2024.05.10 | 注文住宅
注文住宅のオプション53選!新築でやっておけばよかったと後悔しないための選び方や費用相場を紹介
目次
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注文住宅を建てたり新築住宅を購入したりする際、標準仕様とは別にオプションが設定されているケースが多くあります。オプションには費用がかかりますが、住まいや暮らしの質の向上が見込まれます。
この記事では、注文住宅でおすすめのオプションとはどのようなものなのか、また、オプションの選び方や費用相場、具体的なオプション一覧などをご紹介します。
1.注文住宅・新築のオプションとは?標準仕様との違いは?
新築住宅のオプションとは、お客さまの希望や好みに応じて選べる仕様、設備、サービスなどのことを指します。
注文住宅においては、ハウスメーカーごとに仕様が定められています。ハウスメーカーが基準とする仕様が「標準仕様」、お客さまの好みでプラスアルファできる仕様が「オプション」です。オプションを選ぶと、標準仕様の設備・内外装をグレードアップでき、より上質で機能性の高い住まいを実現できます。
なお、標準仕様やオプションの種類は、ハウスメーカーによって異なります。標準仕様から金額がアップするオプションが多いので、どれくらいの費用がかかるのか事前にチェックしておきましょう。
注文住宅とはどのような住宅なのか知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
>>注文住宅とは?どのような意味?メリット・デメリットもわかりやすく解説
一建設の設備・仕様について詳しくは、こちらをご覧ください。
2.注文住宅のオプションを選ぶ際の考え方

住まいの質や機能性を高められるオプション。注文住宅のオプションを選ぶ際は、以下に挙げる3つのポイントを意識しましょう。
2.1.実物を確認する
パンフレットやインターネットだけで判断して決めると、実物とのギャップを感じる可能性があります。オプションを選ぶときはサンプルを取り寄せたり、ショールームやモデルハウスに足を運んだりして、できるだけ実物を見たうえで判断しましょう。
2.2.実際の使用者の口コミを確認する
オプションの商品紹介は特徴やメリットがメインであり、実際の使い心地や注意点までは読み取れません。検討中のオプションを実際に使っている方の口コミをインターネットなどで確認すれば、より現実に沿った判断ができます。
2.3.ホームページやカタログで確認する
オプション選びの基本はインターネットやカタログでの情報チェックです。数多くのオプションから絞り込んでいく段階では、インターネットやカタログを参照して比較検討しましょう。
3.注文住宅・新築のオプション費用(価格)相場・平均は?
オプションを選択すると基本的に追加費用がかかります。箇所ごとに平均的なオプション費用の目安をまとめると次のとおりです。
| 箇所 | 平均的なオプション費用 |
|---|---|
| リビング | 10万円〜250万円程度 |
| キッチン | 20万円〜100万円程度 |
| 浴室・トイレ | 10万円〜20万円程度 |
| 居室 | 10万円〜30万円程度 |
| 玄関 | 5万円〜10万円程度 |
| 外構 | 20万円〜200万円程度 |
3.1.リビング
リビングのオプションで特に費用がかかるのが、吹き抜けや壁面収納、造作家具の設置などです。すべてを採用するとなると、300万〜400万円程度かかるケースもあります。ただ、リビングは生活の中心であるため、費用をかける価値があると考える方は多いようです。
3.2.キッチン
キッチンは追加機能や設備のグレードアップなど、オプションの選択肢が多い箇所です。食器洗い乾燥機(食洗機)、タッチレス水栓などの人気設備を取り付ければ、20万〜50万円程度はかかるでしょう。キッチンタイプをグレードアップすると、さらに100万円単位で費用がプラスになります。
3.3.浴室・トイレ
浴室やトイレなどの水回りは、ジェットバスやトイレの自動開閉機能など、人によって優先順位に差が出る設備が多いのが特徴です。ただし、一つひとつの設備にそれほど大きな費用がかからないため、オプションも10万〜20万円程度を見込んでおけば良いでしょう。
3.4.居室
居室は特段設備や機能が求められる場所ではないため、大きなオプション費用を見込む必要はありません。人気のオプションとしては、ウォークインクローゼット、造作棚の設置などが挙げられます。平均的な費用は10万〜30万円程度と低めです。
3.5.玄関
オプションの重要度が意外に高いと考えられるのが玄関です。玄関のオプションにはスマートキーやTVモニター付きインターホン、宅配ボックスなど、セキュリティや住み心地に直結する設備が多いためです。5万〜10万円程度が費用の目安ですが、高機能なタイプを選ぶと10万円を超えることもあります。
3.6.外構
家のイメージを左右する外構も、オプションの選択肢が多い部分です。しかも、外構のオプションにはガレージや太陽光発電、ウッドデッキなど、大きなコストがかかるものも多くあります。外構オプションに数百万円単位で費用がかかるケースも少なくありません。
4.注文住宅・新築のオプション一覧

ここからは、注文住宅の代表的なオプションの種類やポイントを一挙ご紹介します。
4.1.設備・仕様
設備や仕様に関するオプションは、暮らしの快適さや安全性を左右します。設備では床暖房や太陽光発電など利便性・省エネ性に直結するものが多く、仕様では断熱性能や窓のグレード、外壁材の選択などが住まい全体の性能や耐久性を決めます。いずれも初期費用とメンテナンスの費用や手間など長期的なメリットを比較し、ライフスタイルに合った選択が欠かせません。
4.1.1.床暖房
床暖房はエアコンに比べて初期費用が高いため、コストがかかると思われがちですが、実際には光熱費を含めたランニングコストを抑えられる商品もあります。設置場所はリビングやキッチンが人気です。ヒートショックの予防にもつながるため、ライフスタイルに合わせて検討すると良いでしょう。
床暖房について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
>>床暖房の費用相場は?新築の設置費用やランニングコスト、種類を解説
4.1.2.間接照明
間接照明は、部屋に落ち着いた雰囲気を与えてくれるオプションです。通常の照明器具よりもコストは高くなりますが、寝室やリビング、玄関などに取り入れると上質なくつろぎ空間を演出できます。空間づくりにこだわりのある方におすすめしたいオプションです。
4.1.3.室内物干しスペース
最近人気のオプションが室内物干しスペースです。ランドリールームや家事室として設置すると、毎日の洗濯動線がスムーズになって家事ストレスが軽減されます。共働きで夜間の洗濯が多いケースや、屋外に洗濯物を干したくないご家族は検討する価値が十分にあるでしょう。
4.1.4.手すり
老後のことを考えて玄関・階段・廊下に手すりを設置するのもおすすめです。お年寄りでなくてもバランスを崩したときのケガ防止になり、安全性が高まります。玄関に設置した手すりは、ヒールやブーツを脱ぎ履きする際にも便利です。
4.1.5.足元灯
夜中にトイレに行ったり、階段を上り下りしたりする際にあると安心なオプションが足元灯です。設置することで、小さな子どもやお年寄りがいる家庭では、転倒や事故のリスクを減らせます。センサー式で自動点灯するもののほか、普段はコンセントに挿しておいて非常時には懐中電灯として使用できるタイプもあります。採用する場合は、目的に応じた種類を選びましょう。
4.1.6. 高断熱性能
外気に接する壁や屋根、窓を高断熱仕様に変更するオプションは、住まいの快適さや光熱費の削減に直結する省エネ対策です。断熱性能を高めることで、夏は涼しく冬は暖かい空間を保ちやすくなり、冷暖房にかかるエネルギーも抑えられます。
特に、家の断熱性に関わる代表的なオプションは以下の3つです。
- 窓のアップグレード(高断熱サッシや複層ガラスを採用し、熱の出入りを大幅に軽減)
- 玄関ドアの高断熱化(外気の影響を受けやすい玄関を断熱仕様にすることで、家全体の室温を安定)
- 外壁・屋根・床下の断熱強化(断熱材の種類や厚みを見直し、建物全体の性能を底上げ)
2025年からは建築基準法の改正により、新築住宅に省エネ基準への適合が義務化されました。改正は最低限のラインですが、オプションでさらに断熱性能を高めることで、将来的な光熱費の負担を抑え、快適な暮らしが実現できます。
4.1.7. 太陽光パネル
太陽光パネルを屋根に設置して発電する太陽光発電システムは、家庭で使う電気を自家発電できるため、毎月の電気代削減につながる人気のオプションです。さらに家庭用蓄電池を組み合わせれば、発電した電気を貯めて夜間や必要なときに利用でき、停電時にも電気を確保できる安心感があります。
蓄電池は電気を貯める蓄電ユニットと、家庭で使える電力に変換するパワーコンディショナーで構成されており、災害対策としても注目されています。導入コストは高めですが、光熱費の削減効果や非常時の備えを考えると、長期的なメリットは大きいでしょう。
4.1.8. 高効率の給湯器
家庭で使われるエネルギーのなかでも、およそ4分の1が給湯に費やされているといわれています。そのため、給湯器を省エネタイプに切り替えることは、光熱費の削減や環境負荷の軽減につながる手段です。
近年は次のような高性能給湯器が普及しています。
- エコキュート(ヒートポンプ式)
- ハイブリッド給湯機(電気+ガス併用型)
- エネファーム(家庭用燃料電池)
初期費用は高めですが、長期的なランニングコスト削減や災害時のライフライン確保など、さまざまなメリットが期待できます。
4.2. 防災・防犯
住まいの安全性を高めるために、防災・防犯に役立つオプションを取り入れる方も増えています。防犯ライトや複層ガラス、シャッターといった防犯性の高い設備に加え、地震対策を意識した仕様を選ぶことで、日常の安心感や非常時の備えにつながります。
4.2.1. 防犯ライト
セキュリティ対策として防犯ライトもおすすめのオプションです。人感センサーは人が近づくと自動的に点灯するため、周囲からの目が届くようになり、防犯性が高まります。さらにセキュリティを強化するなら、防犯カメラの設置を検討しても良いでしょう。
4.2.2. 複層ガラス
警察庁の統計によると、住宅侵入の手口で最も多いのは窓ガラスを破って侵入するケースです。こうした被害を防ぐための有効なオプションが防犯性能を備えた複層ガラスです。
複層ガラスは2枚以上のガラスを重ね、間に特殊な中間膜を挟み込むことで、バールなどで叩かれても簡単には割れにくい構造になっています。これにより、侵入に時間がかかり、犯行を諦めさせる抑止効果が期待できます。
窓は住宅の侵入経路として狙われやすいため、防犯性を高めたい方にとって大切な検討ポイントです。
4.2.3. 地震対策
地震への備えには大きく分けて耐震・制震・免震の3つの方法があります。
- 耐震(柱や梁、耐力壁など構造を強化して揺れに耐える方法で、耐震等級3は等級1の1.5倍の地震力に対応できる最高ランク)
- 制震(ダンパーなどを用いて揺れのエネルギーを吸収し、建物の変形や損傷を抑える方法で、繰り返しの揺れに対して有効)
- 免震(建物と地盤の間に免震装置を設置し、地盤から建物に揺れを伝えにくくする方法)
一建設では、すべての物件で住宅性能評価の構造の安全性で最高等級である耐震等級3を取得しています。注文住宅においても、耐震等級3の取得を標準化し、住宅性能評価5分野7項目での最高等級取得を推進しています。
4.2.4. シャッター
シャッターは、防犯対策として不審者の侵入を防ぐだけでなく、台風や強風による飛来物から窓ガラスを守る効果もあります。設置して良かったと感じる方は多く、安心して暮らせる住まいづくりに欠かせないオプションの一つです。防災や防犯を意識した住まいの計画を立てる際には、ぜひ検討したい設備です。
4.3.リビング・間取り
リビングや間取りに関するオプションは、費用に対する満足度の大きさが特徴です。予算に余裕がある場合は積極的に検討しても良いでしょう。
注文住宅のリビングや間取りについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
>>注文住宅(新築)のリビングの間取り|理想的でこだわりのマイホームを設計するには
4.3.1.吹き抜け
ハウスメーカーによっては、オプション扱いとなるのが吹き抜けです。上部に天窓や高窓を設置して自然光を取り入れれば、近年のトレンドである明るく開放的なリビングを実現できます。猫を飼っている方であれば、梁を利用してキャットウォークを設けると愛猫にとっても暮らしやすい空間になるのでおすすめです。
吹き抜けについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
>>吹き抜けとは?マイホームをおしゃれにするだけではない魅力と注意ポイントを解説
4.3.2.ヌック
ヌックとは、1〜3畳程度の一人でくつろげる小さな空間のことです。リビングの端や階段下に設けられることが多く、ちょっとした休憩スペースのほか、子どもの勉強スペースやワークスペースにもなります。小さいスペースながら、さまざまな活用方法があることから、注文住宅のオプションのなかでも人気が高まっています。
4.3.3.ロフト
吹き抜けや高天井を採用する場合、上部にロフトを設けるとデッドスペースを有効活用できます。かさばるものや使用頻度が低いもの、季節ものの収納スペースとして重宝するほか、キッズスペース、ロフトベッドなどにも利用できます。快適に使うためのコツは、用途に合わせた高さや採光・換気を意識して設計することです。
4.3.4.造作棚
間取りの寸法に合わせてオーダーメイドで製作する造作棚は、空間にピッタリとはまるサイズ感、部屋の雰囲気になじむデザイン、使い勝手の良さが魅力です。収納力の高さに加え、「見せる収納」としてインテリアの一部にもなります。
4.3.5.ウォークインクローゼット
大容量の収納スペースとして人気のウォークインクローゼットは、ハンガーに吊るしたまま服を収納できるため、洗濯物をたたむ面倒な作業が不要になります。ランドリールームに隣接してファミリークローゼットを設置すれば、各個室まで洗濯物をしまいにいく手間からも解放されます。
4.3.6.窓ガラス
窓は熱の出入りが特に多い箇所のため、断熱性の高いガラスにすると外気温に関係なく一年中快適な室内を実現できます。また、二重サッシや三重サッシにすれば断熱性に加えて防音性も高まり、外の騒音を軽減して静かな住空間を保てます。特に交通量の多い道路沿いや住宅が密集したエリアに家を建てる場合には、快適さを左右する大切なオプションといえるでしょう。
4.3.7.可動式間仕切り
まだ子どもが小さいご家庭や将来子どもの独立を想定している家庭では、大きな部屋の間に可動式間仕切りを設けて、2部屋でも1部屋でも使えるように準備しておくオプションが人気です。リビングと隣室、小上がりの和室などの間に可動式間仕切りを設置すれば、子どもの昼寝や来客時などに便利です。
4.4.キッチン
キッチンには多くの機能があるほか、デザインや仕様の選択肢が多く、オプションも多く設定されています。
注文住宅のキッチン選びに関しては以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
>>注文住宅(新築)のおしゃれなキッチン!後悔しない決め方や種類・価格相場を紹介!
4.4.1.パントリー
パントリーは、キッチン回りのオプションで特に人気の設備です。食材や食器、調理家電などを収納しておくためのスペースであり、急な来客時にも簡単に片付けができます。また、すぐに使わない食材をストックしておけば災害用備蓄としての役割も果たし、いざというときの備えにもなります。
一建設のパントリーの建築実例はこちら
パントリーについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
>>パントリーとは?そのメリット・デメリットと活用するポイントを解説
4.4.2.タッチレス水栓
水栓に直接触れずに水のオン・オフができるタッチレス水栓も、多くの方に選ばれるオプションです。調理中の汚れた手で触れずに水が出て衛生的なうえ、こまめに水のオンオフができるので節水につながるのも魅力です。2万〜3万円とリーズナブルに設置できるのも選ばれる理由でしょう。
4.4.3.ビルトイン食器洗い乾燥機
子育て世帯や共働き世帯には、もはや欠かせない設備となった食器洗い乾燥機。高温でしっかり洗浄できるため、衛生的で日々の家事ストレスを大きく軽減できます。キッチンの一部として組み込まれているビルトイン食器洗い乾燥機なら、場所を取ることもありません。
4.4.4.ビルトインオーブン
オーブンもビルトインのものをオプションで付ける方が多くいます。お菓子づくりやパンなどに便利なのはもちろん、毎日の料理の幅を広げられる点も人気の理由です。見た目もスッキリしておしゃれなので、キッチンのインテリア性を高める効果もあります。
4.4.5.アイランドキッチン
明るく開放的、家族とのコミュニケーションを取りやすいキッチンを実現したい方に人気なのがアイランドキッチンです。デザインもスタイリッシュでおしゃれなため、内装にこだわりのある方からも支持されています。ただし、設置に広いスペースが必要なことや、匂いが室内に広がりやすいことなど、課題も十分に踏まえて選ぶ必要があります。
4.4.6.ペニンシュラキッチン
キッチンの片方が壁につき半島状になっているペニンシュラキッチンは、アイランドキッチンほどではないものの開放感があり、それほど大きなスペースを必要としません。
その他にも、壁付けでシンプルなI型キッチン、動線が短く作業効率に優れるL型キッチンなど、ライフスタイルや空間の広さに応じてさまざまな種類があります。希望する暮らし方に合わせて最適なレイアウトを選ぶことが、満足度の高いキッチンづくりのポイントです。
オープンキッチンに関しては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
>>オープンキッチンとは?種類と特徴、メリット・デメリットを紹介
4.4.7.ガラストップIH
油はねしやすいコンロのお手入れを面倒に感じる方は多いのではないでしょうか。そうした方におすすめのオプションがガラストップIHです。汚れや傷がつきにくいことに加え、表面がガラスで平坦なため掃除がしやすく、お手入れの手間が軽減されます。導入の際は専用の工事が必要ですが、設置後は毎日の使いやすさを実感できる設備です。火を使わないため火事の心配も軽減されます。
4.4.8. 3口コンロ
料理をする機会が多いときや大家族の場合、コンロが2口だと足りなくなりがちです。3口コンロにすれば同時に3品を調理でき、料理にかかる時間や手間を節約できます。最近は火力調整や点火が簡単に操作できるモデルも多く登場しており、効率よく快適な調理を実現できます。
4.4.9.水無両面焼きグリル
魚焼きグリルは片面焼きが一般的ですが、オプションで両面焼きタイプを選べば、裏返す手間がなく効率的に魚を焼けます。上下から均一に加熱するため仕上がりもきれいで、忙しい調理の時短にも役立つでしょう。オーブンの代わりにグラタンやピザ、焼き菓子などもつくれて、調理の幅が大きく広がります。
4.4.10.ワークトップの変更
ワークトップは通常ステンレスですが、オプションで人造大理石製に変更するとワンランク上のキッチンを演出できます。傷や汚れがつきにくいセラミック製にすると、おしゃれさと機能性がさらに高まるでしょう。人工大理石のワークトップとシンクを組み合わせれば接続部分の溝がなくなり、お手入れのしやすさが向上します。
4.4.11.カップボード(食器棚)
キッチン背面にカップボードを設置するのもおすすめのオプションです。食器をしまっておく以外に、炊飯器や電子レンジなどの調理家電の置き場としても重宝します。下にゴミ箱置き場を用意すれば、キッチンがスッキリと快適な空間になるでしょう。
4.5.浴室
浴室のオプションには重要度がそれほど高くないものもあるため、優先順位をしっかりつけ、予算次第で設置するかどうかを慎重に検討したいところです。
注文住宅の浴室についてより詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
>>注文住宅(新築)のお風呂で後悔しないこだわりの選び方!おしゃれな浴室も紹介!
4.5.1.浴室テレビ
浴室テレビに憧れる方も多いかもしれません。最近ではテレビだけでなく、Bluetoothでスマートフォンをつなぎ、音楽や動画などを楽しめる機能も搭載されているため、お風呂にゆっくり浸かって、自分だけの時間を楽しみたい方におすすめです。
4.5.2.ジェットバス
お風呂に浸かる機会が多いのであれば、浴槽にジェットバスを設置するのもおすすめです。銭湯や温浴施設にわざわざ行かなくても、自宅で本格的な癒しの時間を味わえます。毎日の疲れを和らげたい方や、ゆったりとくつろげるバスタイムを重視する方にぴったりのオプションです。
4.5.3.手元スイッチ付きシャワーヘッド
手元でシャワーのオン・オフができる手元スイッチ付きシャワーヘッドは、比較的リーズナブルに導入できるオプションの一つです。洗っている最中、こまめに水を止められるため、節水効果が高く、水道代の節約にもつながります。
4.5.4.換気乾燥暖房機
換気乾燥暖房機は、浴室のオプションのなかでも生活しやすさを大きく左右する設備といえます。入浴前に暖房をつけておけば冬場のヒートショック予防になるうえ、乾燥機能は雨の日の室内干しにも利用可能です。窓のない浴室では、乾燥機能によってスピーディに室内を乾燥させカビの発生を防いでくれるのもうれしいポイントです。
4.6.トイレ
次に、トイレの代表的なオプションを4つご紹介します。
4.6.1.トイレの手洗いカウンター
小さな子どもやお年寄りのいる家庭におすすめのオプションが、トイレの手洗いカウンターです。低めに設置するカウンターのため、子どもやお年寄りでも楽に手を洗えます。近くに洗面台がない場所でタンクレストイレを設置する場合には必須の設備です。
4.6.2.壁面収納
トイレは、掃除用具やトイレットペーパーなど、実は収納する物が多いにも関わらず、空間自体はとても限られています。そこで便利なのが壁面収納です。壁を活用して収納スペースを確保することで、トイレットペーパーのストックや掃除用品をスッキリ片付けられ、見た目にも清潔感のある空間を保てます。
4.6.3.フタの自動開閉
人が便器に近づくと、センサーで自動的にフタが開閉する機能です。フタに手を触れることがないので衛生的です。また、便座の保温につながることから電気代を節約できたり、自動的にフタが閉まることで匂いの拡散を防いだり、といったメリットがあります。
4.6.4.タンクレストイレ
タンクがなく空間をスッキリと見せられるタンクレストイレは、デザイン性の高さから人気の高いオプションです。手洗い器が付いていないため周囲に水滴がつきにくく、さらに形状がシンプルでお手入れがしやすい点が魅力です。省スペース設計なので狭いトイレでも広く感じられるでしょう。
4.7.玄関
玄関のオプションには、マイホームのセキュリティや使い勝手に大きく関わるものが多く、ライフスタイルによっては優先度が高まる可能性があります。
4.7.1.宅配ボックス
不在時間が多い家庭で、重要度の高いオプションが宅配ボックスです。不在時でも荷物が受け取れ、再配達による配送会社の手間を省くことにもつながります。在宅時でも対面で受け取る必要がなく、また衛生面でも効果の高い設備です。
4.7.2.TVモニター付きインターホン
TVモニター付きインターホンも、現代のライフスタイルでは必須になってきています。画面越しに来訪者を確認できるため、子どもやお年寄りが一人で在宅しているときも安心です。録画機能を使えば、帰宅後に訪問者が誰かも確認できます。最近ではボタンを押さなくても人の動きを感知して自動で録画を開始するタイプや、夜間に赤外線カメラで来訪者を記録できるタイプも登場しています。
4.7.3.スマートキー
たくさんの荷物を抱えているときや、小さな子どもを抱っこしているときなど、鍵をいちいち取り出して解錠するのは大変です。こうしたときに、ドアのボタンを押したりスマートフォンやICカードをかざしたりするだけで開けられるスマートキーはとても便利です。鍵をなくして家に入れないといった心配から解放されます。
4.7.4.玄関収納
玄関に十分な収納がないと、どうしても物があふれて散らかってしまいます。家族全員分の靴や子どもの遊び道具、ベビーカー、アウトドア用品などをしまっておくために玄関収納を設けるのもおすすめです。収納があることで玄関がスッキリと片付き、来客時にもスマートに対応できます。住まいの第一印象を良くするためにも、ぜひ検討したいオプションです。
4.7.5.土間
玄関収納の発展系として、玄関からひと続きの土間を設ける家も増えています。大切な自転車をしまったり、アウトドア用品をしまっておいたりするのに便利です。ほかにも多様な使い方ができるため、人気が高まりつつあるオプションです。
一建設の玄関土間の建築実例をご覧ください
4.8.内装
内装のオプションには住まいの快適性や安全性を高めてくれる項目が多く、取り入れたときの効果を感じやすい部分です。どのような内装を選ぶかで暮らしやすさは大きく変わるため、ここからは、ライフスタイルに合ったオプションをご提案します。
4.8.1.無垢床
無垢床とは、合板を張り合わせたフローリングとは異なり、天然木をそのまま加工した板材を使用した床材のことを指します。木の質感や香りを直接感じられ、年月とともに深みのある風合いに変化していくのが特徴です。自然素材ならではの温かみにこだわりたい方に選ばれるオプションです。
4.8.2.タイル壁
キッチンや水回り、洗面所などの汚れや傷がつきやすい場所、さらに玄関をはじめとした人の目に触れる場所にはタイル壁が人気です。タイルは傷がつきにくくメンテナンス性が高いうえ、デザインが豊富で高級感が出ます。上質な内装を叶えてくれる壁材としておすすめです。
4.8.3.アクセントクロス
部屋の一つの面だけをほかの壁と異なる色や柄のクロスにする「アクセントクロス」も人気のオプションです。クロスなのでほかの内装材に比べてリーズナブルながら、空間にメリハリを持たせられ、おしゃれな内装を実現できます。
4.8.4.漆喰
古くから利用されてきた漆喰の塗り壁は、高い消臭効果を誇るほか、調湿機能も有しているためカビやダニの抑制に効果的で、シックハウス症候群の予防にもおすすめです。塗り壁ならではの質感も魅力で、人気のオプションとなっています。
4.9.外構・外装
外構・外装のオプションには大きなコストがかかる項目もありますが、暮らしの質を大きくアップしてくれる可能性を秘めています。必要なものを吟味して、余裕があればぜひ取り入れてみましょう。
4.9.1. 屋外照明
夜の外観を美しくしてくれるのが屋外照明です。外壁を間接照明のように照らす、玄関アプローチを照らす、庭やデッキを照らすなど、昼とは異なるおしゃれな雰囲気を演出できます。周囲を照らすことにもなるので、一定の防犯効果も期待できるでしょう。
4.9.2. ウッドデッキ
室内から同じ高さでウッドデッキを設置すると、室内外を一体的に使用できます。リビングからつなげれば、近年トレンドになっているアウトドアリビングとしても活用でき、食事やリラックスタイムの幅が広がります。自宅にいながら外の空気も感じられ、マイホームで過ごす時間がさらに充実するでしょう。
4.9.3. テラス
テラスも外の空気を感じられる空間です。季節の移ろいを感じながら、暮らしに四季の彩りを取り込めるのも魅力です。こうした時間が積み重なることで、家族だけの特別なひとときが生まれ、住まい全体の満足度をぐっと高めてくれるでしょう。
4.9.4. ガレージ
ガレージは、愛車やバイク、自転車を雨風から守る駐車スペースとしての役割だけでなく、趣味の空間やDIYスペースにも活用できます。換気設備や室内との接続をうまく工夫すれば、おうちキャンプのスペースにもなるでしょう。ガレージがあることで暮らしの楽しみ方が広がります。
4.9.5. 電気自動車対応設備
地球環境への配慮やガソリン価格の高騰を背景に、電気自動車(EV)の普及は今後さらに加速すると考えられています。EVを快適に利用するためには、バッテリーを効率よく充電できる設備が欠かせません。
自宅の駐車スペースに専用の充電コンセントや充電スタンドを設置しておけば、帰宅後にケーブルを接続するだけで翌朝にはフル充電の状態で出発できます。わざわざ外出先で充電のために時間を取られることも減り、日常使いの利便性が高くなるでしょう。
4.9.6. 電動シャッター
ガレージのシャッターをリモコン式の電動シャッターにすれば、ボタン一つで開閉の手間を減らせます。雨の日や夜間でも車から降りずに操作できるので非常に便利です。さらに、セキュリティが高まり、大切な愛車を盗難から守ることにもつながります。
5.【新築でやっておけばよかった】と後悔しないためのオプション選びのコツ

注文住宅のオプションは種類が多く、ライフスタイルによって必要なもの・不要なものが異なります。オプションに関する後悔を回避するために、選ぶ際には次の5点を意識しましょう。
5.1. 必要なオプションかどうか検討し優先順位をつける
とりわけ重要なポイントが、ほしいオプションに優先順位をつけることです。オプションはつければつけるほどコストが高くなるため、ほしいものすべてを選んでいては、いくら資金があっても足りません。本当に必要なオプションかどうかを一つずつ検討し、候補が多い場合には優先順位をつけ、予算とのバランスで取捨選択できるようにしましょう。
5.2. ホームページやカタログで比較する
オプション選びの基本は、まずインターネットやカタログで情報を集めることです。数多くのオプションから絞り込んでいく段階では、インターネットやカタログを参照して比較検討しましょう。複数のメーカーやブランドを比較することで、デザイン性やコストパフォーマンスの違いも見えてきます。さらに、導入事例を併せて調べると、実際の使い勝手やメンテナンス性まで把握できるでしょう。
5.3. 実物を確認する
パンフレットやインターネットだけで判断して決めると、実物とのギャップを感じる可能性があります。オプションを選ぶときはサンプルを取り寄せたり、ショールームやモデルハウスに足を運んだりして、できるだけ実物を見たうえで判断しましょう。
一建設では全国各地に20ヵ所の住宅展示場を展開しており、モデルハウスを通じて実際の仕様や設備を体感いただけます。住まいづくりの参考として、ぜひ下記の情報をご覧ください。
5.4. 実際の使用者の口コミを確認する
オプションの商品紹介は特徴やメリットがメインであり、実際の使い心地や注意点までは読み取れません。そこで参考になるのが、すでにそのオプションを取り入れている方の口コミやレビューです。インターネット上の掲示板や住宅関連の口コミサイトをチェックすれば、掃除のしやすさや光熱費の変化など、実際の生活に必要な情報を得られます。
また、良い点だけでなく「思ったより費用がかかった」「設置場所に工夫が必要だった」といった注意点まで確認できるため、導入後のギャップを減らすのに役立ちます。
5.5. ウッドデッキは外部の視線を考慮して位置を決める
アウトドアリビングのニーズが高まるなか、ウッドデッキに憧れる方も多いでしょう。しかし、外につながる空間はプライバシーに十分配慮する必要があります。ウッドデッキを設ける場合は、外部の視線が届きにくい配置にするのが基本です。スペースの都合上、難しい場合は、植栽や外壁を使った目隠しを検討しましょう。
5.6. オプションを含めて予算を見積もる
注文住宅の標準仕様はあくまでもスタンダードなグレードであり、個別の希望を叶えるには一定のオプションが必要になるケースが大半です。ある程度オプション費用も含めて予算を立てることをおすすめします。
注文住宅の予算についてこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
>>新築注文住宅で予算オーバーの原因|平均額や後悔なしで削る方法を紹介
5.7. メンテナンスのしやすさを考慮する
デザインやそのときの使い勝手だけを考えてオプションを選んでしまうと、メンテナンスの大変さに後悔する恐れがあります。長い目で見たときに、維持費やお手入れの手間がかからないかどうかも考慮して導入を判断することが大切です。
5.8. 好みのデザインを選ぶ
機能性は重要ですが、デザインが好みでなければ日々の暮らしに小さな不満が積み重なり、妥協につながってしまいます。特にキッチンやリビングのように毎日目にする空間は、見た目の心地よさが暮らし全体の満足度につながります。長く大切に使っていくためにも、機能性に加えてデザインにもこだわるようにしましょう。
おしゃれな注文住宅づくりの方法はこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
>>おしゃれな家(新築注文住宅)の施工例|デザインのポイントも紹介
6.注文住宅・新築のオプションに関するQ&A
最後に、注文住宅や新築住宅のオプションに関してよくある質問にお答えします。
6.1.注文住宅のオプションにかかる総額の平均は?
どれだけオプションを選択するかによって異なりますが、最低でも200万円程度はかかるものと考えておきましょう。ただし、大がかりな設備を設置するとオプション一つあたり数百万円単位で費用がかかるため、総額では1,000万円〜2,000万円程度かかるケースも少なくありません。
6.2.注文住宅のオプションは値引き交渉できる?
注文住宅は個人の要望に応じて費用が決まり、契約後に施工するため売れ残りのリスクが低く値引きが難しいとされます。ただし、オプションに関しては値引きの対象になる可能性があるため、交渉してみても良いでしょう。
こちらの記事では、注文住宅の値引きについてご紹介しています。併せてご覧ください。
>>注文住宅の値引きはできる?交渉のタイミング、失敗しないためのコツを紹介
6.3.注文住宅のオプションが高すぎると感じる場合は?
まずは選んだオプションの相場を調べ、一つひとつが割高ではないかをチェックします。費用が適正でありながら予算をオーバーしている場合は優先順位をつけ、削れるものは削っていきましょう。
こちらの記事では、注文住宅にかかるコストを抑える方法をご紹介しています。併せてご覧ください。
7.新築・注文住宅のオプション選びで後悔しないために
注文住宅のオプションは、ハウスメーカーが定める標準仕様からのグレードアップを実現するためのものです。その種類やコスト感は多岐にわたり、選べば選ぶほどコストはかさんでいきます。そのため、ほしいオプションに優先順位をつけ、予算とのバランスを見ながら取り入れるかどうかを決めるようにしましょう。
必要なオプションを的確に選び、納得の注文住宅を建てるためには、信頼して相談できるハウスメーカー選びが重要です。年間約9,000棟を超える住宅を供給する一建設では、豊富な実績と確かなノウハウをもとにお客さまのオプション選びをサポートしています。
「注文住宅を建てたい」とお考えの際は、ぜひ一建設へご相談ください。
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子どもの学費、家族との旅行や趣味、老後の建替え費等、より豊かなゆとりの生活ができます。
リーズナブルにマイホームを建てると安心した将来設計が可能になります。
※1. 出典:日経業界地図2023年版
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