公開日:2026.04.21 | 更新日: 2026.04.21 | 注文住宅

地鎮祭とは?段取り・費用・準備・マナーの完全ガイド

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※1. 出典:日経業界地図2023年版

念願のマイホーム建築に取りかかる前に執りおこなわれる大切な儀式が、「地鎮祭(じちんさい)」です。一生に一度あるかどうかの経験だからこそ、「そもそも何のためにやるの?」「施主は何をすれば良い?」「当日の服装やマナーは?」といった疑問や不安を抱く方も多いのではないでしょうか。

この記事では、地鎮祭の基礎知識から当日の具体的な流れ、施主が準備すべきものと費用相場、さらには知っておきたいマナーまで、初めての方でも迷わないように徹底解説します。

1. 地鎮祭とは

まずは、地鎮祭の基本的な情報と、混同されやすい上棟式や起工式との違いをご紹介します。

1.1 地鎮祭の目的と概要

地鎮祭とは、着工前にその土地の氏神様を祀り、土地を利用させてもらう許しを得る儀式です。

主な目的は以下の2点です。

  • 工事の安全祈願:建設工事が無事に完了することを祈る
  • 家の繁栄祈願:その土地に住む家族が、末長く安全に、幸せに暮らせることを願う

地鎮祭は、一般的に建築地に神主を招いておこなわれますが、神社で「安全祈願祭」の形で実施するケースもあります。

地鎮祭は宗教的な儀式という側面だけでなく、施主と施工会社、現場監督や大工などの建設チームが顔を合わせる公式な場でもあります。また、地鎮祭のあとに近隣住民へ挨拶回りをすることも多いです。このように、工事関係者や近隣の方々との信頼関係を築いていく第一歩となる重要な役割も担っています。

1.2 上棟式との違い

地鎮祭と混同されやすい儀式に、「上棟式(じょうとうしき)」があります。上棟式とは、家の骨組みが完成し、屋根の最上部に棟木(むなぎ)を上げた際におこなう儀式です。無事に骨組みが完成したことに感謝し、今後の工事の無事故と安全、完成後の建物の家内安全を祈願します。

このように地鎮祭と上棟式では、目的と実施するタイミングが異なります。

目的実施のタイミング
地鎮祭土地の神様への挨拶、安全祈願着工前
上棟式今後の工事の無事故と安全を祈願する建物の骨組みが完成したとき

上棟式についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、ご覧ください。

>>上棟式はやらないとダメ?費用相場や当日の流れ・恥をかかないマナーを初心者向けに解説

1.3 起工式とどう違う?

「起工式(きこうしき)」も着工前におこなわれる儀式ですが、地鎮祭とは目的が異なります。
起工式は、工事の始まりを関係者に伝えるセレモニーの意味合いが強く、主に大規模なビルや公共工事、工場の建設などで使われる言葉です。

2. 地鎮祭の一般的な流れとは

ここでは、地鎮祭の準備から当日までの流れをご紹介します。

地鎮祭は住宅メーカーや工務店など施工会社が主体となって準備・進行することが多く、基本的にはお任せすれば問題ありません。ただし、施主がおこなうべき準備もあるため、事前によく施工会社と確認しておくと良いでしょう。

2.1 地鎮祭をおこなう日取りを決める

施主と工事関係者、神主のスケジュールと、建設工事の日程を考慮して日取りを決定します。

一般的には、六曜のうち「大安」「先勝」「友引」におこなうのが好ましいとされています。ただし、施主や施工会社のスケジュールの都合もあるため、六曜にこだわりすぎず、調整しやすい日を選ぶケースも増えています。

さらに、午の刻である11〜13時におこなうのが理想とされていますが、厳守する必要はなく、午前中に実施されることが多いです。

2.2 依頼先を決める

多くの場合、施工会社が神社を手配してくれます。
自身で依頼する場合は、遅くとも1ヵ月前までには氏神神社に依頼しましょう。氏神神社がわからない場合、建築地に一番近い神社が氏神神社であることが多いため、そちらに問い合わせることをおすすめします。

2.3 地鎮祭当日の流れ

神式の一般的な流れは以下のとおりです。

  1. 修祓(しゅばつ):参列者や供え物を清めます
  2. 降神(こうしん)の儀:神様をお迎えします
  3. 献饌(けんせん):お供え物を神様に差しあげます
  4. 祝詞奏上(のりとそうじょう):神主が工事の安全を祈る言葉を読みあげます
  5. 四方祓(しほうはらい):米と塩で土地の四隅を清めます
  6. 地鎮(じちん)の儀:施主や施工主が、鍬(くわ)や鋤(すき)を使って工事開始を象徴する動作をおこないます
  7. 玉串奉奠(たまぐしほうてん):神前に玉串を捧げます
  8. 撤饌(てっせん)・昇神(しょうじん):お供えを下げ、神様にお帰りいただきます
  9. 神酒拝戴(しんしゅはいたい):お供えしたお酒などで乾杯します

なかでも地鎮の儀は、施主が主体となっておこなう儀式です。

地鎮の儀では、設計代表者が鎌で草刈りの所作をしたあと、施主は鍬で盛砂を掘ります。穴に神主が鎮物を埋め、施工主が鋤で砂をかけるという流れです。いずれも、「エイ、エイ、エイ」の掛け声とともに3回動作をおこないます。

2.4 近所へ挨拶回りをする

地鎮祭が終わったあと、着工により騒音や車両の出入りが増えることをお知らせするために、近隣へ挨拶回りをします。施工会社など工事関係者はもちろん、施主も同行することで、近隣住民へより良い印象を与えられるでしょう。施主が挨拶をするのは引っ越し後でも良いという考えもありますが、関係者が揃う貴重な機会なので、同行を検討してみてはいかがでしょうか。

挨拶回りをする範囲は、両隣と向かい3軒、裏3軒が一般的です。これを「向こう三軒両隣」と呼びます。もし住宅密集地であれば、工事車両が通るルートに面したお宅にも軽く挨拶をしておくと、その後のトラブル防止に役立ちます。


3. 地鎮祭で施主が用意するものと必要な費用

以下に、地鎮祭で施主が用意するものや費用をチェックリストにまとめました。

施主が用意するもの備考
初穂料2万〜5万円
お車代神主の送迎なしの場合。5千〜1万円
お供え物にかかる費用5千〜1万円
挨拶回りの粗品500〜1,000円程度でタオルなど
のし袋初穂料を包むもの
枡や湯呑参列人数分
半紙一帖(20枚)
施主の挨拶の言葉地鎮祭の最後に施主から挨拶をする

なお、当日に使用する祭壇やテント、椅子、手水用具、竹、注連縄(しめなわ)、砂山、鍬(くわ)、鎮物といった道具一式は施工会社や神社が準備するため、施主側で用意する必要はありません。

施主が用意するものは上記の通りですが、施工会社や神社にも確認しておくと安心です。

それぞれの内容を解説します。

3.1 神主に渡す謝礼金とお車代

神主に渡す謝礼金として、初穂料(玉串料)を用意します。相場は2万〜5万円で、できるだけ新札を準備するのがマナーです。初穂料を包むのし袋については、後述します。

また、神主の送迎の手配をしていない場合は、別途お車代として5千〜1万円包みましょう。近隣の神社なら5千円、遠方からお越しの場合は1万円が目安です。白封筒に入れ、表に「御車代」と書いて神主へ手渡しします。

初穂料とお車代を渡すタイミングは、一般的に地鎮祭の前かあととされています。事前に施工会社に確認すると良いでしょう。

3.2 お供え物にかかる費用

清酒や米、塩、水、海の幸、山の幸、野菜といったお供え物にかかる費用の相場は、5千〜1万円です。お供え物は施主が用意する場合と、施工会社や神社が用意し、費用を施主が負担する場合があります。お供え物を施主が用意すべきかは、事前に施工会社へ確認しましょう。

3.3 近隣へ挨拶する際の粗品代

地鎮祭後の挨拶回りで粗品を渡す場合、500〜1,000円程度の予算でタオルなどを用意します。ただし、必須ではありません。

のし袋には「御挨拶」と書き、下に施主の名前を入れるのが一般的です。

3.4 のし袋と書き方

初穂料を入れるのし袋は、紅白の蝶結びの水引がついたものを使用します。
表書きには上段に「初穂料」、下段に施主の氏名を、筆ペンやサインペンなどで記入します。
中袋がある場合は、表面に金額、裏面に住所と氏名を記入しましょう。

3.5 枡や湯呑

地鎮祭の最後に、参列者全員で御神酒を頂くときに使用するため、人数分必要です。紙コップでも代用可能です。
なお、運転するなどでお酒を飲めない参列者でも、御神酒に口をつける動作はするため、人数に数えます。

3.6 半紙

お供え物を盛る台(三方)に敷く半紙を、一帖(20枚)準備します。

3.7 施主による挨拶

儀式の最後や神酒拝戴の際に、施主が短く挨拶を述べます。「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。安全第一で工事が進むことを願っております」など簡潔な内容で構いません。

4. 地鎮祭に参列する際の服装

地鎮祭に参列する際の服装は、スーツまたは清潔感のある平服が推奨されます。儀式の場であることを意識し、派手な柄の服やデニム、スニーカーなどカジュアルすぎる服装は控えましょう。

地鎮祭は屋外でおこなわれるため、夏場は熱中症対策、冬場は防寒対策が必要です。ただし、サングラスや帽子は儀式の最中は外しましょう。

なお、男女別のおすすめの服装は、次のとおりです。

4.1 男性の服装

スーツまたはジャケットや襟付きシャツ、チノパンなどが望ましいです。色は黒や白、ネイビーなど、落ち着いたものが良いでしょう。

4.2 女性の服装

セットアップやワンピースなど、フォーマル寄りの服装がおすすめです。男性と同様、落ち着いた色を選びます。

土の上を歩くため、ハイヒールよりもヒールの低いパンプスなどが安心です。

5. 地鎮祭で気をつけたいマナー

地鎮祭は厳かな儀式のため、次のマナーを守って参列しましょう。

5.1 式典中の私語は慎む

式中、特に神主が祝詞を奏上している間などは、私語を慎んで静かに参列しましょう。スマートフォンはマナーモードにするか、電源を切っておきます。

地鎮祭の前後では、施工会社や工事関係者の方と関係を築くためにも、軽く挨拶や談笑をしても構いません。

5.2 写真撮影は儀式の邪魔にならないようにする

家を建てる記念に、地鎮祭の様子を写真に収めたい方も多いのではないでしょうか。式中の撮影は可能ですが、シャッター音やフラッシュで儀式の進行を妨げないように配慮しましょう。心配な場合は、神主に事前に確認しておくとスムーズです。

施工会社のスタッフにお願いして、地鎮祭の前後に家族全員の集合写真を撮ってもらうケースも多いです。

6. 地鎮祭に関するQ&A

最後に、地鎮祭でよくある疑問とその回答をご紹介します。

6.1 地鎮祭は必ずやらないといけない?

地鎮祭は必須ではなく、施主の意向で実施するかどうかが決まります。「家を建てる記念に」「工事関係者や近隣住民とのコミュニケーションのきっかけをつくりたい」という理由で、地鎮祭を実施する方も多いです。

最近では、施主と家族のみの簡易的な「セルフ地鎮祭」をおこなうケースも増えています。セルフ地鎮祭とは、自分たちでお酒や塩を用意して土地を清める方法です。費用を抑え、自分たちのペースでおこなえるメリットがあります。

なお、周囲の方が地鎮祭などの行事を大事にしている地域もあります。迷ったら施工会社に相談すると良いでしょう。

6.2 どのくらい時間がかかるの?

儀式そのものにかかる時間は20〜30分程度ですが、準備や片付けなどを含めると80〜100分程度は見込んでおきましょう。

6.3 雨天の場合は中止になる?

基本的に雨天決行です。テントを設営しておこなうため、多少の雨であれば問題ありません。「雨降って地固まる」ということわざがあるように、地鎮祭で雨は縁起が良いともいわれています。
ただし、台風などの荒天時は安全を考慮して延期される場合があります。

6.4 施主が用意しなくて良いものは?

祭壇やテント、椅子、手水用具、竹、注連縄(しめなわ)、砂山、鍬(くわ)、鎮物などは、通常、施工会社や神社側が用意してくれることが多いです。施主が準備すべきものを事前に施工会社や神社に確認すると安心です。

7. まとめ:地鎮祭は近隣住民に挨拶するきっかけになる

地鎮祭は土地の神様を祀り、安全に工事を進めるための大切な儀式です。準備や費用など考えることは多いですが、施工会社と相談しながら進めれば、決して難しいものではありません。

地鎮祭は工事をする職人との顔合わせや、これから長い付き合いになる近隣住民へ挨拶をする、良い機会でもあります。事前に丁寧な挨拶をすることで、建設工事への理解を得られ、新生活を気持ちよくスタートしやすくなるでしょう。

一建設株式会社の注文住宅では、設計前の打ち合わせから設計・施工、完成後のアフターメンテナンスに至るまで、お客さまの専任担当者が一貫して対応します。

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「マイホームを建てたいけど、何をすれば良いの?」とお悩みの方は、まずはお気軽に一建設へご相談ください。

>>はじめの注文住宅とは
>>家づくりの流れ(家づくりはじめてガイド)

※記事の内容は2026年4月現在の情報に基づいています。制度や法律は今後変更・廃止される可能性がありますので、最新の情報をご確認ください。

執筆者情報

一建設株式会社

本コラムは、注文住宅・分譲住宅で豊富な実績を持つ一建設株式会社が監修しています。宅地建物取引士などの有資格者が携わり、家づくりや住宅購入に役立つ正確な情報をお届けしています。
初めての住まい選びでも安心いただけるよう、信頼性の高い情報発信を心がけています。

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