インナーバルコニーとは?メリットやデメリット、おしゃれな活用方法を解説|お役立ち情報|注文住宅・家を建てる・新築一戸建てのハウスメーカーなら一建設株式会社
2025.09.03 | マイホーム
インナーバルコニーとは?メリットやデメリット、おしゃれな活用方法を解説

目次
はじめの注文住宅
一建設株式会社は、一戸建て住宅販売戸数日本一※1の飯田グループホールディングスの中核企業です。
ローコストとまじめに向き合い大満足のマイホームを実現します。
建築コストをおさえたマイホームを手に入れ、家計的に身軽になることで、
子どもの学費、家族との旅行や趣味、老後の建替え費等、より豊かなゆとりの生活ができます。
リーズナブルにマイホームを建てると安心した将来設計が可能になります。
※1. 出典:日経業界地図2023年版
「洗濯物を外に干したいけど、急な雨が心配……。」「お家にいながらアウトドア気分を味わいたい。」そんな方には、半屋外スペースのインナーバルコニーがおすすめです。
この記事では、近年人気が高まっているインナーバルコニーとは?を解説。設置するメリット・デメリットやおしゃれな活用法を紹介します。通常のベランダやバルコニーではやや物足りないと感じている方はぜひ、新たな選択肢としてご検討ください。
1. インナーバルコニーとは?
インナーバルコニーとは、建物の2階以上に設けられた屋根付きの屋外スペースです。バルコニー部分が建物の内側に引っ込んでおり、通常のベランダより屋根が広く、奥行きがあるのが特徴です。
インナーバルコニーの適切な広さは、設置する目的によって異なります。洗濯物を干すだけなら1mの奥行きで十分ですが、アウトドアや趣味を楽しむなら2m以上の奥行きがあると安心です。
インナーバルコニーと混同されがちな空間としては、バルコニーやベランダ、サンルームなどが挙げられます。そこで、ここからは以下の項目に分けてそれぞれの特徴やインナーバルコニーとの違いを説明します。
1.1. バルコニーとの違い
通常のバルコニーは、屋根が建物から突き出す形で設置されています。それに対してインナーバルコニーは、バルコニー部分が建物の内側に引っ込んでいるのが特徴です。
バルコニーのなかでも、特にインナーバルコニーと混同されがちなのはルーフバルコニーです。ルーフバルコニーとは、階下の屋根(ルーフ)部分を利用したバルコニーで、広く開放的ですが、屋根がないため天候の影響を受けやすいという特徴があります。
1.2. ベランダとの違い
ベランダとは、インナーバルコニー同様屋根付きの屋外スペースです。しかし、バルコニー部分が建物の内側に引っ込んでいるインナーバルコニーに対して、スペースが建物の外壁から張り出しているという特徴があります。
比較的面積にゆとりがあるインナーバルコニーに対して、ベランダは最低限の広さであることが多く、主に洗濯物を干すスペースとして利用されます。
1.3. サンルームとの違い
サンルームとは、壁や天井がガラスや透明パネルで囲まれた室内空間です。光を通す素材でできているため、より多くの太陽光を多く取り込めるという特徴があります。
日当たりが良いため洗濯物を干すだけでなく、家庭菜園やガーデニングのスペースとしても活用可能です。
2. インナーバルコニーのメリット

インナーバルコニーを設置する主なメリットは以下のとおりです。
2.1. 屋根があり天気の影響を受けづらい
屋根と外壁で囲まれているため、天気の影響を受けづらいのがインナーバルコニーのメリットです。
通常のベランダよりも屋根が広く奥行きが深いため、急に雨が降り出したときも安心です。
また、天気が良い日は直射日光を避けられるため、紫外線を気にせずアウトドアや趣味を楽しめます。
2.2. 部屋と一体化した開放的な空間が得られる
インナーバルコニーは、部屋と隣接させることで室内の延長スペースとしても利用可能です。
例えば、リビングとつなげた設計にすれば、見晴らしがよく開放的な空間を演出できます。屋根に覆われているので、テーブルセットを置いて食事を楽しむのもおすすめです。
2.3. プライバシーが確保しやすい
インナーバルコニーは屋根があり、建物側(内側)に設置されているため、外からの視線を遮りやすいです。そのため住宅密集地や近くに高い建物がある場合でも覗かれにくく、プライバシーを確保しやすいというメリットがあります。
2.4. 子どもやペットの遊び場として安心
インナーバルコニーは天候の影響を受けにくい、プライバシーを確保しやすいなどの特徴があることから、子どもやペットを遊ばせるのにも適しています。
屋根や手すり・外壁で囲まれているため転落リスクが低く、室内とつながっているため様子を確認しやすいです。
2.5. さまざまな空間として活用できる
インナーバルコニーは、洗濯物干しや子ども・ペットの遊び場に限らず、さまざまな空間として活用可能です。
例えば、観葉植物や木製のテーブルセットを置けば、カフェのような空間が完成。読書やハンドメイドなどの趣味はもちろん、在宅ワークの息抜きにも最適です。
また、間接照明やキャンドルライトを取り入れれば、夜はロマンチックなひとときを過ごせます。
3. インナーバルコニーのデメリット

他の屋外スペースと比べて天候の影響を受けづらく、プライバシー性も高いのがインナーバルコニーのメリットです。洗濯物を干すのはもちろん、子ども・ペットの遊び場や趣味・アウトドアのスペースとして幅広く活用できます。
ただし、インナーバルコニーの設置により以下のようなデメリットが生じる可能性もあります。
3.1. 固定資産税が高くなる恐れがある
建物の固定資産税額は、延べ床面積によって変わるため注意が必要です。延べ床面積とは、建物の各階の床面積を合計したもので、住宅の広さを示す指標です。
通常、ベランダやバルコニーなどの屋外スペースは延べ床面積に含まれません。しかし、インナーバルコニーは屋根や外壁で囲まれているため、条件次第では屋内スペース扱いとなり、延べ床面積に算入される場合があります。
インナーバルコニーが延べ床面積に含まれる具体的な条件は以下のとおりです。
- 奥行き:2m以上
- 手すりの高さ:天井までの高さの半分以上ある(天井までの高さが2.2メートル未満の場合はインナーバルコニー全体が床面積とされる)
固定資産税額は延べ床面積が広ければ広いほど高くなるため、上記の条件を満たすインナーバルコニーを設置すると、固定資産税が高くなる可能性があります。
3.2. 設置費用が高くなりやすい
インナーバルコニーを設置するには周囲を囲む壁や屋根、それらを支える柱が必要です。また、階下への水の侵入や冷暖房効率の低下を防ぐために、断熱性や防水性を高める工事が必要な場合もあります。
さらに、インナーバルコニーは通常のベランダやバルコニーよりも広く設計されることが多いため、その分、設置費用が高くなる傾向にあります。
3.3. 定期的なメンテナンスが必要
半屋外スペースであるインナーバルコニーには、土埃や落ち葉が舞い込みやすいためこまめな清掃が欠かせません。
また、紫外線や風雨の影響を受けるため、室内と比べて早く劣化が進む傾向があります。漏水など階下への影響を防ぐためにも、5~10年ごとに定期的なメンテナンスが必要です。
3.4. 隣接する部屋が暗くなることがある
インナーバルコニーを設置すると、隣接する部屋の日当たりが悪くなる場合があるため注意が必要です。インナーバルコニーは建物の内側に引き込む形で設置されるため、屋根が庇(ひさし)のように日光を遮り、隣接する部屋が暗くなる可能性があります。
住み始めてから後悔しないよう、建物の向きや時間帯ごとの日当たりを確認してから設置を検討しましょう。
また、隣は日当たりを気にしなくて良い部屋にする、高窓や天窓、吹き抜けなど他の方法で採光を補うなど、間取りを工夫するのもおすすめです。
4. インナーバルコニーのおしゃれな活用方法は?

インナーバルコニーの主な活用法は以下のとおりです。ライフスタイルに合わせて自分たちにあった使い方を楽しみましょう。
4.1. 子どもの遊び場にする
インナーバルコニーは天候の影響を受けにくく、プライバシーが保たれやすいため、子どもやペットの遊び場におすすめです。
暑い季節も直射日光を避けて遊べるため、熱中症のリスクを軽減できます。また、ビニールプールを置いて水遊びを楽しむのも良いでしょう。室内と行き来しやすいため、着替えやシャワーもスムーズです。
4.2. お家キャンプでアウトドア気分を楽しむ
インナーバルコニーでBBQしたり、ハンモックを設置すればお家でアウトドア気分を楽しめます。
休日にテントを張り、ランタンや寝袋を用意すれば、キャンプ気分が味わえるでしょう。虫や天候を気にせず遊べるだけでなく、準備や片付けも楽なため小さな子どもがいる家庭におすすめです。
4.3. ガーデニングや天体観測など趣味を楽しむ
プライバシーを守りながら自然を感じられるインナーバルコニーは、ガーデニングや天体観測など屋外の趣味にも最適です。
その他、自転車のメンテナンスやDIYの作業場などとしても幅広く活用できます。
4.4. カフェ風にして寛ぎの空間を演出
屋外用につくられたテーブルやチェア、ソファなどの家具類を「ガーデンファニチャー」と呼びます。
インナーバルコニーに、こういったガーデンファニチャーや観葉植物を配置すればカフェのような空間に。コーヒーやお酒を楽しんだり、読書したりとリラックスしたひとときが過ごせます。
4.5. 洗濯物を外干しできるランドリースペース
インナーバルコニーは屋根があるため、天候を気にせず洗濯物を外干しできます。
1. インナーバルコニーとは?でも説明したように、1m以上の奥行きがあれば突然の雨でも濡れにくく安心です。また、サッシをつけてサンルームのようにすれば、本格的なランドリースペースとして活用できます。
5. インナーバルコニーでの後悔と対処法
多目的に使えるインナーバルコニーですが、なかには「もう少しよく考えてから設置すればよかった」と後悔する声もあるようです。
そこで、ここからはインナーバルコニーでよくある後悔と対処法をご紹介します。
5.1. 間取りが制限され部屋が狭くなった
住居やビルなどの建物は、容積率によって大きさが制限されます。容積率とは、土地に対して建物が占める割合を示します。
容積率(%)=建築面積(㎡)÷敷地面積(㎡)
>>建ぺい率・容積率とは?家を建てる前に知っておきたい基礎知識
敷地面積とは建物が建っているまたはこれから建てる予定の土地の面積を、建築面積とは建物を真上から見たときの面積をそれぞれ指します。
インナーバルコニーは建築面積に含まれるため、建物の規模によっては他のスペースが制限される場合があります。インナーバルコニーを設置する際は他の部屋が狭くならないよう、全体のバランスを見てサイズや配置を判断することが重要です。
5.2. 周りの住宅や建物からの視線が気になる
通常、インナーバルコニーは上階に設置されるため、通行人の視線が届きにくいです。しかし、立地条件や周辺環境によっては、周りの住宅や建物からの視線が気になる場合もあります。
家を建てる前に周囲の状況を確認し、必要に応じて外壁を高くするなど設計を工夫しましょう。目隠し用のフェンスや、細長い板を平行に並べたルーバーを設置するのもおすすめです。
5.3. メンテナンスに手間や費用がかかり大変
常に外気にさらされているインナーバルコニーは劣化が早く、メンテナンスに費用や手間がかかります。
使用頻度が少なくても雨漏りなどのリスクがあるため、定期的な点検・修繕が欠かせません。そのためなかには「使わないのに維持費ばかりかかる」と設置を後悔する方もいるようです。
将来を見据え、メンテナンスしやすい構造や耐久性の高い素材を選んでおくと、後悔する可能性が低くなるでしょう。
5.4. 用途を想定せず設計してしまった
用途が幅広いインナーバルコニーですが、ある程度使い道を決めて設計しないと、いざ使用したときに「使い勝手が悪い」「うまく活用できない」などの問題が生じる可能性があります。
例えば、洗濯物を干すことが目的の場合、あらかじめ家事動線を考えて設置する必要があります。その他にも、子どもの遊び場にするなら安全対策が必要、ガーデニングするなら水道を設置したほうが便利など、何に使うかで要件が変わってくるため、あらかじめ主な利用目的を考えておきましょう。
6. 一建設のインナーバルコニー建築実例をご紹介
ここからは、一建設が実際に手がけたインナーバルコニーの建築事例をご紹介します。
6.1. 多少の雨でも安心のインナーバルコニー

2階の洋室2部屋に面した広めのインナーバルコニーです。夫婦+子ども3人の洗濯物が家族全員分干せて、奥行きもあるため多少の雨でも安心。屋根や外壁に耐久性の高い素材を使用しているため、メンテナンス性にも優れています。
6.2. ティータイムを楽しむ広めのインナーバルコニー

天井部分を下がり壁にすることでより天候の影響を受けにくく、プライバシー性の高いインナーバルコニーを実現。
広めのインナーバルコニーで周囲の視線を気にせず、ティータイムや読書を楽しめます。
上記以外にも、一建設ではお客さまのご要望に応じたさまざまな建築実績があります。ぜひ他の建築実例もご覧ください。
7. インナーバルコニーで快適に暮らす
屋根があり、バルコニー部分が建物の内側に引っ込んでいるインナーバルコニーは、天候の影響を受けにくく、プライバシー性が高いのが特徴です。ランドリースペースやアウトドア、子ども・ペットの遊び場など多目的に使えます。開放感と利便性を兼ね備えた設備として、ぜひ家づくりに取り入れてみてはいかがでしょうか。
一建設は、年間約9,000棟を超える豊富な住宅供給実績がある建築会社です。在来工法で高品質な住宅を低価格で実現し、お客さまのご要望に合わせ、コストとクオリティのバランスに優れた住宅をご提供しています。
インナーバルコニーに関しても、先ほどご紹介したようにお客さまの要望に応じてさまざまな施工実績があります。設計のポイントを熟知した専任の担当者が、引渡しまで一貫してサポートするため、ぜひ安心してご相談ください。
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