公開日:2026.06.29 | 更新日: 2026.06.29 | マイホーム
土間収納で暮らしが変わる!種類・広さ・動線の基本や活用アイデアと後悔しないコツ
目次
はじめの注文住宅
一建設株式会社は、一戸建て住宅販売戸数日本一※1の飯田グループホールディングスの中核企業です。
ローコストとまじめに向き合い大満足のマイホームを実現します。
建築コストをおさえたマイホームを手に入れ、家計的に身軽になることで、
子どもの学費、家族との旅行や趣味、老後の建替え費等、より豊かなゆとりの生活ができます。
リーズナブルにマイホームを建てると安心した将来設計が可能になります。
※1. 出典:日経業界地図2025年版
1. 土間収納とは? 基本を解説
玄関回りは、家族の靴や傘、ベビーカー、アウトドア用品などで散らかりやすい場所です。特に近年は、防災用品や日用品のストック需要が高まり、収納スペースの重要性がさらに増しています。
そこで注目されているのが土間収納です。土足のまま使えるため、屋外で使用するものをスムーズに収納でき、玄関をすっきり保ちやすくなります。また、動線計画を工夫することで、毎日の家事や外出準備の時間短縮にもつながります。
ここでは土間収納について説明していきます。
1.1. 土間収納の定義
土間収納とは、玄関の一部として設けられた、床をタイルやコンクリートなどで仕上げたスペースのことを指します。最大の特徴は、屋内でありながら、土足で過ごせることです。
もともと土間は、日本の伝統的な家屋に古くから見られる様式で、床板を張らずに土足で過ごせるようつくられた空間です。現代の住宅における土間収納は、この日本古来の住まいのスタイルを現代風にアレンジし、外出用品や屋外で使うものを効率的に管理できる多目的なスペースとして活用されています。
屋内でありながら土足のまま立ち入れるため、汚れや水気があるものでも気兼ねなく収納できます。
例えば、ベビーカーや自転車、キャンプ道具、スポーツ用品などアウトドア・趣味のアイテム、さらには庭の掃除道具などの保管に最適です。ほかにも防災用品や備蓄品などの保管場所としても適しており、現代の多様なライフスタイルを支える重要な収納空間となっています。
1.2. シューズインクローゼット(シューズクローク)との違い
土間収納とよく似た言葉に、シューズボックスやシューズインクローゼット(シューズクローク)があります。それぞれの特徴と適した使い分けのポイントを見てみましょう。
- シューズボックス
いわゆる下駄箱のことです。玄関の壁面に設置される箱型の収納家具を指し、主に靴の収納を目的としています。スペースを取らずに設置できますが、収納できるのは靴や傘などの小物に限られます。 - シューズインクローゼット(シューズクローク)
土間収納とほぼ同義で使われます。玄関の横に設けられた、歩いて入れるタイプの収納スペースです。主に靴や外出時の上着など、日常の外出・帰宅時に使う身の回り品の収納に重点を置いたスペースの呼称です。 - 土間収納
シューズクロークを包含しつつ、より広い用途を想定した空間です。靴だけでなく、スポーツ・アウトドア用品、自転車、ゴミの一時置きなど、外で使う大型アイテムの収納に適しています。
収納力や用途の違いで見ると、シューズボックスは省スペース重視、シューズインクローゼットは日常的な出し入れのしやすさ重視、土間収納は多目的な利便性重視という特徴があります。
ライフスタイルに合わせて、これらを組み合わせたり選択したりすることが、使い勝手の良い玄関づくりのポイントです。
シューズインクローゼットについては、こちらの記事で詳しくご紹介していますのでご覧ください。
>>シューズインクローゼットとは?シューズクロークとの違いや種類、メリット・デメリットを解説
1.3. 土間収納の種類
土間収納は、その形状や動線によっていくつかのタイプに分類されます。
1.3.1. オープンタイプの土間収納
壁や扉で仕切らず、収納棚のみを設置するタイプです。空間が広く感じられ、出し入れがスムーズにおこなえるのが特徴です。
収納を常にきれいに保てる方やお気に入りの道具をディスプレイして楽しみたい方に向いています。
1.3.2. ウォークインタイプの土間収納
玄関の横に個室のような形で設けられ、出入り口が一つだけ配置されているタイプです。入り口は扉なしにして出し入れを優先するか、扉ありにして完全に隠すかを選択できる自由度があります。
玄関回りを常にすっきりと見せたい方や収納する物の量が多い方に適しています。
1.3.3. ウォークスルータイプの土間収納
玄関から入り、収納内を通り抜けてそのまま室内へ上がれるタイプです。コートをかけたり、手洗いへ直行したりしやすいため、家事効率や衛生面の向上に役立ち、無駄のない生活動線が実現します。
効率性を重視する共働き世帯や外遊びの多いお子さまがいるご家庭におすすめです。
1.3.4. クローゼットタイプの土間収納
玄関の壁面に設けられた奥行きのある、扉付きで収納内部を隠せるタイプです。ウォークインタイプとの大きな違いは、内部に通路を設けず、扉を開けてその場から出し入れをおこなう構造にあります。
限られた面積を有効活用しつつ、土足で使える機能的な壁面収納が欲しい方に最適です。
2. 今、土間収納が注目される理由

なぜ土間収納がこれほど選ばれているのでしょうか。大きな要因は、日本古来の土間が現代のライフスタイルと合致したことにあります。
かつての日本の家屋では、土間は炊事や作業、社交の場として内外を緩やかにつなぐ多機能な空間でした。一時期の住宅設計では効率重視で縮小されましたが、近年は汚れを気にせず使える利便性が再評価されています。
靴を履いたまま作業ができ、屋外用品をそのまま収められる土間の役割は、現代では収納という形で独自の進化を遂げたといえます。
ここでは、今、土間収納が注目される4つの理由を紹介します。
2.1. ストック需要の増加が背景に
共働き世帯の増加により、日用品や食料品をまとめ買いする習慣が定着しました。飲料水のケースやトイレットペーパーのストックなど、かさばるものを車から降ろしてすぐに保管できる場所として、土間収納の価値が高まっています。
2.2. 防災対策として備蓄倉庫に活用できる
災害への意識が高まる中、非常食や簡易トイレ、発電機などの防災用品を備蓄する家庭が増えています。土間収納は屋外へ持ち出しやすく、かつ室内の居住スペースを圧迫しないため、備蓄倉庫として理想的な場所となります。
2.3. ゴミの分別や一時保管に
自治体によるゴミの分別細分化にともない、家の中にゴミ箱が増える傾向にあります。特に段ボールや缶・ビンなどは回収日まで場所を取りがちですが、土間収納があれば家の中に汚れを持ち込まず、収集日まで一時的に保管しておくことが可能です。
2.4. アウトドアや趣味の多様化で需要増
キャンプやゴルフ、自転車など、屋外で使う道具は大きく汚れやすいため、室内に持ち込むのは抵抗があり、従来はガレージに保管したりしていました。しかし近年は防犯意識の高まりもあり、土間収納であれば、盗難や劣化を防ぎつつ、土足のままスムーズに収納・メンテナンスができるため便利です。
ほかにも検討したい収納スペース、「納戸」について知りたい方はこちらをご覧ください。
>> 納戸(なんど)とは?定義やサービスルームとの違い、活用方法を解説
3. 土間収納をつくるメリット
ここでは、土間収納の設置で得られる具体的な5つのメリットを紹介します。
- メリット1:生活感を抑えた玄関づくり
- メリット2:土足のまま使えて動線がスムーズ
- メリット3:外で使うものを気兼ねなく置ける
- メリット4:居住スペースの清潔を保てる
- メリット5:持ち運びが大変な物の収納がラク
3.1. メリット1:生活感を抑えた玄関づくり
玄関は家の第一印象を大きく左右し、来客が最初に目にする場所です。靴が何足も脱ぎ捨てられていたり、傘立てや作業道具が散乱していたりすると、どうしても生活感が出てしまいます。土間収納があれば、日常的に使うものをまとめて収納できるため、玄関をすっきり保ちやすくなります。
3.2. メリット2:土足のまま使えて動線がスムーズ
重い荷物を持ったまま、あるいは子どもを抱っこしたままでも、靴を脱がずに直接収納へアクセスできるため、帰宅後の片付けがスムーズになります。また、外出時も土足のまま必要な道具を揃えられるため、忘れ物をしたときなどいちいち靴を脱いで取りに行く手間が省けて準備の時間が短縮され、生活動線に無駄がなくなります。
3.3. メリット3:外で使うものを気兼ねなく置ける
ベビーカーやスポーツ用品など、外で使って汚れたアイテムも、汚れを拭き取る手間なくそのまま気軽に置くことができます。一般的にタイルやコンクリートなど清掃性の高い床材で仕上げるため、砂や泥が落ちても簡単に掃除でき、外と室内をつなぐ実用的なスペースです。
3.4. メリット4:居住スペースの清潔を保てる
泥のついた靴や濡れた雨具を土間収納で処理することで、汚れや湿気を居住スペースに持ち込むのを防ぐことができます。乾かす場所としても活用できるため、玄関回りが雑然とせず、においやカビの発生も防ぎやすくなります。
3.5. メリット5:持ち運びが大変な物の収納がラク
飲料水や日用品のストックを土間収納に置けば、車からの運び入れが最短距離で済み、重いものや大きいものを運ぶ手間や体力を最小限に抑えられます。また、普段使いの品を多めに備えて使いながら買い足す習慣(ローリングストック)を取り入れれば、常に一定量の備えを確保できます。非常用の持ち出し袋も一緒に置いておけば、玄関先からすぐ持ち出せるため、万が一の際にも安心です。
4. 土間収納をつくるデメリット
土間収納はとても便利ですが、計画なしにつくると使い勝手が悪くなる場合もあります。事前に知っておきたい注意点を確認しておきましょう。
4.1. デメリット1:カビやニオイが発生しやすい
土間収納は湿気がこもりやすく、換気不足によってカビやニオイが発生しやすくなります。特に濡れた傘や靴を収納する場合は注意が必要です。換気扇や窓を設置したり、調湿機能のある建材を取り入れたりするなどの対策があります。定期的な換気や整理整頓も大切です。
4.2. デメリット2:居住スペースが狭くなる可能性
土間収納を広く確保すると、その分だけ居住スペースが圧迫される恐れがあります。家の広さには限りがあるため、土間収納の必要性や優先順位がどの程度なのかを家族で話し合い、全体のバランスを見極めることが重要です。
4.3. デメリット3:モノが増えすぎるリスク
収納スペースが広いと、不要なものまで保管しやすくなる場合があります。
奥にあるものが取り出しにくくなったり、通路が塞がって歩きにくくなったりしては本末転倒です。収納するルールを決め、定期的に見直しをおこない、必要なものだけを収納する意識が大切です。
5. 失敗しない土間収納の設計ポイント

ここでは、使い勝手の良い土間収納にするための具体的な設計のコツを解説します。
5.1. 収納するモノを事前に整理する
まずは、何をどれくらい収納したいのかを具体的にリストアップしましょう。家族全員の靴の数、ベビーカーやキャンプ用品のサイズ、備蓄品の量などを把握することで、必要な棚の数や奥行きが見えてきます。棚板を可動式にしておけば、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応できます
5.2. 後悔しないための広さ設計
土間収納の広さを決める際は、用途から導き出される適切な面積と、スムーズな動線を支える通路幅をセットで検討することが重要です。
靴中心なら1帖未満でも十分ですが、ベビーカーを置くなら1.5~2帖、自転車の保管までおこなうなら2帖以上が目安となります。
ここで特に意識したいのが、人が荷物を持って無理なく動くための通路幅です。収納棚の奥行きだけでなく、最低60cm程度の通路を確保することで、奥の物を取り出す際のストレスを軽減できます。
同時に、お子さまの成長や趣味の変化に合わせ、使い方を自由に変えられる柔軟性を持たせることが、将来後悔しないためのポイントです。
5.3. 動線計画が使いやすさを左右する
土間収納の利便性を左右するのは、家全体とのつながりです。玄関から土間収納を通り、そのままパントリーやキッチンへ抜けられる回遊動線とすれば、買い物後の荷運びがスムーズになります。
また、最近では土間収納の近くに洗面スペースを配置する手洗い動線も人気です。帰宅後すぐに手が洗えるため、ウイルスや汚れを室内に持ち込まない衛生的な暮らしが実現します。
ただし、通路を増やすほど壁面が減り、収納力が低下するので注意が必要です。出入り口の数と棚の面積のバランスを慎重に検討し、生活動線の快適さと収納力のどちらを優先するか、実際の暮らしをイメージして判断しましょう。
5.4. 目隠し方法を検討する
急な来客時に中を見せたくない場合は、目隠しの工夫が必要です。扉を付けるのが一般的ですが、開閉スペースが不要な引き戸やロールスクリーン、あるいはデザイン性の高いカーテンで仕切るのも有効です。
通気性を重視したい場合は、扉をあえて付けず、入り口の形状をアーチ型にするなどの工夫もおすすめです。
5.5. 電源と照明で利便性アップ
土間収納の内部は暗くなりがちです。奥までしっかり見渡せるように、明るい照明を配置しましょう。人感センサー付きにすれば、荷物で両手が塞がっているときも自動で点灯するので便利です。
また、電動自転車の充電や湿気対策の除湿機、靴乾燥機などを使用するために、コンセントを少なくとも一箇所は設置しておくことをおすすめします。その際、水気によるリスクを避けるため、少し高めの位置に配置するのが安全です。
5.6. メンテナンス性などを考慮し工夫する
屋外で使用するものを収納することが多いため、泥汚れを水洗いするための水栓や排水溝の設置、土間からの冷気を防ぐための高気密・高断熱設計や、室内への冷気を遮断する建具(引き戸など)の工夫を検討しましょう。
6. 一建設|土間収納の建築実例
ここでは、一建設が手がけた土間収納の建築実例をご紹介します。収納力だけでなく、使いやすさやデザイン性にも配慮した住まいづくりの工夫をぜひ参考にしてください。
6.1. 広い玄関と土間収納

仕事道具やバイクなどを収納できるよう6帖の土間収納で、入り口を2枚引き込み戸にすることにより開口部分を広くして荷物の出し入れをしやすくしました。玄関は2帖あるので物の出し入れも楽です。
6.2. キッチン横パントリーに土間を設置

玄関ではなくキッチンに土間収納を設けました。家族との団らんを大事にしたいという思いからキッチンはペニンシュラキッチンにして、その横に保管場所に困る野菜や低温で保管したいワインの保管庫として、パントリーに土間を設けました。
一建設ではお客さまのご要望に応じたさまざまな建築実績があります。ぜひ他の建築実例もご覧ください。
7. 土間収納に関するよくある質問
土間収納を検討する際によくある疑問やプランニングのヒントを抜粋しました。
7.1. Q.土間収納を利用すると便利なものは?
ベビーカーやアウトドア用品、スポーツバッグ、DIY道具など、家の中に持ち込みたくないけれど、外に置くのも防犯や劣化が心配なものに最適です。また、ストック用の飲料水や非常食など、いざというときのための日常備蓄を保管する場所としても便利です。
7.2. Q.外の物置とどちらが使いやすいですか?
使用頻度や動線、管理のしやすさで選ぶのがポイントです。ベビーカーや雨具、日用品のストックなど日常的に使うものは、室内からアクセスできる土間収納の方が圧倒的に使い勝手が良くなります。
一方、冬用タイヤやシーズンオフのキャンプ道具など使用頻度が低いものは外物置が向いています。
防犯性や環境面では、土間収納は家の中にあるため、高級な自転車や趣味の道具を盗難や風雨による劣化から守るのに適しています。それに対し、外物置は土のついた農機具など、完全に外で完結するものの保管に役立ちます。
コスト面では、外物置は既製品を設置するだけで初期費用を抑えやすいですが、土間収納の費用は3帖程度で30万〜60万円が一般的といわれています。
ライフスタイルに合わせて、頻繁に使うものは土間収納、たまに使う大きなものは外物置と使い分けるのが理想的です。
7.3. Q.狭小玄関でもつくれる?
狭小住宅でも、工夫次第で土間収納の設置は可能です。スペースを取れない場合は奥行きの浅いクローゼット型にし、壁一面を天井まで可動棚にすれば、居住空間を削らずに高い収納力を確保できます。
設計時は通路幅の確保が重要で、最低60~70cm程度の幅があれば、大きな荷物を持った移動もスムーズにおこなえます。狭いスペースでは扉を省き、来客時のみロールスクリーンで隠すなどの工夫で、圧迫感を抑えた快適な動線を実現できます。
8. まとめ|快適な住まいをつくる土間収納

土間収納は、玄関回りをすっきり保ちやすくするだけでなく、家事効率や生活動線の改善にも役立ち、ライフスタイルに合わせた最適な形を取り入れることで、暮らしの質を大きく高めることができます。
近年は、防災備蓄やアウトドア用品の収納ニーズが増えており、注文住宅でも人気が高まっています。
一建設では、お客さまの暮らし方に合わせた間取りや収納計画をご提案しています。土間収納のある住まいづくりを検討している方は、ぜひ一度ご相談ください。
>>はじめの注文住宅とは
>>はじめの注文住宅 住宅性能・工法
※記事の内容は2026年6月現在の情報に基づいています。制度や法律は今後変更・廃止される可能性がありますので、最新の情報をご確認ください。
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