ルーフバルコニーとは?ベランダとの違い、メリットや注意点、活用方法を紹介|お役立ち情報|注文住宅・家を建てる・新築一戸建てのハウスメーカーなら一建設株式会社
2025.08.12 | マイホーム
ルーフバルコニーとは?ベランダとの違い、メリットや注意点、活用方法を紹介

目次
はじめの注文住宅
一建設株式会社は、一戸建て住宅販売戸数日本一※1の飯田グループホールディングスの中核企業です。
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建築コストをおさえたマイホームを手に入れ、家計的に身軽になることで、
子どもの学費、家族との旅行や趣味、老後の建替え費等、より豊かなゆとりの生活ができます。
リーズナブルにマイホームを建てると安心した将来設計が可能になります。
※1. 出典:日経業界地図2023年版
ルーフバルコニーは、屋上を活用した開放的なスペースであり、日々の生活を豊かにするさまざまな活用方法や魅力があります。この記事では、ルーフバルコニーとバルコニーやベランダの違い、活用方法、メリットや注意点まで詳しく解説します。
1. ルーフバルコニーとは
ルーフバルコニーとは、建物の屋根部分を利用して設けられたバルコニーのことを指します。一般的なバルコニーは階下に張り出した構造ですが、ルーフバルコニーは下階の屋根を利用しているため、広い面積を確保できるのが特徴です。
マンションや戸建て問わず、居住空間の満足度を上げる選択肢として人気があります。
1.1. バルコニーとの違い
バルコニーは建物から外に張り出したスペースで、下階の屋根部分を利用していないものを指します。対して、ルーフバルコニーは下階の屋根部分を利用しており、そのスペースの下は住居や部屋となってます。
建築基準法上は屋上として扱われることがあり、税金や構造の決まりが変わることもあります。
1.2. ベランダとの違い
ベランダは上に屋根があることが特徴で、1階に設置されることもあります。一方、ルーフバルコニーは上に屋根がなく、1階には設置されません。
また、ベランダは雨をしのげるため洗濯物干しに便利ですが、ルーフバルコニーは屋根がない分開放感があり、屋外リビングや趣味スペースなど幅広く活用できます。
ルーフバルコニー、バルコニー、ベランダの違いをまとめると、以下のようになります。
名称 | 屋根の有無 | 設置される階数 | 広さ |
---|---|---|---|
ルーフバルコニー | なし | 2階以上 | 広い |
バルコニー | なし | 2階以上 | やや狭い |
ベランダ | あり | 1階も可 | やや狭い |
2. ルーフバルコニーの活用方法6選

ルーフバルコニーにはどのような活用方法があるのでしょうか。おすすめの方法は、次の6つです。
2.1. 子どもやペットの遊び場
ルーフバルコニーは広さを活かして子どもやペットの遊び場としても活用できます。一般的なバルコニーやベランダと比べ、面積が広いため、子どもやペットものびのびと遊ぶことができます。
安全柵や滑り止めマットを設置することで安全性も担保でき、夏場には、室内ではできないプール遊び用のスペースとしても大活躍します。
2.2. 洗濯物や布団を干す
日当たりと風通しが良いルーフバルコニーは、洗濯物干し場に最適です。しっかりと広さのあるルーフバルコニーであれば、シーツや布団など大きな物も干しやすいでしょう。
2.3. バーベキューなど、屋外での食事
ルーフバルコニーは広いスペースを活用して、家族や友人、親戚たちとBBQなど食事を楽しむ空間にできることも魅力です。
室内の場合は匂い残りや汚れがつかないように気をつける必要がありますが、屋外ではこれらを気にせず楽しめるでしょう。
2.4. 家庭菜園・ガーデニング
屋根のないルーフバルコニーは日当たりがよく日照時間が長いため、家庭菜園やガーデニングにはうってつけです。建物が多く日陰が多くなりがちな都市部でも、ルーフバルコニーがあれば気軽に家庭菜園やガーデニングを楽しむことができます。
2.5. くつろぎのスペース
ソファやハンモックを置き、天気の良い日の午後にお昼寝をしたり、コーヒーを飲みながら本を読んだりと、自分だけのくつろぎのスペースとして活用できるのもルーフバルコニーの特権。
隣接する家が近くなりがちなベランダや庭とは違い、人の目が気になりづらいのはうれしいポイントです。
2.6. キャンプやヨガなど趣味の場
最近では、ルーフバルコニーにテントを張って『おうちキャンプ』を楽しんだり、ヨガマットを敷いて朝からヨガをしたりと、趣味を楽しむ場として活用している方も少なくありません。
スペースが広いこと、プライバシー性が高いことなどから、好きなことを思う存分楽しめる場所にぴったりです。また、外出せずとも非日常感を味わえるお手軽スポットでもあります。
3. ルーフバルコニーのメリット
ルーフバルコニー付きの家を選ぶことで得られるメリットは、次のとおりです。
3.1. 居住空間を増やせる
ルーフバルコニーは屋根がないため基本的には延べ床面積に含まれず、土地の容積率の制限を受けずに居住空間を増やすことができます。
屋外ながらも専有スペースとして使えるため、居住面積の拡張につながります。特に都市部では広い土地の確保が難しく、庭代わりとしてルーフバルコニーを設けるケースが多いです。
3.2. プライバシー性が高い
ルーフバルコニーは、屋根に当たる部分、最上階よりも高い場所につくることになります。そのため、周囲の視線が届きにくく、プライバシー性が高くなります。
例えば、周囲からの視線を気にせず日光浴をしたり、趣味に没頭したりといった使い方もできるでしょう。周囲を気にせず過ごせるため、プライベート感を得られるのも魅力です。
3.3. 活用方法が多数ありライフスタイルの幅が広がる
バルコニーやベランダに比べて面積が広いルーフバルコニーは、さまざまな使用用途があります。
例えば、ウッドデッキや人工芝を敷いたアレンジや、タイルを敷いておしゃれなテラス空間にすることもできます。また、ハンモックやアウトドア家具を置くなど、趣味や家族との生活をより充実させるための工夫がしやすいスペースです。
3.4. 日当たりがよい
建物の上層部にあり、屋根がないため、四方から日光が入り日当たりがよく、一日を通して太陽の光をしっかり取り込めます。そのため洗濯物が早く乾いたり、植物の育成にも適しており、明るく開放感のある空間として活用できます。
3.5. 広々として開放的
通常のバルコニーより面積が広いため、開放感が格別です。ルーフバルコニーが部屋の延長のように見えることで部屋が広く見えたり、バルコニーから空が見えることで開放感があります。
また、窓を開けたときに視界が抜けるため気分転換にもなり、天気の良い日にはバルコニーに出るだけでリフレッシュできます。
平均的な広さは6〜10畳で、広い場合は20畳以上になることもあり、アウトドア家具を置いたり、趣味や食事の場としても使いやすいスペースです。
4. ルーフバルコニーの抑えておくべき注意点

趣味やプライベートの空間としてぴったりなルーフバルコニーですが、注意点も抑えておきましょう。
4.1. 定期的な掃除・メンテナンスが必要
落ち葉や砂埃が溜まりやすいため、定期的に葉っぱやごみを掃除する必要があります。掃除を怠ると排水溝が詰まり、雨漏りや部屋への浸水の原因になることもあるため注意が必要です。
また、長年使用すると防水シートの劣化やコンクリートのひび割れが発生しやすく、床面が劣化した場合は補強工事や防水工事が必要になることもあります。
定期的な点検とメンテナンスをおこなうことで、安心して長く使用できます。
4.2. 天気の影響を受ける
ルーフバルコニーには屋根がないため、雨風の影響を受けやすいデメリットもあります。台風や強風、雨の日はものが飛ばない・濡れないよう対策が欠かせません。
またルーフバルコニーの設置で、一般的な屋根よりも雨漏りのリスクが高くなるため、事前の確認が必要です。さらに紫外線や雨風により家具や床材が劣化しやすいため、カバーをかけたり収納する工夫も必要になるでしょう。
日差しや雨の日の対策をしっかり準備しておきましょう。
4.3. 建築費用・維持費がかかる
ルーフバルコニーの設置には構造補強費用が発生し、普通の屋根に比べ建築費用が高くなる傾向があります。建築費用だけでなく、防水加工や定期的なメンテナンスなどの費用も資金計画に入れておく必要があります。
また風雨にさらされるため、耐久性の高い素材の床にする必要があり、相応の維持費もかかります。
ルーフバルコニーの設置にかかる費用は、こちらで解説しています。
4.4. 階下が暑くなる
ルーフバルコニーをつくると屋根裏空間がなくなり、夏場は直射日光が当たるため階下の室温が上がる可能性があります。
特に屋根裏に断熱材がない場合、室内温度が大幅に上がってしまうこともあります。
暑さ対策のためには、断熱性能にしっかりとこだわること。断熱材を厚くする、遮熱塗装を施す、通気層を設けるなど複合的な工夫が必要です。
4.5. マンションの場合は規約による制限がある
マンションに設置されているルーフバルコニーでは、管理規約によって利用が制限される場合があります。
火気厳禁であったり、月ごとに使用料金が必要になったりする可能性があるほか、個人の「専有部分」ではなく「共用部分の専用使用」の扱いになることや、災害の際の避難経路や避難場所になることがあるため設置物が制限される場合もあります。入居前に必ず確認しておきましょう。
規約違反をした場合、最悪のケースでは退去を命じられることもあります。
5. ルーフバルコニーの後悔と対策
ここでは、実際にルーフバルコニー付きの住居に住んだことのある方が実際に経験した後悔やその対策をみていきましょう。
5.1. 子どもの乗り越え・転落が心配
柵や手すりの高さは建築基準法で1.1m以上と決められていますが、1.1mは思いのほか低く乗り越えや転落の危険性があるため注意が必要です。
特に小さな子どもは体重が軽く身軽であるため、わずかな隙間からでも身を乗り出してしまうことがあります。
足がかりになる物を置かない、防護ネットを張る、高さを追加する、滑り止めや転倒防止の工夫をするなど多角的な安全対策を徹底しましょう。
5.2. 洗濯物を持って上がるのが大変
1階で洗濯したあとに階段で洗濯物を運ぶのが負担になることもあります。特に重い洗濯物を持って上階まで上がるのは大変で、毎日のことになるとストレスに感じる場合もあります。
また、洗濯物を運ぶ途中で落として汚してしまうといった面倒が起こることも。
ルーフバルコニーを洗濯物干として使用する場合は、家事動線を考えた間取りを考えることがポイントです。また、2階に洗濯機置き場を設置する、エレベーターや小型昇降機を取り付けるなどの方法も検討しましょう。
雨の日対策として浴室乾燥機やドラム式洗濯乾燥機の導入も対策として有効です。
5.3. 意外と目立ってしまった
周囲の建物からの視線を想定していなかったという声もあります。また、意外と目立ってしまい、声や匂いの問題などで思い切り活用できないこともあります。
特にBBQや会話の声が響きやすく、近隣への配慮が必要になる場合もあります。
対策としては、目隠しルーバーの設置や外壁を高くすること、パネルや植栽で目隠し対策をおこない、さらに防音パネルを設置するなど周囲への配慮も検討しましょう。
6. ルーフバルコニーを設置する場合の費用
新築時に設置する場合は相場が100万円前後ですが、使用する素材にこだわる場合は200万円ほどかかることもあります。また排水設備や手すりの設置など細かい工事費用もかかり、これらを含めた総額で検討する必要があります。
定期的に、防水工事や補習作業などにかかるメンテナンス費用も発生するため、長期的な維持費用も考慮しておくことが大切です。
7. ルーフバルコニーのメリットを知り開放的に暮らそう

ルーフバルコニーは、開放感とさまざまに活用できるスペースとして住まいに付加価値を与える素晴らしい設備です。費用やメンテナンス面での注意は必要ですが、上手に活用することで日々の暮らしを豊かにしてくれるでしょう。
ぜひ設置や購入時には専門家と相談し、自分たちのライフスタイルに合わせたプランを検討してみてください。
一建設では、専任の担当者が引渡しまで一貫してサポートします。豊富な実績と確かなノウハウをもとに、お客さまにぴったりな間取りやオプションのご提案が可能です。
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