300万円を運用したい!おすすめの投資や知っておきたい注意点

老後資金の不足が注目されるように、今は自分で資産運用していくことが重要です。

貯金が300万円あるなら、資産運用を検討してみてもよいでしょう。

とはいえ、本当に300万円の資産を運用してもよいのか、どんな運用方法があるのか分からないという人も多いものです。
そこで、この記事では300万円の資産運用におすすめの方法や注意点などを分かりやすく紹介します。

 

 

300万円の資産を運用する前に知っておくべきこと

金融広報中央員会の「令和4年家計の金融行動に関する世論調査」 によると、金融資産300万円前後を保有している世帯主の年代別割合は次の通りです。

 200~300万円未満300~400万円未満400~500万円未満
20歳代11.7%8.6%4.0%
30歳代8.8%8.1%4.4%
40歳代7.4%7.9%5.4%
50歳代5.9%6.3%4.0%
60歳代4.7%4.4%4.2%
70歳代4.1%5.3%3.2%

 

金融資産300万円台は、20代では8.6%、30代でも8.1%と多くありません。
ちなみに20代で、もっとも多いのは100万円未満の36.9%、次いで100~200万円未満の18.5%です。
30代でも、100万円未満・100万円~200万円未満の割合は、33.9%となり、300万円台を貯めている人はそう多くないことが分かります。

仮に、これから300万円を貯めるとなると、毎月3万円貯蓄しても約8年は掛かります。
今、手元に300万円あり資産運用を検討しているのであれば、それは貴重な資産という点は忘れずに置きましょう。

 

貴重な資産だからこそ、運用せずに蓄えておくという選択もあります。
ただし、超低金利といわれる日本では、貯金していてもほとんど増えることはありません。
仮に、年利0.02%の定期預金に300万円を1年間預けても、600円しか増えないのです。
反対に、年5%で資産運用できれば、1年後には15万円の利益を得られます。
このように、300万円で効率よく資産を形成していくには、資産運用が欠かせないのです。

とはいえ、初心者がやみくもに資産運用すると、失敗してしまう可能性が高くなります。資産運用を始める前には、次の点を明確にしておくことが大切です。

  • 運用の目的を明確にする
  • リスクの許容度を理解する

 

資産運用する目的は、老後資金や直近で使用する資金の為など、人それぞれあります。運用する目的は、できるだけ明確に立てておくことが大切です。
ただ「お金を増やしたい」というのではなく「3年後には100万円」というように明確にしておくことで、取るべき手段も変わってきます。

また、投資はリスクが伴います。基本的に投資は「ローリスク・ローリターン」か「ハイリスク・ハイリターン」という関係です。大きな利益を狙う場合、失敗した場合の損失も大きくなり、損失のリスクを抑えると利益も小さくなります。

 

人によって、どれくらいまでリスクを負えるかは異なってきます。
300万円のうち、100万円まで損失がでても大丈夫という人もいれば、10万円損失が出るとストレスになるという人もいるでしょう。リスクや損失に対する許容度を明確にしておくことで、投資手段の選択や損切りもしやすくなります。

このような点を明確にした上で、自分の目的やリスク許容度に合った投資方法で資産運用を始めていくとよいでしょう。

 

 

300万円を運用するおすすめの投資

300万円あれば資産運用のスタートとしては十分であり、さまざまな投資を検討できます。
ここでは、300万円での資産運用におすすめの投資として、次の7つを紹介します。

  • 不動産投資
  • 投資信託
  • 株式投資
  • ETF
  • FX
  • REIT
  • 外貨預金

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

不動産投資

不動産投資とは、不動産を購入して第三者から貸付家賃収入を得る投資です。運用中の家賃収入だけでなく、売却時に売却益を狙うこともできます。

メリットデメリット
・手間がかからない

・ローンを組んで投資できる

・定期的な収入を得られる

・不動産という資産を得られる

・節税も期待できる

・短期間で大きな収入は狙えない

・空室リスクなど特有のリスクがある

 

不動産投資では、賃貸運営や物件管理は基本的に管理会社に委託できるので、運用期間中に大きな手間はかかりません。入居者さえ確保できれば、長期間に渡り家賃収入を得られるという魅力もあります。
家賃収入は毎月大きく変動しないので、安定した収入を定期的に得られるのです。
ただし、家賃なので大きく上昇することはなく、短期間で大きな収入を狙う投資ではありません。また、空室リスクや老朽化リスクなど、不動産投資特有のリスク対策も必要になる点にも注意しましょう。

〇不動産投資が向いている人

  • 長期的にコツコツと資産運用したい
  • 日中投資に充てる時間がない(本業が忙しい)
  • 節税も検討したい
  • 与信が高い人(ローンを組みやすい人)

 

不動産投資は基本的にローンを組んで投資します。300万円の頭金を用意できるのであれば、ローンを組みやすい可能性はありますが、誰でも投資できるわけではない点に注意しましょう。
しかし、不動産投資には節税やインフレ対策としての効果も期待できます。他の投資と組み合わせて不動産投資すると、リスク分散にもつながるので検討してみるとよいでしょう。

不動産投資に関しては、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
>> 関連記事:不動産投資の第一歩 仕組み・種類・メリット・注意点を徹底解説【リンク】

 

投資信託

投資信託とは、金融商品の一種です。投資家からの投資金をまとめてプロが運用し、投資家は運用結果に応じた分配金を得られます。

メリットデメリット
・手間がかからない

・リスク分散ができる

・iDeCoやNISAが利用できる

・大きな収入は狙えない

 

投資信託は運用をプロに任せられるので、売買などは必要ありません。また、一つの投資信託を購入すれば、その中にさまざまな投資先が含まれるので、リスク分散ができているというメリットもあります。そのため、株式などの知識や経験がない人でもスタートしやすい投資です。
ただし、利回りはそれほど高くなく、短期間で高収入を上げられる投資ではありません。反対に、コツコツ長期的に取り組むのに向いています。

〇投資信託が向いている人

  • 投資初心者
  • 長期的にコツコツ資産形成したい人
  • リスクを抑えて少額から投資したい人
  • NISAやiDeCoに興味がある人

 

投資信託は、知識や経験が少なくてもスタートしやすく、1万円程度から投資できるので最初の資産運用としておすすめです。

投資信託での資産運用を検討しているなら、NISAやiDeCoの活用も検討するとよいでしょう。国による投資の税制優遇措置であるNISAのうち、つみたてNISAは投資信託のみに対応しています。
つみたてNISAであれば、年間40万円までを最長20年間非課税にできるので、投資の効率を上げることが可能です。

同じく国の制度であるiDeCoも投資信託への投資となります。iDeCoは私的年金制度であり、毎月掛け金を拠出することで、元本と運用益を60歳以降に受け取れます。
iDeCoの場合、運用益だけでなく、毎月の掛け金や受取金も控除の対象となるなど節税効果が高いので、老後資金のための資産運用なら検討してみるとよいでしょう。

 

株式投資

株式投資とは、企業が発行する株式を売買する投資方法です。
投資というと多くの人が株式投資をイメージするように、代表的な投資といえます。

メリットデメリット
・大きな利益が狙える

・分配金がもらえる

・株主優待を受けられる

・損失も多い可能性がある

・相場を常にチェックしなければならない

 

株式投資での利益の得方は「売却による売却益」と「保有による分売金」の2通りがあります。
株式を購入時よりも高い価格で売却することで、利益を得る方法が一般的でしょう。成長性のある企業を見極めることで、大きな利益を狙うことが可能です。ただし、売買で利益を得る方法は、ある程度知識や経験が必要になります。売買タイミングを見極めるための相場チェックも欠かせなくなり、日中本業に忙しい人では難しいものです。

一方、企業の成績によって株主に分配される分配金であれば、株式を保有しているだけで得られるので、初心者でも取り組みやすいというメリットがあります。また、近年人気なのが、企業が株式を保有する人へのお礼としてモノやサービスを提供する株主優待です。株主優待も株式を保有するだけで得られるので、気になる優待商品をもとに購入する株式を選ぶのもよいでしょう。

〇株式投資が向いている人

  • 大きな利益を狙いたい人
  • ある程度投資経験がある人
  • 冷静に判断でき決断力がある人

 

株式投資は大きな利益を狙える反面、リスクの高くなります。
企業の成長性や売買タイミングを見極め、冷静に判断できるかが重要になってくるのです。
ただ、株式投資には分配金や株主優待というメリットもあるので、コツコツ楽しみながら投資したいという人にもおすすめです。
また、NISAのうち一般NISAは株式投資にも対応しているので、効率よく投資したいという人は、NISAの活用も検討するとよいでしょう。

 

ETF

ETFとは、上場投資信託のことをいいます。株式指数など特定の指標に連動するよう設計されている金融商品のことです。

例えば、指標の一つに日経225というものがあります。この指標は、東証上場銘柄のうち日経新聞社が選ぶ225の銘柄で構成された指標であり、その指標に連動するETFなら日経225を構成する銘柄に投資するのと同じ効果を得られるのです。
ETFも投資信託の一種ではありますが、ETFは上場しているという点が大きく異なるのです。

メリットデメリット
・分散投資ができる

・株式同様にリアルタイムで売買できる

・投資信託よりコストを抑えられる

・積立投資しにくい

・分配金の再投資ができない

 

ETFも投資信託同様、一つの商品にさまざまな金融商品が含まれるので、それ一つ購入することで分散投資が可能です。

また、ETFは上場しているため、株式のように証券取引所を通してリアルタイムで売買できるというメリットがあります。
投資信託は、1日1回公開される基準価額を基に取引されますが、ETFは市場で時価での売買が可能です。特定の指標に連動するので、値動きも分かりやすいというメリットもあります。

ただし、ETFは証券会社でしか売買できない点には注意が必要です。また、積立投資に対応している銘柄は数が限られており、投資信託に比較してわずかしかありません。
投資信託では分配金を自動的に再投資できるのが一般的ですが、ETFは再投資に対応していない点にも注意が必要です。自動的に再投資されないことで、投資の手間がかかるだけでなく複利効果を得にくくなります。

〇ETFが向いている人

  • コストを抑えたい人
  • 自分で売買したい人

 

ETFは投資信託よりもコストが低いという魅力があるので、投資のコストを抑えたいという人におすすめです。
また、自分の好きなタイミングで売買できる、タイミングを見極めればより大きな利益を得やすくなるので、自分で売買したいという人にも適しているでしょう。

 

FX

FXとは、外国為替証拠金取引のことで、異なる通貨の売買による差益を狙う投資方法です。
例えば、1米ドル=120円のときにドルを買い、1米ドル=140円のときにドルを円に売却すれば20円の差額が利益となります。

メリットデメリット
・大きな利益が狙える

・レバレッジを掛けられる

・損失も多い可能性がある

・相場を常にチェックしなければならない

 

FXの大きな魅力が、レバレッジを掛けられるという点です。国内では最大25倍のレバレッジで投資できるので、1万円の自己資金でも25万円分の投資ができるのです。これにより、少ない資金でも大きな取引ができ、より大きな利益を狙えるというメリットがあります。

ただし、自己資金以上の取引をすることは、マイナスに働いたときに大きな損失となる可能性がある点に注意が必要です。
為替相場は常に動いており、ニュースになるような自然災害や経済危機で、急変動する可能性があります。翌日には急落して大損失というケースも少なくないので、常に相場のチェックが欠かせません。

〇FXがおすすめの人

  • 投資経験上級者
  • 大きな利益を狙いたい人
  • 相場チェックが常にできる人

 

FXの値動きは、世界各国の経済や市場・政治などさまざまな要因が関係してくるので、素人には値動きを読むのは難しいでしょう。売買タイミングを見極めて投資する必要もあるので、ある程度の投資経験は必要になります。
また、利益を出すためには小まめに相場のチェックが欠かせないため、相場チェックが苦にならない人が適しているでしょう。

レバレッジ効果に関しては、以下の記事でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
>> 関連記事:不動産投資のレバレッジ効果とは?融資の金利や利回りのバランスが重要【リンク】

 

REIT

REITとは、不動産投資信託のことをいいます。投資信託の中でも対象の投資先に不動産を取り入れた金融商品です。
対象の投資先には、オフィスビルや商業施設などさまざまな不動産があります。

メリットデメリット
・手間がかからない

・流動性が高い

・リスク分散できる

・不動産の所有はできない

・価格変動リスクがある

・大きな利益は狙いにくい

 

REITは不動産に投資するといっても、実際に不動産を運用するわけではないので、不動産投資のように管理・運用の手間はかかりません。REIT自体は証券会社に上場しており、株式のように売買できるので、いつでも好きな時に売買して現金化できるという流動性の高さもあります。
また、REIT一つ購入すれば、さまざまな不動産に投資するのと同じ効果を得られるので、リスク分散もできるでしょう。

ただし、不動産への投資ですが、不動産をオーナーになれるわけではありません。
また、株式同様常に価格が変動しており、場合によっては損失を出す可能性もあるので、投資先はしっかりとリサーチして投資判断するようにしましょう。

〇RIETが向いている人

  • 不動産投資したいけど資金がない
  • 自分で売買したい人
  • リスクを抑えて投資したい人

 

実物の不動産に投資するとなると高額な投資資金が必要です。
一方、REITであれば数万円から投資できるので、不動産投資初心者や資金がない人にも適しています。また、REITは株式投資よりも比較的リスクが少なく、安定した収入を得やすいというメリットもあるので、コツコツ収入を得たい人にもおすすめです。

 

外貨預金

外貨預金とは、外貨建て預金することをいいます。基本的な仕組みは、円預金とそこまで変わりません。外貨預金の場合は、預け入れる際に外貨を購入し、引き出す際に外貨を売却することになるのです。

メリットデメリット
・手間がかからない

・円預金より利回りがよい

・為替差益を得られる

・為替リスクがある

・為替手数料がかかる

・預金保険制度の対象外

 

外貨預金は、基本的な仕組みは円預金と同じなので初心者でも始めやすい資産運用といえるでしょう。
株式や投資信託のように、複数の銘柄から選んで売買するといった手間もかかりません。銀行によっては、円預金よりも金利が高めに設定されるケースも多くあります。

また、外貨預金では、預入時よりも払い戻し時に円安になれば、その分の利益を得られるという魅力もあるのです。
ただし、預入時に円高になっていれば、その分損失が出る可能性もあります。
円から外貨・外貨から円に交換する際の手数料も発生するので、金利や為替差益によってはあまり利益を得られない場合もあるでしょう。

円預金の場合、1金融機関ごとに1,000万円までの元本と利息分は、預金保険制度の対象となり、保障されます。しかし、外貨の場合はこの預金保険制度の対象外となっているので、預け入れた金融機関に何かあった場合、大きな損失になる可能性がある点には注意しましょう。

〇外貨預金が向いている人

  • 資産運用初心者
  • 海外に行く機会が多い人
  • リスクを抑えたい人

 

外貨預金は比較的取り組みやすい資産運用なので、資産運用初心者にもおすすめです。

また、外貨の利用機会が多い人なら、為替に関わらず外貨を利用する機会が多いので、適しているでしょう。外貨を取り扱う投資としてFXがありますが、リスクが高く相場を常にチェックしなければなりません。外貨には興味はあるけど、FXは難しいという人にも外貨預金がおすすめです。

 

 

300万円を運用するときの注意点

300万円運用の際の注意点として、次の5つが挙げられます。

  • 運用の目的を明確にする
  • 自分のリスク許容度にあった投資方法を選ぶ
  • 分散投資を心がける
  • 投資前にシミュレーションをする
  • 金融の勉強や専門家へ相談する

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

運用の目的を明確にする

先述したように、運用の目的や期間によって投資先も異なってきます。
また、運用の目的が明確でなければ、運用期間中のモチベーションにも関わってくるでしょう。何となくお金が欲しいという曖昧な目的では、ちょっとしたことで運用が挫折する可能性が高くなります。

「子どもの教育費として大学入学までに300万年」「老後資金として60歳までに1,000万円」というように、目的が明確であれば運用期間中にも挫折しにくくなるでしょう。運用目的を明確にする際には、将来どれくらいのお金が必要になるかを把握しておくと、目的も明確にしやすくなります。
まずは、結婚や出産・進学・住宅購入・老後など各ライフイベントを踏まえて、資金計画を立ててみるとよいでしょう。

 

自分のリスク許容度にあった投資方法を選ぶ

投資によってリスクは異なります。短期間で高収入を狙えるFXや株式投資は、高い利益を狙える反面リスクも高くなるものです。長期的にコツコツ資産形成したいなら、リスクを抑えた投資が有効的となるでしょう。

自分のリスク許容度を考える上では、次のようなポイントを考慮すると分かりやすくなります。

  • 年齢
  • 収入
  • 資産状況
  • 今度のライフイベンド
  • 投資経験
  • 性格

 

年齢が若いうちや収入・資産が多い人なら、多少投資に失敗しても後から損失を取り戻せる可能性が高くなるので、リスク許容度は高くなります。反対に、収入や貯金が少ない、今度子供の進学など大きなライフイベントが控えているなら、リスク許容度は低くなるものです。

また、損失に対するストレスの度合いは性格によって異なり、ストレスを感じやすく冷静な判断ができない方は、リスク許容度は低くすることをおすすめします。このように、リスク許容度はさまざまな視点から判断することが大切です。自分の許容度に合った投資をすることで、安心して投資ができるでしょう。

 

分散投資を心がける

投資する際には、ポートフォリオを意識するようにしましょう。
ポートフォリオとは、どの金融商品をどの割合で持つのかという具体的な金融商品の組み合わせのことをいいます。ポートフォリオを組むことで分散投資が可能です。

資産運用では、分散投資することがリスク軽減につながります。一つの運用方法だけでは、それが失敗してしまうと大きな損失になってしまいますが、別の運用をしておくことで、一つの損失をカバーできる可能性があるのです。
株式投資の銘柄を分けるだけでなく、株式と不動産投資というように、投資方法の分散も意識して組み合わせるようにしましょう。

 

投資前にシミュレーションをする

投資前には、資産運用のシミュレーションすることで、リスクの把握や目的に合った運用方法の選択がしやすくなります。反対にシミュレーションなしで資産運用を始めてしまうと、必要以上にリスクを取ってしまうことや、リスクを取れずに目的が達成できない可能性も出てくるのです。

シミュレーションする上では、事前にアセットアロケーションを決める必要があります。アセットアロケーションとは、資産分配の割合のことをいいます。

例えば、株式に40%・不動産に40%・債権に20%というように、どの金融資産をどれくらいの割合で持つのかを決めるのです。アセットアロケーションを決めた上で、具体的な金融商品をポートフォリオで組んでいきましょう。

 

金融の勉強や専門家へ相談する

投資には、勉強が欠かせません。知識が無くても投資することはできますが、正しい判断ができずに失敗する可能性が高くなります。

また、正しい知識がないと悪質な業者のカモにされてしまう可能性もあるのです。
金融や法律など選んだ投資に対して、必要な知識をしっかりと身に着けておくことで、投資の失敗を防ぎやすくなるでしょう。
自分で勉強するだけでなく、セミナーに参加したり専門家に相談したりするのもおすすめです。
専門家なら、しっかりとした知識をもって適切にアドバイスしてもらえるので、投資の参考になるでしょう。

 

 

300万円を運用した場合のシミュレーション

資産運用する際には、単利か複利かが重要になります。

  • 単利:元本に対してのみ利息が発生する
  • 複利:元本に利息を加えた部分に次の利息が発生する

 

資産運用する場合は、複利効果を得ることが効率よく運用するポイントになります。
例えば、300万円を金利3%で5年間、それぞれ単利・複利で運用した場合をみていきましょう。

 単利複利
1年目3,090,000円3,090,000円
2年目3,180,000円3,182,700円
3年目3,270,000円3,278,181円
4年目3,360,000円3,376,526円
5年目3,450,000円3,477,822円

 

上記のように、単利の場合、300万円に対してのみ利息が発生するので、何年運用しても年間9万円の利息にしかなりません。
一方、複利なら発生した利息を元本に加えた部分に利息が掛かってくるので、翌年の利益は単利よりも大きくなるのです。
複利は長期間取り組むことで、より利益が大きくなります。効率よく資産形成するなら複利効果について理解して、運用方法を選ぶことも大切です。

また、利回りによっても資産運用の結果は大きく異なります。
ここでは、300万円を30年間資産運用した場合のシミュレーションをみていきましょう。

 年1%年3%年5%
1年目303万円309万円315万円
5年目315.3万円347.78万円382.88万円
10年目331.39万円403.17万円488.67万円
15年目348.29万円467.39万円623.68万円
20年目366.06万円541.83万円795.99万円
30年目404.35万円728.18万円1296.58万円

 

このように、想定する利回りによっても結果は異なります。利回りの高い運用は、リスクも高くなる点には注意しましょう。資産運用の目的やリスク許容度に合わせて、どれくらいの利回りで運用すればいいのか、一度シミュレーションしてみるとよいでしょう。

 

 

300万円の運用益でさらなる投資も

300万円の資産運用で資産が増えたら、その資産をもとにさらに、投資規模を拡大するという選択肢もあります。投資規模を上げることで、より大きな資産形成もしやすくなるでしょう。

最初の投資や投資規模を上げる際には、不動産投資を組み入れるのがおすすめです。
不動産は、インフレに強い資産といわれ、他の投資と組み合わせることでインフレリスクを軽減できます。
また、不動産という資産を手に入れられることは、相続時などにも有利に働くでしょう。

 

不動産投資を検討しているなら、新築戸建がおすすめです。
新築戸建は、現在需要に対して供給が少なく、高い需要が見込めます。戸建のターゲットであるファミリー世帯は、一度入居すると簡単に退去しない傾向があり、家賃設定も高くしやすいことから、安定した収入を得られるのです。
投資額も新築マンションなどよりも比較的抑えて投資できるというメリットもあり、初心者の不動産投資に適しています。

新築戸建投資に関しては、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
>> 関連記事:戸建投資をするなら新築がおすすめ!中古物件との違いを徹底解説【リンク】

 

 

まとめ

300万円の資産運用について、おすすめの運用方法や注意点などをお伝えしました。
資産運用することで、お金を効率よく増やすことが可能です。
ただし、やみくもに資産運用をスタートしても失敗する可能性が高くなるので、この記事で紹介したように目的やリスク許容度を明確にした上で、運用スタートするようにしましょう。

 

運用方法はさまざまありますが、300万円あるなら不動産投資は検討の一つでしょう。
管理の手間がかからず定期的に安定した収入を得られる不動産投資なら、リスクを抑えて長期的にコツコツ資産を増やせられます。
不動産投資を検討しているなら、まずは需要が高く価格を抑えられる新築戸建からスタートしてみるとよいでしょう。
実際にサービスの話を聞いてみたい方は、以下のバナーからお問合せください。

 

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