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2025.03.10 | 注文住宅

ハウスメーカーと工務店の違いを、家づくりでどちらを選ぶべきか悩む方へ解説

はじめの注文住宅

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※1. 出典:日経業界地図2023年版

マイホームの建築を考える際、ハウスメーカーと工務店のどちらに建築を依頼するか選択に迷われることでしょう。大まかには、ハウスメーカーは安定した品質と充実したアフターサービス、工務店は柔軟な対応力と地域に根差した家づくりという違いがあります。

予算や理想とする住まいのイメージ、重視したいポイントは人それぞれです。この記事では、あなたの大切な家づくりのために、ハウスメーカーと工務店の特徴や違いを詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

1. ハウスメーカーと工務店の違い

ハウスメーカーと工務店の違いは、主に規模・施工範囲・自由度にあります。ハウスメーカーは全国展開している大手企業が多く、規格化された住宅を工場で生産し、短期間で安定した品質の家を建てられるのが特徴です。

一方、工務店は地域密着型で、設計やデザインの自由度が高く、施主の要望に細かく対応できる点が強みです。ここではそれぞれの特徴を詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

1.1. ハウスメーカーの特徴

ハウスメーカーは、大手企業が住宅建築を全国展開する住宅ブランドです。規格化された建材や効率的な施工システムの採用で、工期を短縮し、スピーディーな住宅建築を実現しています。

大量生産による材料の仕入れが可能で、コストを抑えられるのもメリットです。大手企業ならではの安定した経営基盤を持つため、倒産のリスクが低く、長期的に関係を築けられます。

定期点検やメンテナンスなど、建築後のアフターサービスも充実しており、住まいの価値を長く保てるのも特徴です。

1.2. 工務店の特徴

工務店は、地域に密着した住宅建築を提供する個人や事業者が運営する比較的小規模な会社です。地域の気候風土や生活様式を熟知しており、その土地ならではの特性を活かした家づくりを得意としています。

一邸一邸、施主の要望を叶えるため設計や仕様の変更も柔軟に対応可能で、オーダーメイドの住宅を建てられるでしょう。

地域密着型の事業展開により、施主との距離が近く、コミュニケーションを密に取りながら家づくりを進められることも工務店ならではの魅力です。

2. ハウスメーカーと工務店で比較

ハウスメーカーと工務店の具体的な違いを5つご紹介します。前もって複数の業者を比較して決めるのが大切です。

  • 価格の違い
  • 品質の違い
  • 工期の違い
  • 対応エリアの違い
  • アフターサービスの違い

2.1. 価格の違い

ハウスメーカーは規格化された部材の大量生産により、建築コストの削減が可能です。また、標準仕様が充実しており、基本的な設備や性能が最初から組み込まれているため、追加費用を抑えながら快適な住まいを実現できます。

一方、工務店は個別対応となり、建築コストが高くなる傾向にあります。しかし、施主との綿密な打ち合わせにより、必要な機能や設備を見極めることが可能です。そのため、予算に応じて必要最小限の仕様に調整することで、コストを抑えられるでしょう。

なお、家を建てる際はどのくらいお金が必要なのかも確認しておくと安心です。以下の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。

>>家を建てるにはいくら貯金が必要?貯金がないときの対応方法や注意点も紹介

2.2. 品質の違い

ハウスメーカーは材料の選定から施工までがしっかり管理され、一定水準以上の品質が保証されています。

一方、工務店は選んだ会社によって品質に差が生じる可能性があります。とはいえ、職人の技術力を活かした細部へのこだわりや、手づくりならではの質の高い仕上がりも期待できるでしょう。

2.3. 工期の違い

ハウスメーカーと工務店では、施工期間に違いがあります。ハウスメーカーでは部材を工場で事前に準備し、施工をシステム化しているため、一般的な住宅なら約3〜4ヵ月で完成します。さらに、ローコスト住宅の場合は工程がシンプルで、約2〜3ヵ月と短期間です。

一方、工務店では、部材の加工や調整を現場でおこなうのが一般的で、施工期間は約4〜6ヵ月かかることが多いです。

工期の長さは、家の設計の自由度や建築の細かさにも影響するため、どちらのタイプを選ぶかはライフスタイルやスケジュールに合わせて決めましょう。

2.4. 対応エリアの違い

ハウスメーカーは広範囲で安定したサービスを提供できるのが特徴です。全国どこでも同じ品質の住宅を建てられるため、広いエリアでの建築を検討している方に向いています。

一方、工務店は地域密着型が多く、特定のエリアに特化しているのが一般的です。その土地に合った家づくりができるため、ある程度こちらの要望に沿った対応をしてくれます。

2.5. アフターサービスの違い

ハウスメーカーは、大規模店舗の体制を活かしたアフターサービスが充実しています。例えば、定期的な点検や修繕対応、24時間対応のサポートセンターなど、建築後も安心できるサービス体制が整っているのが特徴です。

一方、工務店では選ぶ会社によってアフターサービスの内容に差が生じることがあります。

ただし、住宅の基本的な品質は、品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)により、土台や柱、基礎など、構造耐力上主要な部分や雨水の浸入に対する保証が法的に義務付けられています。

また、キッチンや浴室、給湯器などの住宅設備は、各メーカーが直接保証をおこなうため、ハウスメーカーと工務店で大きな違いはありません。

3. ハウスメーカーのメリットとデメリットを紹介

ここからは、ハウスメーカーのメリットやデメリットをご紹介します。

3.1. メリット

ハウスメーカーのメリットは主に4つ挙げられます。

  • 安心感とブランド力
  • 品質の安定性
  • 工期の短さ
  • アフターサービスの充実度

3.1.1. 安心感とブランド力

大手ハウスメーカーは全国に複数の支店を展開しており、高い知名度と豊富な実績を持っています。安定した経営基盤と確かなブランド力により、住まいづくりに安心感を提供しています。

また、ショールームやモデルハウス、営業所が全国各地にあるため、実際の住空間を体感しながら具体的な住まいのイメージを描きやすくなるのが利点です。

さらに住宅展示場では、最新の設備や間取り、デザインなどを直接確認でき、より確かな住宅選びが可能になるでしょう。

3.1.2. 品質の安定性

ハウスメーカーは、建材の製造から施工まで、すべての工程が規格化され、徹底した品質管理のもとで住宅建築が進められます。

部材の多くは自社工場で生産され、品質検査も定期的に実施されるため、常に安定した品質水準を維持できます。

また、現場作業でも標準化されたマニュアルと技術者による工程管理により、均一な仕上がりが期待できるでしょう。

さらに、耐震性や断熱性などの基本性能も、独自の技術開発と品質基準により、一定以上の水準が確保されているケースがほとんどです。

3.1.3. 工期の短さ

ハウスメーカーは、建築工程がシステム化されており、短い工期で家を建てられます。部材の多くが工場で事前に製造され、現場での組み立て作業が主体となるため、天候の影響も最小限に抑えられます。

また、標準化された施工手順と熟練した大工チームの連携により、効率的な工事進行が可能です。

建材の調達から施工スケジュール、人員配置まですべての工程が管理でき、予定どおりの工期で完成させられます。そのため、ハウスメーカーは早く家を建てたい方に人気です。

3.1.4. アフターサービスの充実度

工務店と比較して、ハウスメーカーのアフターサービスは充実しており、手厚いサポート体制が大きな強みです。

長期保証制度が整備されているだけでなく、定期的な点検時期を会社側から連絡してくれるため、メンテナンスのタイミングを逃しません。

また、無料保証期間が設定されているだけではなく、メンテナンスに関するマニュアルも整備されています。担当スタッフが変わっても一定水準以上のサービスが期待でき、安定した品質のメンテナンスを受けられます。

3.2. デメリット

次はハウスメーカーを選択するデメリットを2つまとめました。

  • 高コスト
  • 設計の自由度の低さ

3.2.1. 高コスト

ハウスメーカーは、広告宣伝活動や住宅展示場の運営、ショールームの維持など、多くの経費が発生しています。また、営業所網の整備や大規模なアフターサービス体制、人件費にも相当なコストがかかっています。

これらの経費は最終的に建築費用に上乗せされるため、住宅の価格は高額になりやすいのがデメリットです。

大量生産によるコストダウンはありますが、企業としての運営コストが建築費用に反映されることは避けられません。さらに、標準仕様の変更や個別の要望への対応がオプションとなることが多く、結果として総費用が高くなるかもしれません。

このように、ハウスメーカーの住宅は充実したサービスと引き換えに、建築費用が高めになってしまうことを考えておく必要があるでしょう。

3.2.2. 設計の自由度の低さ

ハウスメーカーでは効率的な施工と品質管理を重視するため、個別の要望に対する柔軟性という点ではどうしても限定されます。

特に構造に関わる部分や設備の配置は、あらかじめ規格化されたプラン内で決まっており、自由度が限られるかもしれません。

さらに、基本設計からの大幅な変更や、自分が理想とする間取りの要望に対して柔軟な対応が難しく、融通が利きにくいところがあります。

4. 工務店のメリットとデメリットを紹介

次に工務店を選ぶメリットやデメリットをご紹介します。

4.1. メリット

工務店のメリットは主に3つ挙げられます。

  • コストが抑えられる
  • 高い設計の自由度
  • 地域特性への適応度

4.1.1. コストが抑えられる

同じ仕様、同じ品質の一戸建てを購入するとき、ハウスメーカーと比較して工務店のほうが建築費用を抑えられる傾向にあります。

理由としては、工務店はハウスメーカーと比べて、CMやラジオなどの広告宣伝費や展示場の運営費などの経費負担が少ないため、建築費用を抑えられ、優れたコストパフォーマンスを実現できるからです。

また、地域の材料を直接取引することや、必要最小限の人員体制により、間接的なコストを抑えられます。

さらに、施主が希望する仕様と予算とのバランスを取れるようにしてもらえるのもメリットです。

4.1.2. 高い設計の自由度

工務店は、施主の要望に丁寧に向き合い、オーダーメイドの住宅建築を得意としています。敷地の特性や家族構成、ライフスタイルなど、条件に合わせた柔軟な設計と施工が可能です。

間取りや設備の配置、建材の選択など、細部にまでこだわった提案から、施主の理想とする住まいの実現に注力します。また、変更にも柔軟に対応してもらえ、建築途中での微調整も可能です。

4.1.3. 地域特性への適応度

工務店は、長年その地域で住宅建築に携わってきた経験から、地域特有の気候や風土を深く理解しています。その土地の日照条件や風向き、降雨・積雪の特徴など地域の環境要因を熟知しており、最適な住まいづくりを提案してもらえます。

例えば、強風地域では耐風設計を強化し、多雨地域では適切な防水対策を施すなど、地域特性に応じた建築手法を取り入れることで、失敗やトラブルがなく快適で暮らしやすい住まいを実現できるでしょう。

4.2. デメリット

工務店を選ぶ際の注意点を見ていきましょう。

  • 工期の長さ
  • 品質のばらつき
  • アフターサービスの不安定さ

4.2.1. 工期の長さ

工務店では、施主の要望に合わせた個別設計と施工を基本とするため、建築工期はハウスメーカーと比べると長くなる傾向にあります。

規格化された部材を使用するハウスメーカーと異なり、一つひとつの工程で資材を準備し工事を進めていくため、天候の影響も受けやすく、工期を予測するのが難しくなるかもしれません。

オーダーメイドの家づくりならではの特徴ですが、入居時期に余裕を持った計画が必要です。

4.2.2. 品質のばらつき

工務店での住宅建築は、職人の技術力に大きく依存するため、工務店によって仕上がりの品質に差が生じてしまうかもしれません。熟練した職人による丁寧な施工が期待できる一方で、技術力や経験が十分でない場合、品質が安定しないリスクも存在します。

また、工務店の規模や体制によって、品質管理の方法や基準にばらつきがあることも念頭におきましょう。そのため、工務店選びの際は、過去の施工実績や口コミなど評判、職人の経験年数などを必ずサイトで確認し、信頼できる工務店を探すことが大切です。

4.2.3. アフターサービスの不安定さ

工務店は小規模な事業者が多いため、長期的なアフターサービス体制が十分に整っていない場合があります。また、経営基盤がやや脆弱なため、会社の存続に関する不安も否めず、将来的なメンテナンスや保証の継続性にトラブルが生じる可能性があります。

しかし小規模な分、修繕や補修の要望に対して意思決定が早く、万が一何かあっても迅速な対応をしてもらえるという利点もあります。

5. ハウスメーカーと工務店のどちらを選ぶべきか?

  • 品質やアフターサービスの安心感を重視するならハウスメーカー
  • 安さや細かいこだわりを実現したいなら工務店
  • 安さと品質、安心感をバランスよく実現したいなら一建設へ

まずはハウスメーカーと工務店の違いを7つの項目でまとめました。

ハウスメーカー工務店
予算高め抑えられる
対応エリア全国都道府県内、近隣エリア
設計の自由度低い高い
工期の長さ短い長い
品質一定水準が保証されている依頼する店によりさまざま
地域との関わり薄い地域密着
アフターサポート手厚い依頼する店によりさまざま

※上記の内容は一般的な傾向であり、実際の条件は立地や建築内容によって異なる場合がございます。

それぞれの情報を集め、自身の優先順位に合わせて検討することが、理想の家づくりへの第一歩となります。

5.1. 品質やアフターサービスの安心感を重視するならハウスメーカー

ハウスメーカーは自社工場で部材を生産し、規格化された施工方法を採用しているため、品質のばらつきが少なく、一定の水準が保たれています。

また、大手企業ならではの長期保証や充実したアフターサービスが用意されており、建築後も安心して住み続けられます。定期点検やメンテナンス体制が整っているため、住宅の耐久性を維持しやすいのもメリットです。

5.2. 安さや細かいこだわりを実現したいなら工務店

工務店は広告費やモデルハウスなどの維持費が少ないため、同じ新築建物でハウスメーカーよりコストが安くなることがほとんどです。

また、地域密着型のため、施主の要望に細かく対応でき、間取りやデザイン、素材の選択肢が豊富なのも魅力です。オーダーメイドの家づくりができ、「無垢材を使いたい」「収納を増やしたい」などのこだわりも柔軟に反映してくれます。

5.3. 安さと品質、安心感をバランスよく実現したいなら一建設へ

注文住宅の施工会社としては、ハウスメーカーと工務店の中間のような存在のパワービルダーがあります。厳密な定義はありませんが、年間建築数が1,000棟以上であればパワービルダーとして認知されます。

年間約9,000棟超と国内トップクラスの分譲実績を誇る一建設は、パワービルダーとして安定した品質や知識、技術を持っており、フリープランで幅広いニーズに対応可能です。

6. ハウスメーカーと工務店の特徴を知って、家を建てよう

マイホームを注文住宅で建築するとき、ハウスメーカーと工務店を選ぶ際はそれぞれの特徴を十分に理解し、ご自身の優先順位や価値観、相性と照らし合わせて慎重な検討が重要です。

品質の安定性や保証体制を重視するか、あるいは自由度の高い設計やコストパフォーマンスを重視するかなど、家づくりで大切にしたいポイントは人それぞれです。

一建設は、大手ハウスメーカーの品質管理体制と、工務店の柔軟な対応力の両方の利点を活かした住宅建築をお客さまに提供しています。高品質な住宅建材と確かな施工技術を基本としながら、適切な価格設定によりコストパフォーマンスを実現しています。

また、建築後も定期的な点検や修繕対応など、長期にわたって安心して住み続けられるサポートを実施しているのが特徴です。

当社の経験豊富な担当者がお客さまの好みに合わせて、土地の選び方から住宅ローンの相談、間取りの提案、設備の選定まで、家づくりの各段階で専門的なアドバイスをします。

ぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。

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※1. 出典:日経業界地図2023年版

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