公開日:2026.07.14 | 更新日: 2026.07.14 | マイホーム

タッチレス水栓は後悔する?メリット・デメリット、失敗しない選び方・対処方法を解説

はじめの注文住宅

一建設株式会社は、一戸建て住宅販売戸数日本一※1の飯田グループホールディングスの中核企業です。
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※1. 出典:日経業界地図2025年版

手をかざすだけで水の出し止めができるタッチレス水栓は、衛生面や利便性の高さから注文住宅でも採用が増えています。しかし「思ったより使いにくかった」「設置前に知っておきたかった」という声があるのも事実です。

この記事では、タッチレス水栓のデメリットと対処方法、メリット、費用相場、そして後悔しないための選び方まで詳しく解説します。

1. タッチレス水栓とは?

タッチレス水栓とは、水栓本体や吐水口付近に搭載されたセンサーによって、水栓に触れずに吐水・止水できる水栓のことです。濡れた手や汚れた手で蛇口を触る必要がないため、水栓回りを清潔に保ちやすい点が特徴です。

もともとは商業施設や公共のトイレなどで多く導入されていましたが、衛生意識の高まりとともに、住宅のキッチンや洗面台にも普及が進みました。

なお、似た設備としてハンズフリー水栓があります。一般的には、手をかざして吐水・止水するタイプをタッチレス水栓、吐水口下に手や食器を差し出すと自動で水が出るタイプをハンズフリー水栓と呼ぶことがあります。

ただし、メーカーや商品シリーズによって呼び方やセンサーの位置、操作方法は異なるため、導入前に各製品の仕様を確認しておくことが大切です。

2. タッチレス水栓のデメリットと対処方法

タッチレス水栓は便利な設備ですが、事前にデメリットを把握しておくことで「こんなはずではなかった」という失敗を防げます。ここでは、主な6つのデメリットとそれぞれの対処方法をご紹介します。

2.1. デメリット1:停電で使えなくなる

コンセント式のタッチレス水栓は、電力でセンサーと電磁弁(電気の力で水の流れを制御する部品)を動かしているため、停電が発生するとタッチレス機能が使えなくなります。ただし、多くの製品にはシンク下に手動弁が設けられており、手動に切り替えれば水を出すことは可能です。工具不要で、手で回せるものがほとんどです。

対処方法としては、次のような備えが考えられます。

  • 手動切り替え機能を備えたタッチレス水栓を選ぶ
  • 乾電池式のタッチレス水栓を選ぶ
  • オプションで停電対応キットを取りつける
  • ペットボトルの水などを確保しておく
  • 停電時に確認できるよう、取り出しやすい場所に取扱説明書を保管する

こうした準備をしておけば、非常時にも慌てず対応しやすくなります

2.2. デメリット2:センサーの感度が高すぎる・低すぎる

タッチレス水栓のセンサー感度はメーカーや機種によって異なり、使い心地に大きな差が生じます。感度が高すぎると、シンクにお皿を置いただけでセンサーが反応して水が出てしまい、水道代の無駄につながることがあります。反対に感度が低すぎると、手をかざしてもなかなか水が出ず、毎日の家事のなかでストレスが蓄積してしまうことも珍しくありません。

この問題を避けるためには、次のような対処方法がおすすめです。

  • カタログだけでは使いやすさがわかりにくいため、購入前にショールームで実際の製品を試す
  • 身長や手の動かし方は人それぞれ異なるため、家族全員で体験して比較検討する
  • 製品によってはセンサー感度を段階的に調整できるモデルもあるため、感度調整機能のある機種を候補に入れる

事前に使い心地を体感しておくことで、「反応が悪くてストレスが溜まる」「敏感すぎて水が無駄に出る」などを防げます。

2.3. デメリット3:温度や水圧の調節が必要なものもある

タッチレス水栓は水の出し止めこそセンサーでおこなえますが、温度や水圧の調節は手動のレバー操作が必要な機種も多く存在します。例えば、食材を水で洗ったあとに油汚れのついた鍋をお湯で洗いたい場合、その都度レバーに触れなければなりません。結局手で水栓を触る頻度が多くなり、「通常の水栓と掃除の手間が変わらなかった」と後悔する場面が見られます。

対処方法としては、以下の点を押さえておくのがおすすめです。

  • 予算に合わせて手動調整が不要な上位モデルを検討する
  • レバーの位置や操作感は機種ごとに異なるため、メーカーのショールームで操作性を確認する
  • 普段の調理スタイルを振り返る

こうした検討をおこなったうえで導入すれば、使い勝手に対する不満を抑えられます。

2.4. デメリット4:水道光熱費が上がる可能性もある

タッチレス水栓自体の電気代は大きな負担になりにくいですが、お湯の設定や強めの水圧のまま使い続けると、水道代・ガス代が増える可能性があります。さらにセンサーを常時稼働させている分の電気代もわずかながら発生します。

水道光熱費を抑えるための対処方法は、次のとおりです。

  • お湯が必要な場面だけ手動で切り替え、普段は水の設定にしておく
  • 節水モードが搭載されている機種であれば水圧を省エネモードに設定する
  • こまめに設定を見直す習慣をつける

省エネを意識した使い方を心がけることで、タッチレス水栓の利便性を活かしつつ、ランニングコストを抑えられます。

2.5. デメリット5:故障時の修理費が高い

タッチレス水栓はセンサーや電磁弁といった電子部品を搭載しているため、従来のレバー式水栓と比べて故障のリスクがやや高く、修理費用も高くなる傾向にあります。目安として、センサー交換は1万〜2万円前後、電磁弁の交換は1.5万〜3万円ほどの費用がかかるとされています。

修理費用の負担を減らす対処方法は、以下が挙げられます。

  • 修理対応・部品供給の実績が豊富なメーカーを選ぶ
  • 保証期間や延長保証の有無を事前に確認する
  • 故障リスクを少なくするため、定期的なメンテナンスでセンサー部を清潔に保つ

故障への備えを十分にしておくことで、長期間にわたってタッチレス水栓を使い続けられるでしょう。

2.6. デメリット6:子どもやペットの動きに反応してしまう

子どもやペット(特に猫)がキッチンカウンターやシンク付近を通るだけで、センサーが誤反応して水が出てしまうことがあります。外出中に気付かないまま水が出続けてしまうと、水道代の無駄になるだけでなく、シンクから水があふれるリスクも考えられます。

誤作動を防ぐための対処方法には、次のようなものがあります。

  • 自動止水の安全機能がついた機種を選ぶ
  • 外出時はセンサー反応をオフにする
  • フェンスやゲートを設置して子どもやペットがシンク付近に近づきにくい工夫をする

こうした対策を組み合わせることで、子どもやペットがいる家庭でも問題なくタッチレス水栓を使用できます。

3. タッチレス水栓のメリット


デメリットがある一方で、タッチレス水栓には日々の暮らしを快適にするメリットも多くあります。ここでは代表的な3つのメリットをご紹介します。

  1. 自動的に水を止められる
  2. 感染症の拡大防止につながる
  3. 水栓の掃除が簡単になる

3.1. メリット1:自動的に水を止められる

通常のレバー式水栓では注意していてもうっかり閉め忘れてしまうことがありますが、止め忘れ防止の自動止水機能を備えた製品もあるため、水の出しっぱなし対策になります。

手先に力が入りにくい小さな子どもや高齢の方でも、手をかざすだけの簡単な動作で水を止められ、結果として家庭全体の節水につながるでしょう。

3.2. メリット2:感染症の拡大防止につながる

通常の水栓では、帰宅後に汚れた手でレバーを触って水を出し、手を洗ったあとに再びレバーを触って水を止めます。このとき、レバーに付着したウイルスが洗った手に再び付着してしまうリスクがあります。

タッチレス水栓であれば水栓本体に触れる必要がないため、手洗い後も清潔な状態を保つことが可能です。特にキッチンでは生肉や生魚を扱ったあとの手洗い時に効果を発揮し、食中毒の予防にも役立ちます。

3.3. メリット3:水栓の掃除が簡単になる

通常の水栓の場合、例えばハンバーグをこねるなどして調理中に油や調味料がついた手でレバーを操作するため、水栓本体が汚れやすく、掃除の頻度が増えてしまいます。レバーの根元に水が溜まり、水垢の原因になることもあるでしょう。

タッチレス水栓なら汚れた手で水栓を触る機会が減るため、水栓回りを清潔に保ちやすく、日々の掃除の手間が少なくなります。

4. タッチレス水栓の費用相場

タッチレス水栓の費用はメーカーや搭載される機能によって幅がありますが、一般的な相場は5万〜10万円程度です。

シンプルな吐止水機能のみの機種は比較的安価に導入できますが、浄水機能やエコセンサーなどの付加機能が増えるほど価格は上がります。

なお、コンセント式で設置場所にコンセントがない場合は、電気工事費が別途必要になるケースもあるため、事前に施工会社へ確認しておくことをおすすめします。

タッチレス水栓以外の住宅のオプションについては、こちらの記事をご覧ください。

>>注文住宅のオプション53選!新築でやっておけばよかったと後悔しないための選び方や費用相場を紹介

5. Q.タッチレス水栓で後悔しないための選び方は?

タッチレス水栓を導入して「やっぱり合わなかった」と感じるケースの多くは、事前の情報収集や比較検討が不十分だったことが考えられます。ここでは、後悔しないために押さえておきたい5つのチェックポイントをご紹介します。

5.1. A.電源はコンセント式か乾電池式か

タッチレス水栓の電源方式は「コンセント式」と「乾電池式」の2種類に大別されます。それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。

電源方式メリットデメリット
コンセント式電池の購入・交換が不要・コンセントがない場合は電気工事が必要
・停電時はセンサーが作動しない
乾電池式・コンセントの有無を問わず設置可能
・停電時も使用できる
年1回程度を目安に電池交換が必要

コンセント式を選ぶ場合は、停電時に備えて手動切り替え機能を備えた機種を選ぶようにしてください。乾電池式では、アルカリ単1乾電池2本で約1年間使用できる商品もあります。自宅のキッチン環境やライフスタイルに合わせて、どちらの電源方式が適しているかを検討しましょう。

5.2. A.家族みんなにとって操作性が高いか

タッチレス水栓は家族全員が毎日使う設備だからこそ、身長や手の大きさが異なる家族全員にとって使いやすいかどうかが判断基準になります。

カタログの写真や数値だけでは実際の使用感をつかみにくいため、メーカーのショールームに足を運び、子どもや高齢の家族も含めて実際に操作してみることをおすすめします。

5.3. A.センサーの感度は問題ないか

前述のとおり、センサーの感度が高すぎれば不要な場面で水が出てしまい、低すぎれば反応の遅さにストレスを感じます。水を止める際のタイムラグもメーカーや機種によって異なるため、複数の製品をショールームで比較し、自分や家族にとってストレスのない感度の商品を選ぶことが失敗しないポイントです。

一建設の住宅展示場では、モデルハウスや施工展示スペース、資料を通じて、住まいの仕様・設備を具体的に確認できます。家族に合うキッチンづくりを考えたい方は、実際の住空間を見ながらお気軽にご相談ください。

>>一建設|全国の住宅展示場・モデルハウス

5.4. A.使いやすい形状か

タッチレス水栓の形状は主に「ストレート型」「グースネック型」「L型」の3種類に分類されます。

形状特徴
ストレート型・キッチン用水栓として定番の形状
・既存のキッチンとの調和がとりやすい
グースネック型・ガチョウの首のように湾曲したデザイン
・構造がシンプルでメンテナンスしやすい
L型・吐水口の位置が高く、シンク内にゆとりが生まれる
・大きな鍋の出し入れや調理がしやすい

キッチンのシンクの広さやカウンターとのバランス、普段の調理スタイルに合わせた形状を選びましょう。

5.5. A.節水機能や浄水機能は必要か

タッチレス水栓には、節水機能や浄水機能をオプションとして搭載できるモデルがあります。節水機能がついた機種は水道代を抑える効果が期待でき、浄水機能があればウォーターサーバーやペットボトルの水を別途用意する必要がなくなります。

ただし、高機能になるほど本体価格は上がり、浄水機能付きの場合はカートリッジの交換費用も発生します。使用状況により交換頻度は変わりますが、浄水カートリッジは1個1万円前後します。

必要な機能を事前にリストアップしてから、導入コストとランニングコストのバランスを見ながら判断することが大切です。

6. まとめ|後悔しないためにタッチレス水栓のメリット・デメリットを知っておこう

タッチレス水栓は、水栓に触れずに水を出し止めできる便利な設備です。感染症対策や掃除の手間の軽減、節水効果などのメリットはありますが、停電時の使用制限やセンサー感度の問題、修理費用の高さなどのデメリットも存在します。

大切なのは、デメリットを事前に理解し、適切な対処方法を知ったうえで導入を判断することです。電源方式やセンサー感度、形状、必要な機能を家族全員で検討し、ショールームで実際に試してから決めることで、「こんなはずではなかった」という後悔を避けられます。

一建設株式会社では、豊富な建築ノウハウや、グループ会社と連携したスケールメリットにより、高性能の住まいと低コストを両立しています。「キッチンを使いやすくしたい」「キッチンを清潔に保ちたい」など、お客さまのご希望をうかがいながら、想いも価格も妥協しない注文住宅を実現できます。

建物の完成後も、長期的なアフターサポート体制を整えています。最長35年の延長保証と定期点検、メンテナンスの相談窓口などで、暮らしづくりに寄り添っていきます。些細なことでもお気軽にご相談ください。

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※記事の内容は2026年7月現在の情報に基づいています。制度や法律は今後変更・廃止される可能性がありますので、最新の情報をご確認ください。

執筆者情報

一建設株式会社

本コラムは、注文住宅・分譲住宅で豊富な実績を持つ一建設株式会社が監修しています。宅地建物取引士などの有資格者が携わり、家づくりや住宅購入に役立つ正確な情報をお届けしています。
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