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2025.05.19 | マイホーム

ウォークインクローゼット(WIC)とは?クローゼットとの違いとメリット・デメリットを解説!

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※1. 出典:日経業界地図2023年版

近年、生活が便利になるとして人気が高まっているウォークインクローゼット(WIC)。しかし、具体的な用途や、どのように生活が便利になるのかいまいちイメージがつかない方も多いでしょう。

この記事では、一般的なクローゼットとウォークインクローゼットの違いや、ウォークインクローゼットを導入するメリット・デメリットを解説します。ウォークインクローゼットの設置を迷っている方はぜひ参考にしてください。

1. ウォークインクローゼット(WIC)とは

ウォークインクローゼットとは、walk in=歩いて入れるという文字どおり、人が入って使用できるクローゼットのことです。間取り図では、「walk-in closet」の頭文字をとって、WICと表記されます。

ここからは以下の項目に分けて、ウォークインクローゼット(WIC)の特徴やその他のクローゼットとの違いを解説します。

1.1. ウォークインクローゼットの特徴

ウォークインクローゼット(WIC)とは、人が入って使用できる程度の広さがあるクローゼットです。通常1.5畳〜3畳以上と一般的なクローゼットよりも広いため、衣類だけでなくバッグや靴、アクセサリーなどの小物類もまとめて収納できます。

I型・II型・L型・コの字型などレイアウトを工夫することで、より目的に合った収納スペースをつくれるほか、着替えスペースやフィッティングルームなどとしても利用可能です。

1.2. ウォークインクローゼットとクローゼットの違い

一般的なクローゼットは壁に埋め込まれているため、扉や仕切りを設けるだけで簡単に設置できます。それに対してウォークインクローゼットは、独立した部屋のように壁や扉を設置するため、施工が複雑となります。

また、通常のクローゼットは高さが180~230cm、奥行きは45cmか60cmの2択が一般的です。このため省スペースでも設置しやすく、必要なものをすぐに取り出せるコンパクトさがあります。

一方、ウォークインクローゼットは通常1.5畳〜3畳以上と、より広い空間が確保されているのが特徴です。そのぶんアイテムを種類ごとに収納したり、家族全員の衣類をまとめて保管したりと、用途に応じて柔軟な使い方ができます。

1.3. ウォークスルークローゼットとは

クローゼットには、ウォークスルークローゼットという種類もあります。walk-through=歩いて通り抜けるという意味から、出入り口が2箇所あるのがウォークスルークローゼットの特徴です。それぞれ別の部屋に通じているため、収納と動線を確保できる、スペースを有効活用できるなどのメリットがあります。

間取り図でウォークインクローゼットがWICと表記されるのに対し、ウォークスルークローゼットは、「walk-through closet」の略称であるWTCまたはWICと表記されます。

1.4. ウォークインクローゼットの種類

ウォークインクローゼットは主に、I型、II型、L型・コの字型などがあります。

I型は、片側の壁のみに収納が設けられているタイプです。片側だけに棚やハンガーパイプが設置されているため収納力はそれほど高くありませんが、コンパクトな構造のため整理がしやすい、物の出し入れがしやすいなどのメリットがあります。

II型は、両側の壁に収納が設けられているタイプです。I型よりも収納力があり、夫婦や兄弟、姉妹などで片側ずつ使い分けるのも便利です。正面の壁に姿見を設置すれば、フィッティングスペースとしても利用できます。

L型は、部屋の奥と片側の壁の2面に収納が設けられているタイプです。収納力があり、奥行きのある細長い室内のレイアウトに適しています。

コの字型は、部屋の奥と両側の壁3面に収納が設けられているタイプです。最も収納力がありますが、奥の両角に収納したものは取り出しにくくなるため、使用頻度が少ないものを入れる、ハンガー掛けにして可動域を確保しておくなどの工夫が必要です。

また、通路としての役割も果たすウォークスルークローゼットの場合は、収納力に加えて、2つの出入り口や生活動線も意識してレイアウトを考える必要があるでしょう。

2. ウォークインクローゼットのメリット

家にウォークインクローゼットを設置すると、どのように日常生活が便利になるのでしょうか?具体的なメリットは以下のとおりです。

2.1. 収納力が高い

ウォークインクローゼットは一般的なクローゼットに比べて収納力が高いのが魅力です。衣類だけでなく、バッグや靴などコーディネート一式の収納やアイテムごとの収納が可能になります。

また、置き場所に困りがちな大きなスーツケース、季節物のインテリア、家電などもまとめて収納が可能です。

2.2. 着替えのスペースとして使える

ウォークインクローゼットは、広い空間を活かして着替えスペースとしても使用できます。

家族の目を気にせずサッと着替えられるほか、中に姿見を設置しておけば、その場でコーディネートのチェックも可能です。

2.3. 出かける準備がしやすい

一般的なクローゼットは衣類の収納を前提としているため、バッグや靴などをいっしょに収納するのは困難なことがほとんどです。

それに対して収納力が高いウォークインクローゼットなら、衣類だけでなくこういった小物類もまとめて管理できます。身支度に必要なものがウォークインクローゼット内で揃うため、外出の準備もしやすくなるでしょう。

2.4. 衣替えをしなくて済む

通常のクローゼットだとすべての衣類を収納するのは難しいため、季節ごとに衣替えをおこなうのが一般的です。

しかし、収納力の高いウォークインクローゼットなら、すべての服を収納可能です。季節ごとに分けて整理しておけば、衣替えをする必要がありません。また、衣替えのタイミングを見極めるのが難しい季節の変わり目も、寒暖差に応じた服選びがしやすくなります。

2.5. プライベート空間としても活用できる

ウォークインクローゼットは、簡易的な部屋としても利用可能です。棚やハンガーパイプを設置していないスペースに机や椅子を置けば、在宅ワークや趣味の作業スペースとして使用できます。

周囲の音が気になる場合は、吸音パネルを壁に貼るなどして、作業に集中できる環境を整えましょう。

3. ウォークインクローゼットのデメリット

ウォークインクローゼットには、上記のようなメリットがある一方、以下のようなデメリットも存在します。

3.1. 間取りを圧迫する

一般的なクローゼットは壁の一部を利用して収納スペースとしますが、ウォークインクローゼットは独立した部屋として収納スペースをつくります。また、一般的なクローゼットに必要な広さは1畳であるのに対して、ウォークインクローゼットは通常1.5畳~3畳とさらに広いスペースが必要です。

上記の理由から、ウォークインクローゼットを設置することで、寝室やリビングなど他のスペースが狭くなる可能性があります。

3.2. 掃除や整理整頓が大変

高い収納力が魅力のウォークインクローゼットですが、だからといって物を詰め込みすぎると、どこに何があるかわからなくなってしまうため整理整頓が重要です。

また、一般的なクローゼットと違って独立した一つの部屋であることから、埃がたまりやすい、掃除する場所が増えるなどのデメリットもあります。

4. ウォークインクローゼットを設置する際の注意点

ウォークインクローゼットを設置する際の主な注意点は以下のとおりです。

4.1. 間取りと動線を考慮する

ウォークインクローゼットは、動線が良くないと物の出し入れが大変になったり、片付けに時間がかかったりします。寝室や玄関、洗面所の近くなど、生活動線を意識して設置場所を検討しましょう。

また、開閉のストレスを考慮すると、扉の種類も重要です。引き戸か開き戸か、外開きか内開きかなど、ウォークインクローゼットの広さや間取り、用途などに応じて選択しましょう。

4.2. 収納するものにあわせてレイアウトを決める

最初にある程度ウォークインクローゼットの用途を決めておくと、I型、II型、L型・コの字型などのなかから適切なレイアウトを選びやすくなります。

また、収納するアイテムの種類や量も考えておくと、棚・引き出し・ハンガーパイプなどの設備や配置を検討しやすくなるでしょう。ハンガーパイプや棚は使う人の身長に合わせて取り付ける、引き出しを設置する場合は開閉スペースも考慮するなど、実際の使用シーンをイメージして全体の設計を考えることが重要です。

4.3. 湿気・換気対策をする

密室状態になりやすいウォークインクローゼットは、湿気がたまりやすい場所です。カビや匂いの原因にもなるため、換気扇・通気口の設置や、除湿剤や調湿機能のある壁材など、事前に湿気対策を踏まえた設計にしておきましょう。

換気用に窓をつける場合は、結露で湿気が悪化しないよう、結露対策を講じる必要があります。

4.4. 照明を適切に配置する

室内が暗いと中が見づらく、色の判別も難しくなります。目的のものをすぐ見つけられるよう、ウォークインクローゼット内は明るめの照明を採用しましょう。

自動で消灯する人感センサーライトやLED照明を取り入れると、電気代を節約できます。

4.5. コンセントの設置を検討する

ウォークインクローゼットの用途によっては、コンセントを設置するのもおすすめです。乾燥機の設置やアイロンがけなどができるようになり、洗濯から収納までの動線がスムーズになります。また、在宅ワークや趣味の作業スペースとして使用する際も、電源があると便利です。

5. ウォークインクローゼットを快適に利用するポイント

その他にも以下の点を考慮すると、ウォークインクローゼットをより快適に利用できます。

5.1. 収納する定位置を決める

ウォークインクローゼットの収納力が高いからといって、無造作に何でも詰め込むと、目的の物を探すのに時間と手間がかかります。

物の定位置を決め、使用後は元の場所に戻す習慣をつけましょう。

5.2. 使用頻度にあわせて収納場所を決める

物の出し入れをスムーズにするには、使用頻度にあわせて収納場所を決めることが重要です。よく使うものは手前や目線の高さに、反対にあまり使用しないものは奥に収納しましょう。

また、靴や重い収納ケースは下に、上段に棚がある場合は、季節物やキャリーケースなど使用頻度の低いものをしまっておくと、スペースを有効活用できます。

5.3. アイテムごとに色や形で整理する

おしゃれに収納したいなら、色や形を揃えるのもおすすめです。例えば、ボックスの形を統一したり、洋服を色別に並べたりすると、使いやすいだけでなく見た目もすっきりします。

5.4. 詰め込みすぎず余裕を持たせる

物を詰め込みすぎると、目的の物を見つけるのに時間がかかったり、出し入れがしにくくなったりします。掃除の手間や使い勝手を考えると、全体の7~8割程度を目安に、余裕を持って収納するのがおすすめです。

5.5. 動線を塞がないよう確保する

収納ボックスやタンスなどを置く場合、通路をふさがないよう注意しましょう。自分が入るスペースがないと物の出し入れがしづらくなるほか、安全性の低下やストレスの原因となります。

特に、2箇所出入り口があるウォークスルークローゼットでは、動線を意識した配置を心がけましょう。

6. ウォークインクローゼットの実例をご紹介

それでは、実際にウォークインクローゼットを導入している家では、どのように快適な収納環境を実現しているのでしょうか。

ここでは、一建設の建築事例から、具体的に実例をピックアップしてご紹介します。

6.1. 収納多めの間取り

福島県にお住まいのAさん宅は、18帖超のリビングを中心とした回遊動線が特徴です。2階の寝室にウォークインクローゼットを設けているため、夫婦の衣類をまとめて管理可能。廊下にも納戸があり、収納力の高い間取りとなっています。キッチンの裏側には扉付きのパントリー収納もあるため、食品や日用品のストック、調理家電などの収納スペースも十分です。

>>家族のつながりを大切にした18帖のLDK

6.2. 大容量の収納スペースでスッキリ

埼玉県に暮らすKさん宅はモダンな3階建てで、狭小地でありながら快適な二世帯住宅を実現。2階に家族全員で使える大容量のウォークインクロゼット、1階には生活動線上に大小のクロゼットを設置し、生活感を感じさせないすっきりとした居住空間に仕上がっています。

>>協力・安心の独立型二世帯住宅でマイペースライフ

6.3. 豊富な収納

熊本震災をきっかけに建て替えたTさん宅には、多くの収納術が詰まっています。1階は玄関にシューズインクローク、キッチンにパントリー、階段下収納を完備。2階の洋室3部屋にも大きめの収納や3畳のウォークインクローゼットなど豊富な収納スペースがあるため、家全体をすっきり保てます。

>>建て直して分かった私たちに“ちょうどいい家”

一建設では、上記以外にもさまざまなお客さまの建築事例とインタビューをご紹介しています。ウォークインクローゼットの実例をもっとご覧になりたい方は下記のページからご確認ください。

>>ウォークインクローゼットの建築事例一覧

7. ウォークインクローゼットを賢く利用して快適に暮らそう

人が中に入って使用できるウォークインクローゼットは、近年人気が高まっている設備の一つです。一般的なクローゼットよりも広いため、収納力が高い、すっきりとした住空間が叶う、着替えや作業スペースとしても利用できるなどのメリットがあります。

一建設」は、年間約9,000棟以上の住宅を供給、国内トップの販売戸数を誇るパワービルダーです。豊富な実績と確かなノウハウをもとに、ウォークインクローゼットの設置をはじめ、お客さまのさまざまなご希望に沿った家づくりをご提案します。専任の担当者が設計から引渡しまでしっかりサポートいたしますので、ご要望や不安な点、迷っていることなどがあれば遠慮なくご相談ください。まずはWEB相談や来場予約のお申し込みをお待ちしております。

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