よくある質問Q&Aトラブルの対処方法メンテナンススケジュール住まいの点検リスト第一章・外部編第二章・内部編第三章・水回り編第四章・設備編第五章・お手入れ編お手入れカレンダーモルタルひび割れ土台柱基礎パッキン基礎19住まいのメンテナンスガイド第一章・外部編家の立上がりにあるコンクリート部分の基礎は、建物にかかる力を地盤面に伝える大事な部分です。雨風で泥はねなどが気になる場合は、乾いているときにブラシなどで落としましょう。<基礎パッキンについて>床下換気の一般的工法は基礎パッキンを挟む工法があります。基礎パッキンとは、コンクリート基礎と土台の間に板状の硬い樹脂製の部品を挟む部材です。そのことにより基礎と土台との間に通気層を設けて湿気から守り、土台の通気性を向上させ、床下換気が有効に行われます。①基礎の周囲を深く掘らない植栽工事や改修工事、上下水道工事などで基礎本体を傷つけないよう十分に注意してください。建物を支えている地盤まで影響があると傾きの原因にもなります。②大きくなる樹木を植えない成長するつれて、根もしっかり広がってゆき基礎を破壊することがあります。<ひび割れしていないか>目視にて点検して下さい。基礎にひび割れが発生する原因には、主に次のようなものがあります。コンクリートの乾燥過程での収縮。急激な気温変化による収縮。地盤の弱い場所で建物の重さで沈下し歪む不同沈下。施工不良や地震などの要因。ひび割れには2種類あります。(1)幅0.3mm未満、深さ4mm未満のひび割れ。これはヘアークラックと言ってコンクリート表面のモルタル塗りに生じるもので構造的にすぐ心配する物ではありません。(2)幅0.3mm以上、深さ4mm以上のひび割れ。構造クラックという深刻なものです。コンクリート内部の鉄筋にまで達しているケースが多いため、基礎の補強が必要になります。軽微なものでも放置すると築年数とともに徐々に進行していきます。もしもひび割れが見つかった場合には当社までご連絡ください。<離れたところから建物全体の傾きを確認>不同沈下と言って、軟弱な地盤の土地に建てられた建物が、その重さで沈んでいくと建物に歪みが生じて各所に亀裂が入ります。少し離れたところから建物の傾きがないか見てみましょう。弊社では、地盤調査をして必要に応じた適切な地盤改良を行った上で建築しています。また不同沈下の起こりにくいベタ基礎を採用しております。建物の荷重を底板全体で受け止めて支えるため、負荷が分散し安定性に優れます。日常のお手入れ注意点点検チェックPOINT基礎まわり02
元のページ ../index.html#20