はじめての投資!初心者におすすめの資産運用方法や注意点を解説

投資を始めたいと考えているものの、どの方法を選べば良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。

投資の初心者は、まず安定した収益を得るための基本を押さえることが大切です。その上で、投資信託や債券投資、不動産投資などの特徴やメリットを理解し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

本記事では、投資の初心者におすすめの投資方法の種類や失敗しないために知っておきたいポイントなどを分かりやすく解説します。

 

 

初心者向け!投資の基本!

始める前に押さえておきたい投資の基本は、以下の通りです。

  • 投資の目的を明確にする
  • 少額から始める
  • 分散投資を意識する
  • 複利効果を活用する

 

それぞれ見ていきましょう。

 

投資の目的を明確にする

投資をする目的が明確であれば、目標となる積立期間や積立金額をもとに投資する商品を選びやすくなります。

例えば、投資する目的が「教育資金を貯めたい」というもので目標を「10年間で300万円貯める」であれば、運用期間が比較的短いため、低リスクの商品を中心に投資をした方が良いと考えられます。
一方で「30年間で2,000万円の老後資金を貯める」が目的と目標であれば、運用期間が長期であるため、よりリスクが高い商品を選ぶことも可能でしょう。

また、投資のモチベーションを維持するためにも、目標を具体的に立てることが重要です。まずは、投資をする目的を考えてみましょう。

 

少額から始める

最初からまとまった資金を投資に回してしまうと、大きな損失が発生したときに現在の生活に支障が出たり、投資を継続するモチベーションが保てないかもしれません。そこで、最初は家計に負担をかけないほどの少額から始めることをおすすめします。

商品によっては、100円や1,000円程度から投資できます。少額の投資であれば、たとえ損失が発生しても小規模で済むため、初心者でも気軽に始めやすいでしょう。

少額から投資を始めるだけでも、知識や経験を得ることは可能です。また、少しずつ複数の商品を購入することで、自分自身に合った商品が見つかりやすくなります。経験が浅いうちは、無理のない範囲の金額で投資すると良いでしょう。

 

分散投資を意識する

投資の格言に「卵を一つのかごに盛るな」というものがあります。これは、卵を1つのカゴに入れるのではなく、複数のカゴに分けてリスクを分散させるべきであるという意味です。

1つの投資対象に集中投資すると、価格が下がったときに保有資産額も大きく低下してしまうでしょう。そのため、投資をするときは株式や債券などの資産(銘柄)や、日本や米国などの地域を分散して投資することをおすすめします。

仮に1つの投資対象の価格が下がったとしても、他の投資対象が値上がりしていれば資産全体が大きく下がるのを防ぐことが可能です。また、まとまった金額を集中投資するのではなく、投資するタイミングを分散するのも有効です。

決まったタイミングで一定金額の金融商品を購入する投資方法を「ドルコスト平均法」といいます。ドルコスト平均法では、金融商品の価格が高いときは少なく、価格が安いときは多く買うため、金融商品の価格変動リスクを抑える効果が期待できます。

 

複利効果を活用する

福利効果とは、運用で得た利益を再び投資することで、利息が利息を生んで利益が膨らんでいく効果のことです。

投資期間が長いほど、複利効果は大きくなる傾向にあります。
そのため、投資をして将来に向けた資産形成をするときは、できるだけ投資期間を長くして複利効果を働かせることが重要となります。

 

 

初心者におすすめの投資6選

投資の初心者におすすめできる投資方法は、以下の通りです。

  • 投資信託
  • 債券投資
  • 不動産投資
  • 株式投資
  • ポイント投資
  • ロボアドバイザー

 

それぞれの特徴やメリット、デメリットを解説します。

 

投資信託

投資信託は、投資家から集めた資金を資産運用のプロであるファンドマネジャーが、国内外の株式や債券などで運用をする仕組みの金融商品です。投資先から運用益が生じたときは、投資金額に応じて投資家に分配されます。

投資信託の主なメリットは、投資先の選定を資産運用のプロに任せられる点です。集められた資金は、商品(ファンド)の運用方針にしたがって国内外の株式や債券、不動産などに分散投資されるため、投資家自身が投資先の銘柄やタイミングを考える必要はありません。

また、1,000円や10,000円から購入できる商品があるのも、投資信託が初心者におすすめできる理由です。株式や不動産で分散投資をすると多額の資金が必要になりやすいですが、投資信託であれば少額から分散投資ができます。

 

債券投資

債券は、国や企業、地方公共団体などが、投資家からお金を借りたときに発行する証書のことです。債券に投資をした投資家は、国や企業などの発行者から利子を受け取ることができ、満期日(償還日)を迎えると元本が返還されます。

債券は、発行先の国や企業の信用状況に著しい変化がなければ、償還期限まで安定的に利息を受け取れます。また、償還期限を迎える前に売却して利益を得ることも可能です。

発行先の信用度が高いのであれば、債券投資は安定した利回りが期待できます。低リスクの投資を始めたい人や定期的な利息収入を得たい人は、債券投資を検討すると良いでしょう。

 

不動産投資

不動産投資は、 アパートやマンション、戸建住宅などに投資をして第三者に貸し出し、賃料収入を得る投資方法のことです。投資をしたときよりも高値で売却して、利益を得ることも可能です。

不動産投資は、金融機関の融資を利用することで少額の自己資金から始められます。「安定した年収がある」「勤続年数が長い」など属性が良い人であれば、金融機関から多額の融資を受けて物件を購入できる可能性があります。

また、投資用の不動産は生命保険代わりに活用することも可能です。不動産投資の融資を受けるときは「団体信用生命保険」に加入するのが一般的であるためです。

団体信用生命保険に加入すると、融資を受けた人に万が一のことがあったときは保険金でローンが完済されます。残された家族は、返済義務のない投資用不動産を引き継ぐことができ、家賃収入を生活費や教育費などの支払いに充てられます。

不動産投資に関してはこちらの記事で解説しているので、参考にしてみてください。
>> 関連記事:不投動産資の第一歩 仕組み・種類・メリット・注意点を徹底解説【リンク】

 

株式投資

株式とは、企業が資金を調達するときに発行する有価証券のことです。株式に投資をすると、投資先の企業から出た利益を配当として受け取れることがあります。また、企業が成長して株価が上昇したときに売却して利益を得ることも可能です。

少額から日本株の取引を始めたい人は「単元未満株」に投資する方法があります。単元未満株は、1単元(100株)に満たない株式のことです。
本来であれば、日本株は原則として1単元ごとに取引をします。例えば、1株が5,000円であった場合、最低投資金額は5,000円×100株=50万円です。
その点、単元未満株であれば最低1株から日本株に投資できるため、少額から取引を始められます。

また、米国株式に投資する方法もあります。米国株式であれば1株からの取引が可能であり、世界的な企業や今後の成長が期待される企業などに投資が可能です。

 

ポイント投資

ポイント投資は、クレジットカードをはじめとしたキャッシュレス決済の利用で付与されるポイントを使って、株式や投資信託などの金融商品を購入する方法です。

ポイント投資の魅力は、現金を使わずに投資ができることです。お買い物やサービスの利用で獲得したポイントを活用できるため、初心者でも手軽に投資を始められるでしょう。

また、ポイント投資では基本的に投資額が少ないため、他の投資方法と比較してリスクが低いです。現金を投資することに抵抗がある人は、まずポイント投資から始めてはいかがでしょうか。

 

ロボアドバイザー

ロボアドバイザーは、個別の商品ではなくAI(人工知能)を活用して投資診断や投資アドバイスなどを行うサービスのことです。「アドバイス型」と「投資一任型」があります。

アドバイス型は、投資に関する質問に答えると、資産配分や投資先を提案してくれるロボアドバイザーです。投資に関する助言だけをしてくれるサービスであり、基本的には無料で利用できます。ただし、提案された商品は、投資家自身が買い付ける必要があります。

投資一任型は、投資の提案だけでなく実際の運用も任せられるサービスです。手数料はかかりますが、相場が変化したときに資産配分を変更する「リバランス」を自動で行ってくれるため、運用のすべてをAIに任せられます。
ロボアドバイザーの最低投資金額は、千円〜一万円程度であるため、初心者でも始めやすいでしょう。

 

 

投資の初心者は「NISA」の利用がおすすめ

これから投資を始めようと考えている人は「NISA」を利用すると良いでしょう。NISAとは、株式や投資信託などの金融商品に投資をしたときの利益が非課税となる制度です。

金融商品を売却して得た利益や受け取った配当には、20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で取引していたのであれば税金はかかりません。

 

一般NISA・つみたてNISAとは?

NISAには「一般NISA」・「つみたてNISA」・「ジュニアNISA」の3種類があります。このうち、ジュニアNISAは18歳未満の未成年者を対象にした非課税制度です。18歳以上の方は、一般NISAまたはつみたてNISAを活用すると良いでしょう。
一般NISAは、株式や投資信託などの金融商品から得られる利益が非課税となる制度です。つみたてNISAは、長期間にわたる積立投資を支援するための非課税制度です。

年間の非課税投資枠と非課税で運用できる期間は、それぞれ以下の通りです。

 

一般NISAつみたてNISA
年間の非課税投資枠120万円40万円
非課税運用期間5年間20年間

 

なお、現行のNISA制度は2023年末で終了となり、2024年1月からは新NISAが開始される予定です。

初めての投資は「つみたてNISA」を利用する

つみたてNISAが初心者におすすめできる理由は、以下の通りです。

  • 対象商品が厳選されている
  • 少額から始められる

 

つみたてNISAの対象商品は、金融庁が定める基準を満たした投資信託であり、2023年2月9日時点で221本となっています。世の中には数多くの投資信託が販売されていますが、商品が厳選されているつみたてNISAであれば初心者でも商品を選びやすいでしょう。

また、金融機関によっては100円や1,000円からつみたてNISAを始められるため、少額から投資をしたい方にもおすすめできます。
つみたてNISAの口座を持っている人は、同じ金融機関で新NISAの口座が自動的に設定されます。新NISAが始まったあとも、2023年末までにつみたてNISAで投資した商品は、引き続き最長20年にわたって非課税で運用が可能です。

新NISAでは、つみたてNISAと同じく長期間の積立投資を支援する「つみたて投資枠」が設けられる予定です。そのため、2023年のうちにつみたてNISAの口座を開設し、積立投資を経験しておくのも1つの方法でしょう。

 

 

なぜ、投資に失敗してしまうのか

投資を失敗してしまう主な理由は、以下の通りです。

  • 知識が不足している
  •  毎月の投資額が多すぎる
  •  1つの投資対象に集中投資をしている

 

投資をするときは、投資で利益を得られる仕組みや商品ごとの特徴などの知識が不可欠です。知識が不足したまま投資を始めると、失敗する確率が高まるでしょう。そのため、投資をする際は本やインターネットなどで、知識を身につけることが大切です。

投資額を高くしてしまうと生活が苦しくなり、損失が発生しているにもかかわらず資金の引き出しが必要な状況になりかねません。最初から大きなリターンを狙おうとして多額を投じるのではなく、生活に支障のない金額で小さく投資を始めることが大切です。
投資先を1つに集中してしまうと、投資対象の価格が下落したときに、保有資産が大幅に下落してしまう恐れがあります。投資をする際は、投資する資産や地域を分散させてリスクを抑えることで失敗を防ぎやすくなります。

 

 

投資初心者が押さえておきたいポイント

投資の初心者が、安定した収益を得るために押さえておきたいポイントは、以下の通りです。

  • 自分のリスク許容度に合った投資をする
  • 運用シミュレーションを活用する
  • 初期費用や運用中の費用を確認する

 

1つずつ解説します。

 

自分のリスク許容度に合った投資をする

投資方法や商品によって、リスクとリターンは異なります。リスクが高い投資は、大きなリターンが期待できる一方で、損失が多額になる可能性もあります。反対にリスクが低い投資は、大きな損失が発生する心配はありませんが、得られるリターンは低いです。

そこで、投資先を検討するときに重要となるのが「リスク許容度」です。リスク許容度は、どのくらいまでのマイナスなら受け入れられるのかを表します。

自分自身のリスク許容度を超えた商品に投資をすると、損失が発生したときに生活が苦しくなったり、不安な気持ちが続いたりしてしまいかねません。そのため、投資を始めるときはどれくらいのリスクを許容できるのかを考えた上で、投資先を選ぶと良いでしょう。

 

運用シミュレーションを活用する

投資をする際は、金融庁のホームページ内にある「資産運用シミュレーション」を活用すると良いでしょう。積立金額や積立期間、想定利回りなどをもとにシミュレーションをすることで、いつまでにいくらの資産がたまるのかを予測しやすくなります。

例えば、毎月の積立金額が5万円、想定利回りが3%、積立期間が20年である場合、最終的な積立金額は1,641.5万円(元本1,200万円、運用収益441.5万円)であると分かります。
また、目標とする積立金額を入力して、毎月の積立金額や積立期間をシミュレーションすることも可能です。

 

初期費用や運用中の費用を確認する

投資を始める際は、初期費用や運用中の費用がいくらかかるのかを確認しておきましょう。

例えば、投資信託に投資をする場合、購入時には「購入時手数料」がかかることがあります。また、商品の保有中は「信託報酬」を支払うのが一般的です。

不動産投資では、物件の購入費用の他にも不動産会社に支払う仲介手数料や融資を受ける金融機関への事務手数料などがかかります。物件の運用中は、管理費や修繕費用などを支払われなければなりません。
費用の種類や金額などは、投資方法によって異なるため、確認した上で始めることが大切です。不動産投資の初期費用に関しては、こちらの記事で解説しているので参考にしてみてください。
>> 関連記事:不動産投資の初期費用の内訳とは?注意したい手数料の交渉方法も解説【リンク】

 

 

不動産投資なら戸建投資がおすすめ

これから不動産投資を始めようと考えている方は、戸建投資を始めてはいかがでしょうか。戸建投資は、新築または中古の戸建住宅を購入して第三者に貸し出す投資方法です。

戸建投資が初心者におすすめできる理由は、少ない自己資金で始められるためです。地方にある戸建住宅であれば、数百万円ほどで購入できるものもあります。金融機関からの融資を受けることができれば、新築の戸建投資でも数百万円の自己資金で投資が可能です。

また、戸建住宅は「家族が暮らせる間取りや広さがある」「子どもが走り回れる庭がある」などの理由でファミリー世帯を中心に人気があります。
ファミリー世帯は入居期間が長い傾向にあるため、空室リスクが比較的低く安定した家賃収入が期待できるでしょう。

高い利回りが期待できるのも、戸建住宅の魅力の1つです。賃貸の戸建住宅は需要よりも供給のほうが少ないです。安定した賃貸需要が見込めるエリアの戸建住宅に投資ができれば、相場よりも家賃を高くしても入居者が決まることがあります。

将来に向けた資産形成を始めたいと考えている人にとって、戸建投資はおすすめできる選択肢の1つといえます。戸建投資に関しては、こちらの記事で解説しているので参考にしてみてください。
>> 関連記事:【初心者向け】戸建投資は危険?メリットデメリットを徹底解説【リンク】

 

 

まとめ

投資を始めるときは、最初に投資をする目的を考えましょう。その上で、最初から多額を投じるのではなく、生活に支障がない範囲の金額で投資をすることが大切です。また、リスクを抑えるために投資する資産や地域、タイミングなどを分散させることも、投資に失敗しないための重要なポイントです。

少額から分散投資をしたいときは、つみたてNISAを利用して投資信託を積み立てる方法があります。不動産投資を始めたいと考えている方は、戸建投資を検討すると良いでしょう。

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