よくある質問Q&Aトラブルの対処方法スケジュールメンテナンス住まいの点検リスト第一章・外部編第二章・内部編第三章・水回り編第四章・設備編第五章・お手入れ編お手入れカレンダー<白い粉が付着していないか、塗膜の亀裂や剥離がないか>チョーキング現象と言って、塗膜が劣化してくると手で触れると顔料や塗膜粒子が白く手につきます。塗膜自体の劣化で、保護機能を低下させ変色や剥離を招き、建物自体の保護機能を低下させる危険性があります。施工後の年数を考慮して塗り替えをご検討ください。<ひび割れ、反り、剥離がないか>下地と塗膜との密着性不良が原因で、下地が露出している状態になります。雨水や空気が直接下地と接触することとなり、漏水や木部の腐食などにつながりかねません。<コケ・カビ・藻などの発生していないか>防水性がなくなるとカビ・コケ・藻が発生します。これは壁が水を含んでいる証拠です。このまま放置してしまうと、壁材内部を弱らせてしまいますので、早急に対処が必要です。<シーリングの状態を確認>表面を指で押して弾力を確認。劣化してくると硬化しひび割れや剥離の原因になります。<シーリングに 剥離がないか>シーリング部分を目視にて点検して下さい。剥離が大きい場合は薄いゲージ(名刺等)を差し込み、奥まで入るようでしたら、補修が必要です。補修時期は住宅環境やお手入れ状況によって異なり目安としてご参照ください18住まいのメンテナンスガイド第一章・外部編ALC外壁とは、軽量気泡コンクリートのことで軽量な上、耐久性や耐火性が高い優れた壁材です。多孔構造であることが高性能の理由ですが、その反面 水を吸収しやすい性質があります。壁の汚れを放置していると表面の防水性塗膜が劣化し、水分を外壁が吸収しやすくなり耐久性の低下が起こります。汚れが気になったら、よく絞った柔らかい布などを用いて軽く擦って除去して下さい。しつこい汚れは10倍に水希釈した中性洗剤を使用します。洗剤は最後に水でよく流し落としてください。デッキブラシなどの硬いもので強く擦ったり高圧洗浄機を高い水圧で使用してはいけません。表面を保護している塗膜が傷み、余計に汚れやすくなってしまいます。高い場所などは、伸縮棒付きのブラシやモップをご使用ください。※梯子や脚立を使って掃除することは大変危険です。絶対におやめください。①継ぎ目のシーリング剤は注意して洗う 継ぎ目には水が入らないようにシーリング剤が充填されています。壁よりも柔らかいので強く擦っ たりすると剥がれて漏水の原因になります。②揮発性のシンナーや漂白剤、クレンザーなどの研磨剤入りの洗剤を使用しない 塗膜だけでなくALC材そのものを傷めることがあります。●ALC材●シーリング部日常のお手入れ注意点点検チェックPOINT補修時期の目安5年〜7年約10年ALC(軽量気泡コンクリート)シーリングの打ち替えALC壁の再塗装外壁01
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