公開日:2026.08.25 | 更新日: 2026.08.25 | 注文住宅

インナーガレージとは?メリット・デメリットと費用相場、後悔しないための注意点を解説

はじめの注文住宅

一建設株式会社は、一戸建て住宅販売戸数日本一※1の飯田グループホールディングスの中核企業です。
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リーズナブルにマイホームを建てると安心した将来設計が可能になります。

※1. 出典:日経業界地図2025年版

注文住宅を検討するなかで、「インナーガレージのある家に憧れる」という方は多いのではないでしょうか。

インナーガレージは愛車を雨風や盗難のリスクから守れるだけでなく、趣味の空間や家事動線としても活躍し、暮らしの可能性を広げてくれます。しかし、建築費用や間取りへの影響、音やニオイ対策など、事前に知っておきたい注意点があるのも事実です。

この記事では、インナーガレージのメリット・デメリットから費用相場、後悔しないための設計のポイントまで詳しく解説します。理想の住まいづくりの参考に、ぜひ最後までご覧ください。

1. インナーガレージとは?

インナーガレージとは、「インナー(内側)」と「ガレージ(車庫)」を組み合わせた言葉で、建物の内側、主に1階部分に組み込まれた駐車スペースを指します。屋外に別途ガレージを設置する従来の方法とは異なり、住まいと車庫が一体化しているのが大きな特徴です。

インナーガレージは、愛車を雨風から守れるだけでなく、防犯性の向上や趣味空間としての活用など、暮らしにうれしいメリットが数多くあります。

1.1. ビルトインガレージ・ガレージハウスとの違い 

インナーガレージとよく似た言葉に、「ビルトインガレージ」と「ガレージハウス」があります。

ビルトインガレージは、英語の”built-in(組み込みの)”に由来しています。建物の内側に駐車スペースを組み込んだ車庫を指し、インナーガレージとほぼ同じ意味で使われる言葉です。

一方でガレージハウスは、車庫そのものではなく、インナーガレージ(ビルトインガレージ)を備えた「家」を指す呼び方です。

呼び方は違っても、指している内容はほとんど同じだと考えて問題ありません。

2. インナーガレージのメリット

インナーガレージには、駐車スペースの確保だけでなく、暮らしを豊かにするさまざまなメリットがあります。ここでは代表的な7つのメリットを紹介します。

2.1. メリット1:限られた面積でも駐車スペースをつくれる

通常のガレージを設置する場合、建物とは別に駐車スペースを用意しなければなりません。その点インナーガレージは、建物と駐車スペースが一体化しているため、限られた敷地面積でも問題なく駐車スペースを確保できます。

特に土地の確保が難しい都心部などでは、別途駐車場を借りると毎月の賃料がかかるうえ、自宅から離れていて不便なことも少なくありません。インナーガレージなら、狭小地でも愛車と一緒に暮らせる住まいづくりが可能になります。

2.2. メリット2:雨風や雪、紫外線を避けて移動できる

車を乗り降りする際、雨風や雪、紫外線にさらされずに済むこともインナーガレージの魅力です。天候による車の傷みや劣化を軽減できるだけでなく、抱っこが必要な小さな子どもがいるご家庭や、買い物やレジャーで大きな荷物を持つことが多い方にとっては、日々の移動がぐっと楽になります。

玄関やキッチンまで濡れずに移動できる動線を確保すれば、雨の日のストレスも大幅に軽減できるでしょう。

2.3. メリット3:冬に車から雪下ろしをする手間が省ける

雪国にお住まいの場合、冬になると車の雪下ろしや、フロントガラスの霜取りが毎朝の欠かせない作業になりがちです。インナーガレージがあれば、車が屋内で守られているため、こうした手間から解放されます。

体への負担が減るだけでなく、忙しい朝の時間を有効に使えるのも嬉しいポイントです。出発前のわずかな余裕が、日々の暮らしに落ち着きをもたらしてくれるでしょう。

2.4. メリット4:天候を気にせず車のメンテナンスができる

インナーガレージなら、天候に関係なく洗車やオイル交換、タイヤ交換、ウィンドウォッシャー液の補充など、車のメンテナンスをいつでもおこなえます。

屋外での作業は、雨で中断せざるを得なかったり、汚れが落ちにくくなったりすることも少なくありません。走行中の安全にも関わるメンテナンスを後回しにせずに済む点は、愛車を長く大切に乗り続けたい方にとって大きな安心材料になるはずです。

2.5. メリット5:防犯性を高めて盗難や損傷のリスクを減らせる

インナーガレージは建物の内部に駐車スペースを設けるため、外部から車が見えにくく、盗難や損傷、車上荒らしなどのリスクを軽減できます。シャッターや施錠可能な扉を設ければ、防犯性はさらに向上するでしょう。

万が一こうした被害に遭うと、金銭的な損失だけでなく、警察への届け出や保険手続きなどの負担、精神的な疲労もともないます。そうしたリスクを未然に減らせるのもメリットです。

2.6. メリット6:収納や趣味のスペースにもなる

インナーガレージは駐車スペースとしてだけでなく、多目的なスペースとしても活用できます。車のメンテナンス用品を収納する、DIYの作業場所にする、車を使わないときには子どもの遊び場にするなど、使い方は自由自在です。

家族構成の変化や趣味の広がりに合わせ、そのときどきの暮らしに応じて柔軟に活用できる点も、インナーガレージならではの魅力です。

2.7. メリット7:容積率の緩和を受けられる場合がある

インナーガレージ(ビルトインガレージ)は建ぺい率の制限は受けるものの、容積率については、建物全体の延べ床面積の5分の1を上限に、ガレージ部分の面積を計算から除外できる緩和措置があります。この緩和を受けられれば、緩和を受けない場合と比べて延べ床面積に余裕が生まれ、その分居住スペースを広く確保しやすくなります。

建ぺい率・容積率の基本について詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。

>>建ぺい率・容積率とは?家を建てる前に知っておきたい基礎知識
>>カーポート設置で注意すべき建ぺい率とは。2025年4月の法改正についても解説

3. インナーガレージのデメリットと対処方法

多くの魅力がある一方で、インナーガレージには知っておきたいデメリットもあります。事前に以下の対処法を押さえておくことで、建築後の後悔を防ぎやすくなります。

3.1. デメリット1:建築費用が通常のガレージより高くなる

インナーガレージは、換気設備や防音・断熱設備が必要になるため、屋外の駐車場やカーポートと比べて建築費用が高くなりがちです。また大間口・大空間になりやすい構造上、建物の耐震性が下がりやすく、補強によって強度を高める必要があることも、費用がかさむ一因です。

ただし、外部に駐車場を借りる場合の月額費用や防犯対策費用を考えると、長期的にはコストを抑えられる可能性もあります。初期費用と維持費の両方を踏まえて検討する、大間口・大空間でも十分な強度を確保しやすい工法を選ぶなどの対処法を意識しましょう。

3.2. デメリット2:固定資産税の対象になる

インナーガレージは壁と屋根を備えた建物の一部とみなされるため、屋外の駐車場やカーポートとは異なり、固定資産税の課税対象になります。

「延べ床面積の5分の1以内に収めれば税金がかからない」という話も耳にしますが、この5分の1ルールはあくまで容積率の計算から除外できるという建築基準法上の緩和措置であり、固定資産税の評価とは別の制度です。ガレージの面積が5分の1以内であっても課税対象になるため、資金計画を立てる際は、ガレージを含めた延べ床面積に応じて固定資産税がかかることを前提に検討しましょう。

3.3. デメリット3:居室の間取りが制限されやすい

インナーガレージは1階スペースの大部分を占めるため、居室(居間、寝室、台所など)が2階以上に偏り、間取りの選択肢が制限されやすい点もデメリットです。上下階の移動を負担に感じることもあるでしょう。

対処法としては、3階建てにして選択肢の幅を広げる、将来を見据えてホームエレベーターを検討する、1階に水回りや主寝室を配置する、室内との動線を工夫するなどが挙げられます。年齢を重ねてからの暮らしやすさも意識して間取りを考えましょう。

しかし、2階のリビングならではの魅力もあります。詳細は以下の記事をご覧ください。

>>2階リビングの魅力とは?メリット・デメリットと後悔しないためのポイントを解説

3.4. デメリット4:騒音や排気ガス、ニオイが室内に流れることがある

インナーガレージは建物と一体化しているため、車のエンジン音やシャッターの開閉音、排気ガスのニオイなどが室内に流れ込んでしまう可能性があります。

対処法としては、換気設備や気密性の高い建材を採用する、大型の換気扇や排気ファンを設置する、インナーガレージ内に自然換気ができる小窓を設ける、遮音性の高いドアを採用するなどが効果的です。ガレージと居室の間に収納スペースや廊下を挟む間取りにすることでも、音やニオイの影響を軽減できます。

4. インナーガレージの建築費用

インナーガレージの建築を検討するうえで気になるのが費用です。ここでは新築時と、増築・リフォーム時それぞれの費用相場を紹介します。

4.1. 新築注文住宅の場合

新築でインナーガレージを取り入れる場合、メーカーや建築会社によって異なるものの、坪単価60万〜110万円程度が相場で、車1台あたり250万〜400万円程度が目安です。費用が変動する主な要素としては、以下が挙げられます。

  • 構造補強の有無
  • シャッターの種類
  • コンセントの導入
  • 水道・換気設備の導入
  • 防音材・断熱材の導入
  • その他、外観や内装の仕上げ

見積もりを取る際は、これらの項目がどこまで含まれているかを事前に確認しておくと安心です。

4.2. 増築、リフォームの場合

既存の住宅にあとからインナーガレージを増設する場合、庭の一部をインナーガレージにするケースでは150万〜350万円程度、使わなくなった部屋を潰してリノベーションするケースでは60万〜240万円程度が目安です。

ただし、必要最低限のスペースを確保できるか、道路からの乗り入れが可能かなどの条件を満たす必要があります。

5. インナーガレージの建築で後悔しないための注意点

5.1. 将来的な車の大きさ・台数を見据える

ライフスタイルが変化すると、それにともない車の買い替えや増車の可能性が生じます。

例えば子どもの成長にあわせてミニバンやSUVなど大きめの車に乗り換えたり、家族が増えて新たに車を購入したりするケースが考えられます。新築時に乗っている車のサイズだけでガレージの広さを決めてしまうと、将来的に使い勝手が悪くなってしまうかもしれません。将来を考慮した車の大きさ・台数に合わせ、余裕を持った設計を心がけましょう。

車種別の推奨サイズ早見表を参考にしてみてください。

車種タイプ代表的な車種例車体サイズ目安 (幅×全長)ガレージ推奨サイズ (幅×奥行き)天井高の目安設計のポイント・注意点
軽自動車N-BOX、タント など約1.48m × 約3.40m2.5m以上 × 4.5m以上2.1m以上車体がコンパクトなため、標準的な広さがあれば十分に駐車可能
コンパクトカーヤリス、ノート など約1.70m × 約4.20m2.7m以上 × 5.0m以上2.1m以上運転席・助手席の乗り降りに加え、トランクからの荷物の出し入れスペースも確保が必要
中型セダン・SUVプリウス、ハリアー など約1.80m × 約4.80m3.0m以上 × 5.5m以上2.2m以上車幅・全長ともに大きくなるため、ドアの開閉スペースを左右にしっかりとる必要がある
大型ミニバン・大型SUVアルファード など約1.85m〜1.95m × 約4.90m〜5.00m3.2m以上 × 6.0m以上2.5m以上スライドドアの開閉や、後部トランク(バックドア)を開けて荷物を積み下ろしするための十分な高さと奥行きが必要

※車を2台並列で駐車する場合は、上記推奨幅の2倍に、車同士の間隔(約0.6〜0.9m)をプラスした広さが必要になります

5.2. ガレージから室内への動線を考える

インナーガレージの利便性を最大限に活かすには、室内への動線設計が欠かせません。例えば、買い物帰りに重い荷物をすぐキッチンへ運べる動線や、子どもの送迎時にスムーズに家へ入れる動線を意識すると、日々の暮らしが快適になります。

玄関やキッチン、パントリーとガレージを隣接させるなど、家族の生活スタイルに合わせて具体的な使い方をイメージしながらの動線計画が大切です。

5.3. 住宅の耐震性・耐久性を強化する

インナーガレージつきの住宅は、大きな開口部を設ける関係で、柱や壁が一般的な住宅より少なく耐震性が低下しやすい傾向があります。安心して長く暮らすためには、耐震性能の高い家づくりを得意とする会社を選ぶことが重要です。

会社選びの指標の一つとして、住宅の地震への強さを等級で表す「耐震等級」があり、数字が大きいほど耐震性能が高いことを示します。事前に耐震等級や構造計算の内容を確認しておくと安心です。

一建設の注文住宅は、新規確認申請物件において、最高ランクである耐震等級3を全物件で標準化しています。建築基準法で求められる性能の1.5倍の耐震性を備え、第三者機関による建設住宅性能評価書も取得しています。

>>4分野6項目で最高等級取得を標準化している一建設

耐震等級について知りたい方は、下記の記事を併せてご覧ください。

>>耐震等級1・2・3とは?それぞれの違いや等級の調べ方、住宅購入時のポイントを解説!

5.4. ガレージに面した間取りは廊下などにする

車のエンジン音やシャッターの開閉音が気にならないよう、インナーガレージの真上や隣には、寝室やリビングなどくつろぐための居室を配置しないことがポイントです。代わりにクローゼットや廊下、収納スペースなどを配置すると、音の影響を受けにくくなります。

設計段階でガレージと居室の位置関係を意識しておくだけで、完成後の快適さが大きく変わってきます。

5.5. 防音・換気設備を整える

遮音性の高い建材や厚みのある壁、換気扇や排気ファン、自然換気用の小窓などを設置することで、騒音やガス、ニオイに悩まされにくい、過ごしやすい居住空間を実現できます。

特に排気ガスがこもりやすいインナーガレージでは、換気計画が快適性を大きく左右します。新築時にこうした設備をあらかじめ組み込んでおくことで、住み始めてからの不満を防ぎやすくなるでしょう。

5.6. 水栓と排水設備を設置する

ガレージ内に水栓と排水溝を設けておくと、洗車や手洗いの際にとても便利です。設置する場合は、床に適切な勾配をつけて水はけをよくする、水に強いコンクリートなどの床材を選ぶといった工夫をしておくと、湿気やカビの発生を防ぎやすくなります。

あとから設置しようとすると工事の手間や費用がかさむこともあるため、新築時にまとめて計画しておくのがおすすめです。

5.7. 電動式シャッターやセンサーライトを導入する

電動式シャッターを導入すれば、車に乗ったままリモコンで開閉でき、悪天候の日や深夜でもスムーズに駐車できます。手動式に比べると費用は高くなる傾向がありますが、利便性や静音性に優れている点は大きな魅力です。

また、出入り口付近にセンサーライトを設置すると、夜間の駐車がしやすくなります。加えて人の動きを感知し自動点灯するタイプならば、防犯対策にも役立ちます。

6. インナーガレージの建築実例

ここでは、一建設が手がけたインナーガレージのある住宅の建築実例を紹介します。実際の空間づくりの参考にしてください。

6.1. 少し大きめのスペースを確保したインナーガレージ

こちらのお宅はインナーガレージを取り入れた住宅として施工されました。車庫はスペースを少し大きめに確保し、ちょっとした作業や小物が置けるような設計になっています。奥様のご希望を反映し、2階には広々としたリビングを配置しました。

>>とっておきの空間で好きに暮らせる家

6.2. ホテルライクでインナーガレージつきの家

こちらは限られた敷地面積を有効活用し、コストを抑えた3階建ての住宅です。1階には十分な高さのビルトインガレージが設置されており、大きな荷物も少ない負担で効率的に家の中へ運び込めます。大容量収納で家全体をすっきりと整えることで、家事の時短にもつながっています。

>>徹底的に上質な心地良さを追求したホテルライク

一建設ではお客さまのご要望に応じたさまざまな建築実績があります。ぜひ他の建築実例もご覧ください。

>>建築実例・建築事例・お客様の声

7. まとめ|インナーガレージでカーライフをもっと便利で快適にしよう

インナーガレージは、愛車を雨風や盗難のリスクから守り、趣味の空間や家事動線の一部としても活躍します。暮らしの可能性を広げてくれる設備です。一方で、建築後に後悔しないためには費用や間取りへの影響、音・ニオイ対策などを押さえておく必要があります。

メリット・デメリットの両方を理解したうえで、信頼できる住宅会社とともに計画を進めることが、後悔しない家づくりへの近道です。

安心して暮らせるインナーガレージつきの住宅をご希望のお客さまは、ぜひ一建設にお任せください。一建設株式会社では、豊富な建築実績とスケールメリットを活かし、高い品質の注文住宅を低価格でご提供しています。耐震性能は国内トップクラス。耐震等級3以上を取得した戸数で日本一を取得いたしました。※出典:木材建材ウィークリー(2024年11月11日発行)

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※記事の内容は2026年8月現在の情報に基づいています。制度や法律は今後変更・廃止される可能性がありますので、最新の情報をご確認ください。

執筆者情報

一建設株式会社

本コラムは、注文住宅・分譲住宅で豊富な実績を持つ一建設株式会社が監修しています。宅地建物取引士などの有資格者が携わり、家づくりや住宅購入に役立つ正確な情報をお届けしています。
初めての住まい選びでも安心いただけるよう、信頼性の高い情報発信を心がけています。

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※1. 出典:日経業界地図2025年版

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