族や来客がよく利用する場所をこまめに掃除し、清潔に保つことが、鬼門・裏鬼門の凶作用をやわらげる第一歩になるでしょう。

4.2. 植物を置いて空間の気を浄化する

観葉植物には、空間にこもった気を浄化し、生命力や大地のパワーを呼び込む力があるとされています。鬼門・裏鬼門にあたる場所や、窓が少なく気がこもりやすい場所に観葉植物を置くことで、悪い気の滞留を軽減する効果が期待できるといわれています。

4.3. 窓や照明、色を工夫して部屋を明るくする

風水では、暗く陰の気がこもりやすい場所ほど、凶作用が強まりやすいとされています。窓を大きくとって自然光を取り入れたり、照明を明るめに設定したりするほか、白やベージュなど明るい色のインテリアを取り入れることで、部屋全体の気を軽やかに保つことができます。

4.4. 盛り塩を置いて定期的に交換する

盛り塩には、悪い気を吸収し、場を浄化する力があるとされています。小皿に粗塩をひとつまみほど盛り、鬼門から裏鬼門の順番に置いていくのが基本の方法です。

塩は湿気や汚れを吸収しやすいため、週1回程度を目安に、こまめに交換するようにしましょう。

5. 風水でよくある質問(FAQ)

5.1. Q1. 風水を取り入れる際、最も気をつけるべき方位はどこですか?

風水を間取りに取り入れる際、最も注意したいのは鬼門(北東)と裏鬼門(南西)です。この2つの方位には、玄関やキッチン、トイレ・浴室などの水回りを配置しないことが基本とされています。

前述の方位別の早見表や、避けたほうが良い間取りの例も併せて参考にしながら、間取り全体のバランスを見ていくと良いでしょう。

5.2. Q2. 生活動線の都合で吉方位を守れない場合はどうすれば良いですか?

風水は絶対的なルールではなく、あくまでも間取りを考えるうえでの目安の一つです。日々の暮らしやすさとのバランスを大切にしながら取り入れることが重要です。

もし吉方位を優先できない場合は、前述の掃除・換気・観葉植物・盛り塩などの対処方法を取り入れることで、凶作用をやわらげることができます。動線を犠牲にしてまで方位にこだわる必要はありません。

例えば、風水を意識するあまり窓の数を減らしたり小さくしすぎたりすると、建築基準法で定められた採光や換気の基準(有効開口面積)を満たせなくなることがあります。風水のアドバイスと、法律(建築基準法)をクリアした暮らしやすさのバランスは、設計士とよく相談しながら計画を進めましょう。

>>回遊動線で家事ラクに!後悔しない間取りのアイデアと設計のポイント

5.3. Q3. 中古住宅や建売住宅でも風水を取り入れられますか?

中古住宅や建売住宅は、間取りそのものの変更が難しいケースが多いため、内装の色や照明、家具の配置、観葉植物や盛り塩などの対策を中心に取り入れるのがおすすめです。

間取りの段階から風水を反映させたい場合は、自由に設計できる注文住宅のほうが向いているといえるでしょう。注文住宅の設計打ち合わせの初期段階で、どの程度風水や家相を重視したいかを、あらかじめ設計士に明確に伝えておくことが、スムーズな家づくりのコツです。

6. まとめ|風水を間取りの参考にして、家族の快適な暮らしを実現しよう

風水は、古代中国で生まれた考え方をベースに、住まいと運気のつながりを読み解く知恵です。方角ごとの意味や、鬼門・裏鬼門を避ける「三所三備」の考え方を知っておくことで、新築の間取りを検討する際の判断材料の一つになるでしょう。

ただし、風水はあくまで目安であり、日々の暮らしやすさとのバランスを取りながら取り入れることが大切です。吉方位を守れない間取りでも、掃除や観葉植物、盛り塩などの対処方法で凶作用をやわらげることができるので、過度に心配しすぎる必要はありません。

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※記事の内容は2026年8月現在の情報に基づいています。制度や法律は今後変更・廃止される可能性がありますので、最新の情報をご確認ください。

※本記事には生成AIを用いて作成したイメージ画像が含まれています。

執筆者情報

一建設株式会社

本コラムは、注文住宅・分譲住宅で豊富な実績を持つ一建設株式会社が監修しています。宅地建物取引士などの有資格者が携わり、家づくりや住宅購入に役立つ正確な情報をお届けしています。
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※1. 出典:日経業界地図2025年版

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