ライフスタイルの変化を機に、マンションから戸建てへ住み替えを検討している方も多いのではないでしょうか。また、戸建てに住み替えるメリットやデメリット、費用面が気になる方もいるでしょう。
この記事では、マンションから戸建てへの住み替えで後悔しないために知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。よくある失敗例や住み替えの流れも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
マンションから戸建てへ住み替える理由
マンションから戸建てへ住み替える理由は、生活環境の変化が大きく関わっています。令和5年に国土交通省が実施した調査によると、過去5年間に住み替えをおこなった理由として、以下の項目が上位に挙げられました。
- 世帯からの独立(結婚・離婚・単身赴任など):13.2%
- 転勤や退職(定年などを含む):6.9%
- 就職や転職:6.5%
調査結果からも、人生の節目にあわせて住まいを見直す動きがあることがわかります。
なかでも戸建てへの住み替えは、家族構成や働き方が変わり、現在の間取りが合わなくなったと感じたときに検討されやすい選択肢です。マンション特有の制約が少ない点も、戸建てに住み替える理由の一つとなるでしょう。
参照:国土交通省「令和5年 住生活総合調査(速報集計)結果」
マンションと戸建てのメリット・デメリットを比較
ここでは、マンションと戸建ての主な特徴や違いを整理して解説します。住み替え先を検討する際の判断材料として、ぜひご活用ください。
マンションに住むメリット・デメリット
マンションは都市生活に適した環境が整っている一方で、一定の制限やコスト面の注意点もあります。以下で、マンションのメリット・デメリットを解説します。
メリット
マンションの主なメリットは以下のとおりです。
- 駅近の立地が多い
- 建物の防犯性が高い
- 清掃や修繕が不要
- 宅配ボックスやラウンジなどの共有設備を使える
建物の維持管理はプロに任せられるため、忙しい方や高齢者も負担なく暮らせます。利便性と管理の手軽さを重視する方には、マンションでの生活が心地よく感じられるでしょう。
デメリット
マンションで長期的に暮らす場合、次のデメリットを考慮しておきましょう。
- 管理費の支払いが発生する
- 生活音に配慮が必要
- 間取り変更が難しい
- 建て替えには住民全体の合意が必要
例えば、管理費や修繕積立金など月々の支出は、将来的な負担になり得ます。上下階との距離が近いため、生活音に関するトラブルが起きやすく、気を使う場面もあるでしょう。
さらに、リフォームや間取り変更に制限があるため、思い描く住まいに合わない場合もあります。建物の老朽化が進んだ際には、対応に時間や調整を要する可能性も考えられます。
戸建てに住むメリット・デメリット
戸建て住宅は自由な住環境を実現しやすい反面、維持や管理を自分で担う必要があります。戸建てにおけるメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
戸建ての主なメリットは次のとおりです。
- 隣家との距離があり、プライバシーを確保しやすい
- 騒音トラブルが起きにくい
- 間取り変更がしやすい
- リフォームの自由度が高い
建物が独立しているため、隣室や上下階からの音に悩まされる可能性が低く、のびのびと生活できます。子どもが走り回っても、階下への配慮を必要としない点は、子育て中の家庭にも安心です。
また、注文住宅であれば、デザインや間取りを自由に設計できます。将来のライフスタイルに合わせてリフォームしやすい点も、戸建ての強みでしょう。
デメリット
戸建ては、以下のような管理・維持に関するデメリットがあります。
- 防犯対策が必要
- 修繕や点検を自分で手配する必要がある
- 外壁や屋根の劣化が早い場合もある
- 老朽化への備えが必要
マンションと異なり、敷地の出入り口は居住者が管理するため、防犯対策も自分で講じなければなりません。また、外壁や屋根の修繕や点検についても、自ら手配する必要があります。こうした対応にかかる費用や手間を負担に感じる方もいるでしょう。
マンションから戸建てへ住み替える一般的な流れ
マンションを売却して戸建てを購入するまでの基本的な流れを紹介します。全体のスケジュールを把握して、余裕を持った準備を進めましょう。
1.今のマンションの相場を調べる
住み替えを考え始めたら、まずは現在のマンションがどれくらいの価値で売却できそうかを把握します。不動産ポータルサイトや過去の成約事例を参考に、売却価格の目安を確認しておきましょう。
2.不動産会社に査定を依頼する
信頼できる不動産会社に査定を依頼し、売却価格の目安を把握します。複数社に依頼すれば相場感がつかみやすくなりますが、比較や調整が面倒に感じる方もいるかもしれません。
その際は、査定から売却まで一括で対応できる「ラクいえ売却」のようなサービスを活用するのも一案です。
3.売却・購入のスケジュールを決める
「売り先行」か「買い先行」かを選択し、売却と購入のタイミングを調整します。一般的には、「売却先行」で進めるケースが多いですが、「ラクいえ売却」なら売却と購入を同時に進めることも可能です。
4.購入物件を選定して契約する
資金計画に基づいて希望の戸建てを選び、契約を進めます。周辺環境や将来のライフプランも視野に入れ、慎重に検討しましょう。
5.売却契約を締結して決済する
購入と並行して、マンションの売却契約を結びます。引渡し日や決済のタイミングは、新居の購入と合わせて調整が必要です。
6.引っ越し・新生活をスタートさせる
決済が完了したら、いよいよ新居への引っ越しです。仮住まいを経由する場合は、荷物の移動やスケジュールに余裕を持って対応しましょう。
まとめ
マンションから戸建てへの住み替えには、資金計画や物件選び、タイミングの見極めが欠かせません。費用や失敗例をあらかじめ把握し、ライフプランや家族構成の変化を見据えて、住まいに求める条件の優先順位を整理しておきましょう。
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