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2025.07.23 | 注文住宅

納戸(なんど)とは?定義やサービスルームとの違い、活用方法を解説

はじめの注文住宅

一建設株式会社は、一戸建て住宅販売戸数日本一※1の飯田グループホールディングスの中核企業です。
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※1. 出典:日経業界地図2023年版

「家が手狭に感じてきた」そのようなとき、見直したいのが「納戸(なんど)」の存在です。しかし、間取り図で見かけても、いまいち用途がわからない方も多いのではないでしょうか?

納戸とは本来、収納を目的とした部屋のことですが、書斎や子ども部屋としても使用する方が増え、近年ではサービスルームやフリースペースと表記されることもあります。そこでこの記事では、不動産選びや物件選びに役立つ納戸の基礎知識と活用方法を解説します。

1. 納戸(なんど)とは

納戸とは、採光や換気の条件を満たさず、建築基準法上「居室」として扱われない部屋を指します。居室とされるためには、同法第28条に基づき採光のための窓を設け、有効採光面積が住居の場合は床面積の1/7以上である必要があります。

しかし納戸は窓が小さいか、まったく設けられていないためこの採光基準を満たしておらず、たとえ広さがあっても居室とは認められません。

広さとしては2〜3帖程度が一般的ですが、なかには6帖前後の広さを持つ納戸も存在し、使い方によっては収納にとどまらない、暮らしの幅を広げるスペースとして活用できます。

参考: e-Gov 法令検索|憲法基準法 第二十八条

2. 納戸とサービスルームは違う?

間取り図を見ると、「納戸(N)」のほかに「サービスルーム(S)」という表記を目にすることがありますが、法的な意味において実質的な違いはありません。どちらも建築基準法に基づく採光条件を満たさず、居室として認められないスペースです。

「納戸」は和風の呼び名で、「サービスルーム」は同じ空間を指す洋風の表現として使われることが一般的です。

また、その他のスペースには、以下のような表記もあります。

  • DEN(書斎)
  • F(フリールーム)
  • M(マルチルーム)
  • U(ユーティリティスペース)
  • STR(ストレージルーム)

なお、納戸とクローゼットは、目的や使い方によって呼び分けられています。一般的に、衣類や日用品を収納するための専用スペースが「クローゼット」です。

書斎や趣味部屋など、多目的に利用できるやや広めの空間は「納戸」と表記されることが多くなります。

クローゼットにもさまざまな種類があり、間取り図では以下のように表記されています。

  • CL(クローゼット)
  • WIC(ウォークインクローゼット)
  • WTC(ウォークスルークローゼット)

名称や表記は異なっても、暮らしに柔軟性をもたらすプラスαの空間である点は共通しています。

ウォークインクローゼットについてはこちらで詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

>>ウォークインクローゼット(WIC)とは?クローゼットとの違いとメリット・デメリットを解説!

3. 納戸のメリット・デメリット

納戸の良い部分や悪い部分を知っておくことで、これから家を建てる際の参考になります。下記ではそれぞれのメリットやデメリットをご紹介します。

3.1. メリット① 収納スペースとして使える

納戸は、住まいの中で収納力を補う頼もしい存在です。特に居室やリビング周辺にある納戸であれば、生活動線上での利便性も高まり、日常的に使う物の収納場所として非常に便利です。

例えば、オフシーズンの衣類や布団、掃除道具、日用品のストック、非常用備蓄品など、収納したい物を用途ごとに分けて整理すれば、クローゼットには入りきらない物がすっきりと片付きます。収納棚やケースを活用してレイアウトを工夫することで、出し入れしやすく見た目にも美しい収納空間をつくれるでしょう。

3.2. メリット② 日差しの影響をうけにくい

納戸は、窓がないか、あっても小さいことが多く、室内に直射日光がほとんど入りません。この特性から、紫外線による変色や劣化を避けたい物の保管場所として活用できます。

例えば、革製品や写真・アルバム、紙類、洋服など、長期間の保管で日光による変色や傷みが気になるアイテムをしまっておくのにおすすめです。このような利点を活かせば、収納場所としてだけでなく、大切な品を守る保管スペースとして利用できるでしょう。

3.3. メリット③ スペースの活用用途が多い

納戸は採光の基準を満たさないため居室とはされませんが、広さによっては収納スペース以外にも、さまざまな用途に活用できるのが魅力です。

例えば、机と照明を設置して書斎や在宅ワーク用のスペースにしたり、趣味の作業部屋やコレクションルームとして使ったりも可能です。

また、アイデア次第で使い方を自由に変えられるため、ライフスタイルや家族構成の変化にも柔軟に対応できます。暮らしにゆとりをもたらす隠れた空間として注目されています。

3.4. デメリット① 換気が十分にできない恐れがある

納戸は窓がないか、または小さな窓しか設けられていないことが多く、換気がしにくいという弱点があります。そのため湿気がこもりやすく、放置しておくとカビや結露の原因になることもあります。

特に梅雨時や夏場は湿度が高くなりやすいため、サーキュレーターや除湿機を使って空気の流れをつくるなど、日常的な湿気対策が欠かせません。

また、コンセントがなくエアコンの設置が難しい場合もあるため、納戸を居室のように使いたい場合には、事前に通気性の確保や設備を設置しておく必要があります。

3.5. デメリット② 日差しが入らず暗い

納戸は採光の条件を満たしていないため、ほとんど日差しが入らず、部屋全体が暗くなりがちです。昼間でも照明なしでは十分な明るさが確保できないことがあります。

そのため、収納や作業スペースとして使う際には、あらかじめ照明設備を整えておくことが必要です。特に書斎や趣味部屋として使いたい場合は、明るさだけでなく作業しやすいように考慮した設計にしましょう。

4. 納戸を有効活用するアイデア3選

ここからは、納戸を有効に活用するポイントを3つご紹介します。

4.1. 収納スペースとして利用する

メリットの一つは、納戸がゆとりある収納スペースとして利用できる点です。2〜3帖以上の広さがあれば、衣類や季節用品、家電などを効率よく保管する場所として役立ちます。

具体的な例として以下を参考にしてください。

  • オフシーズンの衣類をハンガーラックで吊るし、衣替えをスムーズにできる
  • 扇風機やヒーターなど季節家電の保管場所にできる
  • 災害時用の備蓄品(飲料水・非常食・防災グッズなど)の収納ができる
  • 来客用の布団やマットレスをまとめて収納ができる
  • 趣味用品(キャンプ道具・スキー用品・楽器ケースなど)の置き場として使える
  • 日用品(トイレットペーパー・洗剤など)のストック置き場にできる

それぞれの使い方を考えて収納計画を立てれば、納戸が住まいの機能性を高める頼もしい空間となり、すっきりと生活できます。

4.2. 書斎や趣味の部屋にする

納戸は日差しが入りにくい分、自分だけの落ち着ける空間に適しています。照明を整え、必要に応じてエアコンや換気設備を設置すれば、読書や仕事に集中できる書斎としての利用も可能です。

また、音楽や手芸、模型づくりなど趣味の時間を楽しむためのスペースとしても活用できます。コンパクトな空間だからこそ、無駄がなく、自分仕様に整えやすいのも魅力でしょう。ライフスタイルに合わせて、納戸を快適なプライベート空間に変えてみてはいかがでしょうか。

4.3. 子どもの遊ぶスペースにする

納戸は広さや配置によっては、子どもが遊ぶためのスペースとしても活用できます。特にリビングや寝室の近くに位置する納戸であれば目が届きやすく、子どもが一人で過ごす時間にも安心感があり、おもちゃや絵本を収納して簡易的なプレイルームとして使うことが可能です。

ただし、ドアを閉め切ってしまうと子どもの様子がわからなくなるため、遊んでいる間はドアを開けておくようにし、常に親の目が届くようにしましょう。

5. 納戸利用の注意点

納戸は空気の循環が悪く、湿気がこもりやすい傾向にあります。快適に活用するためには、湿気対策や換気、温度管理など環境面での配慮が欠かせません。そのまま放置してしまうと、カビや結露の原因となることがあるため、除湿機の設置やサーキュレーターで空気を循環させるなどの対策が必要です。

また、納戸内にエアコンが設置できない場合は、隣接する部屋と空気が行き来しやすいようにドアを開放するなど、自然な換気の工夫もおすすめです。さらに、納戸を収納以外のスペースとして活用するなら、照明の確保やコンセントの有無をあらかじめ確認しておくと安心です。

6. 一建設の納戸の建築実例ご紹介

一建設が、お客さまの声に寄り添いながらともにかたちにしたのは、「家族の存在をいつもそばに感じられる、優しさと機能性が調和した住まい」です。18帖の広々としたLDKは、ダイニングを中心に回遊性を持たせた設計となっており、どこにいても自然と家族がつながる動線が魅力です。

隣接する和室はくつろぎの場であると同時に、子どもが遊んだりお昼寝したりと、家族が思い思いの時間を過ごせる場所としても活躍します。

キッチンの背面には食器棚とパントリー、カウンタースペースを一体化させた動線が設けられており、料理や片付けがスムーズにおこなえる家事動線がポイントです。

また、2階には寝室に併設されたウォークインクローゼットがあり、さらに廊下には納戸が設けられ、収納面でも家族全員の暮らしをしっかりと支えています。納戸は収納する場所だけにとどまらず、季節の家電や衣類、思い出の品などを大切に保管する場所としても機能します。

家族の関係性や想いも大切にできる、まさに愛情の詰まったマイホームといえるでしょう。

>>家族のつながりを大切にした18帖のLDK

一建設では、上記以外にもさまざまなお客さまの建築事例とインタビューをご紹介しています。実例をもっとご覧になりたい方は下記のページからご確認ください。

>>一建設の建築実例・建築事例・お客様の声

7. 納戸を活用して機能的な暮らしを実現しよう

納戸は「ただの収納スペース」として見過ごされがちですが、工夫次第で暮らしを豊かにする多目的な空間へと変わります。収納力を補うだけでなく、書斎や趣味部屋、子どもの遊び場としても活用でき、住まいにゆとりと機能性をもたらしてくれます。

採光や風通しの課題はありますが、適切な設備や配置を整えることで、納戸は生活をより快適に支える頼もしい存在になるはずです。

ただし、納戸の位置や広さ、活用のしやすさは物件によって異なるため、自分のライフスタイルに合った間取りを見極めるには専門的な視点が欠かせません。

一建設は耐震等級3以上を取得した戸数で日本一を誇る実績があります。※出典:木材建材ウィークリー(2024年11月11日発行)

一建設株式会社では、圧倒的なスケールメリットを活かして、在来工法で高品質な住宅を低価格で実現し、お客さまのご要望に合わせ、コストとクオリティのバランスに優れた住宅をご提供しています。

建物完成後のサポート体制も充実しており、定期的な点検や修繕対応など、きめ細かなアフターサービスも可能です。

注文住宅の設計や間取りで悩んだらぜひ一度ご相談ください。当社の経験豊富な担当者がお客さまの好みに合わせて、間取りの提案、設備の選定まで、家づくりの各段階で専門的なアドバイスをします。

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