ローコスト住宅は20年後も住めるのか。寿命や長く住み続けるためのポイントを解説。|お役立ち情報|注文住宅・家を建てる・新築一戸建てのハウスメーカーなら一建設株式会社

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2024.09.24 | 注文住宅

ローコスト住宅は20年後も住めるのか。寿命や長く住み続けるためのポイントを解説。

はじめの注文住宅

一建設株式会社は、一戸建て住宅販売戸数日本一※1の飯田グループホールディングスの中核企業です。
ローコストとまじめに向き合い大満足のマイホームを実現します。
建築コストをおさえたマイホームを手に入れ、家計的に身軽になることで、
子どもの学費、家族との旅行や趣味、老後の建替え費等、より豊かなゆとりの生活ができます。
リーズナブルにマイホームを建てると安心した将来設計が可能になります。

※1. 出典:日経業界地図2023年版

最近、安いコストで建てられるローコスト住宅が、選択肢の一つとして注目を集めています。

しかし、マイホームとして最低でも20〜30年は住み続けることを考えると、「低価格なのは魅力的だけど、その分寿命が短いのではないか?」と不安に思う方もいるでしょう。

そこで今回は、「ローコスト住宅は20年後も住めるのか」をテーマに、住宅の寿命や耐久性、快適に長く住み続けられる家づくりのポイントなどを解説します。

1. そもそもローコスト住宅とは

そもそもローコスト住宅とは、どのような住宅を指すのでしょうか?まずは、言葉の定義や低価格で建てられる理由など、ローコスト住宅に関する基礎知識を解説します。

1.1. ローコスト住宅の定義

ローコスト住宅とは、他の住宅と比べて安く建てられる住宅のことです。

土地の有無やエリアによって異なりますが、注文住宅の本体価格の全国平均は3000万円〜となっています。※1
さらに国土交通省のデータによると、令和2年における木造住宅の平均坪単価は木造で57.1万円、鉄筋コンクリート造の場合は119.7万円です。※2

それに対して、本体価格1,000万円〜、坪単価に換算すると30万~50万円ほどで建てられる家のことをローコスト住宅といいます。

※1 2022年度フラット35利用者調査
※2 総合政策:補正調査/住宅着工統計による再建築状況の概要 |補正調査(令和2年) 国土交通省

1.2. ローコスト住宅の安さの理由

ローコスト住宅が低価格で建てられるのは、間取りや設備などプランがある程度決められているためです。

このようないわゆる規格住宅は手順どおりに組み立てれば完成するため、専門的な技術を持った人材が施工で必要とされる場面は他の住宅と比べると少なくなります。
また、規格品を多く使用する、複数の住宅に同じ材料を使うなどの点から材料の大量購入と一括加工が可能です。

このようにして人件費および材料費を削減することで、ローコスト住宅は低価格での建築を実現しています。

一建設は、新築分譲戸建ての供給戸数日本一を誇る飯田グループの中核企業です。(※3)
上述した建築資材の一括仕入れなどに加えて、土地の仕入れから設計、施工、販売、アフターサービスまでを一貫しておこなえるスケールメリットを活かして、高品質の住宅を低価格で提供しています。

※3 分譲戸建住宅市場におけるシェア(2020年4月1日~2021年3月31日住宅産業研究所調べ)

>>価格について | 注文住宅・家を建てるなら一建設株式会社

2. ローコスト住宅の寿命は短いと思われがちな理由とは

安価で建てられるのが魅力のローコスト住宅ですが、その一方で低価格ゆえに質が低く住宅の寿命が短いと思われがちです。

そこで、ここからはローコスト住宅が、劣化対策や耐久性を不安視される理由と気になるその実態を解説します。

2.1. 素材や部材の質に不安がある

注文住宅の本体価格は全国平均で3,000万円以上ですが、ローコスト住宅はその半分以下である1,000万円台から建築可能です。
このため住宅に質が低い素材や部材を使うことで材料費を削減しているのではないかと不安に思う方も少なくありません。

たしかにローコスト住宅では、少しでも建築コストを抑えるために標準仕様のグレードを抑えている場合が多いです。
しかし、ローコスト住宅の材料費の削減は、基本的に資材の大量発注によって実現されており、設計自体は建築基準法を満たしているため、必要最低限の品質・性能は確保されています。

2.2. 施工精度が高くないイメージがある

なかには他の注文住宅とローコスト住宅の価格差は、施工精度にあると考える方もいます。

具体的には、シンプルな構造のため耐久性が低くなる、人件費が削減されているため施工精度が低くなる、などが懸念されがちです。

たしかにローコスト住宅はコストを抑えるために、シンプルなデザインが採用されますが、安全性や耐久性などへの影響は大きくありません。
また、人件費の削減や工期の圧縮は、高度な技術を持つ職人でなくても安定した施工ができる規格化された設計によって実現されています。なかには手抜き工事でコストカットする悪徳業者もいますが、信頼できる施工会社を選べばその点は心配ないでしょう。

3. ローコスト住宅の20年後

新築時はどんなにきれいでも、築後20年経つと大体どの住宅にも構造部分に経年劣化が見られるようになります。

低価格ゆえに耐久性を不安視されることの多いローコスト住宅ですが、その20年後は一体どうなっているのでしょうか?

3.1. 住宅の平均寿命と耐用年数

国土交通省のデータによると、日本の住宅が取り壊されるまでの平均築後経過年数は約30年です。※4

また、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造など、構造物によってもそれぞれ法定耐用年数が定められており、その目安は木造が22年、鉄骨造が19〜33年、鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造が47年です。※5

※4 日本の住宅は長持ちしない|国土交通省住宅
※5 主な減価償却資産の耐用年数表|国税庁

3.2. ローコスト住宅は20年後も住めるのか

これらの耐用年数は、ローコスト住宅でも変わりません。
つまり、上記の目安を考えると、ローコスト住宅は20年後も十分住み続けられる可能性があります。

また、住宅の寿命は建物の構造や品質、メンテナンスの有無などによって大きく左右されます。
このため一概にローコスト住宅かどうかという問題よりも、実際にどのような家を建てるか、どこにどれくらい予算をかけるかなどが重要になってくるでしょう。
さらに、実際に住む期間によっても初期費用が安いほうがお得か、維持費が安いほうがお得かが変わってきます。

一建設の注文住宅は、住宅の成績表とも呼べる「住宅性能評価」の10分野中、5分野7項目で最高等級を標準化。
耐震性などのほか、建物の劣化対策に関する項目も最高等級を取得しています。
建物の劣化対策等級の最高等級3では、おおむね75〜90年までは大規模な工事を必要とせずに住み続けられるよう対策されていることが基準となっているため、安心して長く住み続けることが可能です。

>>住宅性能評価の詳細はこちら
>>住宅性能・工法の詳細はこちら

4. ローコスト住宅でも長く住み続けるために

ローコスト住宅をはじめ、住宅で長く住み続けるための工夫としては、主に以下の方法があります。

  • 土地や環境に応じた対策をする
  • 重要な場所はコストを削減しない
  • 定期的なメンテナンスをおこなう
  • アフターサービスや保証期間を確認する

4.1. 土地や環境に応じた対策をする

長く、快適に住み続けられる家をつくるには、家を建てる土地や環境に応じた対策をとることが重要です。

例えば、日当たりが悪い土地に家を建てる場合は、外壁塗装に防藻・防カビ性能のある塗料を使う、海が近い場所に建てる場合は、耐塩害の設備や耐風圧のサッシ・強化ガラスを選択するなど、そのエリアや立地条件に合わせた工夫をすることで、住宅を長持ちさせられるでしょう。

また、木造の場合はシロアリなどの害虫対策や防腐対策など、素材の特性に応じた対策をとることも重要です。

4.2. 重要な場所はコストを削減しない

ローコスト住宅で耐久性や快適性を高めるには、お金をかけるべき場所とそうでない場所を明確にし、予算にメリハリをつけることが重要です。

例えば、建物を支える基礎、屋根、外壁などはコストを削減せずに耐久性の高い材料を使用することで、住宅全体の劣化を防ぎ、家を長持ちさせられます。

また、住まいの快適性を左右する重要な要素としては、気密性と断熱性が挙げられます。

気密性とは、家中の隙間をなくして室内の空気を住宅内に閉じ込める性能、そして断熱性とは、熱を伝わりにくくして暑さや寒さなどの外気から室内を守る性能です。
高気密・高断熱の住宅では外気温の影響を受けずに一定の室温を保てることから、一年中快適な温度で過ごせるうえ、光熱費の削減も図れます

家づくりの優先順位は人によって異なりますが、ローコスト住宅でこれらの要素に配慮したい場合は、標準仕様となっている断熱材のグレードを上げる、気密性を上げるための施工方法を相談するなどがおすすめです。

4.3. 定期的なメンテナンスをおこなう

住宅を長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが重要です。

一戸建て住宅の場合は10年周期で点検をおこない、異常がある場合は専門業者に適切な補修や交換をお願いしましょう。

また、メンテナンスにかかる費用は、使用している材料や構造によっても異なりますが年間10万円〜50万円程度が一般的です。大規模なメンテナンスになるとまとまった費用が必要となるため、計画的に積み立てておきましょう。

また、建物の形状が複雑だと雨漏りの可能性が増える、劣化部分が増えるなどして、メンテナンスにも費用がかかります。
その点、長方形など凹凸の少ないシンプルな形状の住宅だとお手入れしやすく、メンテナンスにかかるコストも削減できるメリットがあります。

4.4. アフターサービスや保証期間を確認する

何か問題が発生したときのために、アフターサービスの内容や保証期間をあらかじめ確認しておくことも重要です。
アフターサービスが充実し、保証期間が長い施工会社を選んでおくと、安心して長く住み続けられます。

一建設の注文住宅では、購入後も安心して住んでいただくために引渡しから6ヵ月後、2年後、5年後、10年後に定期点検を実施。
基本保証(短期2年、長期10年)後は、5年ごと最長35年まで保証期間を延長できます。
補償期間を延長した場合は5年ごとに無料診断をおこない、診断結果に応じて適切な工事を提案するなどアフターサービスが充実しており、長期にわたって安心かつ快適に住み続けることが可能です。

>>アフターサービス | 注文住宅・家を建てるなら一建設株式会社

5. ローコスト住宅でも長く住み続けることができる

ローコスト住宅は通常よりも安く建てられる反面、低価格ゆえに耐久性が不安視されがちです。
しかし、ローコスト住宅は、あらかじめ間取りや設備などプランをある程度絞っておくことで材料費や人件費の削減を実現しているため、安全性や耐久性は問題ない場合がほとんどです。

実際、建築基準法を満たして建築されている以上、その耐用年数は他の住宅と変わりません。このため信頼できる施工会社に依頼すれば、20年後も安心して住み続けられるでしょう。

一建設の注文住宅では、住宅性能評価の10分野中、耐震性や劣化対策などの5分野7項目で最高等級を標準化しています。
また、国が定めた基準を満たした高耐久・高品質の住宅が長期優良住宅として認定されますが、一建設の注文住宅はこの基準を満たしています。実際に認定を取得する場合はオプションとなりますが、長期優良住宅の認定を受けることで住宅ローン控除や税金の軽減措置が受けられる場合がありますので、認定取得についてもお気軽にご相談ください。
さらに、引渡しから6ヵ月後、2年後、5年後、10年後の定期点検や最長35年の保証期間延長など、アフターサービスも充実。
「なるべくコストは抑えたいけど、安心して長く住み続けられる家にしたい」方はぜひ、選択肢の一つとしてご検討ください。

>>一建設の注文住宅「はじめのまじめな注文住宅」

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※1. 出典:日経業界地図2023年版

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