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2025.10.17 | 注文住宅

オープンキッチンとは?種類と特徴、メリット・デメリットを紹介

はじめの注文住宅

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※1. 出典:日経業界地図2023年版

「開放感のある空間にしたい」「調理中でも家族の様子を見守りたい」方には、オープンキッチンがおすすめです。

オープンキッチンは、リビングやダイニングとつながっているため空間が広く感じられる、家族とコミュニケーションがとりやすいなどのメリットがあります。

この記事では、オープンキッチンの種類やメリット・デメリットなどを解説します。これから家を建てる方や、キッチンのリフォームを検討されている方はぜひ参考にしてください。

1. オープンキッチンとは?

オープンキッチンとは、壁や扉などで仕切られていないキッチンです。

キッチンが独立せずにリビングやダイニングと一体化した空間となるため、広々とした開放感があり、近年人気が高まっています。

2. オープンキッチンの種類と特徴

オープンキッチンは、主に以下の5種類に分類できます。

2.1. アイランドキッチン

キッチンの四方が壁に接していないタイプです。島(=アイランド)のように独立して配置されることから、オープンキッチンのなかで最も開放感があります。

アイランドキッチンは、キッチンの回りを自由に行き来できるため回遊性があり、複数人での作業もしやすいのが特徴です。

ただし、すべての面を壁から離すレイアウトのため、設置には十分なスペースが必要です。また、壁が水はね・油はねを受け止めてくれないため、床に汚れが広がりやすいという注意点もあります。

2.2. ペニンシュラキッチン

キッチンの左右どちらかの面が壁に接しているタイプです。半島(=ペニンシュラ)のように片側は壁につながり、片側はオープンになっている形状に由来しています。

アイランドキッチンよりも省スペースで油はねもしにくく、それでいて開放感もあるバランスの良いキッチンスタイルです。

2.3. I型キッチン

前面または背面が壁に接しているタイプです。シンクやコンロ、調理台がアルファベットの「I」(アイ)のように横一列に、壁に沿って設置されます。

背面が壁に接しているのが一般的ですが、腰壁(カウンター)で前面を覆うことで、対面式にすることも可能です。

数あるキッチンスタイルのなかで最もシンプルかつ省スペースで設置できるという特徴があります。

2.4. Ⅱ型キッチン

シンクとコンロが2列に分かれているタイプです。セパレートキッチンとも呼ばれ、一般的にはコンロが壁側、シンクがリビング・ダイニング側に設置されます。

Ⅱ型キッチンは、体の向きを少し変えるだけでシンクやコンロを使えるため、横の移動が少なくて済むのが特徴です。また、作業台が2列=キャビネット(棚)も2列分となるため、収納スペースを多く確保できるメリットもあります。

ただし、洗い物をコンロ側に移す際に床が濡れやすいため注意が必要です。耐水性の高い床材を採用し、食器はしっかり乾かしてから片付ける習慣をつけると良いでしょう。

2.5. L型キッチン

キッチン本体がアルファベットの「L」(エル)の形に配列されたタイプです。Lの一片を壁付け、片側をリビング・ダイニング側に向けることで、オープンスタイルにできます。

L型キッチンは、内部のスペースが確保できるため複数人での作業がしやすいのが特徴です。また、Ⅱ型キッチンと同様キャビネット数を確保しやすいため収納力にも優れています。

ただし、L字型の角は手が届きにくいため、デッドスペースになりやすいです。目当ての物を取り出しやすいよう、回転トレーやスライド式の引き出しを採用するなど、収納を工夫する必要があります。

おしゃれなキッチンの種類や費用相場を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

>>注文住宅(新築)のおしゃれなキッチン!後悔しない決め方や種類・価格相場を紹介!

3. オープンキッチンの魅力・メリット

オープンキッチンで得られる主なメリットは以下のとおりです。

3.1. メリット①開放感あふれる広々とした空間になる

オープンキッチンは、前方に壁がないため圧迫感がなく開放的です。

また、キッチンとLDKが一体化することで視界が開け、空間が広く感じられます。

3.2. メリット②家族とのコミュニケーションが自然に増える

オープンキッチンでは、リビング・ダイニングで過ごす家族の様子がよく見えます。壁などで遮られていないため、調理中や片付け中も会話しやすく、家族とのコミュニケーションが自然に増えるでしょう。

また、小さなお子さまがいる場合も目が届きやすく安心です。

3.3. メリット③配膳や片付けの動線がスムーズになる

通常の壁付けキッチンと比べ、ダイニングとの距離が近いのもオープンキッチンのメリットです。

動線が短くなるため、食事の配膳や片付けがスムーズになります。一見些細に思えることでも、毎日の負担は暮らしの快適さに直結する重要な要素です。

3.4. メリット④おしゃれなインテリアの一部として楽しめる

存在感があるオープンキッチンは、インテリアの一部として楽しめるのも魅力です。

ナチュラルや北欧風など、目指す雰囲気に合ったデザインを選んだり、あえて「見せる収納」でお気に入りの食器を飾ったりすることで、LDKと統一感のあるおしゃれな空間を演出できます。

素材やカラー、照明などにこだわることで、毎日が楽しみになるような心ときめくキッチンに仕上がるでしょう。

3.5. メリット⑤複数人での料理やホームパーティーに最適

オープンキッチンは、家族や友人が集まるホームパーティーにも適しています。壁や扉などに仕切りがないため、家族やゲストと会話を楽しみながらおもてなしの準備・片付けができます。

また、広々としたオープンキッチンは、複数人での料理にも最適です。特にアイランドキッチンなら自由に動き回れる動線が確保されているため、2人以上でもぶつかりにくく、効率的に作業できます。

4. オープンキッチンのデメリットと対処法

おしゃれで開放感があり、家族やゲストとの会話も弾むオープンキッチンですが、以下のようなデメリットもあります。

4.1. デメリット①キッチンが丸見えになる

オープンキッチンはリビングやダイニングとの間に仕切りがないため、調理スペースやシンクが丸見えになり、生活感が出やすいです。美しく保つには、こまめな掃除と整理整頓が欠かせません。

洗い物が見えないように腰壁を設ける、またシンクに汚れた食器がたまらないよう食洗機を導入するなどの工夫をしましょう。

また、生活感が出やすいゴミ箱を、収納内やカウンターの下など目立たない場所に置けるようあらかじめ計画しておくとスッキリします。

4.2. デメリット②調理の匂いや煙、音が気になる

オープンキッチンは壁や仕切りがないため、調理中の匂いや煙がリビング・ダイニング側に広がりやすく、カーテンやソファに匂いがつく恐れもあります。

高性能の換気扇を採用する、こまめに換気するなどして空気を入れ替えましょう。IHクッキングヒーターはガスコンロに比べると上昇気流が弱いため、調理中の煙や油の拡散を抑えられます。

また、洗い物や調理をする音、換気扇の音が大きく、リビングでくつろいでいるときに気になることがあります。

静音設計のシンクや運転音の静かな換気扇を選ぶ、ソファなどくつろぎエリアはキッチンから離すなど間取りを工夫するといった対策が考えられます。

4.3. デメリット③油はねや水はねの汚れ

通常のキッチンと比べて、油はね・水はねしやすいのもオープンキッチンのデメリットです。

揚げ物や炒め物の際にフライパンから油がとんだり、洗い物や水切り中に水滴がはねたりして、カウンターや床が汚れる可能性があります。

水はねしにくい水栓を採用する、オイルガード・水はねガードを設置するなど、汚れがつきにくくなる仕組みを取り入れましょう。

4.4. デメリット③収納スペースが不足する恐れがある

アイランドキッチンやペニンシュラキッチンなど開放感を重視したスタイルは、収納スペースが不足する恐れがあります。壁に接していない、あるいは壁と接する面積が少なく、吊り戸棚を設置できないためです。

そのような場合は、キッチンの近くにパントリーを設置するのがおすすめです。パントリーとは、食料や日用品のストック、調理器具などを収納する専用スペースです。

壁の一部を収納として活用する壁付けタイプや、人が中に入れるウォークインタイプなどがあり、リビング・ダイニングから見えない仕様にすることで、生活感を抑えつつ収納力をアップできます。

下記記事ではパントリーについて詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

>>パントリーとは?そのメリット・デメリットと活用するポイントを解説

5. オープンキッチンの建築実例

ここからは、実際に一建設が手がけたオープンキッチンの施工事例をご紹介します。

5.1. 和室全体が見渡せるキッチン

和モダンを追求したこちらの住宅では、ペニンシュラキッチンを採用。リビングと和室の仕切りに、縦格子とガラスを組み合わせた「三本引き戸」の採用で、LDKだけでなく奥の和室も見渡せる仕様となっています。

また、パントリーや床下収納を備えることで、収納力もアップしています。

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5.2. 会話しやすいキッチンとリビング

コンロ横に窓を設け換気性能をアップしています。

オープンな仕様となっているため、調理中でもリビング・ダイニングの様子がしっかり見えお子さまとの会話も弾みます。

ダイニングテーブルをキッチンカウンターの横に置いているため、配膳や片付けも楽々です。

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5.3. こだわりのオープンスタイルキッチン

コンロ前を壁で覆い、前面にカウンターを設置することで、オープンながらも生活感を感じさせないこだわりのキッチンを実現。

カウンターは、手元が隠れつつも、リビング・ダイニングの様子が見える高さに設計されています。

キッチン背面には、吊り戸棚と天井の高さに合わせた食器棚を設置しているため、収納力も抜群です。

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5.4. 好きな料理を楽しむための広めのキッチンスペース

好きな料理を楽しむため広めのキッチンスペースとしました。

キッチンを家全体のテイストに合わせると、空間に統一感が生まれ洗練された印象に。
こちらのキッチンは、グレーと白を基調としたデザインがモダンな内装にマッチしています。

キッチンカウンターで作業スペースを隠しているため、急な来客時も安心です。

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5.5. 2面にスリット窓のあるキッチン

キッチンはリビング・ダイニングに比べて暗くなりがちです。

こちらの住宅は、2面のスリット窓を採用することで自然光をうまく取り入れ、明るく開放感のある空間を実現しています。

また、キッチンのペンダントライトの色・形をLDKのダウンライトと合わせているのもポイントです。空間に一体感が生まれ、おしゃれで広々とした印象を与えています。

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6. 自分好みのオープンキッチンにしよう

オープンキッチンとは、壁や扉などの仕切りがなく、リビングやダイニングと一体化したキッチンです。壁と接している面や形状の違いによって、アイランドキッチンやペニンシュラキッチン、I型キッチンなどさまざまな種類があります。

オープンキッチンは、遮るものがないため開放感があり、家族やゲストとのコミュニケーションがとりやすいのが特徴です。ただし、オープンなぶん生活感が出やすい、匂いや煙が広がりやすい、油はね・水はねで汚れやすいなどの注意点もあります。メリット・デメリットを十分に理解したうえオープンキッチンとするかどうかを検討し、懸念点があれば事前に対策しておきましょう。

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>>はじめの注文住宅とは
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執筆者情報

一建設株式会社

本コラムは、注文住宅・分譲住宅で豊富な実績を持つ一建設株式会社が監修しています。宅地建物取引士などの有資格者が携わり、家づくりや住宅購入に役立つ正確な情報をお届けしています。
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