住まいのメンテナンスガイド
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よくある質問Q&Aトラブルの対処方法メンテナンススケジュール住まいの点検リスト第一章・外部編第二章・内部編第三章・水回り編第四章・設備編第五章・お手入れ編お手入れカレンダー23イラスト住まいのメンテナンスガイド第一章・外部編浄化槽とは、微生物の働きを利用して、汚水を分解浄化する装置です。微生物が活動しやすい環境を保つように維持管理を行うことが大切です。薬などで微生物が死滅させないように気をつけましょう。浄化槽内の微生物が死んでしまうことは絶対に行わないようにしましょう。●トイレの便器やお風呂の掃除の際に、塩酸等の劇薬や強力な洗浄剤などは使ってはいけません。●トイレットペーパー以外の異物を流すのはやめましょう。●キッチンから出る調理クズや残飯、天ぷら油などは流してはいけません。●浄化槽の電源は切らないで下さい。●通気口や送風機の空気の入口を塞がないでください。●浄化槽の消毒液は切らさないよう定期的に補給しましょう。浄化槽は、微生物の働きを利用して汚水を処理する装置ですから、微生物が活動しやすい環境を保つように維持管理を行うことが法律で義務付けられています。浄化槽の維持管理は、<保守点検><清掃><法定検査>があり浄化槽法でそれぞれ定期的に実施することが義務づけられています。あらかじめ専門業者等と委託契約を結んでおけば面倒なことはありません。専門業者や維持管理に関することは、保健所又は市町村の清掃担当部課で教えてくれます。①まず、汚水が(嫌気ろ床槽)に入ります、ここで汚水中の有機物を分解します。②次に(嫌気ろ槽2)に入り、同じ処理を繰り返します。③次に(接触ばっ気槽)に入り十分空気が送り込まれているので汚水が槽の中を循環し(接触剤)に ついている(好気性微生物)が有機物をさらに分解します。④次に(沈殿槽)に送り込まれて、汚水を浄化した微生物の塊(汚泥)は沈み、上澄み水を(消毒槽) へ送り込みます。⑤最後に(消毒槽)では上澄み水を。塩素で滅菌、消毒し、衛生的に安全な水を放流します。浄化槽日常の注意浄化槽の管理浄化槽の仕組み①②③⑤④浄化槽06

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