不動産買取の流れは、不動産売却でよく利用される仲介とは異なります。買取は早期に資金化できるのがメリットですが、流れを理解しておかなければ、スムーズに手続きを進められません。
この記事では、不動産買取の流れを5つのステップに沿って紹介します。仲介との違いやメリット・デメリット、必要書類まで詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
不動産買取とは?
不動産買取とは、不動産会社が売り主から直接物件を買い取る売却方法の一つです。
なお、不動産買取には2つの方法があり、それぞれ特徴が異なります。
- 即時買取:価格交渉後、不動産会社がすぐに買い取る方法
- 買取保証付き仲介:一定期間は仲介で買い手を探し、売却できない場合に不動産会社が買い取る制度
一般的に不動産買取で想定するのは、即時買取です。買取保証付き仲介は、仲介として売却活動を進めたのち、売れなかった場合に不動産会社が買い取ってくれる、という保証付きのサービスです。
ただし、買取・買取保証付き仲介の取り扱いの有無は、不動産会社によって異なります。検討する場合は、事前に確認しておきましょう。
不動産買取にかかる期間
不動産買取にかかる期間は、数週間〜1ヵ月ほどが目安です。ただし、期間は築年数や価格設定、地域など、条件によって異なります。
スムーズに手続きが進めば、最短数日での買取・決済も可能です。一方、土地を含む場合は1ヵ月ほどかかる場合が多いため、余裕をもったスケジュールを立てることが重要です。
仲介との違い
仲介とは、売り主と買い手との間に不動産会社が入り、取引をサポートする売却方法です。
不動産買取と仲介の違いを、以下にまとめました。
| 項目 | 不動産買取 | 不動産仲介 |
|---|---|---|
| 物件の売却相手 | 不動産会社 | 買い手(次に住む方) |
| 売却期間 | 短期間 (数週間~1ヵ月ほど) |
長期間 (3ヵ月~6ヵ月ほど) |
| 買取(売却)相場 | 市場価格よりも安くなりがち | 市場価格に沿った売却が期待できる |
物件の状態や価格設定、地域などで異なるものの、不動産買取は仲介より早期で売却・資金化できる点が特徴です。
一方、仲介は市場価格に沿った売却が期待できる反面、買い手を探すために時間がかかり、内覧準備・対応などの手間も発生します。
不動産買取のメリット・デメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
|
・早期に資金化できる ・スケジュールや資金計画を立てやすい ・仲介手数料がかからない ・仲介よりも売却しやすい ・契約不適合責任が免除される |
・仲介よりも買取相場が低い傾向がある ・対応している不動産会社が限られる |
不動産買取はメリットが多いものの、市場価値よりも安くなりやすい点がデメリットです。しかし、買取価格は業者によって幅があります。そのため、慎重に業者選定をおこなうことで、手軽さと買取価格のバランスが取れた売却が可能になります。
一建設が提供する「ラクいえ売却」は、契約から決済まで最短即日で対応可能です。高値での売却成功時に利益の一部を還元するキャッシュバック制度を備えており、買取のメリットを最大限に得られます。
不動産買取の流れ
ここでは、不動産買取の流れを5つのステップで解説します。
それぞれ詳しくみていきましょう。
①買取相場を調査する
不動産買取を利用する場合は、事前に買取相場を調査しておくことが重要です。買取相場を把握しておくことで、明らかに安い価格で買い取られるリスクを防げたり、不動産会社との交渉をスムーズに進められたりします。
不動産の買取相場を調査する主な方法は以下のとおりです。
- 不動産取引データベースを調査する
- 不動産会社の買取実績を確認する
不動産取引データベースとは、不動産の取引履歴や成約価格、周辺環境などを検索できるサービスです。「レインズ・マーケット・インフォメーション」や「不動産情報ライブラリ」を利用すれば、一般の方でも不動産価格の相場を調査できます。
不動産の買取相場は、物件の築年数や間取り、立地など、条件によって異なります。不動産買取の利用を検討する際は、周辺の類似物件の相場を調査し、適正価格を把握しておきましょう。
②買取査定を依頼する
買取価格の相場を把握したら、実際に買取査定を依頼します。不動産買取の場合は、買取査定額が売却価格になるのが一般的です。
なお、買取査定の方法は、机上査定と訪問査定があります。それぞれの違いは以下のとおりです。
| 項目 | 机上査定 | 訪問査定 |
|---|---|---|
| 査定方法 | 物件情報をもとに、簡単な査定額を算出する | 実際に業者が物件を訪問し、詳細な査定額を算出する |
| メリット | ・査定額の即日回答が可能 ・手間を最小限に抑えられる |
・正確な査定が可能 ・査定の根拠まで説明してもらえる |
| デメリット | ・査定額精度が低い ・実際の買取価格と差が生じやすい |
・査定に時間がかかる(1週間ほど) ・日程調整ややり取りの手間がかかる |
机上査定には、即日回答が可能・手間がかからないというメリットがあります。ただし、物件情報のみで査定するため精度が低くなる可能性がある点に注意が必要です。正確な買取価格を算出したい場合は、訪問査定を依頼するのをおすすめします。
なお、どちらの査定方法も無料で依頼できます。情報収集や不動産会社の選定に役立てるためにも、複数の業者に依頼するのが好ましいです。
問い合わせ時の対応やレスポンス、実績・口コミ評価などが良い業者を2、3社ピックアップし、査定を依頼しましょう。
③条件確認後、売買契約を締結する
査定額や条件などを確認したのち、買取を依頼する不動産会社を選定して、売買契約を締結します。売買契約を締結する前には、必ず以下の条件を確認しておくことが大切です。
- スケジュール(引渡し日・入金日など)
- 必要書類
- 家財道具の処分対応
- 手数料や契約解除の条件など
特に、引渡しや入金日がいつになるか、家財道具の処分は誰がおこなうのか、という点は注視すべきです。また、契約解除に関する違約金、シロアリ被害・雨漏り・地盤の問題といった欠陥が発覚した場合の責任の有無なども確認しておくことで、トラブルを防げます。
契約書を熟読し、細かな条件までしっかりと確認しておきましょう。契約時に必要な書類は、この記事の後半で詳しく解説しています。
④引渡し準備をおこなう
売買契約を締結したあとは、合意したスケジュールにしたがって引渡し準備をおこないます。買取の場合、不動産仲介のような内覧は必要ありません。
売買契約の締結から引渡しまでの期間は、契約内容によって異なります。仲介の場合は、1.5〜3ヵ月ほどが目安ですが、買取の場合は1ヵ月以内に進むケースも少なくありません。引渡し期限までに、新居や引っ越しの手配などを済ませましょう。
「ラクいえ売却」のフリーレント制度を利用すれば、売却後も無料で最大1年間住み続けられるため、余裕のあるスケジュールで引渡しや住み替えを進められます。
⑤決済と引渡し
決済と引渡しは、原則として同日におこなわれます。引渡し当日の一般的なスケジュールは以下のとおりです。
- 司法書士が書類を確認する
- 必要書類への押印・サインをおこなう
- 決済(司法書士への支払い)
- 鍵や関係書類を不動産会社に引き渡す
住宅ローンが残っている場合は、抵当権抹消登記をおこないます。司法書士に抵当権抹消登記を依頼する場合は、報酬の支払いも発生するため準備しておきましょう。
なお、不動産の売却で利益が出た場合は、確定申告が必要です。無申告はペナルティが科される可能性があるため、必ず翌年の2月中旬〜3月中旬の間に確定申告をしてください。
不動産買取に必要な書類一覧
戸建て住宅の買取において、一般的に必要となる書類は以下のとおりです。
- 登記済権利証(登記識別情報通知書)
- 固定資産税納付通知書(固定資産税評価証明書)
- 抵当権抹消書類(住宅ローンが残っている場合)
- 建築確認済証
- 検査済証
- 土地測量図面
- 境界確認書
- ローン残高証明書
- 本人確認書類
- 印鑑証明書(発行後3ヵ月未満のもの)
- 住民票
また、買取を依頼する不動産がマンションや土地の場合は、以下の書類が必要なケースもあります。
- マンション:分譲時のパンフレット、管理規約、直近の管理費・修繕積立金の明細
- 土地:測量図、境界確認書(越境の覚書)
不動産買取には多くの書類が必要となり、ケースごとに必要な書類も異なります。必要な書類は不動産会社へ事前に確認し、余裕をもって準備を進めておきましょう。
不動産買取業者の選び方
納得のいく不動産買取を実現するためには、信頼できる買取業者を選ぶことが重要です。不動産買取業者を選ぶポイントは以下のとおりです。
- 不動産買取実績が豊富かどうか
- 納得できる買取価格を提示してくれるか
- 価格だけでなく根拠も説明してくれるか
- 口コミ評価は良いか
- 買取に適したサービスを利用できるか
不動産会社ごとで、買取・仲介・賃貸など、得意とする分野が異なります。そのため、買取を利用する場合は「買取実績が豊富かどうか」「売却を検討している地域の不動産市場に詳しいか」などを確認すべきです。
また、適正な査定価格を提示したうえで、数字の根拠を説明してくれるかどうかも信頼できる業者を見極めるポイントです。上記を押さえつつ、複数社に査定を依頼し、各社を比較して不動産会社を選びましょう。
「ラクいえ売却」は、年間40,000棟以上の供給数を誇る、一建設が提供する不動産買取サービスです。全国多数の実績をもつほか、フリーレント制度や引っ越し代サポート、キャッシュバック制度など、不動産買取に適したサービスを多く用意しています。
まとめ
不動産買取を利用すれば、最短即日で売却・資金化できます。必要書類の準備や引渡し準備などを丁寧におこなうことで、スムーズに手続きを進められるでしょう。
一方、不動産買取は仲介よりも売却価格が安くなる傾向がある点に注意が必要です。明らかに安い価格で買い取られないよう、相場の調査と不動産会社の選定を慎重におこないましょう。
不動産買取を検討している方は、一建設が提供する「ラクいえ売却」を利用するのがおすすめです。豊富な買取実績を活かし、お客さまの要望に寄り添ったサポートをおこなっています。
さらに、適正価格・キャッシュバック・フリーレント制度・引っ越し代サポートなどにより、最終的にお客さまの手元に残る資金が多くなるラクいえバリューを追求しています。不動産買取を検討している方は、売却後のお客さまの暮らしにも寄り添う「ラクいえ売却」へぜひご相談ください。